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タイトル:Daily Drama Express (2003/03/13) 美女か野獣(10)  2003/03/25


===================================================== 発行部数    5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/03/13 (Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 美女か野獣
局  名 フジ系
放映日時 木曜22時
キャスト 鷹宮真(松嶋菜々子)
     永瀬洋海(福山雅治)
     久瀬光彦(渡辺いっけい)
     戸渡千太郎(八嶋智人)
     古袋博(佐々木蔵之介)
 白井雪乃(白石美帆)
 山本タケシ(永井大)
 カッチン(パパイヤ鈴木)
 秋山富士子(深浦加奈子)
 桜木恭一郎(児玉清)
脚  本 吉田智子

あらすじ  鷹宮真(松嶋菜々子)がホテルのロビーにいる。そこに二年ぶり
に父の秀一(竜雷太)が外国から戻ってくる。それから、二人で食事。
父親は細田首相の希望で外務産業省の欧州局長に返り咲き。

 真は自分の番組の打ち切りを父親に伝える。

 "Evening News"のスタッフルームでは、みんな気が抜けて、仕事に
ならない。あと一週間で番組打ち切りだから、と。秋山富士子(深浦
加奈子)がハッパをかけても、みんな動かない。永瀬洋海(福山雅治)
は送別会のプランを練る。

 真は番組契約。アメリカのUNNテレビから戻ってこないかと、誘
われている、と富士子は言う。

 戸渡千太郎(八嶋智人)は、星野編成部長(中村育二)にヨイショ。
久瀬光彦(渡辺いっけい)も、別のニュース番組のスタッフへの売り
込みに熱心。

 世田谷で連続放火事件が発生。真が特集を組むという。永瀬と山本
タケシ(永井大)が取材(張り込み)に行かされる。

 外務産業省のチャリティーパーティー取材には、富士子と真が行く
ことに。

 山本は永瀬を目標としていて、報道ディレクターになりたいと言う。

 永瀬は、急に山本1人を現場へ行かせると、真の車に乗り込む。
「また、アメリカ、行くんですか?」と永瀬。「あんたに関係が?」
と真。「ちょっと聞いておきたいと思いまして」「.....」「やっぱ
り、行くんですね」

 山本が1人車の中で張り込みをしていると、小学生の男の子が、車
にいたずらがきをしようとし、山本は追い払う。そこに、永瀬がフラ
フラとやってくる。

 真はチャリティーパーティーの取材に行き、父親と一緒に写真に収
まる。また、同行した富士子をみんなに記者として紹介する。

 永瀬は牛丼を買いに行った帰り、道路に停めてあったバイクを見て
いて、放火犯が放火したところを見る。そして、声を掛けるが、突き
飛ばされ、その隙に放火犯はバイクで逃走。

 永瀬がバイクとナンバーを覚えていたので、所有者が割れる。永瀬
は犯人の顔も見ていた。

 永瀬は放火犯・伊田ケンジ(青木堅治)と会い、放火を問いつめる
と、伊田は観念して「済みません.....」と言う。

 その夜のトップニュースとして、伊田の件をモザイクを掛けて報道。
この快挙に、久瀬や戸渡、古袋も浮かれる。「最後にいい仕事、でき
てよかったですね」と。

 「お疲れ様」と出て行こうとした真を永瀬は呼び止め、屋上に連れ
て行く。

 「昨日から、なんなの?」と真。「やっぱり、ちゃんと話しておこ
うと思って。あの雪の日」と永瀬。「その件はもう.....」「ちゃん
と聞けよ。あの雪の日、オレ、行かなかったでしょ。お前がハーバー
ド行くかもしれないって日。あの日、オレ、友達と飲んでたんだよ。
伝言は聞いたけど、迷っていて、そのうち、どんどん雪、降ってきて、
もう待ってないだろうって」「雪で来れなかったのね」「オレ、怖か
ったんだよ。はっきりと別れるって言われるのが。オレ、こう見えて
もナイーブだから。その後、電話も来なかったから、やっぱ、振られ
たんだなって。お前がアメリカに行く日、オレ、バイクで成田まで行
ったんだよ。間に合わなかったけど。そんだけ、言っときたくて」

 真は個室の机に父親と写っている写真を飾る。

 戸渡が、伊田が釈放されたと言って、飛び込んでくる。犯行時刻、
友達と麻雀をしていたというアリバイがあるらしい、と。

 大物弁護士の佐脇洋平(荻島眞一)が来て、謝罪報道を求める。

 永瀬は、確かに伊田を目撃したと主張するが、真は検討して連絡す
ると答える。

 永瀬はバイクに詳しいから、絶対目撃したバイクは伊田のバイクだ
と主張する。真は、永瀬の言う通りかも知れないが、警察が白だと言
うなら、となだめる。

 佐脇弁護士は、JBCの前に他局のレポーターを呼んでいて、JB
Cに謝罪報道を求めたと発表する。

 真は役員に呼ばれ、早急にリーガルと相談し、対処するように求め
られる。

 真の、真相を究明すべきだとの主張に賛同する役員もいたが、結局、
真はUNNから呼ばれていて、もうどうでもいいと思っているのだろ
う、と決めつけられてしまう。

 永瀬が会議の結果を心配する。真は、訂正報道しろと言われたこと
を伝える。「終わっちまう番組だから、どうでもいいか、っか。オレ、
見ましたよ」と永瀬。

 父・秀一は、真に、迷っているのか?と聞く。でも、自分は何も言
わないよ、と。自分が教えてきたことは、最後まであきらめない、と
いうこと。「悔いの残らないように、最後までやり遂げなさい」と秀
一。

 "Evening New"のスタッフも誤報騒ぎで、みんなの株が下がってい
るから、永瀬に早く伊田に謝罪するよう、迫る。

 「オレは、謝りませんよ。犯罪者のさばらせておくんですか!?終わ
っちゃう番組だから、何でもいいんですか?」と永瀬はがんばる。

 そこに帰ったはずの真が来て、明日の放送まで20時間しかない、
と言う。ギリギリまで調べ、伊田が犯人か、それとも佐脇弁護士の主
張が正しいのか、真実が知りたい、と言う。

 久瀬が反対する。自分の居場所を確保したい、と。「その自分の居
場所を汚しているのは、あなたたちでしょ。まだ、"Evening News"は
終わってないのよ!」と真。

 鶴巻幸雄(志賀廣太郎)は、目撃証言がないか、現場に行ってみる
と言う。戸渡も、警察に行ってみると言う。富士子も、記者として協
力したい、と言う。

 だが、久瀬は協力しない、と帰ってしまう。

 「タイムリミットまであと20時間。総力を挙げて、伊田の犯行の
証言を集めましょう」と真。

 古袋は、伊田と麻雀をやっていたという仲間に食い下がる。

 永瀬も聞き込みをしている。

 真はインターネットを検索し、白井雪乃(白石美帆)がコーヒーを
入れる。

 パチンコをしている久瀬のところに、富士子が来る。富士子は入社
した時、記者志望だったが、取材相手を怒らせてしまって、デスクに
回った。その時、久瀬が、「負け犬の意味、知ってるか?けんかに負
けた犬じゃなくて、戦う前に、しっぽ丸めて逃げた犬だ」って言った。
わたし、"Evening News"の最後まで、記者を続けるわ。因みに、わた
しの入社した時の憧れの記者って、久瀬さんだけど、と言って、富士
子はパチンコ屋を出て行く。

 永瀬は現場近くで聞き込みを続けているが、ふと、電柱の陰の久瀬
に気づく。

 富士子も永瀬も食い下がる。

 山本も坂本大輔(山本龍二)も、ずっと伊田の家を張り込んでいる。

 鶴巻も粘る。

 久瀬は必死に通行人から目撃情報を集めようとする。

 真や雪乃も徹夜でがんばっている。

 夜が明ける。

 昼の一時を過ぎる。

 四時を回る。

 桜木恭一郎(児玉清)が新聞を抱えて入ってくる。

 五時を回り、真がサブ(副調整室)に入るが、永瀬がまだ、戻って
きていない。

 桜木がスタジオ入り。

 古袋と山本がサブに駆け込む。伊田の麻雀をやっていたという証言
を崩せなかったと報告。真は山本にディレクターをやらせることにし、
桜木に、ギリギリまで待ってダメなら、訂正報道に切り替えると指示。

 戸渡も富士子も鶴巻も戻ってくるが、ダメ。

 本番1分30秒前。「訂正報道するしかないかもしれないですね」
「待ちなさい。まだ、一人、帰ってきてないわ」と真。

 本番30秒前、10秒前、8,7,6.....

 「訂正報道します」と真。

 "Evening News"開始。桜木が訂正報道をしゃべり始めるが、そこに
永瀬が飛び込んできて、犯行を目撃した小学生を連れてくる。真は桜
木の前振りの間に、CMを開始させる。

 永瀬の連れてきた小学生は、山本が目撃した、いたずら書きをしよ
うとした子供。伊田の停めていたバイクにもいたずら書きをして、殴
られている。子供は確かに伊田を見たと言うが、久瀬は、子供の証言
では....と否定的。

 だが、永瀬は、その子供のいたずら書きのある伊田のバイクをビデ
オに収めてきていた。

 山本は、永瀬にディレクターを戻そうとするが、永瀬はそのまま、
山本にやらせる。山本は桜木に、原稿がないが、と言うが桜木は空で
アナウンスを始める。

 佐脇弁護士が、真を訴えると言いに来る。「わたし共は、報道した
内容が真実だと信じています」と真。「覚悟しておくんだね」と佐脇。

 帰宅しようとする真を永瀬が呼び止め、「信じてくれてありがとう」
と言う。「わたしは、真実を報道したくて」と真。「これで心おきな
くアメリカ、行けますね」「一つ言っておくわ。あの雪の夜、待って
たの。アメリカ行くの、止めて欲しくて。振られたと思っていたの、
わたしの方よ」

 翌日真は、佐脇弁護士があそこまで言うからには、まだ何かあるは
ず。"Evening News"最後の日まで、徹底的に取材する、と言う。戸渡
は、まだ警察が動いていないと言う。

 佐脇の自信。最初に伊田が連行された時の釈放の早さ。みんなは次
々に疑問点をあげる。伊田の父親は中小企業の社長というだけなのに、
佐脇のような大物弁護士が付いたこと。

 伊田の父親の会社は、ODAも手がけていて、政府とのパイプもあ
る。警察も上が白だと言うから白なんだ、と言っていたという。圧力
がかかっているのか?

 証言した小学生を母親が連れてきて、息子の証言は間違えだったの
で、撤回するという。誰かにそう言えと言われたのか?と聞いても、
母親は、そんなことはない、と否定。小学生・裕太は、ラジコンカー
をくれたおじちゃんに、言っちゃダメと言われたという。だが、その
おじさんは、佐脇では無いという。

 裕太は、そのおじさんが「ここにいるよ」と真の机の上の写真を指
さす。その人物は、なんと真の父・秀一!!


寸  評  さて、最後に真の身辺にこんな大問題が発生するとは.....
 やっと永瀬との関係がわかってきたところなのに、またまた、真の
父に、問題が発生。実は、真は単に視聴率重視から報道とは?と考え
を変えていく、という存在だけではなく、事件の火種でもあったので
すね。

 ところで、最後に政治的な圧力で、警察も動いてくれない大事件が
発生し、2回にわたって前後編で解決、というのは、このところのド
ラマの構成として、とても多いストーリーですね。「政治家=悪」と
いう図式が、国民のコンセンサスになっている、ということなのでし
ょうか!?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 冬ドラマも、来週日曜日の「GOOD LUCK!!」までで、すべて最終回ですね。
 「いつもふたりで」の最終回、ちょっと、唐突なイメージを受けてしまいま
した。もうちょっと引っ張るのかな?と思ったのですが、本編、あっさり終わ
って、その後をエンディングで映していました。
 そういえば、春ドラマまでの期間がちょっと長いからでしょうか?ほとんど
のドラマで、春ドラマの宣伝は、最終回の時に1度だけですね。春ドラマ、真
ではないですが、視聴率のいいドラマ、質のいいドラマが出てきてくれると、
いいですね。(鈴木)

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