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タイトル:Daily Drama Express 2003/06/12 動物のお医者さん(9)  2003/06/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/06/12 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 動物のお医者さん
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 西根公輝(吉沢悠 )
 菱沼聖子(和久井映見)
 漆原教授(江守徹 )
 西根タカ(岸田今日子)
  西根たか・少女時代(吉野 きみか)
 菅原教授(草刈正雄)
 二階堂昭夫(要潤 )
 嶋田小夜(加賀美早紀)
 清原  (高杉瑞穂)
 阿波野 (平井理央)
     チョビ(声)(柊留美)
     ミケ (声)(山本圭子)
     ナレーター (キートン山田)


脚  本 横田 理恵
 深沢 正樹
 古沢 良太
 江頭 美智留

あらすじ      24「菱沼のライバル」 
 必死の形相で校内を走る菱沼。 公輝たちを捉まえると ゴミ置き
場に向かう。
 菱沼 「使える物は拾ってね。 早くしないと、回収業者が来ちゃ
う。」
 捨てられたシャーレなどの器材を手にする。 公衆衛生は予算が無
いから、ここで調達しようと言うのだ。 そこへ現れた 全身シャネ
ルをまとった美女。
 綾小路 「うちの講座のゴミあさり? お金の無い講座は これだ
から。」
 散々いやみを言って立ち去っていく。 綾小路の伝染病学は お金
のある企業と共同研究をしているので お金に困っていないのだ。
 二階堂 「俺は、金の無い講座は よそう。」

 そんな時、公衆衛生学研究室の400万円もする分光光度計が 故障
してしまう。 これが無いと、菱沼の実験が続けられない。 他の研
究室では どこも空きが無く、貸して貰えない。 仕方なく、綾小路
の伝染病学研究室に借りに行く。 教授は快く貸してくれるが、例に
よって綾小路に嫌みを言われる。
 綾小路 「3万円もする酵素も借りるですって? 返せる当てがあ
るの?」
 お金が無い事を知っているのに 追及の手を緩めない綾小路。

 菱沼  「分光光度計を手に入れてやる。 私、換金できるブツを
持っているの。 役に立つ大腸菌よ。 特許を取るのよ。そうすれば
特許を使われる度に お金がもらえて、気兼ね無く 研究が続けられ
るわ。」
 公輝たち「凄い、3回めですね。 で、特許はとれたんですか?」
 菱沼  「・・・手続きが難しくて まだなの。」

 張の調べで 分光光度計を壊したのは、伝染病学の4年生だとわか
った。 綾小路に酒の席でそそのかされ ごまだれを調べようとして
こぼしたのだ。 それを知って、綾小路に苦情を言いに行く菱沼たち。
 だが、反対に 研究室に鍵をかけていなかったことを責められる始
末。 綾小路は 同じ腸内細菌の研究をしている菱沼が、2つも新し
い細菌を発見したのを 快く思っていないのだ。 自分の方が成績も
良いのに ツキが無かったせいで 菱沼に出し抜かれたと思っている。
 プライドが高い綾小路は、遠回しに嫌みを言うのだ。

 菱沼 「私の研究を売って下さい。 そして、分光光度計を買って
下さい。」
 菅原 「大学だから、現金はもらえないよ。」
 がっかりする菱沼たち。 気落ちする姿を、気の毒に思う菅原。

 一週間後、最新式の分光光度計がやってくる。 菱沼の研究が認め
られ、分光光度計のメーカーが 共同研究を受けてくれたのだ。 嬉
々とするする菱沼の前に 綾小路が検体を持って現れる。
 綾小路 「ためしにきてあげたわよ。 さっそく使わせてもらうわ
ね。」
 驚く一同を尻目に 分光光度計に手をかける綾小路。 それをさえ
ぎる菱沼。
 伝染病学教授「どうだい? 菱沼君は貸してくれただろう?」
 教授の話では、伝染病学の分光光度計が壊れてしまい、公衆衛生に
借りに来たと言うのだ。 日頃から態度の悪い綾小路を諭し、教授は
去って行く。 事情のわかった菱沼と綾小路の立場が 逆転した。
 菱沼 「貸してあげてもいいけど・・・。」
 綾小路「わかったわ。 酵素2つで どう?」
 菱沼 「4つ。」
 綾小路「3つ。」
 菱沼 「ラッキー。」
 まんまと 3万円もする酵素を 3つも手に入れる約束が出来てしま
った。 その後も、どちらが先に使うか もみ合い続ける2人。
 公輝 「似たもの同士なんだな。」


      25「クリスマスの思い出」
 夏真っ盛りの西根家の庭で チョビに ビニールプールで水浴びさ
せようとする。 ところが、チョビの爪であっけなく プールに穴が
開いてしまう。
 タカ 「プールなら 蔵にあったでしょう。」
 タカの言うまま、蔵の中を探し回る公輝。
 二階堂「俺はいやだぞ。 忘れたのか? あの日の事を。」

 それは、クリスマスイブの日。 妹たちのため、タカに クリスマ
スツリー代わりの杉の木をもらう二階堂。
 タカ 「本物に見合った 舶来物のクリスマスの飾りをつけなくち
ゃ。」
 と言うタカの一言で、雪の中 蔵に捜しに行く公輝と二階堂。 や
かんのお湯をかけて 凍りついた扉を開ける。 あちこちにいろんな
物がとってあり、なかなか見つける事が出来ない。
 二階堂「チョビ、手伝え。 丸くて光るのや 星の形をしたのだ。」
 チョビ「ワン。」
 チョビが見つけたのは たくさんの銀色の巻貝・帆立貝・ボール・
・・なぜか、フックがついているのだが。

 突然、二階堂が ここにはあれがいると、騒ぎ出す。 蔵から飛び
出ようとするが 戸に鍵がかかっていて開かない。 さっき 茶碗を
割った事を怒ってタカが閉じ込めたのだと疑う。

 寒い蔵の中に 数時間。 チョビが 星型を持って来て、喜ぶ2人。
 だが、それは 銀色に塗られたヒトデだった。 見つからない飾り
は タカの口実ではないかと疑う二階堂。 疑心暗鬼の二階堂は 保
険金欲しさに タカが閉じ込めたと言い出す。 古い家を建て直すた
め、公輝の保険金を狙ったのだと。
 その時、入り口に流れ込む液体。 
 二階堂 「ガソリンだ! 火をつけるんだ。」
 慌てふためく二階堂の前に、扉を開けたタカが立っていた。 その
手にやかん。
 タカ  「入り口の戸が凍ってただけです。 遅いと思って見に来
たら。 入る時 扉が凍ってたのを お湯をかけて溶かしたでしょ
う?」
 どうしても見つからないクリスマスツリーは 散々見てきた巻貝や
ヒトデなどの海産物セットで 外国の船員が使った物らしい。 大変
な思いをして見つけたツリー飾りは、二階堂の妹たちには不評だった。

 現在の蔵の中、いくら探しても たらいは見つからない。
 タカ 「あるじゃない。」
 タカが指さしたのは、庭に埋めて使うプラスチックの池だった。
西根家の蔵の中の探し物を見つけられるのは、タカとチョビだけだ。


    26「謎の細菌メモ」
 また、菱沼の細菌が死んでしまった。
 菅原 「心を込めて育てれば 長生きするんだ。 君は大ざっぱだ
からダメなんだ。」
 公輝 「やる事をメモに貼っておいてはどうですか?」
 菱沼 「それ、いいかも。」

 さっそく取り掛かる菱沼。 『7月15日 えさをやる事。』 順調
に メモ通りに 培養が進む。

 『7月16日 細菌を寝かせておく事。』 ホワイトボードのメモ通
りにしようとする菱沼。 そのメモの横に 『7月16日 細菌に干草
を与える事。』 という手書きメモ。
 菱沼 「誰かがこんなメモを貼ったのよ。 私のは ワープロメモ。
 こんなのをまじめな菅原先生に見つかったら 大変。」
 ちょうど入ってきた菅原から メモを隠す。 
 菅原 「どうしたのかね?」
 小夜 「いえ、片づけをしていたのです。」

 菱沼ファンの小夜が 例によって 犯人探しをしようと立ち上がる。
 まず、チョビにメモの匂いを嗅がせる。 だが、既に菱沼の匂いが
ついてしまっている。

 『7月17日 細菌を牧場に連れて行くこと。』 また、新しいメモ
が貼られている。 犯人は、誰にも気付かれずに 犯行を行っている。
 菱沼に恨みを抱いていると言って、思い当たるといえば 岡田。 
去年、クラミジアの実験中に 手に切り傷を負った。 その時、クラ
ミジアに感染したと動揺した岡田を、からかったのだ。 岡田の筆跡
は メモの字に似ているようだ。

 『7月18日 細菌は焼肉を食べる。』 岡田と話しながら 研究室
に戻ると、新しいメモが貼られている。 今さっき会っていた岡田に
は アリバイがあることが証明される。 今度は慎重にピンセットで
はがす。 次の容疑者は・・・。 公衆衛生に入り浸っている漆原が
怪しい。 公輝と二階堂が動物病院に行き、筆跡鑑定。 メモの字と
まるで、違う。 そこで見つけた別のメモ。

 公輝 「漆原先生は、犯人じゃありません。 犯人がわかりました。
 菱沼さんの周りに 最近牧場に行った人いませんか?」
 小夜 「まさか、菅原先生のこと疑っているの?」
 公輝は、漆原の部屋で 菅原の直筆メモを見つけたのだ。 「細菌」
という文字が全て同じ。 菱沼は、菅原のワープロ文字ばかり見てい
たので、気付かなかったのだ。 この冗談は 全て菅原先生がやって
いた。 菱沼は、やった本人のいたずらを 一生懸命隠していたのだ。
 菅原 「こんなセンスのいい冗談 僕しか出来ないでしょう? 次
のメモも用意していたんだよ。 『7月18日 細菌は 馬が好き。』
 君も 案外頭が固いね。 こんな冗談がわからないと、いい論文が
書けないよ。」
 登場して、朗々と語る菅原。 その背を見送り、崩れ落ちる菱沼。

 細菌が死んでしまった。 細菌を死なさないように書き始めた細菌
メモに振り回されて また 菱沼の細菌が死んでしまった。
 公輝 「菱沼さんも大変だな。」


寸  評  今週も 菱沼がお話の中心でした。 やっぱり菱沼は、ライバル
綾小路に焼きもちを焼かれるほど 優秀でしたね。 一転、菅原の冗
談に振り回されたり、お金の苦労をしたり、菱沼なりの苦労を見せ付
けられました。

執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to)

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2. 編集後記
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 西根家の蔵は 物がいっぱい。 私の家も 物がいっぱい。 公輝みたいに
 年がら年中 探し物に追われています。 反省 反省(~_~;)。 家にもチョ
ビが欲しいです。(飯塚)

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