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タイトル:Daily Drama Express 2003/04/08 マルサ!! (1)  2003/05/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/04/08 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル マルサ!!
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 円谷加音子(江角マキコ)
 財津一臣(香川照之)
 富永満 (三宅健)
 宝生千寿(池田真紀)
 高畑力 (永井大)
 安田靖緒(佐藤二朗)
 河瀬両子(猫背椿)
 蔵持不二夫(東幹久)
脚  本 戸田山雅司

あらすじ  あやしげな店。東京国税局の査察総括第3課、課長補佐の国領主
税が、統括官の蔵持不二夫を連れてきている。たまにはこんな店もい
いだろうと。
 やたら固そうな倉持は持て余し気味。キャリアは花魁ショーをやる
店には来ないらしい。他の課に成績で水をあけられているいることで、
ゴキゲンななめな倉持の携帯が鳴る。「なにっ!」

 第二課が山上宅に強制調査に入った。ドアチェーンをちょんぎり、
ずかずかと部屋の中へ。隅から隅までの家捜し。
 プールに裸の女性、容赦なく引っ張り上げられる。ジュラルミンケ
ースの上に座っていた。いっちょあがり。
 倉持がやってきた。強制調査など聞いていない!と。第二課の統括
官・額田行定にくってかかるが、邪魔をされてはかなわないから教え
てない、と言い放つ。額田は山上会長に、政治家とインサイダー取引
で金をため込んでいるのは分かってる、隠し場所を教えろと良いなが
らピアノに目を向ける。
 しらを切る山上を後目に、ピアノの鍵盤をたたいてみる。音が出な
い!!ピアノの蓋を開けると・・ごっそり札束が。
 額田が電卓をたたいている「現金が4000万、株券が
2億3000万」

 「定年まで30年、×365」???

 「隠し口座が8000万に、6700万に、3000万」額田。

 「4日に一度は休ませるとして、×0.75」???

 「金塊が時価8200万、その他貴金属が2300万。」額田。

 「265000円を8212,5で割ると・・一日当たり
32円26銭!!よぉーーし!!」???ブランドショップで電卓を
たたいていたのは、第3課の円谷加音子だ。

 山上の別宅からまだ金が出ている。億単位だ。第二課は大忙し!!
それに比べて、みんなが暇そうな第3課。高畑力は筋トレをしている
し、円谷は河瀬両子とさっき買ってきたバッグの話をしている。円谷
加音子はどうやら細かい計算が好きなようだ、きっちりした性格なの
か。富永満はパソコンで遊んでるし、宝生千寿は強制捜査って何です
か??の勢いだ。宝生の教育係の安田靖緒は少々なまっていて河瀬両
子に押され気味。知識はあるんだけどね。

 エレベーターに統括の蔵持と、三課の財津一臣が乗っている。蔵持
は、さっきの強制捜査で二課に出し抜かれ、額田に「不燃ゴミ」扱い
されたのが気に入らない。キャリアのプライドが許さないのだ。
 倉持と額田は同期のようだ。ライバル心も手伝ってのことか。

 蔵持は財津に捜査の依頼書を渡す。ラーメン店のものだ。課長補佐
の国領がもってきたらしい。

 操作会議。「ラーメン??」加音子が怪訝に言う。ターゲットは
「めんどう屋」。急成長を遂げた行列の出来るラーメン店。売り上げ
除外の可能性が高い。が、三課のメンバーは隣は10億でうちはラー
メンか、と全くやる気なし。
 蔵持は、今は選り好みなどできない、統括官命令だ!と、解散しか
けたメンバーにむりやり号令をかける。
 「ひとまず、通常の内定からはじめます。」と、加音子が答えた。

 「めんどう屋」の様子を見張る。調査・張り込み用の特別車も出て
いる。店の方は外までものすごい行列だ。しかし、人数も売り上げも
おかしな所は何もない。計算上はあっている。
 めんどう自身、別におかしなところはない。頑固一徹なラーメンオ
ヤジだ。
 富永が国税局員だと、店員にばれてしまった。富永は統括にもっと
慎重に!としかられ、へこんでいる。
 他のメンバーは、脱税はないと解散してしまった。加音子を残して。
「ありえない!」加音子は独り言を言う。

 富永は一人、店が終わるのを待って、出されたゴミの中から割り箸
の数を数えていた。

 財津・加音子・涼子の三人は公園で飲んでいた。どこかの店でうっ
かり仕事の話しなど出来ないからだ。
 財津は、世の中不公平だと言い、涼子は知り合う男がみんな脱税者
なんて、シャレにならないと文句を言う。加音子は・・・マイペース。

 情報提供者の国領に財津が「今のところ成果がない。」と話してい
る。差し入れを置いて出て行くとき「千日の稽古を鍛とし、万日の稽
古を錬とす。よくよく吟味あるべきことなり。」と言って出ていく。
 財津は宮本武蔵の五輪の書だと気付いている、が、宝生は国領が誰
だかも知らない。三課での国領補佐の評判はいまいちのようだ。財津
は好きらしいが。

 富永がいないのに気付いた加音子は別の部屋を覗く。富永が一人で
パソコンでインターネットを検索していた。自分のせいで摘発出来な
くなったら、この仕事に就いた意味がない、と。脱税は見逃せば繰り
返される。小さなものでも見逃してはいけないんだ、と。
 富永の熱い気持ちに、加音子は富永を手伝う。
 そっとドアの外から聞いている財津。

 インターネットの書き込みに、最近味が落ちたと言う物が目立つ。
日付はちょうど2年前ごろからだ。めんどうが脱税しているのも2年
前からだとたれ込みがあった。加音子はもう少し調べてみようと言う。

 めんどう屋の向かいにラーメン屋がある。めんどうの弟子が開いた
ものだ。喧嘩別れのため、店の名も対抗して「こて屋」だ。
 めんどうは週に一度誰にもさわらせずに秘伝のたれを作る。出来た
たれは翌朝各支店に運ばれる。
 支店6店がすべて搬出を終えた後、誰かが寸胴を運んでいる。加音
子はみんなを起こした。めんどうが車で出てきた、どこかへ行くのだ。
ちょうど生ゴミを持っていく車も来た。加音子は「まったぁーー!!」
と叫んだかと思うと猛スピードで生ゴミの車を追いかけだした。富永
も追いかける。
 トラックを止めゴミの中身を調べ始める加音子。
 財津はめんどうの車を自転車で追いかけていた。めんどうの車は中
華街へ。

 生ゴミはあったが、たったの一袋。おかしい。そこへ財津から電話
が。めんどうは車に運び込んだ寸胴をどこかの店に渡して、金を受け
取っているのを見られてしまった。
 加音子は「なるほどね。」と納得し、帰って会議で話しだした。

 めんどうは、仕入れた高級食材を横流ししていたのだ。だから味が
落ちた。しかし、証拠がない。踏み込めないのだ。蔵持統括は状況証
拠だけではダメだと言い、この場合、潜入捜査が最も有効だ、と加音
子に言う。

 財津が捜査計画を立てる。安田がバックにカメラを仕込む。富永が
パソコンの調整を。両子と宝生は書類の準備を。高畠はバック転??
 そして蔵持は、強制捜査の許可を請求。加音子はマイクを取り付け、
潜入捜査の開始だ。

 捜査用のトラックを横付けし、加音子が出てくる。キャリア風だ。
店に入り、めんどうに提携話を持ちかける。テーマパークに出店して
くれと。めんどうは、なかなか話しに乗ってこない。第二段階に移る。
 財津が加音子の上司で入ってくる、個人で動くな、もう出店者は
「こて屋」に決まっていると。
 めんどうが怒って「こて屋」に走り込んだ。まずい!「こて屋」は
ラーメンパビリオンの話しなど何も知らないのだ。
 めんどうがラーメンを注文し、勝負の話をし始めた。「こて屋」の
主人は何のことだか分からない。めんどうが熱くなったところで、客
になりすましていた安田がアタッシュケースの中身をぶちまける。め
んどうが目をやると、さっき見たパビリオンの画の入った書類がそこ
にある。
 安田は慌てて書類を集め「こて屋」の主人に「くれぐれもあの事は
内緒にお願いします。」と言ってそそくさと出ていった。
 めんどうは「そう言うことか」と言うが、こて屋には何のことだか
さっぱりだ。注文していたラーメンが出てきて、めんどうは一口スー
プを飲んでみた。
 めんどうの顔色が変わった。金を置き、出てきためんどうはスープ
作りにはいった。

 贅沢に食材を使い、たれは出来上がった。めんどうも会心の出来だ。
試食に支社長役の国領がやってきた。ラーメンを作るのに、弟子がた
れを入れようとしたところへ加音子が声をかける。時間かせぎだ。
 富永がそっとたれに近づき、たれの鍋を交換する。
 出来上がったラーメンを国領が試食するが、一口で「こて屋」に決
まった、と言い切る。
 めんどうは食い下がるが、自分で確かめろと言われ食べてみる。違
う、自分のラーメンはこんなんじゃない、もう一度!!と言うめんど
うに、加音子が答える「その必要はありません。」今のがお客に出し
ているものなのだから、と。そして秘伝のたれのうらを話す。

 めんどうは開き直った、味の分からない奴らには手抜きのスープで
充分だ。味の分からない奴らの金貯めて何が悪い!!
 加音子は「税金は万人に公平でなくてはならない!!ガッポリもう
けた人からはガッポリ税金いただきます。」と言う。
 唖然とするめんどう。保冷庫に向かう加音子を止めようとするが、
加音子は保冷庫を開け、隠されていた札束を引っ張り出した。
 高畑がバイクで強制調査許可書を運んでくる。

 いいところで、二課の額田が現れて「捜査はうちの役目だ。」と、
美味しいところを持っていってしまう。

 だが、帰りの車の中はみんな気分良く、・・・ちょっと機嫌が悪い
のは、統括の蔵持だけか??きっちり所長には連絡しているが、三課
の手柄だと。

 国領と加音子は、二人でラーメンを食べている。脱税のたれこみは、
一番弟子からだった。見るにみかねてだ。加音子は、国領に以前「め
んどう屋」に連れていって貰った頃があるのだか、国領はおぼえても
いなかった。


寸  評  「がっぽり儲けている人からは、がっぽり税金いただきます。」
が、江角さん扮する加音子さんの決め台詞なんですが、江角さん、キ
リッとしていていいですね。へんに生真面目な役もいい感じです。今
後の潜入捜査が楽しみです。

執 筆 者 ぶー()

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2. 編集後記
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 個人的な不手際及び都合で、配信が随分遅れています。申し訳ありません。
ご迷惑お掛けいたしております。この後、順次配信しますので宜しくお願いし
ます。m(_ _)m(ぶー)

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