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タイトル:Daily Drama Express 2003/05/05 東京ラブ・シネマ(4)  2003/05/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/05/05 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 東京ラブ・シネマ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 高杉真先(江口洋介)
     卯月晴子(財前直見)
 千葉吉成(宮迫博之)
     坂本理紗(伊東美咲)
     園田麻子(白石美帆)
     日向暎二(玉山鉄二)
 峰沙耶香(石川亜沙美)
 篠原忍 (高岡蒼佑)
 八木のり平(荒川良々)
 堺照子 (浅田美代子)
 二階堂絹世(鷲尾いさ子)
 江戸川薫(竹中直人)
脚  本 藤本有紀

あらすじ  『フェノミナン』の卯月晴子(財前直見)は、社長の江戸川薫
(竹中直人)に、次に手がける作品「デブラ・ウィンガーを探して」
について報告していた。

 この時点ですでに晴子は独断で買い付け済み、さらに宣伝企画や
"湯けむり映画祭"でのプレミア上映など決定事項を次々と事後報告す
る。いつもながらの事後報告に江戸川は文句を付けるが、上映館が
「シネ・メゾン」に決まったということを盾に、晴子は宣伝費の上乗
せを要求する。

 実は、シネ・メゾンの支配人、石倉鉄也(市川勇)は、江戸川とは
ちょっとしたいきさつのある相手。晴子が石倉を口説いた事を賞賛す
る江戸川だった。

 『ココモ』のオフィスでは、高杉真先(江口洋介)が絹世(鷲尾い
さ子)に週末の約束を断る連絡をしていた。そんな真先を見つめる園
田麻子(白石美帆)の視線に気付いた千葉吉成(宮迫博之)は話題を
変える。

 『フェノミナン』は好調なのに・・・と突っ込まれた真先は、うち
には「湯けむり映画祭」があると答える。

 4年前のヒット作「バンコクの二挺拳銃」は、この映画祭の実行委
員長の川村太郎(大高洋夫)が、どこにも相手にしてもらえなかった
『ココモ』の依頼を受けて、周囲の反対を押し切って上映してくれた
おかげで配給が決定したものだった。

 今年はその川村から、買い付け前の良い海外作品があるとの連絡を
受けていたので、それを期待しているのである。

 江戸川に話した「シネ・メゾン」での上映は晴子のハッタリ。江戸
川に言い切ってしまったからには、何としても石倉に上映の約束を取
り付ける、と息巻く晴子。

 そんな晴子に、坂本理紗(伊東美咲)は「湯けむり映画祭」に行く
かどうかを尋ねる。単なる町おこしのイベントとあしらう晴子に、篠
原忍(高岡蒼佑)がプレミア上映だから立ち会わないわけにはいかな
いし、海外の有名監督にも注目されていたりするからバカにはできな
い、と忠告する。

 「湯けむり映画祭」のパンフレットを見ていた忍があることに気付
く。じつはこの映画祭の特別講演として、「シネ・メゾン」の石倉社
長が招待されているのだ。それを知った晴子は映画祭へ是非とも行く
ことに決める。

 真先たちは『たから屋』で「湯けむり映画祭」について語りながら
食事をする。園田麻子(白石美帆)、日向暎ニ(玉山鉄二)の希望を
真先が認め、『ココモ』全員で参加することになり盛り上がる。

 そこに、晴子がやって来た。真先がプレミア上映の祝辞を述べると、
晴子は「あんなショボイ映画祭・・・」とグチを垂れる。真先にとっ
ては思い入れのある映画祭、ショボイと言われて黙っていられず、ま
たしても言い争いになってしまう。

 再び晴子と理紗は、「シネ・メゾン」の担当者にお願いに行くが、
「検討中」の一言で門前払いを食らうだけだった。

 いつもの飲み屋で江戸川と吉成が、吉成の麻子と一緒の旅行に乾杯
していた。吉成は「二人だけの二泊三日の旅行に行く」と江戸川に話
していたのだった。

 理紗は、「湯けむり映画祭」に真先も来ると言うことでウキウキす
る。真先に近づく手段として、「バンコクの二丁拳銃」のDVDまで真
先から借りる始末。真先とのことを晴子にバカにされた理紗は、晴子
に暎ニの話を振った。

 照れながらも、「相談を受けたら放っておけないじゃない・・・」
と話す晴子。

 そのころ、真先が吉成に理紗の事を愚痴っていた。夜中にいきなり
DVDを貸してくれと男の部屋に押し掛けてくるか?と言うのである。
吉成はそんなことは聞いておらず、麻子との旅行について想像してウ
ハウハしていた。

 3日間の映画祭が温泉地で始まった。『ココモ』と『フェノミナン』
の各メンバーが一緒に駅に到着した。いきなり真先に迫る理紗の姿に
悲しむ麻子を、吉成はフォローする。

 真先達は川村を訪ねて、暎ニと麻子を紹介して映画祭会場の設営を
手伝う。そんな真先達を、川村は意味ありげに見つめていた。

 晴子はメイン会場で石倉と会うことに成功するが、「お宅の社長は
うちがお嫌いなのでは?」と剣もほろろ。なんであんな人なのか・・
・と愚痴る理紗と堺照子(浅田美代子)に向かって、晴子は「ああい
う人、嫌いじゃないの。帰るまでに絶対うんと言わせてみせる!」と
呟く。

 会場の設営を終えた真先は、川村を恒例の”飲み”に誘うが、川村
は「ちょっと・・・」と言って会場へ戻ってしまう。その姿になにか
違和感を感じる真先。

 男風呂に入った真先達は、三人で「シネ・メゾン」の支配人につい
てけちょんけちょんにけなす。すると風呂の奥から石倉が現れて、話
を聞かれた真先達はただ引きつった顔で笑うだけだった。

 一方女風呂では、晴子達三人が入ると麻子も居合わせた。真先の悪
口を晴子に言われた麻子は怒って言い返す。

 部屋で一人、さっきの川村の事を思い出す真先の元に理紗が現れた。
部屋に上がり込もうとする理紗をなんとか言いくるめて真先は卓球に
連れ出した。またもや二人の姿を麻子が寂しげに見ていた。

 マッサージ器でいい気分の晴子の元に暎ニが現れた。二人は成り行
きから射的に行くことに。盛り上がった二人はカラオケボックスに向
かう。

 カラオケボックスの脇には卓球台があり、晴子と暎ニは真先と理紗
に見つかってしまう。結局真先vs晴子の対決に。

 吉成は麻子の寂しげな様子をみて、外に連れ出し、自分の気持ちは
押し込めて、麻子と麻子の思い人がうまくいくように祈っている、と
言って励ます。

 翌日『ココモ』チームは全員で手分けをして上映映画のチェックを
することに。真先は、一人別行動で川村に会うことにする。

 晴子は、再び石倉を訪ねて食い下がる。「こういう強引なやり方も
はっきり言って不愉快だ!」と言い捨てて石倉は行ってしまう。

 理紗は、真先が振り向いてくれないと照子に愚痴る。そんな理紗を、
「ああいう浮世離れした男には仕事の充実した地に足の着いた女が必
要なんだ。」と照子は諭す。

 真先が川村の手伝いをしていると、吉成が駆け込んできた。映画祭
が今年で中止になると聞いたのだ。川村は、四年前の初めての出会い
を懐かしがりながら、映画祭が今年で中止になる可能性があると言う
事情を淋しそうに真先に語った。

 晴子は、一日中石倉を追いかけ続ける。最後には「色仕掛けか?」
とまで言われ、石倉の頑な態度はまったく変わらなかった。

 石倉との交渉に疲れた晴子は、夜になって町外れの飲み屋に立ち寄
った。すると先客に真先がいた。真先は隣に座るように促す。

 晴子がこの間”しょぼい”と言った事を詫びたのをきっかけに、真
先は映画祭への思い入れをグチを交えて話し出した。それを聞いた晴
子は、朝まで飲もう!と提案し、素直に真先もその提案を受けた。

 翌朝、飲み屋の主人に店のカウンターで起こされる真先と晴子。そ
こへ、吉成から「デブラ・ウィンガーを探して」を上映する予定のス
クリーンが破れてしまったとの連絡が入る。

 二人が慌てて会場へ駆けつけると、川村が照子と理紗に頭を下げて
詫びていた。

 代わりのスクリーンも会場もないことから、晴子は「縁がなかった
のよ・・・」と上映をあきらめようとする。

 「諦めるのかい、ビリー?」「逃げるのかい、ビリー?」真先と吉
成がその台詞を言って、みんなでスクリーンの修繕を開始する。「映
画も人も少しくらい傷があった方が味があるんだよ。」そう笑顔を見
せる真先。

 上映開始予定10分前、上映待ちの客に事情を説明する理紗の前に石
倉が現れた。

 新幹線の時間があるから、といって会場を素通りしようとする石倉。
まさにそのとき、スクリーンが直し終わり開場となった。石倉は理紗
に強引に引っ張られ、他の客と一緒に会場に入ってしまう。

 『ココモ』の一同、『フェノミナン』の一同、川村、全員で客と一
緒に映画を見ていた。晴子は真先に笑顔で呟いた。

 「私がこの映画を本当に見てもらいたかったのは、支配人やマスコ
ミではなくてこの映画を見たくて来てくれたお客様達なんだって。」
真先は晴子に笑顔で答えた。

 上映後、石倉は「『フェノミナン』も晴子の強引なやり方も嫌いだ。
でも映画は素晴らしかった。」と晴子の映画を見る目の確かさを誉め
た。

 「でも約束は出来ませんよ、ラインナップを決めるのは支配人の私
ですから。」との台詞を残して石倉は去っていった。

 帰りの駅のホーム。川村はもう一度来年も開催できるように頑張っ
て働きかける、と約束する。ふと、真先と晴子が朝まで一緒だったこ
とがばれてしまう。「どうしてこんな奴と!」と言って、また真先と
晴子は口げんかになるのだった。

 そんなみんなの姿を反対の駅のホームからじっと見つめる人影があ
った。


寸  評  真先は理紗にも麻子にも良い感じに思われていますが、二人とも
真先の少年ぽい熱い部分に惹かれているのでしょうか?付き合う分に
はあぁいう人はきっと夢が見られて良いと思いますが、理想の結婚相
手を求めて男を捜してる理紗には、向いていない気がします。まぁ、
恋愛は頭でする物ではないですけれどね。

執 筆 者 井村(tokyo_lovecinema@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今回、映画祭役員の川村さんの役を大高洋夫さんがやっています。今では、
テレビのお仕事でちょいちょいうまい脇役で出てらっしゃいますが、彼はかつ
て深夜の枠で「IQエンジン」というクイズ番組をやっていて私は大高さんの
大ファンでした。当時、私は高校生でしたがばかばかしさが何とも言えず楽し
い番組で、深夜番組なのに頑張って起きて見ていました。あぁ、なつかしいな
ぁ、また見たいなぁ・・・(井村)

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