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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/05) 熱烈的中華飯店(5)  2003/02/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/05 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  0.お礼
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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0. お礼
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 昨日お願いしました、「美女か野獣」の録画ビデオ、何人かの方から貸して
頂けるとのメールを頂き、ありがとうございました。
 困った時に助けて頂けるというのは、とてもありがたいことだと感じていま
す。
 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。(ドラマ研究会)

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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 熱烈的中華飯店
局  名 フジ系
放映日時 水曜21時
キャスト 橘詞央(鈴木京香)
     名波健太(二宮和也 )
     迫田誠二(椎名桔平)
     野口拓郎(勝村政信)
     大山海次郎(東幹久)
 小向五郎(高橋克実)
     綾小路公彦(石黒賢)
 三村奈々子(瀬戸朝香)
 岩田厳五郎(伊東四朗)
脚  本 林宏司

あらすじ  −−人は時として、”奇蹟”の到来を願う。
   しかし、願ったからといって、奇蹟は必ずしも訪れるものでは
ない。
   果たして奇蹟とはどうしておこるのだろう?
   神の気まぐれか、自然の摂理か、それとも.....

 みんなの写真を大山海次郎(東幹久)が撮ろうとしている。名波健
太(二宮和也 )が橘詞央(鈴木京香)の隣の席を空けておきました、
と大山に耳打ちする。そこに通りかがった綾小路公彦(石黒賢)が、
詞央の隣の席に座ってしまう。やむなく大山は詞央の後ろに立とうと
したが、押されて端になってしまう。

 綾小路はフラフラと生きているため、仲間を大切にし、一度決めた
ことは変えない大山とは、そりがあわない。

 名波が卵焼きを作る。なかなかおいしいと評判。

 詞央は、次のVIPのオーダーをあらかじめ聞いておいたと言う。仕
込みが必要なものも多いし、品数も多い。チームワークが大切だと岩
田厳五郎(伊東四朗)。詞央はみんな、仲がいいから、と胸を張る。
岩田は、船長(山田明郷)から、ラーメンのオーダーがあったと言う。

 詞央が厨房を覗くと、綾小路と大山が大立ち回り。「大山さん!!」
と詞央がどなっておさめる。

 詞央がオーダーを読み上げ、料理長の迫田誠二(椎名桔平)がみん
なに担当を割り振ろうとしたが、詞央がさっさと割り振る。だが、大
山にはなんの担当もない。

 詞央が、あとラーメンのオーダーが、と軽く言うが、迫田は屋台の
ラーメンとは違う。粉から打つのだ、と言う。だが、経験者がいない
.....

 その時、大山がバイトで一日千玉打っていたという。

 大山が鮮やかな手つきで麺を打つ。パワフル。「頼りにしているわ。
もう、喧嘩はダメよ」と詞央。

 綾小路と三村奈々子(瀬戸朝香)と野口拓郎(勝村政信)は、大山
の噂をしている。

 大山と小向五郎(高橋克実)と名波と迫田は、綾小路が何者なのか、
という話をしている。

 大山は迫田に、麺を切らずに延ばすのは難しい、と言われ、切るつ
もりだった大山は慌てる。

 今回のVIPは、ある屋敷に40年も執事として勤め、その功労にと主
人から今回の船旅を送られた、西園寺(角野卓造)とその息子夫婦だ。

 大山は通る人、通る人に麺を打ってみるか、と声を掛け、ことごと
く断られる。

 そのうち、大山はみんなと争いを起こす。

 「チームワークが大切なんです。今度チームワークを乱すようなこ
としたら、ここから出て行って貰います」と詞央。

 綾小路は大山に、麺打てないのか?と聞く。

 西園寺は綾小路の顔を見て、「ひょっとして、公彦さん?」と声を
掛ける。そして、「お久しぶりです」と挨拶する。「お久しぶり」と
綾小路。

 なんと、西園寺が仕えていたのは、綾小路の父親。13年ぶりの再会
だという。綾小路は大学を中退し、父親の会社も辞め、世界中をフラ
フラとしていた。いろいろいいわけを言う綾小路に、「嘘を言う癖は
変わりませんね」と西園寺。最初の嘘は5歳の時。綾小路の兄たちは
会社を継いでしっかりしているが、綾小路だけ、フラフラしている。
「公彦さんを一人前にできなかったのだけが、わたしの教育係として
の汚点でした」と西園寺。

 綾小路は平平楼の料理人になったという。西園寺は家に報告すると
いう。詞央が、綾小路は確かに平平楼の料理人だと助け船を出す。
「なら、その料理とやらを待とう」と西園寺。

 今の会話を大山が聞いていた。

 厨房に戻ると、さっきの喧嘩で材料が散らばり、料理が間に合うか
危ない。

 大山は気合いを入れて、麺を再び打ち始め、綾小路も料理を手伝う。
「死ぬ気でやってちょうだい。何としても間に合わせるの!」と詞央。

 だが、大山の麺は途中でちぎれてしまう。

 もう、船長と西園寺たちは、席に着いている。岩田は今日のメイン
は船長が西園寺の長寿を願ったラーメンで、他の料理と一緒に出すよ
うに言う。「わかってます!」と詞央は言い、厨房のみんなをせかせ
る。「焦んない方がいいんじゃないかな。落ち着いてやんなよ」と綾
小路。「うるさい。お前は自分の心配をしろ」と大山。

 詞央はみんなの心配をする。

 最後に大山にも、「頑張ってね」と声を掛ける。そして岩田に、
「場を繋いでおいて」と頼む。「2分だけですよ」と岩田は引き受け
る。

 ラーメン以外はお皿に盛りつけられる。だが、まだ、麺は打ててい
ない!!

 岩田は仕方なく、万漢全席の話をする。

 「無理だな、あれじゃ」と迫田。「いらついてるな」と野口。

 岩田が来て、かわりのもので、と言う。他の料理も冷めてしまうか
ら、と。「打ってたら、日本に着いちゃうぞ」と岩田。「無理だ。悪
いがオレにはできん。スマン」と大山。

 岩田は、「蝦にも、長寿の意味がある。それにしろ。船長にはわた
しから話す 」と言う。

 その時、綾小路がもっとも手間のかかる料理を器ごとこぼし、「逃
げるなよ。喧嘩は逃げた方が負けなんだろ。逃げたことないんだろ。
しつこい方が勝つんだろ。仲間を見捨てたこと、ないんだろ」と言う。
「作り直せ!早く!」と岩田。みんな次々と作った料理をこぼす。

 「オレ達は麺のオーダーを受けた。オーダーを変えるのは負けだ。
死ぬ気で作る」と迫田。「なんだ?こいつらは」と岩田。「頑固です
ね。わたしには、説得できません。船長には、わたしから謝ります」
と詞央。しかし岩田は客席は自分の責任だと引き受ける。そして万漢
全席のすべての料理名を挙げて、時間を稼ぐ。

 遂に大山の麺が切れずに延び始める。糸のように細く長い麺。「さ
あ、ゆでるぞ!」と迫田。

 他の料理の盛りつけもできる。ラーメンがスープを張った器に入れ
られる。すべて同時に出来上がった。

 詞央は料理を出し、「ちょっと時間が」と謝る。「いえ、わたしに
はこれからたっぷり時間があります。待っていて良かった。ゆっくり
頂きましょう」と西園寺。そして、麺を味わう。詞央はそっと岩田に
会釈する。

 客人が去った食卓。

 厨房に西園寺が入って来る。詞央が、「挨拶がしたいそうです」と
言う。

 「今日は楽しませて貰いました。どの料理もみんなおいしかった。
ありがと」と言って出て行こうとして振り向き、「でも、やはりあの
麺が最高でした」と付け加える。大山の顔がほころぶ。その大山を綾
小路が優しく見る。そんな2人を詞央が見る。

 「不思議です。あなたは昔から、ちゃらんぽらんでいい加減でした
が、不思議と友達は多かった。それが教育係としてのわたしの誇りで
す。これでお父様に報告できます。言い船旅だったと。それと、中華
の料理人は鉄ナベが落ちてもいいように、鉄板の入った靴を履いてい
ます。そんなこじゃれた靴を履いた料理人はいません。靴をお換えな
さい。これが教育係としてのわたしの最後のアドバイスです」と西園
寺。

 綾小路は大山に、「おつかれさま」と缶ジュースを差し出す。「あ
りがと」と大山。「え?」と綾小路。「ジュース」「奈々子ちゃんと
遊んでこよう!」「そういえば、あんた、何者だ?」

 「料理人でしょ。あなた自分でそう言ってた。しばらくやってもら
うわよ」と詞央。

 名波が厨房に貼ってあった集合写真をはがして、貼り直す。はがし
た写真の綾小路はスーツだが、貼り直した写真では平平楼の制服。そ
して詞央の隣りに座り、大山はやはり端に押し出されそうになってい
る。

 また、みんな忙しく仕込みにかかる。

 −−奇蹟の到来に規則はない。
   奇蹟とは思わぬ人に思わぬ形であなたの目の前に運んでくるも
のなのだから。


寸  評  今回は、料理が何品か出てきましたね。でも、なんで同時でなけ
ればならなかったのでしょう。時間がかかっては、麺はのびてしまう
し、他の料理も冷えてしまう。かえって、食べ終わるのを見計らって、
一品ずつ運んでくるのが、高級中華料理店だと思えるのですから。同
時では、定食のようです。

 でも、あいかわらず、お客さんは一組ですね。

 ところで、本当に中華の料理人は、鉄板の入った靴を履いているも
のなのでしょうか!?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 前にも書いたのですが、どうしても、この「熱烈的中華飯店」と「美女か野
獣」がだぶって見えてしまうのです。
 自ら進んでか左遷かは別としてもキャリア・ウーマンがダメ集団を引っ張っ
ていこうとする。
 ダメ集団が、もともとのプロか、素人の寄せ集めかは別としても段々彼らが
チームワークで成長していき、それが、キャリア・ウーマンの彼女たちをも成
長させる。
 それと、なんとなくですが、鈴木京香と松嶋菜々子のイメージも似て見えま
す。別のドラマを見ていて感じたのですが、2人は時代劇をやっても、それな
りに溶け込める顔立ちと思います。
 同じフジテレビで、水木と続いて放送、というのも不思議ですね。(鈴木)

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