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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/26) 最後の弁護人(7)  2003/03/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/26 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 最後の弁護人
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 有働和明(阿部寛)
     神崎美智子(浅野ゆう子 )
     赤倉俊哉(今井翼)
     良子(須藤理彩)
脚  本 秦建日子

あらすじ ◎先週のあらすじ
 汐留学園高校、 陸上部のエース水川留美が学校の屋上から墜落死
した。 留美の日記から陸上部顧問の矢崎時男が犯人として逮捕され
た。 有働が弁護する事になるが、 赤倉は練習中の留美をずっと見つ
めてきていて、 犯人の為に働く気にならない。有働は日記の矛盾点
を探す事と事件について留美の親友の北野友恵と吉田知佳が何か知っ
ていないか調べ、 ある確信を持って北野友恵を証人として呼ぶが、 
友恵は証人控え室で殺されてしまう。

 北野友恵が殺された。 有働の裁判に関わった人間が又1人死んだ。
柴田刑事が有働に詰め寄っている。 有働は、友恵に抵抗した後がな
い事、正面から腹部を刺されている事などから、 顔見知りの犯行と
推測している事を告げる。

 廊下で、 神崎が待っていた。 有働に 「また人を死なせたそうね。
 同じ過ちを何度繰り返せば気がすむの?」 と責めるが、 有働は 
「私は間違った事はしていません。 真実を暴き、 依頼人の無実を証
明する。 それしか考えていない。 」と行き過ぎようとするが、  
「ゆりのお墓の前でも同じ事が言えるの?」  と神崎は問いかける。 
有働は 「もちろんです。 私は弁護士ですから。 」  ときっぱり言
い切りそこを後にする。

 博士の待つ事務所に帰り着いたのは、 有働と石田。 石田の質問に
も、 パチンコに勝った博士の食事の誘いにも答えず、 娘とデートな
んだと事務所を出て行く。

 赤倉はグランドで1人座り込んでいる吉田知佳を見つけた。 知佳
は赤倉に気づきその場を去ろうとするが、 赤倉に呼び止められ話を
始める。 練習中、 赤倉が見ていた事は知佳も知っていた。 赤倉が
見に来ているとき、 留美が何時も良いタイムを出していたと聞かさ
れ少しホッとする赤倉。 知佳は、 留美も友も、皆いなくなっちゃっ
た!と泣いた。

 石田は事務所に戻って来た。 ドアの前で  「思ったとおりだ!」  
と有働の真似をしながらデートだなんてうそついて、 と中に入って
いく。
  有働は 1 人ソファーで泣いている。 石田に  「馬鹿か君も。 」 
 というが、 石田はどんなに醜い事実でも真実を見つけましょうと有
働を励ます。

  事務所で赤倉も一緒に、 三人で留美の日記の見直しをしている。
日記の中の一日に、 雨の日、 しかも台風が来ている雨の日にもいつ
もの練習メニューが書いてある。 3000M2セット、 50Mダッ
シュ10セット・・ ・ 選手は台風でもこんな練習をこなすのか?ど
ういうことだ?

  留美の父親は店を休み、 留美との思い出の中に浸っている。 グラ
ンドを見に来た留美の父 ・ 茂に、 店が休みだったのでここで待っ
ていたと有働が話しかけてきた。
  父の茂も若い頃陸上の選手だったそうですね、 と有働が尋ねると、
 茂は留美は自分とは比べ物にならないくらいの素質を持っていた、 
金メダルをプレゼントしてあげるねと何時も言っていたと話した。 
有働は 「 雨の日にも練習とかはやるんですか?3000M2セット、
 50M10セットとか ・ ・ ・ 」 と尋ねると、 茂は怪訝そうに
しながらも「足を冷やすと故障の元になるので私なら勧めません。」
と答えた。有働は「思ったとおりだ。」と一人納得し茂と別れた。

  学校の死亡現場。 また、 新しいゆりの花が供えられている。 有
働は学校に来ていた。吉田知佳に会いに。
  ふたりきりで話がしたい、 と、 先生を言いくるめ教室から出して、
 いきなり「吉田知佳さん。 君がやったのか?」 と知佳に聞き、 顧
問の教師をめぐる三角関係だったとか ・ ・ ・ と知佳を怒らせ頬を
ぶたれる。 知佳は 「 何にも知らないくせに。 留美の事も、 友の
事も。 」 と有働を睨みつける。 しかし有働は「 思ったとおりだ。 
僕はまだまだ知らないが、 君は知ってるね? 」 と、 知佳を見つめ
返す。

  石田は、 北野友恵は、 半年前から病院で足の治療を受けていて、 
ランナーとしてはやっていけないだろうと診断されていた事を聞きだ
してきた。 有働は、友恵が留美に負けたまま走る事が出来なくなる
ショックと、 恋心を抱いていた顧問の教師が留美と付き合っていた
事のショックで留美を突き落とした。 女の友情はありえない。 と推
理はするものの納得が行かない。 ジグソーパズルのようだと言いな
がら、 水川留美の父親が、 留美が妊娠していたというような大きな
体調の変化に気づかなかったはずはない。 日記がおかしい?
  石田が、 半年もかけて書いている日記だし、 矢崎との交際につい
てはおかしな所は見つからない、 というと、 有働が 「 半年?何か
あったな。 」 と聞き、 赤倉が 「 北野友恵さんが、 病院に通って
いた期間です。  」 と答える。 「 ややこしいなぁ 」 と言ってい
ると、 博士がパチンコから帰ってきた。 「 やっぱり景品に交換す
るのがいいねぇー。」と。
  有働の顔が変わった。 「 交換、交換かぁ。いやぁー、やっぱり博
士は天才だ!」そう言って石田には、 産婦人科と外科への聞き込み、
 赤倉には吉田知佳を証人として呼ぶ手続きの電話の指示をだした。
  石田は病院で看護婦に写真を見せて確認を取っている。 その頃吉
田知佳は机の引き出しに隠してあった矢崎を刺したナイフを手に取り、
考え込んでいた。
  そして、留美の父、水川茂は店を閉め外へ出たところを有働に呼び
止められる。有働は茂に、 明日の公判で証人として証言して欲しい、
 と頼み、 北野友恵の件もあるので護衛の警官をつけておいた、 今
日はゆっくりやすめます。 実は、明日は吉田知佳さんも証人として
呼んでいる、 すべては明日明らかになる。 と話している所へ携帯が
鳴る。

  吉田知佳が姿を消した。警察が警護に行った時、すでに家を出た後
だった。知佳は歩きながら、 思い出していた。 学校の階段を駆け上
る自分と友恵。にっこり笑った留美の笑顔。 屋上から覗くと、 留美
が下で倒れていた事。 知佳は歩道橋の上で座り込んでしまう。

  公判当日
  石田が、 沢登検事に公判の延期を申しいれている、 証人も、 弁
護士もまだ来ない、 と。
  沢登検事は、 とんでもないと怒っている。 赤倉は知佳を探して走
っている。後、 30分。 まだ人影のない廷内にとぼとぼ入っていく
石田。 傍聴席に1人、 博士が応援に来ていた、 おはぎを持って。 
ガックリする石田。 証人控え室にはもう水川茂の姿があった。時計
を気にしている。

  赤倉は、闇雲に探していて、ハッと気づく、きっとあそこだ。学校
の階段を力なく登っていく知佳。

  公判の始まる時間。有働はまだ現れない。矢崎も心配顔だ。弁護側
のドアが開き、新しい国選弁護人がはいってきた。「国選弁護人有働
和明の代理を務めます、神崎美智子です。」驚く石田と博士!
  公判は始まりから荒れた。 神崎弁護人の 「意義あり!」 攻撃だ。
 新人の検事はたじたじ、 神崎の高圧的な態度と挑発に乗る始末。 
沢登は時間稼ぎと解っていた。

  赤倉が学校の屋上に気づき校内にたどり着いた頃、 知佳は屋上で
ナイフを置き手すりをまたいだ。 飛び降りるつもりだ。 「遅かった
じゃないか。 」有働だ。
  有働は携帯も持たずに家を出た知佳は、必ずこの屋上自殺しににや
ってくる、と思い、前の夜からまていたのだ。
  赤倉も屋上に走りこんできた。 止めようとして、 知佳に来ないで
と止められる。 だが有働は、 死んでも良いが死ぬ前に真実を全て話
してくれ、 君は留美さんを救えなかった、君の命一つで償えると思
うな、と。

  廷内では沢登検事が、 神崎にイライラしている。 早々に検察側の
証人尋問を切り上げ弁護側の証人尋問に移るよう言い渡した。 神崎
はそれでもポーカーフェイスで、 資料のページをパラリとめくる。
  その時、 傍聴席の扉が開き、 有働が吉田知佳を連れて入ってきた。
「 お待たせしました。」 神崎の前に来た有働に 「別にあなたの為
にやったんじゃないわよ。久しぶりに法廷に立ってみたかったの。 」
 と、 それでも一瞬ニッコリ笑って法廷を出てゆく神崎。
  有働はコートを脱ぎながら、 弁護側は、 証人として水川茂と吉田
知佳を呼んでいると告げると、水川茂が証人台に立った。

  有働は、 水川留美殺害事件の前に北野友恵の事件について聞きた
い事があると告げいきなり核心に迫った。 「 留美さんが殺害された
夜、 あなたは汐留学園高校に行き留美さんを屋上から見つめる人物
の姿を目撃したのではありませんか?殺された北野友恵さんとここに
いる吉田知佳さんを。」と。
  動揺を隠せない水川茂、なんのことだと言う顔の沢登検事。水川茂
が 「 どうして、 そんなこと ・ ・ ・ 」 と言いかけると、 畳み
込むように、 「 あなたが真犯人を知っていると思ったからです。 」
 と強い口調の有働。
  そして水川に、 前の公判で矢崎に殴りかかろうとして自分が殴ら
れたが本気ではなかったこと。 それは矢崎が犯人でない事を水川が
知っていたからではないか、と尋ねた。

 「 弁護士さんの仰るとおりです。 」 と、 水川は、 当夜留美の
帰りが遅かったので学校まで見に行った。 悲鳴が聞こえ見上げると、
 屋上に北野友恵と吉田知佳が突き飛ばした留美を見下ろしていた、
と話した。
  「 水川さん、 やはり北野友恵さんを殺害したのはあなただったん
ですね?」有働の言葉にどよめく廷内。 詳しく話してくださいとの
裁判長の促しに、 有働は言葉を続ける。 第一点は、 争った形跡が
なく正面から腹部を刺されているのは顔見知りであること。 第二点
は、 裁判所内で殺さなければならないほど強い動機があること、 た
とえば娘の復讐だとか ・ ・ ・ 。 娘を殺した二人に復讐の機会を
狙っていた水沢は、 公判の日、 証人で呼ばれていた北野友恵をナイ
フで刺殺した。 との説明に、 水沢は思い詰めたように吐き捨てる。
  「 だったら、 なんだというんです? 」 と。 自分は確かに友恵
を殺した。 裁きもうける。だが、その前に娘を殺した吉田知佳も裁
いてくれ!
  「 ふん、 思った通りだ。 きっとあなたはそう仰るだろうと思っ
ていました。先ほど、吉田知佳さんは留美さんの死に関して、罪を自
供しました。」と有働。
  「ならいい、娘も少しは浮かばれる。」と水川。ここで、 有働は
水川が大きな勘違いをしていると告げる。 北野友恵も吉田知佳も留
美を殺していない。水川留美は、自殺であったと。

  水川は、 当然信じられない。 有働は続ける。 最初からおかしか
ったと。不自然な日記。 妊娠に気づかない父親。 北野友恵が半年も
整形外科に通っていたこと。 半年。 そこで考えられる仮設、 それ
は2人が保健証を交換していたのではないかということだ。
  足の治療を知られてはならない留美。 教師との子供を身ごもった
ことを知られたくない友恵。 親友だから出来た交換。 治療の甲斐な
く留美の再起は絶望とわかり、 親の期待を一心に受けてきた留美に
とって、 それは死の宣告と同じだった。

  知佳の証言。
  事件当日、 留美は矢崎を殺してから自分も死のうと思っていた。 
友恵と知佳を学校に呼び、 友恵とあかちゃんの痛みを矢崎にも味合
わせたかったが逃げられた。 二人が止めたが留美は飛び降りてしま
った。 2人はそれを見ているしかなかった。

  有働が続ける。 矢崎に切りつけたナイフは知佳が持っていた。 そ
れを水川に見せながら、 矢崎に罪を擦り付けることが精一杯の親友
へのプレゼントだった。目を閉じうなだれる矢崎。 友恵が矢崎の部
屋の合鍵を持っていたので、 2人は矢崎に罪を被せるため、 留美の
血液をハンカチに含ませ、 矢崎がいない間にコートの袖に付けて来
た。偽装工作だ。

  水川は、 まだ信じられない。 自分は2人が留美を突き落とす所を
確かに見たと。有働に留美は自殺だったと念を押され、「じゃ、私の
した事はなんだったんだ。」という水川に、 「 勘違いで、 娘の親
友をころしていまったんです。 次には吉田知佳さんも狙っていた。」
と有働。「 自殺、 留美が ・ ・ ・ 自殺を ・ ・ ・ 」「 茂さん。
 留美さんはずっと病院に通っていたんです。 再起が不可能だと知っ
て、 1人で悩んでいた。 留美さんは誰に殺された訳でもない、 留
美さんを死に追いやったのは、 あなたの大きすぎる期待だったんで
す。 」
  腰が砕けるように崩れ落ち、 「 はぁー 」 とため息をつく水川茂。
静まり返る法廷内。
 「 弁護人、以上です。 」


寸  評   後編は、見ごたえがありました?私は結構好きでした。今回、有
働の信念に神崎が笑顔を見せるところが出てきましたが、妹をなくし
た姉と妻を無くした夫の義姉弟の心の歩みよりは、少しずつですがな
されていっているようです。
  それにしても、今回、有働さんはコートではなくスーツから、白い
ハンカチを出してきました。毎回言うようですが、気になるわ、ハン
カチ。

執 筆 者 ぶー()

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2. 編集後記
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  もうすぐパソコンがなおるぞぉーー!!!待っていたのです。太い首を長く
して。・・・うっうっ(T-T)
  花粉症も少し落ち着いてきました。3月は元気でいられるかなぁー。ふふふ
(ぶー)

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発行元:ドラマ研究会
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