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タイトル:Daily Drama Express 2003/05/26 東京ラブ・シネマ(7)  2003/06/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/05/26 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 東京ラブ・シネマ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 高杉真先(江口洋介)
     卯月晴子(財前直見)
 千葉吉成(宮迫博之)
     坂本理紗(伊東美咲)
     園田麻子(白石美帆)
     日向暎二(玉山鉄二)
 峰沙耶香(石川亜沙美)
 篠原忍 (高岡蒼佑)
 八木のり平(荒川良々)
 堺照子 (浅田美代子)
 二階堂絹世(鷲尾いさ子)
 江戸川薫(竹中直人)
脚  本 藤本有紀

あらすじ  『フェノミナン』の卯月晴子(財前直見)は、社長の江戸川薫
(竹中直人)に呼ばれ、『フェノミナン』の女性に受けるようなミニ
シアター専用映画館を探すように命じられる。日向暎ニ(玉山鉄二)
への想いを断ち切ろうと必死な晴子は、さらに仕事はないか?と江戸
川に食い下がる。

 カンヌで買い付けた傑作映画との抱き合わせで買わされたあるB級
映画の上映する場所を探している、という江戸川の一言を聞いて、晴
子はこれから探し出した『フェノミナン』専用映画館での最初の上映
作品にしましょう!とどんなB級映画かも見ずに宣言してしまう。

 実はそのB級映画はなんと「2.1mの巨大エビがグローブを手にボク
シングをし、テレビに出て儲けようとする」キワモノ映画だった。堺
照子(浅田美代子)と坂本理紗(伊東美咲)も宣伝方法などとんと見
当が付かず自分たちだけではお手上げ状態。

 そこで照子はこういう分野が得意な会社に協力してもらえばいい、
と提案する。それを聞いた篠原忍(高岡蒼佑)は、キワモノ映画を得
意とする会社『ココモ』に協力してもらうことを勧める。

 二階堂絹世(鷲尾いさ子)に失恋した高杉真先(江口洋介)は元気
が無く、『ココモ』の仕事も今ひとつ。気分を変えるために日曜日に
園田麻子(白石美帆)の実家「かもめ座」でやっている『街の灯』で
も見に行こうか?などと遊ぶ話で盛り上がる。

 そこへ晴子から、今から『ココモ』にいく、と電話が入る。

 晴子を待つ間に、麻子が隅からウェスタンの衣装と拳銃の小道具を
見つけてくる。それらを懐かしそうに身につけてみんなでまた盛り上
がっているところに晴子が現れる。その姿を見ていったんは呆れた晴
子だったが、それが大ヒットした『バンコクの二丁拳銃』の宣伝道具
だったと聞いて驚きつつも感心して、笑顔で一同に尋ねた。

 「みなさん、エビはお好きかしら?」

 『フェノミナン』への協力を承知した真先達は、翌日早速『フェノ
ミナン』の会議に出席する。

 晴子の用意した宣伝企画書に目を通したときに、まず目に付いたの
がタイトル。晴子は女性がメインターゲットなんだから、恋愛をイメ
ージしたタイトル候補を挙げる。一方、真先が提案したのは「えびボ
クサー」。『フェノミナン』一同は呆れるが、『ココモ』一同は納得。

 当然、理紗は手放しで真先に賛成、それを聞いた暎ニは理紗と一緒
に考えたい!と言い出して会議は収集が付かずに終了してしまう。

 翌日は日曜日。照子は江戸川に呼び出された。江戸川は晴子の様子
が気になって照子から様子を聞き出そうとする。「失恋したのだ。」
と聞かされて、その相手を知りたがるが、照子は言わなかった。

 一方、晴子は日曜日にもかかわらず、自分の足で専属映画館を探し
に出ていた。

 真先と吉成(宮迫博之)は「かもめ座」で『街の灯』を見ていた。
終了後に二人で涙しているところへ麻子が現れて、二人を父親敏郎
(綿引勝彦)に紹介してくれた。

 「男だけの職場だったから麻子ちゃんに来ていただいてよかったん
です。」とうれしそうに話す吉成に向かって、敏郎は「”いただい
て”って嫁に出した訳じゃない!」と言い残して去ってしまう。男手
一つで育てた麻子が敏郎には心配で仕方ないらしい。

 真先達は、帰りがけに敏郎が電話で、銀行に借金の入金を待っても
らう話をしているのを聞いてしまう。敏郎が麻子の将来を心配するの
も当然だな・・・と二人で話して帰っていった。それと入れ違いに晴
子が「かもめ座」に現れた。

 翌日、晴子は専用映画館としてぴったりの所を見つけたと言って、
「かもめ座」を江戸川に紹介した。江戸川も若い頃に通った場所で賛
成する。オーナーへはこれから交渉すると言うことだった。また、去
り際に、えび映画の件は『ココモ』に協力を仰ぐことにしたと江戸川
に報告した。『ココモ』と聞いてまたおもしろくない江戸川。

 そのころ敏郎は、晴子からの専用映画館提案の留守電を聞いていた。
麻子が出社しようと敏郎に声をかけると、敏郎が倒れてしまった。


 この日の『フェノミナン』と『ココモ』の合同会議でも晴子と真先
の意見は衝突するばかり。そんな様子を、影から江戸川が見つめてい
た。

 話を変えようと真先が上映館を尋ねると、晴子は『かもめ座』の名
を出した。やっと『ココモ』に協力してもらう甲斐があった、と言っ
て、晴子は真先たちに敏郎を紹介してもらう。

 ベッドから起きて晴子達に面会した敏郎は、留守電の詳細を聞かせ
てくれ、と晴子に頼む。晴子は、多少建物を改装して『フェノミナン』
の映画を上映するだけで、敏郎にはオーナーとして残ってもらいたい
と告げる。麻子はいいお話じゃない!と勧めるが、敏郎は即答は答え
た。

 『ココモ』が気になって仕方がない。そこで、『たから屋』からわ
ざわざ出前を取り、のり平(荒川良々)に『ココモ』について尋ねた。
「見くびってると痛い目見るよ。」と言われてますます江戸川は気に
入らない。

 その晩、晴子のマンションにいつも通り照子と理紗の姿が。「晴子
が好きだった男になんて相手にしませんから!その代わり、晴子さん
も高杉さん取らないで下さいよ!」と理紗。照子からも「気付かない
うちにエネルギーを使って言いたいこと言い合えるなんてよっぽど相
性がいいんだ。」と言われて、晴子は黙ってしまう。

 麻子は、映画館の機材の手入れをする父の元へ行き、お父さんの体
が一番大事だから是非とも晴子の話を受けてくれ、と頼んだ。しかし、
敏郎は無言のまま黙々と作業を続けるだけだった。

 翌日、敏郎は晴子に提案を受け入れるとの電話を入れる。その晩、
劇場が決まった祝いを、『たから屋』で全員でやることに。ウキウキ
の晴子の一方で、吉成は複雑な気分だった。

 吉成は宴会を抜け出して「かもめ座」に向かった。「かもめ座」へ
の熱い想いを語る吉成を敏郎は映画館に招き入れた。そして、吉成が
帰った後、一人くらい館内でスクリーンを見つめる敏郎の姿があった。

 オフィスで晴子が残業していると、忘れ物をした真先が訪ねてきた。
「だめだったんだ、暎ニと?」そう訪ねる真先に晴子は無言。真先は、
そうなっても一緒に暎ニと仕事が出来るお前はえらい、と素直に誉め
た。

 晴子は思わず、会議中に暎ニを心の中で蹴飛ばしたりしてるよ、と
本音を漏らしてしまう。「そういうことを言わなきゃかっこいいのに、
言っちゃうところがお前の良いところだよな。」そう言って真先は帰
っていった。

 翌日。晴子が『ココモ』に飛び込んできた。敏郎がやっぱり断ると
いう連絡を入れてきた事情を、麻子に何か知らないかと訊きに来たの
である。

 すみません、と頭を下げる麻子を前に、吉成は、自分が昨日「ほん
とうにそれでいいんですか?魂売ってもいいんですか?」と問いただ
しに言ったことを白状した。「あなたの個人的な思い入れとビジネス
を一緒にしないでよ!」そう言い残して晴子は帰っていった。

 晴子は江戸川にも報告。個人的に『ココモ』を嫌う江戸川はここぞ
とばかりに、今回の失敗はよそ者なんかをいれた君の失敗だ!と叱責
し、晴子は追いつめられてしまう。

 真先は、敏郎のもとへ行き、もう一度吉成のことは気にせずに考え
直して下さい、と頼んだ。すると敏郎は、亡き妻と麻子と映画館のに
ついて語りだす。

 亡き妻は自分が麻子の将来を見られないことを知っていたかの様に、
妊娠中にいつも麻子の将来を見ているんだ、と言って真っ白なスクリ
ーンを見ていた、そして亡くなるときに、麻子に恥じないような生き
方をしてくれ、と言い残していたのだった。

 敏郎は、弱気になっていた自分に対して吉成が背中を押してくれた
ことに感謝していた。そんな吉成がいて、その吉成を心配する真先が
いる職場なら、安心して麻子を任せられると敏郎は呟いた。

 吉成は江戸川と一緒にスナックで飲んでいた。「変わらないって言
うのはかっこいいことだよな?」と吉成は何度も江戸川に確認するよ
うに尋ねていた。

 翌日。『ココモ』に晴子が現れて、今までの協力費を払って、協力
依頼は終了させて欲しい、と申し出た。真先は「吉成と二人で脱サラ
して会社を始めたときに、”最高の仕事だけをしていこう”と決めた。
今回のことは最高の仕事をしたとは言えないからお金は受け取れな
い。」と断った。

 晴子は、『フェノミナン』での会議でタイトルを決めた事を発表し
た。「『えびボクサー』です!」そのことを江戸川にも報告に行く。
実は江戸川が考えていたのも同じタイトルだった。

 真先が夕方オフィスに一人で行くと、理紗が現れる。たまたま落ち
ていた『バンコクの二丁拳銃』の衣装を身につけて拳銃を真先に向け
ると告白した。「私のこと好きになって下さい。高杉さんが好きなん
です。」それをオフィスに戻ってきた暎ニがドアの外で聞いてしまっ
ていた。

 「パーン!」理紗が引き金を引くと同時に電話が鳴った。「また来
ます。」理紗は言い残して部屋を出ていった。

 吉成は麻子に会うために「かもめ座」を訪ねた。麻子は、吉成が父
に余計なことを言った、と言って責め立てた。自分たち親子の問題に
吉成は関係ないだろう?と背を向ける麻子を見て、思わずたまらなく
なった吉成は「俺にも関係あるよ。麻子ちゃん守るの俺じゃだめか
な?」そう言って麻子を抱きしめた。

 晴子は真先をビルのバルコニーに呼び出して、『えびボクサー』に
決めたことを報告した。お礼として缶コーヒーを手渡して歓談する二
人のところに、江戸川が現れた。「卯月君の気持ちを揺り動かすとは。
どこをどう突っついたらいいのか、お教え願いたいねぇ・・・」


寸  評  なんだか恋愛模様がぐちゃぐちゃになってきました。でも、私と
しては吉成(宮迫さん)が頑張って告白したので、ぜひとも応援した
いところです。麻子がそれほどいいとも思えないのですが・・・

執 筆 者 井村(tokyo_lovecinema@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 このクールはなんだかんだといろんなドラマを見てしまっています。とくに、
「きみはペット」にはまり気味です。もともと小雪さんのファンではあったの
ですが、松本潤くんがあまり好きではなかったので初め数回は見ていなかった
のですが、ふと見始めてしまったら、松本君のモモぶり(ペットぶり?)のか
わいらしさにはまってしまいました。「キモイ」など反論は色々あるようです
が、あんなモモちゃんに「一生一緒にいるから結婚するな。」なんて言われた
らちょっと考えちゃうかも、と思う私はおばさんだなぁ・・・と自覚してます。
(井村)

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