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タイトル:Daily Drama Express (2003/03/13) 年下の男(10)  2003/03/20


===================================================== 発行部数    5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/03/13 (Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 年下の男
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 山口千華子(稲森いずみ)
     伊崎駿(高橋克典)
     北村亜沙美(星野真里)
     辻謙吾(賀集利樹)
     山口卓(山崎裕太)
 玉井梓(麻生祐未)
     山口花枝(風吹ジュン)
脚  本 内舘牧子

あらすじ  −−わたしは、今更、母のいる家には帰れないと、ひたすら夜の
道を歩き続けるしかなかった。

 「来ると思わなかった」と伊崎駿(高橋克典)。「来た」と山口花
枝(風吹ジュン)。

 岡崎次郎(高橋昌也)が、「誰か来たのか?」と顔を出すと、伊崎
は答えず、花枝の手を引いて逃げる。

 「わたしたち、二つに一つしかないのよ」と花枝。「きっぱり別れ
るか、このまま、突き進むか」と伊崎。「夫は離婚届突きつけて、晴
れ晴れとした顔してたわ。娘は結婚前提に健吾君と同棲。息子は半人
前ながら社会人。言われたの、お母さんも好きに生きればって」「オ
レは突き進みたい」「好きにすれば、と言われて、駿のところに来た」

 −−別居中の父は、羽を伸ばしているのか、いなかった。夜の東京
の街は、映画のようで現実感がない。

 山口千華子(稲森いずみ)の携帯が鳴る。出ると、千華子の弟・卓
(山崎裕太)からで、花枝が消えた、と言う。

 −−伊崎のところへ行ったと直感した。関係が戻れば、心中しかな
いと言っていた伊崎の言葉が思い出された。

 岡崎が追いついて、「駿、お前どこに行こうって言うんだ」とただ
す。「どこにも行かないよ。別れ話だったから、聞かせたくなかった
んだ」と伊崎。花枝はびっくりしたような顔をする。伊崎は岡崎と花
枝を強引に喫茶店に連れて行く。

 岡崎はトイレに立つ時、花枝のバッグに手を伸ばす。慌てて「わた
しのです」と言う花枝に、岡崎はトイレに行っている間に2人が逃げ
ないように、と持っていってしまう。

 岡崎がいない間に伊崎は花枝に、誰にも知られない部屋を借りる、
と言う。あと2年しか生きられない岡崎を捨てられないから、と。

 戻ってきた岡崎に、伊崎は別れ話は済んだ、と言い、花枝は「もう
お会いすることもないと思いますが、お元気で」と挨拶して出て行く。
岡崎は、伊崎にふさわしい嫁が来るまで長生きする、と言う。

 卓は家に戻った千華子に、花枝が心中するのでは、とビクビクして
いると言う。だが千華子は落ち着いている。

 卓は、二十歳でも、30でも、50でも、なんで女には結婚しかな
いのか、と不思議がる。千華子は、卓には庭師という夢がある。父・
勇一郎(平田満)は家族を捨てて、のびのびしている。伊崎は社長。
みんな夢がある。卓は千華子に夢を持てと言うが、千華子は結婚して
子供を産むのが夢と答える。そのうち辻謙吾(賀集利樹)に捨てられ
るぞ、と言う卓に、千華子は捨てられないようにうまくやるから、と
言う。

 花枝が帰宅する。みそを買いに行ったという。卓はホッとする。

 千華子は伊崎のところにでもなんでも行ったら?と花枝に言い、卓
に呼び出されるまで、自分は謙吾と仲良く台所に立っていた、と嘘を
言う。そして、謙吾のところへ戻る、と家を出ると、謙吾の家の近く
の公園でブランコに腰を下ろす。

 千華子は、花枝を恨んでいる時はまだ、体に力が入ったが、どうで
もよくなると、力も入らない.....と思う。

 そこに謙吾と北村亜沙美(星野真里)と戻ってくる。亜沙美は、謙
吾のCDを借りて、その後、送って欲しいと言っているが、謙吾は千
華子に気づくと、亜沙美を放っておいて、千華子を抱きしめる。謙吾
と暮らしていい?と聞く千華子に、「オレにはずっと千華子が必要な
んだよ」と謙吾は答える。

 亜沙美は歯を食いしばって、今日は送ってもらわなくてもいいと、
帰っていく。

 会社で、玉井梓(麻生祐未)と千華子は上司に呼ばれて、新しいプ
ロジェクトに参加するように言われる。梓は自分がチーフかと質問す
るが、チーフとサブは男性社員、と上司。梓は名簿を見て、女子社員
はクズばかり。体のいい姨捨山じゃない!と上司の説明も聞かずに、
1人で怒りまくると、会社を早退するという。1人の超された千華子
は指示に従う、と答える。

 帰りがけ、梓は千華子に「伊崎の会社に行くから」という。

 −−伊崎なんて、どうでもいい。わたしは謙吾に必要とされている。
それだけが拠り所。

 梓は、伊崎に伊崎の会社で使ってくれ、と頼む。あの会社では、能
力が発揮出来ないから、と。伊崎は大企業を辞めるなんてバカだと言
い、梓は能力も発揮出来ないのに大企業にしがみついている方がバカ
だと言い返す。

 岡崎はこの会社にも経理は必要だろう。いっそ、私生活でも梓をパ
ートナーとしては?と伊崎に言うが、伊崎は花枝とは別れるが、パー
トナーは必要ないと断り、すぐに仕事の電話を始める。

 梓がエレベータで下りていくと、下に亜沙美がいて、声を掛ける。
千華子のことで手を貸して欲しいと、亜沙美。梓はニヤリとする。亜
沙美は千華子が自分から、8つ年下の男を奪って、同棲している、と
訴える。

 千華子は謙吾に小学生の時、あられちゃん言葉が流行ったよね、と
言ったが、それは千華子が小学校二年生の時で、謙吾の生まれた年。
でも、謙吾は一緒に暮らすと、知らないことがわかる、と喜ぶ。

 −−伊崎なら、すぐわかったと思った。謙吾の気遣いが痛々しかっ
た。

 花枝はパート仲間とだべっていた。仲間のおばちゃんは、磨かない
30より、磨いた50の方が勝つ!と気炎を上げている。

 千華子は夜、謙吾と一緒にベッドに入り、自分がランドセル背負っ
ていた時生まれた男に守られている.....と言う。

 会社で後輩は、千華子に、ボーナス貰ったら、会社を辞めるという。
できちゃった結婚。

 梓は伊崎の会社には行かず、カリカリして、男性社員をしかりとば
している。

 花枝は昼休みに謙吾を訪ねる。謙吾は、千華子は伊崎を忘れていな
いが、伊崎は千華子を相手にしていないが、自分は千華子を愛してい
る。この差は大きい、と言う。

 花枝は千華子のために積み立てた通帳を、千華子は受け取らないか
ら、と謙吾に預けようとするが、謙吾は千華子に直接、渡して欲しい。
自分は裏取引、嫌いだから、と言う。そして、卓も自分も見ため以上
に大人だという。

 伊崎が勇一郎をバーに呼び出す。

 わびる伊崎に勇一郎は、子供が小学生や中学生だったら、許さなか
っただろうが、今は、人生をリセットするのに、丁度いい時期だった。
大人同士の関係に、いいも悪いもない、と言う。そして、純粋に花枝
を愛しているという伊崎をうらやましいと、勇一郎。

 亜沙美に梓は、いい子になった方が負けと言う。亜沙美は千華子が
同棲していると言うが、梓は、奪い取れ、と言う。「いい子になって
ると、あたしのようになってしまうわよ」と梓。

 謙吾の部屋のチャイムが鳴って、千華子が出ると、亜沙美だった。
謙吾はバイトと言うと、千華子に話があるという。そして千華子に、
「そのシャツ、脱いで!」と言う。「え?」と千華子。「そのシャツ、
わたしが謙吾にあげたんだから」と亜沙美。

 千華子がシャツを脱ぐと、亜沙美はそれを奪い取り、ゴミ箱に捨て
る。

 「千華姉ちゃんはズルいよ。伊崎さんがダメになったら、謙吾に乗
り換えて。わたしが謙吾好きって言ったら、シレっとして恋愛相談乗
って」と亜沙美。「あのときは、こうなると思ってなかった」と千華
子。「あたし、千華姉ちゃんともめたくなかったから、なるべく千華
姉ちゃん立ててきた。この間も一緒に踊りに行ったら、と言ってたの
に、ちゃっかり同棲して!これだけは言っておく。30女なんか、捨
てられるわ!それにわたし、30女なんかに負けるなんて、思ってな
いわ」

 「30女って言っても、年の差なんて、感じたことないの。彼の方
がしっかりしているぐらいよ」と千華子。「年下の男と結婚したり、
恋愛している女って、みんなそういうこという。必死にアピールした
って、年の差なんて、誰だって、顔見りゃわかるわ。年の差感じない
なんて言うこと自体が、感じている証拠よ。謙吾、気を遣いすぎて、
そのうちきっと逃げ出す。さよなら」と亜沙美は高笑いして出て行く。

 −−19の泣き顔には、30代がとっくに失った可憐さがあった。

 千華子はビデオを借りて帰ってきた謙吾に、クラブに連れて行って
と言う。「踊れるの?」と謙吾。「踊れないけど、謙吾の好きなとこ
ろ、行ってみたいの」と千華子。

 −−若い女から学びたいと思っているわたしがいた。

 伊崎と花枝は、物件を見ていた。

 「なんか、悪いことしているみたい」と花枝。「ご主人、大人の関
係に義務も責任もないって」と伊崎。「わたし、この年になって、こ
んな先の見えない毎日送るなんて。40になったら先は見えていると
思った。駿のことすべてと言いながら、家族にばれそうになったら、
ジタバタしている。そんなわたし、どうして捨てなかったの?」「人
を斬った帰り道、子猫を拾って、懐で温めるようなもんだな。30の
女じゃ、殺すか温めるか、どちらかしかできないもんな」

 伊崎は、秘密の場所があると思うと楽しくなると、花枝を抱きしめ
る。

 その建物を出て、伊崎と花枝は、不動産屋の車に乗り込む。

 その様子を、物陰から見ていた梓は、高笑いを始める。

 千華子は借りてきたビデオを見ようと言う謙吾に、執拗にクラブに
連れて行って欲しいとねだる。

 −−その時は、謙吾がなんでこんなに渋るか、わからなかった。

 健吾は千華子を連れて、クラブに行く。すぐに知り合いが寄ってく
る。千華子は自分は見ているから、健吾に踊りに行くように言う。

 −−年齢もメイクもファッションも浮いていた.....

 千華子は健吾が友達に、千華子が彼女か聞かれて、「そんなはずな
い。いとこ。社会見学したいって言うから連れてきた」と答えたの聞
いてしまう。

 千華子がフラフラと歩いていると、バイクが来る。避けようとして
千華子はそばの工事現場のフェンスのとがったところに手首をひっか
けて切り、倒れる。

 千華子を避けようとして転倒したバイクは、「どこ見て歩いてるん
だよ!!」と千華子を怒鳴ると、そのまま走り去ってしまう。

 −−救急車を呼べるのに、もうどうでもいいお、と、遠のく意識で
思っていた。

 千華子の手首から流れた血は、路上に血溜まりを作っていた.....


寸  評  千華子をののしる亜沙美の顔が本気で怖いです。また、梓のたく
らんでいる時の顔も、別の意味で怖いです。
 普通の会社で、梓のように壊れてきたら、精神を病んでいるとして、
休職させられるのではないでしょうか?梓のようなお局様がいては、
職場環境最悪!と感じてしまいます。麻生祐未は、十年以上前、「自
由の丘にわたしが残った」から注目していたので、今回のような顔は
本当は見せてもらいたくは無かったのですが。
 それと、千華子はよく、夜の街をフラフラしますが、危険は感じな
いのでしょうか!?
 ところで、亜沙美は、千華子が伊崎に捨てられたから健吾に乗り換
えた、と避難しますが、亜沙美自身も、卓に捨てられたから健吾に走
っただけですよね。どちらも、五十歩百歩。次回最終回ですが、どう
まとまるのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 ドラマの山場では、よく成田空港での場面が使われます。
 成田空港は都心からは、それなりの距離があります。そこで、ドラマの中で、
どうやって成田空港に行くのか?
 「恋は戦い!」では、京成電鉄のスカイライナーでしたね。
 以前は、よくタクシーでいく場面が描かれていました。でも、都心から成田
空港までは、かなりの金額がかかるはず。庶民にはできないことです。
 「GOOD LUCK!!」のように、職場が成田空港で、自家用車やハイヤーで行く
のは別ですが、そういえば、JRのNEXで行くという設定は見たことがないよう
な気がします。
 JRのNEXは撮影が許可されていないとかあるのでしょうか?スカイライナー
は宣伝したい、というところでしょうか?
 冬ドラマ、他にも成田空港は登場するでしょうか?(鈴木)

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