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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/17) いつもふたりで(7)  2003/02/24


===================================================== 発行部数    5 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/17 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル いつもふたりで
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 谷町瑞穂(松たか子)
     森永健太(坂口憲二)
     奥田直之(葛山信吾)
     藤原央子(長谷川京子)
     入江知華(平山綾)
     森永孝平(瑛太)
 木下優子(佐藤仁美)
 不和圭二朗(西村雅彦)
脚  本 相沢友子

あらすじ  クラシック音楽が流れる店内で、不破圭二朗(西村雅彦)と森永健
太(坂口憲二)通称ハチが話をしている。
 「なんだ話って。央子がどうとか言ってたな。」「俺…央子さんの
ことが好きになってしまったんです…」「央子はおまえの気持ち知っ
てるのか?」「はい…すいません…」不破はハチを睨みつける。


 孝平(瑛太)がいつものように夕食の支度をしていると、ハチが帰っ
て来る。昨日、瑞穂(松たか子)がハチの昇格祝いのボーリング大会に
来られなかったということで、今日お祝いをしようとするが、ハチは
「不破さんともめちゃったんだよねーチーフに昇格したばっかだと言
うのに馬鹿だよなー」と愚痴る。

 食後ハチの部屋で、「不破さんともめた原因って央子さんとこのこ
と?」「言っただろ。やるだけのことはやるって。不破さんに黙って
いるの後ろめたくてさぁ」馬鹿正直に・・と責める瑞穂に「後悔はし
てないよ」。瑞穂は、その場の雰囲気を変えるように「まっ、とりあ
えず2人でボーリングへ行くの止めた方がいいよ。聞いたよ17だっ
て?それって、ボーリングのスコアじゃないよ。」笑って、瑞穂は
「おやすみ」とハチの部屋から出て行く。


 楓書房の文藝部で、瑞穂と星野(塚地武雄)と永井(秋山竜次)を
前に、社長の奥田直之(葛山信吾)は、「大坪先生の新作の宣伝作業を
自分なりに考え、営業担当と話し合ってみたんだが、小説を担当した
ことのない奴に売らせるより、ここは文藝部の2人に力を合わせてが
んばってもらう。その前に原稿を読んで…」星野と永井を営業担当に
する。2人は大喜び。
 「瑞穂ちゃんは編集担当でしょ。」自分の役割を聞く瑞穂に「原稿
直して装丁考えて、作家と一緒に小説を創るんだ。」

 瑞穂と外へ出た直之は「瑞穂ちゃん一つ確認したいんだけどさぁ、、
、書くことはあきらめたの?」才能がなかったんです。と言う瑞穂に
「いいんじゃない別に。編集者の才能があるんだからさ」驚く瑞穂は
「えっ?」


 ハチは央子(長谷川京子)に「今度の休み、良かったらどこかに行き
ませんか?」と誘う。とまどう央子の顔を見て「勿論弟達も誘うから
さ。」あと「不破さんには話しました、俺の気持ち。だから、俺の仕
事のこととか、そういうこと心配しないで下さい。」央子の心配して
いることを先につげる。「どこがいいかな?行きたいとこがあったら
言って下さいね。ボーリング以外。」そう言ったハチに央子は笑顔を
見せる。


 瑞穂は部屋でおばあちゃんからの葉書を見つめている。「俺その日
行けねぇよ。大事な用事があるの悪いね」と央子との約束の日をハチ
は孝平に断られてしまう。ハチは、思いついたように瑞穂の部屋をノ
ックする。
 「瑞穂―ちょっといい?」「なに?」「今度のさぁ日曜日なんだけ
どスケート行かない?」央子とスケートに行く約束をしたハチは、瑞
穂に一緒に来て欲しいと誘って来た。困っているハチの顔を見て承諾
した瑞穂だったが、孝平も知華(平山 綾)も来られず3人で。と聞く
と嫌がる。2人だとまずいと言い募るハチを部屋から追い出す。
 ハチは一度は瑞穂の部屋から出て行くが、気になりまた戻って来る。
「どうしたの?」「おばあちゃんに手紙書こうと思ってるんだけど…
なんて書いていいのかわからない…がっかりするだろうな おばあち
ゃん。私が小説家になるのあきらめたって言ったら・・」ずっと考え
ていたらしい瑞穂に「そんなことないと思うよ。上手くは言えないけ
どさ、おばあちゃん瑞穂の”夢”を応援してくれてるわけだろ?だっ
たら次の夢も応援してくれるんじゃないか?まぁそう簡単に夢が見つ
かるものじゃないと思うけど…」

 『おばあちゃんへ
お手紙ありがとうございました。私は元気でやっています。今日は報
告しなければいけないことががあります。実は事情があって小説は出
版できなくなりました。東京に来てからすぐにわかったことでしたが、
皆に心配をかけたくないのと、はずかしいのと、なによりも自分の夢
を捨てたくなかったので、どうしても言えませんでした。ごめんなさ
い。せっかく応援してくれたのに、本当にごめんなさい。
いろいろ自分なりに考えましたが、私は小説家になることを辞めるこ
とにしました。
おばあちゃん心配しないで。それは夢を捨てるのではなくて、新しい
夢を見つけようと思ったからです。だって、夢のない人生なんて、味
のないチューイングガムみたいなものですからね。
 追伸:おばあちゃんに借りたお金は、今月から少しずつ返して行き
ます。』


 楓書房に出社した瑞穂は直之に「次の作家候補、山崎翔さんがいい
と思います。」と伝える。直之もいいところに目をつけたと誉める。
ある女優が山崎翔をTVで紹介してから再ブームになっていて、新作
を読みたいって評判で、どの出版社も獲得しようとしている。だけど、
誰も居場所を知らないんだ・・。


 ハチ達が打合せのため不破を待っていると、変わりにマネージャー
がやって来た。「急なスケジュールで?」という話だが、ハチは告白
した直後でもあり、不破のことが気になる。


 村越書店へやって来た瑞穂は、前に渡した”胸の音”の小説の感想
を村越へ聞く。「感動したでしょ?知ってますか?今、山崎翔さんは、
密かにブームになってるんですよ。何処の出版社も過去に3作の小説
を発表したっきりで、30年間行方をくらましている山崎さんを探し
ているらしいんです。 かっこいい!! 私も聞いた話ですけどね。」
山崎のファンの瑞穂は嬉しそうに村越へ知らせる。村越は瑞穂の顔を
見て、「顔つきが変わってるな。」とぼそっと言う。「自分なりに、
けじめつけましたから。また本読ましてもらいます。」と瑞穂は書店
の奥へ行ってしまう。


 日曜日、大雨の中、瑞穂とハチと央子は”昭和スケートセンター」
の前に来る。張り紙には「休館日」と・・「雨はしょうがないけど、
休みの日ぐらい調べといてよね?ハチどうするの?」ハチはしばらく
考えて、「うちでゲームしましょうよ。囲碁もありますし。いいよな
?瑞穂。」

 ハチのマンションへ戻り、ハチは央子と楽しそうにゲームをやる。
瑞穂は少し疎外感をうける。
 デリバリーの食事もお皿に並べるのを、ハチと央子は仲良くやって
いるように瑞穂の目には映る。

 「森永さんもどうぞ」ハチに蟹を渡そうとする央子へ「ハチは蟹が
ダメなんだ」と瑞穂が言う。「北海道なのに、蟹嫌いなんて珍しくな
いですか?」と素朴な疑問を央子は言う。それからハチは、央子が北
海道に行ったことがないという話を聞き、北海道の自分達の育った田
舎や瑞穂との思い出の場所のことを、央子に嬉しそうに話す。そのハ
チの話を複雑な思いで瑞穂は聞いていた。

 ハチは央子を送ってマンションから出てきた。外で央子は昨日不破
と会ったことをハチに打明る。


 不破と央子がレストランで食事をしている。「これが、最後の晩餐
か…」不破がつぶやく。「私、好きになれそうな気がします。森永さ
んのこと。」不破は複雑な顔でハチのこと言う。「アイツは洒落た店
も知らないし、作家のくせになんべん言っても克服を”かつふく”と
読むし・・アイツ臭いぞ。それに、あの髪型鬘なんだぞ。家でくつろ
いでるときは、セーラー服着てるんだ、、」食事をしながら、あきら
かに違うことを言う不破の言葉を聞き、央子は不破の前で久しぶりに
笑う。


 央子を送って帰って来たハチは黙って部屋に入って行く。
 瑞穂はシャワーを浴びて出て来ると、知華が帰って来ていた。
 「あっ知華ちゃん。どうしたのこんな時間に?」「最近孝平あんま
り遊んでくれないんだぁ。あのね、仕事始めることにしたって言って
てさぁ」「いいことじゃない」「でもつまんないのー」
 今日のスケートのことを知華が聞くが、中止になって結局央子さん
家に呼んだ。と話、自分は邪魔者だったと言う。「健太さん無神経だ
から…」「私は幼なじみだからさぁ」「健太さんはいいけど、央子さ
んは気になるじゃない?健太さんわからなすぎーおやすみー」そうい
い知華は部屋へ戻る。


 楓書房で、”住宅情報ガイド”を見ていると直之が「部屋探し?」
と目ざとく聞いて来た。「あそこ、居られなくなりそうですから」
「それじゃあ、瑞穂ちゃん邪魔者になっちゃうの?瑞穂ちゃんってさ
ぁ、あの幼なじみ好きなの?」驚く瑞穂に「俺が本気になってもいい
の?うちに越して来なよ。」と冗談とも本気ともとれる言い方をする。
そこへ「こんにちはー」と依子(木村多江)が入ってくる。「営業担
当さんたちは?」瑞穂はお茶を入れに部屋を出て行く。
 「ちょっとお邪魔だったかしら?」笑顔で直之に依子は言う。「ち
ょっとね」


 瑞穂は家でも雑誌を見て、家賃を調べる「高っかーー」 そこへ瑞
穂の携帯が鳴る。出るとハチからだった。ハチの部屋からCDを探し
て緊急に届けてほしいとの電話だった。瑞穂はハチの部屋でCDを探
して、タクシーに乗りテレビ局まで届ける。
 テレビ局で待っていたハチは瑞穂にタクシーチケットを渡して、
「じゃあな」と言う。


 しばらく後、ハチがテレビ局から出て来る。ふと、気になり横を向
いて、そっちへ向かって歩いて来る。帰ったと思った瑞穂がソファに
座って寝ていた。
 ハチに起こされた瑞穂は「こんなとこまで来させて返れってどうい
うこと?」「明日早いって言うから…」「お腹空いた」「1時だぜ?
太るよ」瑞穂に睨まれ「なんでも、ご馳走させていただきます。」瑞
穂はハチと居酒屋へやって来る。「こういうのってさぁ珍しくない?
瑞穂と外で飯食うの。瑞穂が東京に出て来たとき以来だなぁ。たまに
はこういうのもいいよなぁ」「そうだねぇ」瑞穂も笑顔になりビール
を飲む。
 マンションへ転がり込むように帰って来た2人。瑞穂は朝まで飲も
うとワインを持ち出す。ハチが、出掛けるまで瑞穂が見ていた”住宅
情報ガイド”を見つける。「瑞穂ここ出てくの?」近いうちに出て行
くと、ハチに言うが、お金も苦しいだろうから、出て行かないでほし
い。とハチは言う。「彼女だって出来ちゃうんだよ?女が家にいるわ
けにはいかないの。」「だって瑞穂だろ?」瑞穂は別だとハチは言い
張る。「じゃあ、ここにいさしてもらいます」瑞穂は怒った口調で部
屋へ寝に行ってしまう。


 事務所で、不破が読んでいた書類を読んでみろと、ハチに渡す。
「新番組の企画案だ。引き受けるとしたらおまえがチーフをやるんだ
からな。」不破の態度に信じられないものを感じたハチは素直に顔に
出すと「なんだその顔は。」「えっ てっきり首だって言われると思
ったから…不破さんずっと様子が変だったから…あの話してから。」
不破はそっけなく「トラブルのせいだ。央子のことは、確かに頭にき
たが・・俺を誰だと思ってる。俺が必要なのは、おまえの才能だよ。
俺のブレーンとして必要だよ。」ハチは笑顔で「ありがとうございま
す。」


 瑞穂は優子に喫茶店で話を聞いてもらう。「おかしいんだよねぇ。
腹立つの。ハチの言うことが妙に。かというと、妙に嬉しかったり。
この間、さぁ、例の彼女うちに来たの。そしたらハチが私達の田舎に、
央子ちゃんを案内するって、盛り上がっちゃってさぁ。そしたら私、
そんなとこ連れてっても、彼女は楽しくないのに……違うなぁ・・」
優子は「連れてってほしくないわよね〜連れてかないで。って思った
のよね?要するに好きって感情なんだよね。」驚く瑞穂に構わず「昔
から瑞穂はハチ公のこと好きだったんじゃないの?皆そう思ってた
よ。」 「ありえないよ、、、」

 マンションに瑞穂は帰ってくる。ハチは「あのさぁ。どうにか俺、
首にならずに済んだみたい。」ハチが瑞穂に心配していたことが回避
されたと報告しても瑞穂はどこかうわの空・・
 瑞穂は部屋に入り、「あ り え な い、、、、」とつぶやく。


寸  評  瑞穂はハチが好きだと自覚して来ます。ハチは央子とだんだん近
付いて来ます。ハチは瑞穂のことが、昔っから好きなんだと思ってた
んですが、瑞穂が近くに現れても、央子が好きなハチの気持ちって…
うーん、、、

執 筆 者 田村(tamura_d@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 花粉症の季節がやって来ました。早めの予防が良いとのことで、私も効くか
どうかわからない”甜茶”を飲み、花粉症の薬を飲んでいます。更に、最近風
邪気味で、風邪薬も飲んでいます。薬づけの毎日です。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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