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タイトル:Daily Drama Express 2003/06/16 東京ラブ・シネマ(10)  2003/06/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/06/16 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 東京ラブ・シネマ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 高杉真先(江口洋介)
     卯月晴子(財前直見)
 千葉吉成(宮迫博之)
     坂本理紗(伊東美咲)
     園田麻子(白石美帆)
     日向暎二(玉山鉄二)
 峰沙耶香(石川亜沙美)
 篠原忍 (高岡蒼佑)
 八木のり平(荒川良々)
 堺照子 (浅田美代子)
 二階堂絹世(鷲尾いさ子)
 江戸川薫(竹中直人)
脚  本 藤本有紀

あらすじ  『ココモ』に「フィールド・オブ・シネマ」で「バザールで恋買
います」を上映したい、と大手商社から連絡があった。「フィールド
・オブ・シネマ」の担当者の黒沢雄平(大江千里)を迎えに、高杉真
先(江口洋介)はビルのロビーに行った。

 すると、卯月晴子(財前直見)に「きみと結婚しておけば良かった
・・・」などとこぼしている男がいた。実はこの男こそが『ココモ』
を訪ねてきた黒沢だった。

 晴子から黒沢を紹介された真先は、そのままオフィスに案内してい
った。黒沢はこの企画資料だけでは上には通らないから、もっとこの
映画の良さや売れるという確証といったものを織り込んだ資料を作り
直すようにと指示する。

 千葉吉成(宮迫博之)が、なぜ『ココモ』を知ったのか黒沢に尋ね
たところ、『フェノミナン』社長の江戸川薫(竹中直人)からの紹介
だと答える。

 黒沢と再会した晴子は、オフィスに戻ってもあきらかに動揺してい
た。そこへ、黒沢から電話が入り呼び出される。

 喫茶店で待ち合わせた二人。黒沢は、自分が離婚したことを話し、
晴子の恋人の有無を尋ねる。話をごまかす晴子に、黒沢は好きな人が
いるが、交際しているわけではないのだと感じる。それであれば、自
分にもまだ望みがあるんだな、と微笑んだ。

 その頃、真先は江戸川を社長室に訪ねて礼を述べていた。江戸川は
今晩予定している黒沢との食事に真先のことも誘う。また江戸川は、
黒沢のことをもっと知りたければ、晴子に聞くように・・・と含みの
ある言い方で真先に話した。

 社長室を後にした真先は偶然晴子に会う。黒沢の人柄を聞くついで
に、真先が黒沢との過去の事情を聞くと、晴子は結婚するつもりだっ
たと言う。「今は一人なら、黒沢さん、後悔してるんじゃないか?」
とつい口を出した真先のことを、晴子は「あなたには関係ないでし
ょ?」と一蹴した。

 『ココモ』では企画書の強化のために、吉成は予告編の作成、日向
暎ニ(玉山鉄二)はチラシのデザイン、園田麻子(白石美帆)は映画
評論家のコメント入手に向けて動き出した。

 忙しくする暎ニの元に坂本理紗(伊東美咲)からの電話が入り、無
理矢理暎ニは呼び出されてしまう。

 その晩、照子(浅田美代子)が晴子のマンションに来て黒沢の話を
していた。暎ニのことや黒沢が現れるなんて、もう少しで晴子の運命
の人が見えてきそうじゃない?と照子はワクワクしていた。

 その夜、真先は約束通りに江戸川、黒沢と食事。江戸川は、晴子と
黒沢の過去をわざと持ち出す。黒沢は江戸川の思惑通り、晴子への気
持ちを正直に真先や江戸川に語った。それを見計らって江戸川は席を
外した。

 真先と2人きりになった黒沢は、真先と晴子の関係を改めて尋ねた。
何もないと真先が答えると、黒沢は「自分には晴子しかいないとよく
わかった」と告白した。なんとなく嫌な気分の真先。

 食事を終えた真先は、吉成と映画の編集をして一緒に深夜のオフィ
スに戻った。二人はタクシー代ももったいないということで、会社に
泊まることに。会社を始めた当初の思い出を二人は語り合った。

 真先は社長として、もし黒沢へのプレゼンが通らなかったら『フェ
ノミナン』に行くよう吉成に話し、日向暎ニ(玉山鉄二)や園田麻子
(白石美帆)の再就職にも責任を持つと言う。だが、自分だけは一人
残って何としてもこの映画だけは上映すると固い決心を吉成に語った。

 翌朝、麻子が出社してくると、彼女の父、敏郎(綿引勝彦)から電
話が入った。電話を取った吉成に、麻子の父は、『ココモ』を退職す
るように麻子に勧めて欲しい、という電話だった。

 吉成がどうしようか困っていると、麻子から会社を辞めたいと言っ
てきた。父親に言われたから、と説明するが、どうも麻子の様子がお
かしく、吉成は不審に思う。

 朝食を買いに出た真先は、出社してきた晴子と出会う。徹夜明けな
ことに気付いた晴子は、眠気覚ましに効くと言って、手持ちのガムを
真先に渡した。真先は、昨日の夜、江戸川、黒沢と三人で食事をした
話をそれとなく晴子に話した。

 『フェノミナン』では、坂本理紗(伊東美咲)の様子がおかしいこ
とに晴子が気づく。理紗は、真先に自分の想いが伝わらない哀しみを
暎ニで埋め合わせしていた。

 晴子に黒沢から、今晩の食事の誘いの電話が入った。晴子は断ろう
とするが、黒沢は「バザールで恋買います」のバイヤーとしての話を
聞きたい、という仕事の名目を付けてどうにか承諾させた。

 晴子がビルのバルコニーに出ると真先がやってきた。プレゼンを心
配する真先を、晴子は励ましてあげるのだった。真先は、編集の時間
が空いたからと言って食事に誘った。しかし、晴子は黒沢との約束が
あったことから、断ってしまう。

 心残りのある晴子は、何かあったら何でもするから言ってね、と真
先に言い残して去ろうとする。真先はその後ろ姿を呼び止めて、「あ
りがとう!」と笑顔で答えた。

 吉成は、居酒屋で江戸川のグチに付き合っていた。しかし編集作業
に戻らなければいけない吉成は、酒は飲まずに食事をするだけ。つき
あいの悪い吉成に、さらに江戸川は絡むのだった。

 暎ニを誘った理紗はホテルに連れていく。「こんなことしないでも
っとがんばれよ・・・」という暎ニに、「何もわかってないくせに!
あんたなんか私の言うとおりにしてなさいよ!」と理紗は泣き出して
しまう。

 晴子は黒沢と食事をする。仕事の話と言いながら黒沢は、「自分が
晴子を今でも好きだ」と言う気持ちを真先に言ったこと、それでも真
先は何も言わなかったことを晴子に伝えて、真先への想いを諦めさせ
ようと努める。

 さらに、「今でも好きだ」と言う気持ちをぶつける黒沢に戸惑う晴
子は、帰ると言って席を立つ。黒沢は送っていくと言って後を追った。

 そのころ、真先達はやっと納得行く予告編が作成できて、ガッツポ
ーズをしていた。

 切々と自分の思いをぶつける黒沢に、晴子はもう一人で帰れるから、
と切り出した。黒沢は「ずっと再会できることを願ってきた。この再
会は運命だと思っている。」と話す。

 「これは社長がたくらんだことで運命なんかではない!」と晴子が
切り返すと、「それでも会えてうれしかった。おやすみ。」と黒沢は
帰っていった。微妙な心境の晴子。

 真先と吉成が編集作業を終えて『ココモ』に戻ると、12時を過ぎて
いるのにまだ麻子がいた。映画評論家の事務所からの連絡待ちをして
いるとのこと。電話番は真先が代わり、吉成がすぐに麻子を送って帰
ることにする。

 二人きりになると、吉成は麻子の辞職について話を切りだした。麻
子は『ココモ』の今の状況を考えて自分が居なくなれば少しでも会社
が楽になる、という考えて辞めたいと言い出したのだった。それに気
付いた吉成は、そんなことを気にしなくて良いからいてくれ、と頼む。

 麻子の家に着くと、父が待っていた。こんなに遅くなるなんてだか
ら辞めろと言ったんだ!と怒り心頭。吉成は、遅くなったことは謝る
が、麻子は『ココモ』にとって大事なスタッフであり、辞めさせない
で欲しい、と頭を下げた。

 マンションですっかり寝る支度をして黒沢とのことを思いだしてた
晴子に真先から電話が入る。「フィールド・オブ・シネマ」の資料を
貸して欲しいと頼む真先からの電話だった。

 真先は帰宅してしまったのかと気遣うが、晴子はまだ会社にいると
嘘を付き、帰りがけに『ココモ』に資料を届けると言って電話を切っ
た。急いで再び仕事の格好をして家を出る晴子。しかしうっかり靴だ
けパンプスではなくスニーカーで出てしまう。

 晴子を待っている間に、真先の元に映画評論家から連絡がきた。今
からコメントをもらえるとのことで、真先は晴子に「すぐ戻る」との
伝言を書き残して出かけていく。

 晴子が『ココモ』に着いた時、真先はまだ戻っていなかった。真先
が帰ってくると、晴子は真先のデスクで寝てしまっていた。晴子のス
ニーカーを見て真先は家から駆けつけたことに気付いてしまう。

 真先が上着をかけてやると、晴子は目を覚ましてしまった。帰ろう
とする晴子を、真先は食事に誘った。真先がおごると連れて行ったの
は、屋台の飲み屋だったが、それでも晴子はうれしかった。

 真先が黒沢の話題を振った。戸惑う晴子に、「昔の男に会うのはど
ういう気分だった?」と尋ねた。そこで晴子は、「昔の女にあってど
うだった?」と真先に聞き返した。「懐かしかった・・・」と言う真
先に、晴子も「私も懐かしかったわよ。」と答えた。

 「(黒沢とのことが)気になる?」と聞いた晴子に、「いや、別に
・・・」と真先。「そうよね、私達なんでもないんだから・・・」と
二人はお互い奥歯に物が挟まったように話していた。

 晴子が帰ると言いだした。真先は送っていきたかったが晴子が強く
辞退し、屋台の前で二人は別れがたい雰囲気のまま別れた。

 晴子がマンションに帰ると、マンションの前に黒沢が立っていた。
晴子は黒沢から「今ならやっていけるんじゃないか?結婚しないか?」
と言われた。

 オフィスに戻った真先の所に、吉成から連絡が入った。吉成に真先
は言った。「おれな、気付いたんだ。あいつのこと好きになっちまっ
たんだ・・・」


寸  評  ついに真先が自分の気持ちを自覚しました。35歳というもうすっ
かり大人の年だからこそ、素直になれずにすれ違ってしまう二人がな
んとももどかしかったです。この先ちゃんんと最後にはHappy Endに
なるのでしょうか?

執 筆 者 井村(tokyo_lovecinema@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 このクールでなんとなく見続けてしまっていた「きみはペット」が終わって
しまいました。ちゃんとHappy Endになるんだろうなー、と思いつつも、スミ
レちゃん(小雪)がモモ(松本潤)別れて涙を流す姿を見て切なくなってしま
いました。でも、あの関係だと子供とか作らないのかなー、とか大きなお世話
な事も考えてしまいました。(^_^;)(井村)

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