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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/27) 美女か野獣(8)  2003/03/04


===================================================== 発行部数    5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/27 (Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 美女か野獣
局  名 フジ系
放映日時 木曜22時
キャスト 鷹宮真(松嶋菜々子)
     永瀬洋海(福山雅治)
     久瀬光彦(渡辺いっけい)
     戸渡千太郎(八嶋智人)
     古袋博(佐々木蔵之介)
 白井雪乃(白石美帆)
 山本タケシ(永井大)
 カッチン(パパイヤ鈴木)
 秋山富士子(深浦加奈子)
 桜木恭一郎(児玉清)
脚  本 吉田智子

あらすじ  永瀬洋海(福山雅治)たちは、アイドル歌手・セリナ(神田うの)
の結婚式の取材に行くが、すごい人でなかなか近づけない。また、鷹
宮真(松嶋菜々子)に文句言われるナ、と愚痴りながら前進しようと
努力を続ける。そして永瀬が「セリナちゃーん!」と飛び出していく
と、「洋海ちゃーん!」とセリナが近寄ってきてくれた。

 これで瞬間視聴率18%。

 なんと、バラエティーをやっていた永瀬はセリナが新人の頃、面倒
を見てあげたのだという。「バラエティーでは、人気ディレクターで
したから、芸能ネタなら、任せてください」と永瀬は威張る。

 「任せます。芸能ネタは安定して視聴率が取れますが、独特の人脈
が必要です。"Evening News"では無理かと思いましたが、適任者がい
ました。永瀬さんをチーフに芸能コーナーを作ります」と真。報道に
移って二ヶ月の永瀬にコーナーを持たせるのは早すぎるとの声に、星
野編成部長(中村育二)は、すでに重役のハンを貰ってしまったと答
える。「他にできる人、いるの?」との真の問いかけに、みんな黙る。
「ワイドショーとの線引きは?」との問いは無視。「桜木さんに原稿
読ませるの?」との問いには、「白井さんに任せます。それでは、今
までのコネクションをフルに活用してください」と真。

 古袋博(佐々木蔵之介)も永瀬を手伝うという。大学の時所属して
いたサークルが、『アイドル研究会』

 白井雪乃(白石美帆)と山本タケシ(永井大)を連れて、永瀬は古
巣のバラエティーを訪ねる。ネタ探しをするため。

 永瀬は芸能コーナーでノリノリ。

 真が今井アキラ(石井康太)という芸人を調べるよう言う。怪我を
したという。今井のJBCでの番組『シャッフル・アワーズ』のディ
レクターは、永瀬の同期の渡辺純(甲本雅裕)。「いい男ですよ」と
永瀬。

 『シャッフル・アワーズ』は視聴率20%を誇るJBCの看板番組。

 今井はふざけていて局の階段から落ちてしまったと渡辺。その場は
渡辺が次の予定があるというので、それまでになる。カッチン(パパ
イヤ鈴木)にその話をすると、事故は嘘で、『シャッフル・アワーズ』
の司会の旭わたる(阿南健治)が暴行したという。

 相手が看板番組の視聴率男・旭だけに二の足を踏む永瀬に、真は暴
行は立派な犯罪。取材続けて、と命じる。

 永瀬が旭に聞くと、「芸能リポーターになったつもり?人の揚げ足
取りはやめろ」と否定。

 個室に入院中の今井も暴行を否定。永瀬はお見舞いの花の中に旭か
らのものを見付け、「旭さんって、若手に気使うような人じゃないよ
な」と突っ込む。だが今井は「永瀬さんだって、似たような事件、起
こしたじゃないですか。他人のこと放っておいてください」と言う。

 真がプロデューサー会議を終えて会議室を出ようとすると、バラエ
ティーのチーフの落田が永瀬について聞く。「多少浮ついたところも
ありますが、最近は報道マンの自覚を持って、よくやってくれている
と思います」と真。落田は本当は永瀬を手放したくなかったが、事件
を起こしたかに、やむなく出した、と言う。「事件?」と真。

 永瀬はまた渡辺を訪ねる。「寂しいな。本当に報道になっちまった
んだな。人のこと嗅ぎ回って」と渡辺。「今日は、六本木をパンツ一
丁で走り回った仲として来た」と永瀬。

 渡辺は事故だったという。「オレに嘘付くなよ」と永瀬。でも渡辺
は、この番組は契約。番組がなくなったらみんな仕事を失う。今井も
同じ。渡辺も10年目にして掴んだゴールデンの番組。旭を責めても
いいことない、と渡辺。

 「また来るわ」と永瀬。「永瀬、オレらのこと裏切らないよな」と
渡辺。永瀬は答えず去っていく。

 「どうだった?裏は取れたの?」と真。「まだ.....」と永瀬。「
まだ?」「被害者が認めないんですよ。ディレクターも。証言したら
みんな損しちゃうんですよ」「あなたは?」「グレー」「限りなく黒
い?」「まあ」「なら、証拠を見付けなさい」「どうなんですか?こ
れって、誰も得じゃないですか。おかしくないですか?」「古巣を引
っかき回すのは気が引ける?これが政治家の汚職だったら?誰も損し
てないからいい?あなたは報道マンなのよ。自覚しなさい」

 真は立ち会いでも旭の暴行事件を追うようスタッフに指示。そして
芸能コーナーのチーフを永瀬から古袋に代える。「みなさん、肝に銘
じておいて。報道マンは身内でも何でも追求をするのよ」と真は強調。

 みんな頑張って取材しようとするが、収穫はなく、永瀬は席でボー
っとしている。

 夜、永瀬はカッチンと飲んで、「疲れちまったな」と愚痴る。永瀬
は報道とかバラエティーとか関係なく、永瀬は永瀬自身だけどな、ナ
ベにも嘘付かれて.....と。カッチンは、ナベはいつも永瀬の陰に隠
れていて、永瀬だけ出世して言っちゃった、と言う。

 永瀬は渡辺との今までの仕事を思い出す。

 真は今井に、怪我の直後、新車の支払いをローンから一括支払いに
切り替えたことを追求する。

 秋山富士子(深浦加奈子)は状況証拠だけで、今井の売名行為だと
問われかねないと反論するが、真は取材を進めるという。

 そして、真直々バラエティーに乗り込み、スタッフに取材させる。
そこに落田が来て、取材は上を通してくれと抗議。

 それでも取材を進めようといる真にカッチンが永瀬は?と聞く。
「外れて貰いました」と真。「この取材、やるなら洋海ちゃんにやら
せた方がいいよ」とカッチンは真を廊下に引っ張っていき、永瀬は殴
ってないという。

 実は永瀬が異動になったのは、ちょっと人気が出てきた新人が勘違
いしてADなどをゴミのように扱うので、永瀬が注意したら、その新
人が永瀬に殴られたと言いだし、騒ぎが大きくなったら番組が潰れて
みんな失業することを危惧した永瀬は、やってもいないのに新人に謝
り、自分は報道にとばされたのだった。「わかってます」と真。

 真が永瀬の席を見るといない。資料を届けに来た富士子が永瀬なら、
サブ(副調整室)にいると教える。

 「ここで何してるの?」とサブに入ってきた真。「ここが好きなん
で」と永瀬。「明日、旭の暴行事件、流します」「バラエティーの奴、
何か証言したんですか?」「いえ、旭の無言のシーンでいくわ。一枚
の絵は千語に値する」「そんなことじゃ、旭に逆襲されて、鷹宮さん
痛い目に遭いますよ。オレ、何もできないけど」「また、仲間のため
に、信念曲げるの?」「オレ、信念ありませんから」「信念無かった
ら迷うじゃない」「鷹宮さん、迷ったこと無いんですか?オレ、すっ
ごい迷ったことありますよ。中学の時は、好きな子に告白しようかど
うか。高校の時はバイク買おうかどうか。大学のクラブも。そして、
9年3ヶ月前も.....人間ですからね、悩んでいる時は、誰かにすが
りつきたくなるでしょ。あんたにもそういうこと、あるでしょ」「わ
たしが欲しいのは数字だけ」「そう」「明日10時前、シャッフルの
番組収録前にスタッフを連れて証言、取りに行きます」

 夜遅く桜木恭一郎(児玉清)が報道センターに戻ってくる。開局5
0周年記念番組の打ち合わせだったのだ。そして永瀬に、「そんな顔
しているの、珍しいですね」と言う。

 永瀬は桜木に、身内の不利益になることを報道するか、問いかける。
桜木は局の方針に従うという。重大犯罪者にも家族があると思うと二
の足を踏むし、裁かれることを思えば、さらし者にする必要はないと
思うかもしれない。でも、報道することによって、犯罪の抑止力にな
る、と。

 「鷹宮さんと同じようなこと言いますね」と永瀬。「彼女も?」と
桜木。「まあ、彼女が関心あるのは数字だけですが」「本当にそうで
しょうか?一つだけ確かなことは、報道すべきことがあり、あなたが
報道局の人間だと言うことです。これはまた、よけいなことを言って
しまいました。では、お先に」

 永瀬はバラエティーの部屋へ行き、そしてスタジオを見る。みんな
永瀬に明るく声をかける。

 翌日の10時2,3分前。古袋が真に準備出来ました、と声をかけ
る。真を先頭に、報道のスタッフたちはバラエティーの部屋へ行く。
真は部屋に入る前、一瞬廊下で立ち止まるが、古袋に促されて、「行
きましょう」と進む。

 真は、旭は?と問いかけるが、まだ来ていないという。では渡辺デ
ィレクターでも、と切り替える。事件の後、旭と今井と渡辺3人で別
室にいたから、と。渡辺は今井が旭に説教された後、憂さ晴らしに騒
いでいて落ちたという。

 「あなたには、番組を作るものとしての誇りはないのですか?タレ
ント至上主義も、視聴者が望むならいいでしょう。でも、事実を隠蔽
して、番組を続けるのは、本当にここにいるスタッフのためになると
思ってるんですか?」と真。「あなたに何がわかるんですか?バラエ
ティーのこと、何もわからないのに。理想論ぶってても、メシは食え
ない。話したければ、永瀬呼んでくれよ。あいつとは話ついてる」と
渡辺。

 「オレならここにいます。あきらの証言とれました。病院寄ってた
から、遅くなっちゃって」と永瀬。「永瀬、ひどいじゃないか!」と
渡辺が抗議。「だってオレ、報道の人間だもーん。ナベ、うちのチー
フの言うとおりだ。お前のやってることはみんなのためじゃない。ま
あ、オレも最近やっと気づいたんだけどね」「お前、もしかして悔し
いのか?本当なら、お前、ここにいるはずなのに、オレがヒットとば
していて。あの件なら、オレが局長に話する。事務所にも。さすがに
時間たってるし。戻りたいんだろ」

 永瀬は渡辺との今までの仕事を語る。そして、「あの頃のお前の企
画、最高だったよ。本当はオレ、いつも悔しかったんだよ。お前、何、
ビビってるの。あんな男にぶら下がらなく立って、お前の企画で勝負
すればいいじゃんか。あの頃みたいに」

 旭の暴行事件を"Evening News"で報じる。渡辺プロデューサーも暴
行を認め、謝罪する。

 「番組、打ち切りですか?」と富士子。「あのディレクターも、ゴ
ールデン復帰は難しいだろうな」と戸渡千太郎(八嶋智人)。

 番組終了後、永瀬は真に礼を言う。「何か?」と真。「いえ」と永
瀬。「お疲れ様」と真は去る。

 古巣のバラエティーに差し入れに行くという永瀬に、「どうせ行く
なら新しい情報、手に入れてくださいね」と真。

 バラエティーの部屋では、渡辺が企画会議の最中。深夜番組だが、
カッチンもノーギャラで協力するという。そして机の上にはすでに差
し入れが。真が持ってきてくれたという。

 永瀬の携帯が鳴る。真からで、「お友達のセリナさんがスピード離
婚だそうよ。絶対独占インタビューとってきてね」と命じる。「もし
かして、尻の厚い女?」とカッチン。「よく働かせてくれるよ」と永
瀬。


寸  評  今まではどちらかというと数字のためなら何でも、という感じの
真に対して、永瀬が正論で軌道修正する、という感じでしたが、今回
は(正確には前回からそういう路線でしたが)永瀬に対して真がべき
論で前進させる、という感じでしたね。
 フジテレビのバラエティー部門は本当にストーリーにあったように
大変なのでしょうか?まあ、前回久瀬が1000万に苦労していましたが、
テレビ局の(キー局)の正社員は週刊誌ネタによると30過ぎで年収
1000万を超えるとありました。それぐらいの年収があるなら、24時
間仕事していてもいい!?
 今回のストーリー、永瀬や渡辺の話を聞いていると「そうかな?」
と一瞬思わされますが、現実では某テレビ局の暴行にしろ、乱痴気騒
ぎにしろ、雑誌にすっぱ抜かれて、国民の怒りを買っています。すっ
ぱ抜かれる前に、自局のニュースのネタにした真はうまい?
 ストーリーの中で、テレビ局内の暴行事件を政治家の汚職と比較し
ていますが、テレビ局は、民間の会社から見れば電波法に守られた独
占的許認可事業です。もう少し、襟を正して欲しいと思います。

 このドラマ、こういうネタを突き進めていくと、フジテレビにとっ
ての自縄自縛にならないのでしょうか!?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 3月となり、4月からの新番組の話題も出るようになりました。4月からの
ドラマの速報も出るようになりましたが、日本テレビ系だけ、全くの未定。ド
ラマの題名が決まらないだけでなく、放送枠そのものから見直す、ということ
らしいです。
 平日の午後に放送していたドラマの再放送枠もなくなるとか。

 実は個人的には、重大な失敗をしました。ホーム・ページに、日本テレビ系
で土曜日9時から放送の「よい子の味方」のあらすじをアップしようとしてい
たのですが、先週3月1日の放送の前半30分を録画し損なって、内容がわか
らなくなってしまったのです。
 今までなら、再放送の時にでも、と気軽に考えられたのですが、今度は再放
送がある保証が無くなってしまいました。さて、どうしましょう!?
 録画失敗の原因は、どうもビデオデッキが、閏年でもないのに、2月28日
の次は29日と思ったらしく、3月1日に予約してあった録画がスタートしな
かったことらしいのです。(T_T)(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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