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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/21) 高校教師(7)  2003/02/28


===================================================== 発行部数   5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/21 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 高校教師
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 湖賀郁己(藤木直人)
     町田雛(上戸彩)
     工藤虹子(ソニン)
     上谷悠次(成宮寛貴)
     藤村知樹(京本政樹)
 橘百合子(眞野あずさ)
脚  本 野島伸司

あらすじ プールでの一件以来、雛(上戸彩)と郁巳(藤木直人)の距離はま
すます近くなっていた。

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あの頃、眠れない僕たちは夜中まで電話で話し、朝には朝食で向かい
合った。
いけない事だといつも言い聞かせながら、僕は彼女への嘘を続けた。
いつか僕は、依存しあう事の何がいけないのか、分からなくなってい
た……
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朝、練習に来た水泳部の部員たちは、異様な光景を目にする。
プール上にゴムボートが浮かんでおり、そのボートには真美(蒼井優)
が両手足を縛ら れたまま、浮かべられていたのだ。
真美はすぐに保健室に運び込まれる。
保健室に様子を見に来た郁巳に対して、真美は仲間だったはずの悠次
(成宮寛貴)から見捨てられた事を話す。
話を聞き、憤りを覚えた郁巳は警察に行こうと説得するが、悠次から
の報復を恐れる真美は首を縦に振らなかった。

その頃、雛は紅子(ソニン)の住居を訪ねていた。
紅子は同じような境遇の風俗嬢幾人かと同居して暮らしていた。
雛は紅子に「郁巳に何もされないのは自分に魅力がないからか」どう
か相談する。
すると、紅子と同居している風俗嬢たちが、周りに寄ってきてあれこ
れとアドバイスをしてゆく。
戸惑いながらも、アドバイスを素直に受け入れる雛。

一方、風俗店で働く紅子は自分の出勤時間すべてを買い占め、個室で
英語の授業を始めだす藤村(京本政樹)に対して、不信感を持ちつつ
も心を開き始めていた。

警察に行くのは諦めたものの、納得のいかない郁巳は悠次を呼び出し、
真美からは手を引くように要求していた。
「OK。彼女からは手を引く」と、素直に納得する悠次。
その上、郁巳の寿命が残り少ないことを知っている悠次は、「先生は
もうすぐ死ぬ。。。そんなキャラはゲームの中では最強だもん。道連
れにされるのはゴメンだ。」と、郁巳に向かって話す。

悠次と疲れる会話をして、自分の部屋に戻ってきた郁巳は、目の前に
下着姿の雛が立っているのを見て、びっくりする。
「抱いて。。。」と下着姿で迫る雛だが、郁巳は全く相手にしない。
「死ぬ前に素敵な思い出を作りたい」、と雛は食い下がるが、郁巳は
そんな雛を冷たく拒絶する。
雛は深く傷ついてしまう。。。

翌日、郁巳は甥の正太(斉藤祥太)に呼び出される。
郁巳に「雛と付き合うことになったから」と報告する正太。
複雑な表情の郁巳。

その夜。
「後悔しないから。。。正太のことをいっぱいいっぱい好きになる。
先生にはもう迷惑をかけない。。。」と涙ながらに告げる雛に対して、
思わず憎まれ口を叩いてしまう郁巳。

翌日、海でデートする正太と雛の姿があった。。。

その頃、郁巳は百合子(眞野あずさ)の診察を受けていた。
郁巳は雛に対する複雑な気持ちを百合子に吐露する。
しかし、どこまでも冷静な百合子に対して、苛立ちと戸惑いを覚えた
郁巳は百合子から車を借り、とある場所に向かう。

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その間も僕はずっと、依存と恋愛の違いについて考えていた。
錯覚にしては、この感情があまりにもリアルだったからだ。
心の奥の方がチリチリとした感情に支配されていた。
それはつまり、嫉妬ではなかっただろうか。
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たどり着いた先は、海辺のラブホテル。
そう、雛と正太がSEXをするはずのホテルだった。
二人がキスを交わそうとしたその時、ドアが激しく叩かれる。
正太がドアを開けると、そこには息を切らした郁巳の姿が。
部屋に乱入した郁巳はまっすぐ雛の正面に立ち、雛に平手打ちをくら
わせる。

その後、正太を先に帰し、郁巳は雛を海辺へと誘う。
「叩いてすまなかった」と素直に謝る郁巳に対して、「本当は嬉しか
った」と雛は答える。
その上雛は、「先生が来てくれなかったら死ぬつもりだったけど、先
生の顔を見た瞬間『死にたくない』と思った。。。」と郁巳に話し、
涙を流す。
郁巳は泣き顔の雛を後ろから強く抱きしめ、雛と同じように「死にた
くない」と叫ぶのだった。
それはまるで、自らの心の叫びのようだった。

海辺からの帰り道。
車の中で、妙にはしゃぐ二人がいた。
長年連れ添った恋人どうしのように。。。

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僕達はなんだか妙にハシャイデいた。
とりわけ僕は、何かから目を背けようと、助走を始めていたのかもし
れない。
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やがて、郁巳のマンションに戻ってきた二人。
ベットルームで二人結ばれた後、郁巳と雛は見つめあう。

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あの時僕は、必死に、そう必死に自分をごまかそうとしていた。
出来ればそれが全て偽りだとしても、あの一瞬だけは信じていたかっ
たのだろうか。
そうして、かりそめでいいから言わせて欲しいと。。。
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「君を。。。愛してる。。。」


寸  評 郁巳と雛がやっと結ばれました。
雛が積み上げてきたものが、やっと形になったなぁ。。。という感じ
です。
雛と郁巳が結ばれたことにより、関心は「郁巳のウソがいつばれるの
か?」「郁巳の残り寿命は?」というところに移ってくると思います。
あと4回、まだまだ波乱がありそうな感じです。

執 筆 者 清水(reaty@smile.ocn.ne.jp)

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2. 編集後記
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今クール、死に臨んだ人間のドラマが二つあります。
「現実から目をそらせようとする」ドラマが「高校教師」。
「現実を受け入れようとする」ドラマが「僕の生きる道」。
これから終盤に差し掛かるに当たって、この二つのドラマの対比についても考
えてゆきたいと思います。(清水)

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