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タイトル:Daily Drama Express (2003/04/24) 動物のお医者さん(2)  2003/05/01


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/04/24 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 動物のお医者さん
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 西根公輝(吉沢悠 )
 菱沼聖子(和久井映見)
 漆原教授(江守徹 )
 西根タカ(岸田今日子)
  西根たか・少女時代(吉野 きみか)
 菅原教授(草刈正雄)
 二階堂昭夫(要潤 )
 嶋田小夜(加賀美早紀)
 清原  (高杉瑞穂)
 阿波野 (平井理央)
     チョビ(声)(柊留美)
     ミケ (声)(山本圭子)
     ナレーター (キートン山田)


脚  本 横田 理恵
 深沢 正樹
 古沢 良太
 江頭 美智留

あらすじ     「プロローグ」
 タカ  「きみてるさん、急ぎなさい。二階堂さん 見えてるわ
よ。」
 公輝  「きみてるでなく、まさきです。」
 二階堂 「ハムてる、なにやってんだ。遅刻するぞ。」
 公輝  「まさき。」
いつものように、始まる朝。
 
   4.「タカの執念」 
食事中の公輝と二階堂。 そこに タカが 勢い込んで現れる。
 タカ  「お話があります。」
タカの勢いに 姿勢を正す二人。  
 タカ  「お友達がお孫さんのために パン屋を開業するのを 手
伝うんですって。私も、公輝さんの開業のお手伝いがしたいわ。」
公輝の意見も聞かず、先走るたか。
 タカ  「そのためには、ライバルが問題ね。」

翌日、チョビを連れ 西松家畜診療所へ偵察に出かける。 
タカの想像に反して、意外に込み合う病院内。 待合室で病院の見取
り図を描くたか。
 タカ  「結構繁盛してるわね。広さも申し分なし。設備も新し
い。」

西松獣医師は、因縁の獣医師の孫だった。
 タカ   「うちのチョビの便に オレンジ色の寄生虫が出たので
す。」
 西松獣医師「・・・これは、みかんです。 お代はいいですよ。」
この作戦のために タカはチョビに大量のみかんを食べさせたのだっ
た。   
         
 タカ   「清潔な診察室、的確な診断、温情会計、これは大変な
ライバルだわ。」
 西松獣医師「これは、持って帰って下さい。」と、便の入った袋を
 差し出す。 声の無いたか。

食堂で、公輝と二階堂相手に 愚痴をこぼすタカ。
 タカ  「あんなデリカシーの無い病院はだめ。あの時もそうだっ
た。年頃の娘に コロのありったけの便や尿を持って来させたのよ。」
便や尿・回虫や寄生虫の話をしながらも、そうめんを食べるたか。
一方、食欲を失う公輝と二階堂。
〈デリカシーのかけらも無いというのは、こういうことではないだろ
うか。〉
 
公輝のいない日曜日。 タカはミケの異変に気付く。 急いで、公輝
の携帯に電話する。
 タカの声「ミケが大変なの。すぐ、西松診療所に来て。」医者を騙
した罰かと後悔するたか。
駆けつける公輝とチョビ。休みの診療所の門をたたくたか。
 たか  「ミケが大変なんです。尿がだいだい色なんです。」
 西松医師「これは、大黄。便秘治療の漢方薬を飲んだ為です。病気
ではありません。」

 公輝  「もしかしたら、チョビの便秘薬を飲んだのかもしれな
い。」

昔タカは、コロがミケと同様の症状になった時、西松獣医師の祖父が
 一生懸命にとった尿を あっさり捨ててしまったことを 恨んでい
た。また、何の収穫も無かったので、切らなくてもよい爪を切らせた
ために コロが深爪になったのだった。
西松獣医師について 毒づくタカ。だが、過去の出来事も含め、デリ
カシーに欠けたのは タカの方だったようだ。
 タカ  「飼い主の気持ちがわからないようでは、立派な獣医師に
なれませんよ。」
ナレーション〈公輝と二階堂は、将来獣医師になった時 迷惑な飼い
主が来ることに気付いたのだった。〉 


   5.「菅原教授の悩み」
出席カードに学生の写真を貼り、レポートの遅刻も認めないほど 几
帳面な菅原教授。
菅原の厳しさゆえに 学生に人気がない「公衆衛生学」と 漆原の
「病院」。
これを希望する学生は 変人だと言われていた。好きな研究のためな
ら、お金も名誉も要らない。
そんな菱沼に憧れる小夜は、彼の公衆衛生学の講座を 所属講座に進
むと決めた。

研究室に押しかけ、実験器具を洗ったり、コーヒーカップを片付けた
りする。
菅原教授は、甲斐甲斐しく片づけをする小夜を、微笑ましく見守って
いた。
 
読みかけの本や資料を すぐに本棚にしまう。食べているお菓子の袋
を片付ける。

ある日、研究室で 菅原と菱沼が資料広げて 調べものをしていると、
突然 仁王立ちになる小夜。
 小夜  「片付けて下さい!」
実は、小夜は 大変な片付け魔だった。調べている途中の書類や本を
片付けだす小夜。
小夜の物凄い剣幕に 菅原は怯え始めた。もともときれい好きだった
にも拘らず、点検してしまう。
 菅原  「嶋田君が怒るから、片付けなさい。早くして。」

ある夜、校舎内に響く ガラスの割れる音。

翌朝、実験室に 散乱している割れたフラスコや椅子。拳を震わせる
さよ。
 小夜  「どういう事ですか? お帰りになる前には片付けて下さ
いって言ってるじゃありませんか。」 
疑われる菅原。 誰にも心当たりは無く、ついに 犯人探しをするこ
とになった。
 小夜  「言いませんでしたが、昨日も一昨日も 朝 床が濡れて
いるんです。」
 二階堂 「そういえば、夕べ通りかかったら 水音がしていた。」

犯人が今夜も来るとふんだ一行は、研究室に隠れて 犯人を待つ。 
すると、ジャーという水音と、聞き覚えのある「ドナドナ」の歌声。
踏み込む一行。
すると、実験用の試験管を洗う流し場に お湯をなみなみと湛えて 
漆原が納まっていた。息をのむ一行。
 漆原  「牛のお産で、泊り込みって言ったじゃないか。」
 公輝  「銭湯に行ったんじゃなかったのですか?」
 漆原  「だって、遠くて寒いんだもん。」
再度、二階堂に 所属講座を考え直すよう促される公輝だった。

 ナレーション〈あの事件以降、小夜の爆発は、3回に1回になっ
た。〉
 小夜  「これ、あと4個で 片付くんですが。」と、菓子箱に入
ったまんじゅうを差し出す。甘いものが苦手にも拘らず、公輝たちと
片付ける菅沼だった。


6.「菱沼の恋人」 
毎夜泊り込むほど 研究にのめり込む菱沼。今朝も寝袋に入って、研
究室の床に転がっている。
菅原が起こしても、ゴロゴロと転がるだけ。菱沼が年頃であることを
心配した菅原や漆原。
 漆原  「菱沼君は、結婚した方がいい。きみが面倒見ないと、こ
のまま この研究室に居ついちゃうよ。」

腹膜炎を起こす寸前の盲腸になったこともある菱沼。定期健診担当の
医師と 向き合う。 
 医師  「あなたは・・・。お元気でしたか? あんな別れ方をし
たので、気になっていました。」
 
一行は、この医師を 菱沼の元恋人とうわさする。 構内を歩く二人
を尾行し、一部始終を見守る一行。
別れの原因を 浮気か 暴力か とてんでに話す。

 医師  「あの時のこと、許してもらえませんか?」
 菱沼  「いやです。」
 医師  「まさか、君が見ているとは思わなかったんだ。」
漆原に促され、飛び出す菅原。
 菅原  「菱沼君、一度や二度の失敗は 誰にでもある。許してあ
げ給え。」
 菱沼  「だって、私の腸を ぎゅうぎゅうと強引に押し込んだん
ですよ。」


実は彼は、聖子の盲腸を手術した医師だった。手術中 部分麻酔で目
覚めていた聖子は、カーテンで仕切られ見えない筈の 自分の腹部を、
天上の鏡で見ていたのだった。
 菅原  「君は、自分の手術される所を ずっと見ていたのかね。」
 菱沼  「だって、暇だったんですもの。」

菱沼のお見合い写真を見つめながら つぶやく。
 菅原  「西根君、年頃の女性が 自分の腸を見ていてよいもんか
ね・・・?」
 公輝  「菱沼さんらしくて よいと思いますけど。」
また一つ、菅原に悩みが増えたようだ。


寸  評 今回は、タカ・小夜・菱沼ら 女性陣に男性陣が悩まされ、振り回
される内容でした。   
公輝に 団体行動を強要する仲間たちの ますますのパワーアップが
期待されます。   

執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to)

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2. 編集後記
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今回は、始めから集中して見る事が出来ました。 
サラサラ書けて絶好調と思いきや、書き足すうちに長くなり・・・。 
またまた 長くなりすぎたかと 気になります。 読みやすいのは どの程度
なのでしょう? 
読者の方は、さらっと読めたほうが お好みでしょうか? 菅原教授同様、私
にも 悩みが尽きません。(飯塚)

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