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タイトル:Daily Drama Express (2003/02/03) いつも2人で(5)  2003/02/06


===================================================== 発行部数    9 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/02/03 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル いつもふたりで
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 谷町瑞穂(松たか子)
     森永健太(坂口憲二)
     奥田直之(葛山信吾)
     藤原央子(長谷川京子)
     入江知華(平山綾)
     森永孝平(瑛太)
 木下優子(佐藤仁美)
 不和圭二朗(西村雅彦)
脚  本 相沢友子

あらすじ  『元気でやっていますか?便りが無いのは元気な証拠なんだろう
ね。もう執筆に入っていると聞きました。瑞穂の小説が出版されるの
を、おばあちゃんもお母さんもとても楽しみにしています。 でも無
理だけはしないように。体には気をつけて。  おばあちゃんより…』

 瑞穂(松たか子)は楓書房へ出社する。自分の席に座って、北海道の
おばあちゃんからの手書きの手紙を見つめる。 目の前には、同じ文
藝部の星野(塚地武雄)と永井(秋山竜次)もいる。

 社長の直之(葛山信吾)が入って来る。高校生作家の幸子のことろへ
行ったのは、直之に言われたからではない。と弁解をしようとする瑞
穂を制し、直之は原稿を瑞穂に渡す。「徹夜で原稿直したから瑞穂ち
ゃんに読んでほしいって」と幸子からの伝言も伝える。

 いつも直之に「社長じゃなく、直之と呼んでほしい」と言われてい
る瑞穂は「すいません直之さん。私打合せに行って来ます。」と直之
に直之さんと言う。
 社長は「よっしゃぁぁぁ」と大喜び。


 喫茶店で、ハチ(坂口憲二)と優子(佐藤仁美)が、心配していた瑞穂
の話をしている。自分は何もしていないというハチに優子は「ハチ公
が側にいればいいんじゃない?でもたまにはもっと強引になってもい
いかもね?」と。


 村越書店が気に入った瑞穂は、村越書店へやって来る。
 「この間はありがとうございました。はっきり言ってもらえて良か
ったです。小説家になるのは、あきらめました。そう、お礼って言っ
てはなんですが、この前お話していた私の一番好きな本です。」そう
言って、瑞穂が一番好きな本で、村越書店に置いていない”胸の音”
という本を両手で村越へ差し出す。しばらくじっとしていた村越はお
もむろに瑞穂の差し出した本を受け取る。
 村越は、小説を読み出す…


 「孝ちゃん(瑛太)の作った料理おいしいね。」久しぶりに4人そろ
っての食事のとき、孝平と知華(平山 綾)に、部屋にたてこもった理
由を聞かれる。村越に”小説家になれない”と言われたから、とはと
ても打ち明けれない瑞穂はあいまいに誤魔化す。


 「どうした?元気ないじゃないか?」不破(西村雅彦)がタクシーに
乗っていると、央子(長谷川京子)から電話が。「今から会いたい」と
いう央子に、「これから仕事なんだ。こっちから電話するよ」とそっ
けなく切ってしまう。同じタクシーには妻が同乗していた。


 「大坪重樹(和田周)?」直之は、自分が学生の頃、大坪の小説が
好きだったと瑞穂に話す。「大坪の新作を楓書房から出版することに
なりそうなんだ」実は、毎晩大坪の行きつけのバーに通ってた。と打
ち明ける。
 金曜日に大坪の還暦祝いのパーティに大坪から直々にご招待された
から、瑞穂もパーティへと誘う。「ドレスを持っていない」と断る瑞
穂に、直之は、取次ぎの「依子(木村多江)に借りればいいじゃん。
電話してあげるよ。」と断る瑞穂の声も聞かずに電話を始める。

 高校生作家幸子の小説の出版の件で、専務の国枝(田山涼成)に直之
と瑞穂は話に行く。「文藝部として、それ相当の利益を生んでくれれ
ば解任しませんよ。」と文藝部復活の条件で、直之の社長解任をかけ
た国枝は冷たく言う。瑞穂は自信満々だが、直之は、口篭もってしま
う。


 新しくチーフに任命されたハチは、ミーティングで番組編成の案を
出す。しかし、他のメンバーはハチの話に耳をかそうとしない。
 外の空気を吸いに屋上に出たハチは央子の姿をみつける。しかし、
央子の寂しそうな顔を見て、声をかけることが出来ない。


 マンションで、ハチが珈琲を入れているところに瑞穂がやって来る。
瑞穂の分の珈琲も入れ、瑞穂が編集者として手がけている高校生作家
の話をハチは聞く。反対していたご両親も説得した。と聞いてハチは
「強いなぁ…瑞穂は。昔から全然変わってない。」と感心する。 
「わかってないなぁ…そんなん強がりに決まってんじゃん。昔っから
思い続けてたことだよ。そんな簡単に立ち直れるわけないじゃん。し
んどいときこそ強がってるんだよ。自分を騙してまで強がるの。それ
が本物になってくんじゃん。」瑞穂は自分の理論を展開し、自分の部
屋へ戻って行く。


 何回も幸子へ電話をしても、留守電のメッセージしか聞かず、幸子
(石田未来)と話をすることが出来ない瑞穂は心配になり、パーティ
のドレスやアクセサリーを貸してくれる依子へ「最近手塚(石田未来)
さんと話してます?」と聞いてみる。「直しに手間取ってるんじゃな
い?」と紹介してから会ってないからと依子は言う。


 歯科医院で央子は考え事をしていると、同僚に「近くにいるんだか
ら不破さんに会ってこれば?」とアドバイスされる。
 央子が不破圭二朗事務所を尋ねると、不破のマネージャーと名乗る
女性が出て来る。
 「藤原さんでしょ?あなたのことは良く存じております。立場をわ
きまていただきたいんです。不破は一般の人とは違うんです。」と言
われてしまう。


 大坪の還暦祝いパーティに依子からドレスを借りて出席した瑞穂は、
直之から「綺麗だよ」と誉められる。そこへ、ハチのマンションで会
った不破が声をかけて来る。挨拶する瑞穂に不破はここに来た理由を
聞くと瑞穂も不破がなぜここに来たのか問う。そこへ直之がやって来
て、「大坪先生は不破さんの番組にコメンテータとして出演している
んだよ」とホローする。直之は不破に名刺を渡すが、不破はそれを一
瞥して、丁度通りかかったウェイターのお盆の上に乗せる。それを追
い掛け直之が去ると、不破は瑞穂をくどきにかかる。そこへハチが現
れる。
 「ハチどうして?」ハチは不破に「俺と飲みましょう」と言うが、
不破は「俺は谷町さんと飲みたいんだよ」と。ハチが他の方にも挨拶
をと、不破を瑞穂から引き離す。不破が去ると瑞穂は、「じろじろ見
ないでくれる?」ハチは見慣れない瑞穂の姿に違和感があると素直に
言うと瑞穂に怒られる。
 瑞穂のところへ戻って来た直之は、仲良くハチと話をしている瑞穂
を「俺達仕事があるんだ。」と連れて行ってしまう。

 大坪の前に来てお祝いの言葉を述べ、直之は瑞穂を大坪に紹介する。
「お酒を抜きに、今度打合せをしましょう」と言う大坪に瑞穂は好感
を持つ。
 その様子を吉岡はそっと見ていた。

 「おおーい奥田ぁ」どこからか直之を呼ぶ声が。振向くと直之が帝
国出版で働いてた頃の同期の吉岡だった。大坪の出版のお祝いを口先
だけで言い、別れぎわ、「おまえのとこで手塚幸子って面倒見てただ
ろ。あれ帝国出版でやることになったから」

 ハチは不破とバーで飲む。ハチはチーフが無理かもしれないと泣き
言を言う。不破は「じゃあ、無理だ。無理だと思ったらそこで終わり
だ。おまえはいつも遠慮している。とても生き残っていけないぞ。俺
だって、尊敬する人を蹴落として今の地位がある。甘ったれたこと言
ってないで根性見せてくれよ。俺に恥じかかせるな。俺を誰だと思っ
てる。」

 へろへろに酔っ払ったハチが帰って来る。大坪のパーティでの不破
の態度に怒りを覚える瑞穂はハチに不破の文句を言う。不破と央子が
愛人関係にあることを知っている瑞穂は、央子を不破からとっちゃえ
ば?とはっぱをかける。ハチに「央子ちゃんのこと本当に好きなんで
しょ?」「好きだよ」「だったら気持ちを伝えなよ。ハチはいっつも
受身なんだから。待ってるだけじゃ伝わらないよ」


 何度も電話をしても、電話に出てもらえない瑞穂は幸子の家を尋ね
る「楓書房の谷町と申します。学校の方に寄ったんですけど、すれ違
いになったんですよ。」とインターホンに向かって言うと母親が出て
来た。楓書房から帝国出版に乗り返た経緯を母親から聞いた瑞穂は
「幸子さんがそう言ってるんですか?」と念を押す。
 帰りに瑞穂は幸子と会う…
 幸子は瑞穂達に謝りに来たのだった。楓書房に幸子を誘い、直之と
瑞穂で幸子の話を聞く。きっかけは確かに両親だったが、最後に帝国
出版への移動を決断したのは自分です。と瑞穂達に言い、涙を流して
幸子は謝る。
 そのことを瑞穂は国枝に言うと「良かったんじゃないですか?無名
な新人なんて。懸命な判断ですよ。これからも懸命な判断をお願いし
ますよ」と言われる。


 不破事務所でのミーティング。しかしやっぱり誰もハチの言うこと
を聞かない。ハチは「エンディングのリニューアルは、俺の考えたC
Gのネタで」と言いきる。そのことに不満を唱えるスタッフに、今ま
でずっと口を挟まずミーティングに参加していた前のチーフの溝口(
深水三章)が大声で「森永の言うとおりにしてやれ。どんな方法であ
れ、コイツがチーフの座まで登ってきたんだ。チーフの決定に文句言
うなんて10年早いんだよ。」と皆を一喝する。溝口は「後はおまえ
の責任だ。好きにやっていいぞ。」と、小声でハチに助言して部屋を
後にする。


 「直之さん今夜飲みに行きませんか?」「へっ?」瑞穂は直之を飲
みに誘う。


 街頭テレビに不破が映り不破を見つめる央子に携帯が鳴る。央子は
ハチに誘われ、ラーメンを食べている。ラーメンで良かったですか?
と気にするハチに「こういうところってホッとしますもんね。不破さ
んの連れてってくれるところは素敵だけど、緊張しますから。考えて
みたら、不破さんと私では住むところが違いますもんね。」央子は、
昼間不破のマネージャーに言われたことが気になっていた。
 「送って行きます。」というハチに「ここでいいです。」と央子は
駅の前で別れる。「じゃあまた。」と挨拶をする央子にハチは「俺、
央子さんが好きです。好きです。」と告白をする。「冗談は止めてく
ださい。今日は私が軽率でした。おやすみなさい。」央子はエスカレ
ーターを降りて行く。 ハチは央子を追い掛け、エスカレーターを駆
け下りていき、驚く央子が「森永さ…」と言おうとするが、央子の口
をハチの唇で抑えられ、その後の言葉は続かなかった…


 飲みに来た直之は、「ね?やけにおとなしいんだけど、俺に何か伝
えたいことがあるんじゃないの?」「直之さん。私、私は悔しいです。
楓書房が弱小出版社だからですよね?作家さんに信頼されるだけのも
のがないから…帝国出版をあっと言わしてやりましょうよ。」瑞穂は
幸子が帝国出版へ移動したのは、楓書房が大手じゃないから。と結論
づけていた。瑞穂はワインをあけ、「ワインもう一本」と追加注文す
る。
 直之は瑞穂と2人きりだと思ってたが、文藝部の他の部員の2人も
やって来た。瑞穂は「楓書房文藝部一致団結の会です。」と4人で
「カンパーイ」と楽しく飲む。


寸  評  文藝部の部員たちと団結して、本の出版に次回はこぎつけること
が出来るのでしょうか?あの、”神の目”と呼ばれる村越店主に渡し
た本が、お目にかなって楓書房で再販ということになればいいなぁと
思いますが。。。


執 筆 者 田村(tamura_d@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 坂口憲二くんと長谷川京子さんの最後のエスカレーターでのキスシーン。撮
影場所は、熱海にあるMOA美術館っぽいです。そういえば、撮影協力にMO
A美術館ってありますしね。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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