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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/09) GOOD LUCK(4)  2003/02/16


===================================================== 発行部数    6 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/09 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル GOOD LUCK
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 新海元(木村拓哉)
 香田一樹(堤真一)
 緒川歩実(柴咲コウ)
 深浦うらら(内山理名)
 朴美淑(ユンソナ)
 原田美和子(加藤貴子)
 阿部貴之(要潤)
 緒川香織(市川実和子)
 安住龍二郎(安住紳一郎)
 新海誠(中尾明慶)
 内藤ジェーン(竹中直人)
 新海良治(いかりや長介)
 太田健三郎(段田安則)
 富樫のり子(黒木瞳)
脚本  寺田敏雄

あらすじ  上海でホテル火災が発生した。宿泊客の中には日本人客も含まれ
ており、負傷者もいるらしい。

 新海元(木村拓哉)、内藤ジェーン(竹中直人)、安住龍二郎(安
住紳一郎)ら全日空のパイロットたちは事務所でそのニュースを見て
いた。

 政府の要請により全日空が日本人負傷者帰国のための特別チャータ
ー便を上海に出すことになったという情報が流れる。誰が行くかで盛
り上がる三人。

 そこへ元に乗員室長からの呼び出しがかかる。訳も分からずとりあ
えず向かう元。

 一方、富樫のり子(黒木瞳)がチャーター機の機長のご指名により
機長チャーター機のチーフを務めるように言われていた。

 それは光栄です、と言って任務を引き受けたのり子に、上司は任務
の後一週間ほど休暇を取って考えて欲しいことがある、と告げる。

 ”考えて欲しいこと”とは、訓練センターの課長のポストが空いた
のでそこに入ってくれないか?という話だった。間接的とはいえ飛行
機を降りて欲しい、という上司からの要望に戸惑うのり子だった。

 整備工場でも阿部(要潤)や歩実(柴咲コウ)ら整備士たちが召集
され、整備作業が急ピッチで開始される。

 乗員室長から元がチャーター機の副操縦士に任命される。驚くと共
に元が選ばれた理由を尋ねると、またもや機長のご指名。機長は香田
(堤真一)だった。

 上海行きの特別チャーター便999便の緊急特別会議が開かれる。香
田、元、のり子はもちろん、整備側として歩実も出席している。

 搬送される重軽傷の日本人の内、一名の重傷者相馬るり子(西田尚
美)の容態などの情報も報告される。るり子は新婚旅行で火災にあっ
たが、夫は火災で死亡してしまっていた。

 整備工場を出発出来るのは明朝7:30が限度だと阿部が主張するが、
香田は政府の決めた7:00に出発できるようにするのが整備の仕事だろ
う、と諭す。

 会議中、ぼんやりしてしまったのり子を香田は叱責し、私のやり方
に付いてこられない者は代わりでもいくらでもいるんだ、と言い切り、
会議は終了する。

 エレベータホールで香田とのり子が二人になる。先ほどのミスを謝
るのり子。そして自分が地上勤務になるように言われたことを香田に
漏らす。

 香田はその事情を知った上で最後の花道としてこのチーフとしての
任務を任せたのだった。「課長になるなんて会社員としてはすばらし
い昇進だろう?」と香田は言う。

 のり子は、自分が地上勤務になることを香田が賛成していることに
動揺し悔しがる。

 この二人のやりとりを元が物陰から聞いて複雑な心境となる。

 元は歩実と偶然会う。香田の言っていることはどれも正しくて、香
田が悪者になるのはおかしいのでは?ともらす歩実に、元は「言って
いることは正しいかも知れないけれど、俺は違うと思う。」と反論し
た。考え方の違いだね・・・そう言い残して歩実は去っていった。

 夜通し元は飛ぶルートの確認を行っていた。

 そして定刻7:00に離陸。上海に到着後すぐに負傷者が医師と共に運
び込まれていく。

 帰りの準備をしながら、元は香田に何故自分を副操縦士に指名した
かを尋ねる。香田の答えは、「君なら変なプレッシャーに押しつぶさ
れることもないだろうし、君程度の能力であれば何かあったときのリ
スクも予測できるから。」

 乗客の乗り込みが完了し離陸準備に入り飛行機が動き始める。する
とるり子が目を覚まして姿の見えない夫と一緒でなければ帰らないと
ベッドの上で暴れ出す。

 のり子は離陸の延期を香田に申し出るが、香田は5分の猶予を与え
ただけだった。

 再び鎮静剤を打とうとする医師の手を止めて、のり子はるり子に夫
が亡くなった事実を告げて一緒に日本に帰ろうと、説得する。

 約束の5分が経ち香田がキャビンに連絡する。のり子はもう死んで
もいいと言うるり子を説得している最中だった。

 「あなたが死んだらご主人が生きていたことを誰が思い出してあげ
るの?自分も大好きな人との別れを経験しているが、今でも彼は私の
中にいる。それが自分を大切に生きるということだから、あなたも死
ぬなんて言わないで一緒に日本に帰りましょう。」

 その台詞でるり子は落ち着き、一部始終を聞き遂げた香田が離陸を
言い渡した。

 飛んでいる機内では、るり子の手をのり子がずっと握っていた。

 成田到着。のり子はるり子に付いて病院まで行くことになった。

 ラストフライトなんだからのり子が戻るのを待とう、という元の提
案を香田は却下する。自分の評価は自分でするものだ、今日で空を降
りるかどうかは富樫チーフの問題なのだからお前は何もするな、と元
に言い残して香田は帰っていった。

 夜中にのり子が事務所に戻ると、ソファで元が眠りこけていた。驚
くのり子に元は、辞めないで下さいと言った。

 「俺達とずっと空飛んでてください。きっと香田さんもそう思って
るし。」という元に「地上に降りるかどうかは自分で決める問題だし
・・・でもありがとう。」と答えて去った。香田が言った通りにのり
子も考えていることを知り、落ち込む元だった。

 歩実は通りすがりにお好み焼き屋の前に元の車が止まっているのを
見つけて寄ってみる。一人落ち込みながらお好み焼きをつつく元の前
に歩実は腰を下ろした。

 元は、いつものフライトより今日の数人きりのフライトの方が重い
気がする、とこぼす。歩実はその気持ちは分かる、いろんなフライト
が人それぞれあるんだけれど、いつでも良い旅になるように整備士も
願って整備して「GOOD LUCK」って見送るんだ、と話す。

 休暇明けののり子は、上司に昇進の話を断った。これからも仲間と
一緒に空を飛んでいきたい、と。

 元がコーヒーを飲んでいると、隣にのり子が来た。のり子は、「地
上に降りることを断った。新海君が機長になるまでは空を飛ぶつもり
よ。」と宣言する。

 「どうして俺が機長になるまで?」と尋ねる元の耳元にのり子は顔
を寄せて「ぶっちゃけあなたが好きだからよ。」と笑って囁いた。

 元と別れた後、のり子は廊下で香田と会った。「これからもよろし
くおねがいします。」笑顔で言うのり子に「こちらこそ。」香田は返
した。


寸  評  のり子の働きで無事に飛行機が飛ぶのも、のり子が飛行機を降り
ないのも、どう考えても定番の筋書き通りなんですが、なんだかんだ
と言いつつ一生懸命見てしまうんですよね。これがこのクールのドラ
マ視聴率No.1のうまさなんでしょうか?

執筆者  井村(goodluck_sun9@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 昔からその気はあったのですが、子供を産んでからますます涙もろくなって
しまいました。これまでの人生の中でないなりにいろんな出来事を経験してき
たからか、いろんな立場の人に感情移入してしまうんですよね、つい。岡山で
幼い姉妹が迷子になって凍死してしまった事件なんてもうもう・・・(; ;)
(井村)

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