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タイトル:Daily Drama Express (2003/04/21) 東京ラブ・シネマ(2)  2003/04/27


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/04/21 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 東京ラブ・シネマ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 高杉真先(江口洋介)
     卯月晴子(財前直見)
 千葉吉成(宮迫博之)
     坂本理紗(伊東美咲)
     園田麻子(白石美帆)
     日向暎二(玉山鉄二)
 峰沙耶香(石川亜沙美)
 篠原忍 (高岡蒼佑)
 八木のり平(荒川良々)
 堺照子 (浅田美代子)
 二階堂絹世(鷲尾いさ子)
 江戸川薫(竹中直人)
脚  本 藤本有紀

あらすじ  千葉吉成(宮迫博之)は自分が買い付けて公開されていた「パリ
のラブラブショー」の打ち切りが決まりショックを受ける。そんな状
況から資金繰りの悪化を懸念する吉成は日向暎ニ(玉山鉄二)に、買
い付けで無闇な冒険はしないようにと自重を求める。

 そこに高杉真先(江口洋介)が帰ってきて「グリーンコーヒー」と
いうハワイ映画の配給を引き継いだと言う。当初の配給会社の社長が
夜逃げして、映画館側が泣いていたのを真先が引き取るというのであ
る。

 吉成は資金繰りを心配して慎重になれ、と忠告するが、暎ニや園田
麻子(白石美帆)を味方につけて押し切ってしまった。

 夜遅いことを理由に吉成が麻子を送っていくと言い出すが、真先は
そんなことは暎ニがやれ、と言って暎ニに送りに行かせる。残された
吉成は、あまりに鈍感な真先にいらだって「麻子ちゃんが大好きなの
!」と白状してしまう。真先はそれを聞いて頑張るように応援する。

 その頃、卯月晴子(財前直見)のマンションに、堺照子(浅田美代
子)と坂本理紗(伊東美咲)が遊びに来ていた。晴子の部屋を、照子
と理紗はチェックしていく。照子は、理紗に誘ってもらって合コンに
行って、いやでも男を見つけるか、もう男なんていらない、かのどち
らかを決めてしまえ、と諭す。

 翌日、真先と吉成が出社すると、エレベータの前で晴子、照子、理
紗の三人と出くわす。吉成、照子、理紗の三人の口が滑って、真先と
晴子はお互い言い合っている悪口を耳にして言い合いして別れる。

 真先は「グリーンコーヒー」のキャンペーンプラン作りを始める。
プランは上映予定のシネスイッチ銀座2の支配人・泉谷(ト字たかお)
も気に入ってくれる。

 真先が新しいプランでの予定変更を監督のケビン・タニグチ(上條
恒彦)に電話しようとすると、戸口に本人が現われた。ケビンの後に
少女がおり、彼女はケビンの孫のナナ(山田夏海)だった。

 「グリーンコーヒー」はハワイの日系移民が始めたコーヒー農園の
一年を記録した映画で、主演しているナナはコーヒー豆で作ったブレ
スレットをしていた。麻子達はブレスレットを誉めるが、ナナは人見
知りで口をきかなかった。ハワイでの日系人の歴史を伝えたいという
ケビンは、舞台挨拶を心から楽しみにしていた。

 晴子は、いまだにハリウッド部門からミニシアター部門へ回された
ことでブルーになっていた。そんな晴子が『たから屋』に食事に行く
と、真先と相席になる。

 そこでも二人は言い合いになり、晴子が謝って真先の水を倒してか
けてしまった。水を再び汲みに席を立った間に、晴子は真先が持って
きていた「グリーンコーヒー」のキャンペーンプランを盗み見た。

 晴子は、自分が手がけたハリウッド映画と比較して『ココモ』を批
判する。実はそれは今の状況に追い込まれた晴子自身への苛立ちの裏
返しだったのだが、真先にはそんな晴子の気持ちがわからず困惑する
のだった。

 翌日、真先は泉谷から、シネスイッチ銀座1で上映中の「戦場のバ
イオリン弾き」のロングランが決定して、シネスイッチ銀座2でも上
映することになったため、それに合わせて「グリーンコーヒー」の監
督舞台挨拶の中止と公開延期を告げられる。頭を下げてケビンに帰国
してもらって欲しいと泉谷に頼まれる真先。

 オフィスに戻った真先は、その話を吉成に相談する。すると吉成は、
「戦場のバイオリン弾き」は『フェノミナン』配給だから、晴子に頼
んでみるては?と提案した。「誰があんな女に頭下げられるか!」

 一方、晴子は『フェノミナン』社長、江戸川薫(竹中直人)に呼び
出された。ミニシアター部門に移って以来、ボーっとして成果の上が
らない晴子をみた江戸川は、仕事と結婚に揺れる中途半端な女は会社
にいらないと突きつける。とりあえずは江戸川に反論したもののすっ
きりしない晴子。

 真先はシネスイッチ銀座2の泉谷に、もう一度「グリーンコーヒー」
上映を頼みに行くが断られてしまう。そこに映画を見に来た晴子が現
われた。「あのさぁ・・・」真先は声をかけたものの結局何も言えな
かった。

 会社に戻った真先は、吉成にせっつかれてケビンに事情を話そうと
電話する。だが、ホテルの部屋で一生懸命舞台挨拶の準備をしている
ケビンの話を聞くと、中止になったとは言えなかった。

 気分の晴れない晴子は、デパートへベッドを見に行く。すると、展
示品のベッドで寝ている暎ニと出会う。「あ、卯月さん・・・?」

 目の覚めた暎ニに、晴子はなぜ自分の名前を知っているのか尋ねた。
そこで晴子は初めて暎ニが『ココモ』の社員だと知る。

 吉成は、父親の体調が悪いと行ってバイトを休んだ麻子の様子を見
に『かもめ座』へ行ってみる。初めは吉成が来たことを喜んでくれた
麻子だったが、舞台挨拶の件を真先が一人で悩んでいると知り、真先
に同情して手伝わない吉成を責めたてた。

 舞台挨拶までもう時間が無い。真先は、仕方なく晴子に会いに『フ
ェノミナン』へ向かった。入口でまだ迷っていると理紗が声をかけて
きた。「頼み事をしたくない女に頼み事をする男の人ってそう言う態
度取るんですよね。」

 居酒屋で吉成が一人やけ酒をしていると江戸川が声をかけてきた。
吉成は江戸川が何者かを知らないまま、江戸川の片思いの人の話を聞
かされて、二人で仲良く飲むのだった。

 真先が『たから屋』に行くと晴子が一人で日本酒を飲みながら食事
をしていた。相変わらず自分の境遇を愚痴りながらあたる晴子を見て、
真先は自分の頼み事はしないまま晴子のことを励ます。

 舞台挨拶予定日当日、どうしたらよいか困っている真先の元に、ケ
ビンからハワイに帰ると電話がかかってきた。新聞や街のポスターを
見て事情に気付いたことから帰ることに決めたらしい。

 電話を切った真先はケビンを引き留めようとオフィスを飛び出す。
吉成が後を追うと、エレベータホールで晴子と理紗とバッタリ会った。
理紗から「グリーンコーヒー」の事情を聞いた晴子は、真先が昨日ま
で自分に話そうとしていたことが「グリーンコーヒー」の件だと気付
いていた。

 真先を引き留めようとする吉成から真先の腕を晴子が奪うと、その
場でシネスイッチ銀座2に電話をし、目の前で「グリーンコーヒー」
をレイトショーで上映とケビンの舞台挨拶を取り付ける。「このくら
い、さっさと頼みなさいよ。」笑い合う真先と晴子。真先は、急いで
ケビンを引き止めに飛び出していった。 

 舞台挨拶が始まる直前、晴子が劇場に飛び込んできた。真先が晴子
を招待したのだった。舞台挨拶には、ケビンとナナが登場し、ケビン
はなにも着飾ることなく正直な自分で挨拶を始めた。「あなたを生き
生きとさせてくれる何かを感じ取って下さい。」そういうケビンの挨
拶に晴子は涙してすっかり魅せられてしまう。

 ケビンとナナが映画館を去っていくとき、ナナは真先に大事にして
いたブレスレットを差し出した。「おじいちゃんの願いが叶ったから
ナナにはもういらないの、ありがと。」

 翌日。エレベータホールで晴子と暎ニが一緒になった。昨日の晴子
の働きを、暎ニは「ガンダムのマチルダさんのようにかっこいい。」
と褒め称えた。気をよくした晴子は、「またいつでも相談に乗るか
ら。」と返事した。

 会社では麻子が、もしものときには「バザールで会いましょう」の
翻訳が出来るように、とこっそりトルコ語の勉強をしていた。熱く真
先を見つめる麻子の視線に吉成は気付いてしまっていた。

 そこへ、トルコ語の安い翻訳家を見つけた、と言って暎ニが翻訳家
を連れてきた。それは絹世(鷲尾いさ子)だった。楽しそうに真先と
絹世が話している姿を、麻子が影から見つめていた。

 絹世を前にまた大風呂敷を広げる真先に、絹世は自分は晴子の紹介
でここに来たことを打ち明けた。自分のウソがばれていたことに頭を
かく真先だった。

 真先は昨日のお礼にご飯をおごるため晴子を誘って『たから屋』に。
晴子は一冊の本を大事そうに持っていたが、それはガンダムの本で
”マチルダ”を調べるためだった。ウキウキしながら晴子は本を読む
のだった。


寸  評  電話一本で映画館の上映予定を変更させてしまう人物というのは
すごいですね。そこまでのキャリアというのは本当に地道な努力の積
み上げの成果なんでしょうね。しかも、女性でなんて。でも、『フェ
ノミナン』はやたらに職場に女性があふれている風に描かれています
が、社長の趣味でしょうか?^_^;

執 筆 者 井村(tokyo_lovecinema@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今回の出演者の中に玉山鉄二さんがいますが、彼は私の中では前々回担当し
た「薔薇の十字架」での”石田ゆり子を不倫へ誘惑する旦那の後輩”のイメー
ジが強くて、初めすっきりしませんでした。でも、二回目を見るとなぜか慣れ
てしまって、ガンダム好きのボケキャラがちょっと板に付いてきていて、晴子
(財前直見)がはまってしまう気持ちがちょっと分かってきたような・・・
(井村)

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