メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express (2003/02/19) 最後の弁護人(6)  2003/02/26


===================================================== 発行部数    5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/19 (Wed) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 水曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 最後の弁護人
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 有働和明(阿部寛)
     神崎美智子(浅野ゆう子 )
     赤倉俊哉(今井翼)
     良子(須藤理彩)
脚  本 秦建日子

あらすじ  予告された殺人
<私はもうすぐ殺されるだろう。私は大きな間違いをした。その間違
いのせいで私はきっと殺されるだろう。それも、たぶん、近いうちに。
私は書いておこうと思う、私の犯した間違いについて。そして、私を
殺そうとしている犯人について。>

 夜の部屋。女の子が一人、机に向かって日記を書いている。女の子
の名前は水川留美。そして、夜の学校。教師が一人帰るところだ。廊
下で携帯を見る。
 街では留美の友人の北野友恵が、道で立ち止まり携帯を見ている。
思い詰めたように、そして携帯を閉じ歩いていく。一人、部屋でベッ
ドに座り込んでいるのはやはり留美の友人の吉田知佳だ。身じろぎも
せず、一点を見つめている。

 留美は、日記を書きながら泣いている。父親と二人暮らし。部屋に
はたくさんの盾やトロフィー、賞状、留美が陸上競技でもらったもの
だ。「おとうさん、ごめんなさい。」

 殺人事件当日
 赤倉がポスターを町中に貼っている。グランドのそばで立ち止まり、
中で練習している陸上部員をじっと眺めていると石田が声をかけた。
どっちの子が好きなの?」「そんなんじゃないですよぉ。」と照れて
言い訳する赤倉。
 石田は有働の事を聞きに神崎の所へ行って来た帰りだ。赤倉は気に
なって、どうだったか聞く。神崎に、有働は自分のせいで人を一人死
なせている、と聞いてどう話したものか考え「なんにも知らないっ
て。」と答える。
 赤倉の見ていたのは、水川留美だった。

 夜、赤倉と石田が事務所に帰ってくる。有働は熱をだして、ソファ
ーで毛布にくるまっている。今にも死にそうだ。「ただいまぁー」と
元気に帰ってきた二人に、「思った通りだ!」と二人ともくしゃみ一
つしないとか、二人で夕食を食べて来ただろうとかいちゃもんをつけ
る。ビラを貼ってきた事までクレームの電話が入ったから剥がしてこ
い!と言う。
 生活があるんだから先生がしっかり仕事をとって来て!とやってい
る間に、いつの間にか事務所に入ってきていた博士が、二人が夕食に
買ってきたおむすびを、ちゃっかり食べている。残りのおむすびを取
り合って、石田が食べ損ねた。

 汐留女子学園中学高等学校
 夜の校舎、暗い階段を上る人影、矢崎時夫、グランドにいた陸上部
の顧問。校門から走り込んでいく二人の生徒。矢崎は屋上まで来て誰
かを捜している。校舎の中を走る生徒二人。屋上の物陰にも一人生徒
がいる何かを胸に・・・ナイフだ。手すりにもたれかかる矢崎にナイ
フで襲いかかる・・・水川留美?階段をかけ上る二人の生徒。「きゃ
ぁー」ドサッ!!襲いかかった生徒が手すりを越えておちた。やはり
水川留美だ。
 ビラを剥がしている石田と赤倉が、学校の近くまで来たとき、猛ス
ピードで走っていく車とすれ違う。赤倉は運転している男に見覚えが
あった。矢崎だ。矢崎は右腕に傷を負っていた。

<私はもうすぐ殺されると思う。だから書いておこう、犯人の名前
を。>

 水川留美の49日・集まった友人の前で話す父親。犯人が起訴され
たが、もう留身は帰ってこない、と。北野友恵も吉田知佳も、そして
少し後ろに赤倉もきている。
 事務所に帰ってきた赤倉が、ちょうどかかってきた電話に出る。神
崎からの依頼だ。被告人は矢崎時夫、36歳。被害者の水川留美が通
っていた汐留女子学園高校の教師。赤倉の顔色が変わった。

 東京拘置所
 有働・石田・赤倉が矢崎と接見している。「私は何もしていない。」
と矢崎。事件の日、学校へ行ったのは呼び出しの電話があったからで、
いくと突然襲われた、誰だかも分からない、夢中で逃げた、と。手す
りの指紋、着衣に付着した被害者の血液は?と聞かれると「分からな
い!!俺も混乱してるんだ!!」と大声を上げた。水川は陸上部のエ
ースだ、三連覇がかかった試合を控えている、そんな生徒を殺す教師
がいるか?と訴える。有働が水川留美と個人的な付き合いはなかった
かと聞くと、無い!ときっぱり答えた。「ほんとに殺していない信じ
てください。」と言う矢崎に、有働は「信じます。」と答えた。納得
がいかない風の赤倉。

 第一回公判
 北野友恵、吉田知佳、その後ろに遺影を胸に父親が傍聴のために裁
判所に来ていた。父親は有働を見るや、「なぜ弁護を引き受けた!」
と怒り露わに怒鳴った。たしなめられ入廷する。
 検察側起訴状朗読「・・・水川留美さんを学校へ呼びだし・・・」
弁護側は全員唖然。話が逆だからだ。強気の検察側。「計画殺人であ
る。罪名及び罰状、殺人!」
 ただただ、すがる目の矢崎。弁護側「無罪を主張します。・・・」
有働の話の途中で沢登検事が口を挟む。今回はかなり自信ありげだ。
 矢沢は留美と付き合っていて妊娠・中絶までさせた。ここに証拠カ
ルテ、そして、日記もある。日記には事の経緯が克明に書かれている。
写真もある。と、矢沢は「全部うそだ!俺は一度も写真は撮らせなか
った!」と言ってしまう。驚きの有働、廷内。沢登検事「語るに落ち
たとはこのことですな。発言を訂正します。写真は入っておりません
でした。しかしこの日記には事実が書かれている。」有働が何を言っ
ても、もうすでに手は打たれていた。
 沢登検事「最後にこんな事が書かれている。<私は陸上部の矢崎先
生に殺される。>・・・」じっと聞いていた父親が急に立ち上がり証
言台の矢崎につかみかかり殴ろうとした瞬間、かばった有働が殴られ
た。矢崎は証言台にへたり込み目を見開いている。父親は警備に連れ
出される。
 
 控え室で話す有働と矢沢。矢沢は、水川とは付き合ってない、と言
い、誘われたら行く時もある、と、赤倉が殴りかかろうとしたところ
へ、有働が、自分の娘も高校生だ、親の気持ちにもなれと胸ぐらをつ
かんだ。
 矢崎は「とにかく、俺はやってない!やってません。」と力強く言
う。

 有働たちは、検察に勝つためには立証の矛盾点を探す事、状況証拠
の洗い直し、と矢沢の無罪に動くが、赤倉は、留美が好きだったとや
る気がない。有働は「たとえ家族を殺した敵だろうと受けた仕事はや
り通す。」と赤倉を突き放す。
 
 有働と石田は、学校へ来ていた。北野友恵が百合の花束を持って留
美の亡くなった場所へ行こうとしていると、吉田知佳が、目立つこと
はやめた方がいい、と注意している。しかし、友恵はほっといてよ、
と行ってしまう。
 有働は留美の亡くなった現場に来た。友恵が花をあげて手を合わし
ている。有働に聞かれ、同じ陸上部で友達だった、矢崎先生と付き合
っていたのも知っている。でも矢崎先生は遊びで留美は真剣だった。
死刑を願っている、と話した。 その様子を上から見下ろしている知
佳。

 赤倉が、留美の家へ悔やみに来ている。父親は留美の事を話せる相
手が欲しかった。留身は幼い頃からの口癖で「オリンピックの金メダ
ル、プレゼントするよ。」と言っていたと聞かされる。悔しげな赤倉。

 夜、学校の屋上で、石田と有働は実況検分しているが、留美が弾み
で手すりを越えて落ちたとは考えられない、犯人は矢崎につみをなす
りつける為にこの寒い屋上で2時間以上待っていた?!そうか。
 有働は事件の次の日、その次の日と風邪で休んでいる生徒を捜して
もらう。いた!北野友恵と吉田知佳だ。二人とも留美の友人で陸上部。
そして、友恵は記録ではいつも、留美の下、どの大会でも2位なのだ。

 北野友恵の話を聞こうと正門で待ちぶせしている有働。しかし、友
恵は何も話さない、と頑なだ。が、証人として来てもらう、聞かなけ
ればいけないことが沢山ある言うと、困惑した表情の友恵。

 苦悩の関係者たち。その中で友恵は裁判に出ることを知佳に伝える。
電話を閉じた知佳の部屋には、ナイフ、矢沢を襲ったナイフが、・・


 第二回公判
 証人控え室、北野友恵はもう来ている。廷内では沢登検事が日記を
見せながら、弁護方針は変えなくていいのか聞いている。「無罪を主
張します。」と有働が言うと、沢登検事はいい加減諦めろといった顔
だ。
 赤倉も来た。静かな所内の階段をゆっくり上っていく吉田知佳。証
人控え室のドアが開く。誰かが入ってきた事に気づく友恵。が、驚く
様子はない。
 すでに傍聴席もいっぱいの廷内。赤倉は遅れて入ってきた。笑みを
かみ殺す有働。また、少し遅れて留美の父親が入ってきた。留美の遺
影を抱いて。

 証人喚問
有働「弁護側は、被害者の友人で陸上部でのライバルでもあった、北
野友恵を証人として呼んでおります。」
 吉田知佳が遅れて廷内に入ってきた。
 外が騒がしい。
有働「・・・ある仮説を立てています。この仮説が正しければ、検察
側の切り札である日記の矛盾点も明らかになる。矛盾と言うよりは不
自然さというべきか。」判事「では、証人を証人席へ。」

 事務官が飛び込んでくる。裁判長に耳打ちをする。有働と沢登が呼
ばれる。話を聞いた有働があわてて飛び出していく。裁判長「ただ今
より休廷いたします。」
 走る有働。表にはパトカーも到着し、柴田刑事が走り込む。にわか
に騒々しくなる館内。有働は証人控え室に・・・そこで有働が見たの
は、左胸を一突きされて仰向けに倒れるて死んでいる北野友恵だった。
 神崎にも連絡が入る。

 明らかに殺人だ。警察はみんなの足止めをし、捜査に入る。傍聴席
に残り遺影を見つめる留美の父親。放心状態で廊下を歩く吉田知佳。
有働の後ろ姿に「人を一人死なせてしまったの。」と言う神崎の言葉
を思い出している石田。中に入ろうともがく赤倉。
 横たわった友美の死体を凝視する有働。

つづく


寸  評  初めての前後編です。いつも盛りだくさんで、1時間では詰め込
みすぎな感がありましたが、これぐらいゆっくりやってもらえるとう
れしいなぁー。
 次回が楽しみです。有働さん、今回も白いハンカチ使ってたわ。洗
濯してるのかしら。ほんっと、心配!!ぶぅ〜

執 筆 者 ぶー()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 半分まできました。いつも配信が遅くなってしまって、読んでいただいてい
る方たちには、ご迷惑おかけしています。ただ今、年度末で忙しいのです。
 ま、言い訳です。ごめんなさい。(ぶー)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。