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タイトル:Daily Drama Express (2003/01/30) 美女か野獣(4)  2003/02/05


===================================================== 発行部数    9 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/01/30 (Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 美女か野獣
局  名 フジ系
放映日時 木曜22時
キャスト 鷹宮真(松嶋菜々子)
     永瀬洋海(福山雅治)
     久瀬光彦(渡辺いっけい)
     戸渡千太郎(八嶋智人)
     古袋博(佐々木蔵之介)
 白井雪乃(白石美帆)
 山本タケシ(永井大)
 カッチン(パパイヤ鈴木)
 秋山富士子(深浦加奈子)
 桜木恭一郎(児玉清)
脚  本 吉田智子

あらすじ  白井雪乃(白石美帆)のお天気コーナー。東京、埼玉の平野部に
も降雪のおそれ。

 雪乃はコーナーを時間内に締められず、桜木恭一郎(児玉清)に戻
せぬまま、CMタイムになってしまう。

 鷹宮真(松嶋菜々子)は、永瀬洋海(福山雅治)に、お天気コーナ
ーの毎分視聴率が下がっている。最初は物珍しさで見られたかもしれ
ないが、天気予報は生活に密着した情報。資格を持った気象予報士の
方が、いいのではないか、と言う。「肩を持つのはいいけど、仕事と
私情を混同しないで。役に立たなければ、いつでも戦力外通知するか
ら」と真。

 雪が降ってくる。

 夜中にはやむとのことだから、とみんなカニ鍋を食べに行く。

 雪乃は食べに行かないと言う。永瀬は遅れていくと言い、雪乃に自
分も新人の頃はよく失敗をしたと言って、慰める。

 それから、永瀬はみんなを追いかける。その永瀬を雪乃が追いかけ、
元気になれたお礼をしたいと言う。そして、永瀬が戸惑っていると、
「わたしに任せてください」と言う。

 そこに真が通りかかり、「明日の編集、終わった?」と聞く。そし
て永瀬が、「みんなとナベに行くことに」と言っても、今日中に仕上
げて、デスクに置いておくように命じる。

 雪乃は編み物をしている。でも、うまくいかないところがあるとい
う。真が交差編みを教える。「鷹宮さんも、誰かのために、編んだこ
とがあるんですか?」と雪乃。「どういうこと?」と真。「いえ.....
」「わたしも、最初、苦手だったわ。途中でやなことがあって、投げ
出して。それだけが人生で唯一、やり遂げられなかったことで、悔し
くて、練習したわ」「それが鷹宮さんの偉いところなんですね」

 大雪警報。

 真は久瀬光彦(渡辺いっけい)に電話して、局に戻るよう、命じる。
久瀬は、みんなに「カニ、食うな!」と言ってナベに戻させて、みん
なを連れて、局に戻る。

 真は戻ってきたみんなに、取材に行くよう命じる。東京の大雪は視
聴率が取れる。それは、非日常だから、と。

 みんなに役割が振られていく。でも、雪乃には何もない、何か手伝
いたいと真に言うが、雪乃にやれる仕事はない、と言う。雪乃は明日
オフだから、雪がひどくなる前に帰るように言う。

 藤堂局長(森下哲夫)が電話してきて、真に、「そこに何人いるの
か?」と聞く。真が答えると、真のスタッフで、『モーニング・リポ
ート(以下モー・リボと略)』をやって欲しい、と頼む。モー・リポ
のスタッフが、雪で足止めを食ってしまったから、と言うのだ。『ナ
イト・ライン』のスタッフは、土日で休み。「無理かね?」と藤堂。
「いえ、やります。わたしに任せてください」と真。

 モー・リポの放送は午前6時から。逆算すると準備は午前3時から
始めなければならない。真は、たった15分の番組だと言う。

 桜木は土曜日の夜は局の近くのサウナにいるということで、真に呼
ばれる。

 雪乃は電車が止まって、帰れなくなってしまった。

 みんな、弁当が来ない、と騒ぐ。真は、テロや戦争の時、72時間一
睡もしなかったこともある、と叱咤する。

 モー・リポの取材班がオホーツク海から空輸したカニがあるはず、
との情報が入る。

 真はロケ隊には、中継車か軒先で仮眠を取るよう指示する。

 局に残ったスタッフもホテルで仮眠を取ることにした。

 雪まみれの永瀬は、戸渡千太郎(八嶋智人)の部屋と勘違いして、
真の部屋をノックしてしまう。真に教えられて、戸渡の部屋をノック
するが、戸渡は熟睡していて、ドアを開けてくれない。

 みかねた真が、自分の部屋に永瀬を入れる。そして、テレビでずっ
とJBCの番組を流していたが、ついに、放送終了。2人は寝ることに。
だが、永瀬は真が気になる。真は寝たふりをしていたが、お腹が鳴る。
永瀬は真にスナック菓子を「プレゼント」と渡す。

 「そういえば、マフラーもらったことあるよね」と永瀬。「手編み
ではなくて、買ったものですけど」と真。「なんでもできる人でした
けど、編み物だけはダメでしたね。今でもですか?」「明日3時スタ
ート。1分でも寝ておいた方がいいんじゃ」

 眠れない真がホテルのロビーに降りていくと、雪乃がずっと編み物
をしていた。眠れないけど、部屋でしていると、同室の秋山富士子
(深浦加奈子)に悪いから、と。「わたし、仕事もできないけど、編
み物もダメで」と雪乃。「あきらめるの?」と真。「洋海さんは、無
理するなって言ってくれるんですけど。昔付き合っていた彼女からマ
フラー貰ったことがあって、何でもできる人だったけど、編み物だけ
苦手で、その苦労している姿を見て、思わず、手編みは嫌いだって、
言っちゃったんですって」

 永瀬が「中継がつながらない。急ぐぞ!」とかけてきて、真に真の
コートを渡すと、外に飛び出す。

 真と永瀬は雪まみれになりながら、局に戻る。停電している。エレ
ベーターも止まっている。2人は階段で、18階の報道局まで上る。

 中継車が戻らない。UPS(無停電電源装置)とつなぎ、サブ(副
調整室)のマシンは上がる。だが、中継画面は映らない。

 オホーツクの蟹も届かない。

 車が立ち往生していると連絡してきた古袋博(佐々木蔵之介)に、
真は、天現寺なら8キロだから、歩いて戻ってくるように指示する。

 技術はみんな真が取材に出してしまったので、誰も残っていない。
そこで、カメラは20年前までしか扱ったことがないと言う久瀬にや
らせる。

 「なんでそんながんばるの?これはオレたちの仕事じゃないし。引
き際を見極められるっていうのも、優秀な指揮官だと思うけど」と永
瀬。「引き受けた仕事、途中で投げ出すわけにはいかないの」と真。

 戸渡と久瀬に、カメラをスタンバイさせる。「あきらめないよな、
あの女」と久瀬。

 真は雪乃に、天気図から原稿を起こすように言うが、雪乃は天気図
が読めない。富士子が少し読めるということで、真は富士子に原稿を
書かせる。映像が映らないので、スタジオ読みと奇跡的につながった、
山本タケシ(永井大)の中継でオンエアすることにする。

 そこに、鶴巻幸雄(志賀廣太郎)の東京駅前からの映像も入る。

 古袋がビデオを抱えてサブに倒れ込む。「即、編集して!」と真は
古袋に命じる。唖然としながらも古袋は編集を始める。

 永瀬がそれぞれの特技を生かして配置を決める。数字に細かそうな
富士子がタイムキーパー。CDのアレンジをする戸渡が音響、等々。

 その時、スタジオに桜木がいないのに気づく。ホテルは3時に出た
という。エレベーターホールでアナウンス室に向かう桜木を見たもの
がいるという。停電になる直前だった。

 みんな、エレベーターに向かって呼びかける。キャスター不在の事
態に、「仕方ない。ボクがやりましょ」と久瀬。反応しようがないみ
んなに、「ジョーク、ジョーク」と久瀬。

 その時、エレベータの一つから、音が聞こえる。みんなで力ずくで
エレベーターのドアを開ける。そこには、桜木が立っていて、ネクタ
イを直していた。

 「本番まで、あと何分ですか?」と桜木。「3分40秒です」と真。
「では、わたしは原稿を読まなければなりませんので」と桜木はスタ
ジオに向かってすごいスピードでかけていく。

 みんなも駆けてサブに戻り、無事放送開始。

 2カメが死ぬ。ハンディなら、と真が言うが、久瀬はぎっくり腰だ
から、と断る。

 真自身でハンディカメラを担ぐ。だが、コードが引っかかって、う
まく映せない。見かねた久瀬が、「そんなへっぴり腰じゃ、使い物に
ならないな。そのかわり、アシスト頼むぞ」と言って、ハンディカメ
ラを担ぐ。

 無事、CMに切り替わる。

 羽田からの中継が切れる。永瀬はスタジオで締める、と言う。「他
に方法は?」と真。「屋上、わたし、行ってきます。富士子さん、原
稿」と雪乃。

 お天気カメラの映像が入る。だが、元来外を映すように設定されて
いるカメラは、自動では屋上側を向かない。屋上に着いた雪乃は、力
ずくでお天気カメラを屋上に向かせて、自分の姿を映す。

 「あとで、技術から請求来るぞ」と永瀬。「いくらでも、払ってや
る」と真。

 雪乃は時間ぴったりに原稿をしゃべり終える。桜木に戻り、番組終
了。

 久瀬はカメラを抱えたまま倒れ、サブではみんな手を叩いて喜ぶ。
だが、真は、「ご苦労様」と言うと感情のない顔で出て行く。

 そこにオホーツクの蟹が届く。みんな蟹にむしゃぶりつく。

 やがて、モー・レポのスタッフが戻ってきて、深く頭を下げて礼を
言う。

 真は席で編み物をしている雪乃に、「できたの?」と声をかける。
「どうしようかと.....こんなで」と雪乃は穴を見せる。「あげなさ
い。わたしも赤いマフラー、編んだの。でも、あげなければやり遂げ
たことにはならない。あなたならできるわ」

 ビデオ・テープを片づける永瀬に雪乃が、「あの....これ、下手で
済みません」とマフラーを差し出す。「すげー、うれしい。手編みな
んて貰ったことないから」と永瀬は言い、早速、首に巻く。

 でも永瀬は真の姿を見て、マフラーを外す。真は永瀬に「巻いとい
た方がいいわよ。これから零下3度の世界に出るんだから」と言って、
帰り支度をするスタッフの方を向くと、「誰が帰っていいって言った
の?今夜もニュースはあるのよ」と言う。みんなは「鬼!」と言いな
がらも、取材に出かける。


寸  評  ダメ集団が代わっていく時.....という中盤の展開が始まりまし
たね。
 真は、別の番組でも放送事故の危機を救い、視聴率をとって役員に
恩を売るつもりなのでしょうか?それとも、いつでも局のために視聴
率が取りたい?引き受けた仕事はやり抜くという自分のプライドのた
め?
 桜木がエレベーターに乗っていましたが、以前、「女子アナ」とい
うドラマで、本番前は、絶対、エレベーターに乗らず、階段で行くこ
と、とベテランが指導していたと思います。ベテランの桜木がああい
あ事態を招いたのは、ちょっといただけないですね。
 ところで、真は永瀬に手編みのマフラーを送ろうとした.....やっ
ぱり、恋人同士だったの!?
 雪乃の口を通じて図らずも永瀬の真意を知った真の内心は、どうな
のでしょう?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 真が、72時間一睡もしなかったことがある、と言っていましたが、システ
ム・エンジニア(SE)という仕事も、結構、徹夜や半徹になることがありま
す。
 編集子も何回か徹夜をしたことがありますが、72時間というのはとてもで
ないですが、ないです。最高は、36時間勤務です。72時間も連続勤務して
いたら、判断力がなくなるのでは?と思われますが、真はどうだったのでしょ
う。
 徹夜明けの日は、妙に気分がハイになって、眠さを感じなかったのを覚えて
います。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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