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タイトル:Daily Drama Express (2003/01/27) いつも2人で(4)  2003/02/04


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/01/27 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル いつもふたりで
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 谷町瑞穂(松たか子)
     森永健太(坂口憲二)
     奥田直之(葛山信吾)
     藤原央子(長谷川京子)
     入江知華(平山綾)
     森永孝平(瑛太)
 木下優子(佐藤仁美)
 不和圭二朗(西村雅彦)
脚  本 相沢友子

あらすじ  瑞穂(松たか子)は、新人作家の高校生、手塚幸子(石田未来)の
構成を担当する。楓書房で幸子と打合せ中、社長(葛山信吾)は瑞穂を
からかうが、瑞穂は無視をする。文藝部の星野(塚地武雄)と永井
(秋山竜次)は、ドアからこっそり社長室兼文藝部を覗く。背後から、
専務の国枝(田山涼成)も一緒になって覗いている。

 またも、会社帰りに村越書店にやって来た瑞穂は、何日も前からや
って来た店の整理を完了し、目を輝かせ村越(黒沢年雄)に報告する。
「読んでくれるまで一歩も動きませんよ。」村越は、机の中からおも
むろに瑞穂の原稿を取出し、「約束はしてないが、読んだ。」「教え
て下さい。私は小説家になれるでしょうか?」
 しばらくの沈黙後、「俺は嘘はつけないがそれでもいいか?あんた
は俺に、神の目で判断してほしいと言ったな?俺が神だとして、それ
に否定されたらどうするんだ?」「そのときは、すっぱりあきらめま
す。」村越は、瑞穂の決意を聞き、

 「あんたは、小説家にはなれない」

 どこがいけないのか理由を知りたがる瑞穂に、「自分の小説を読ん
だことあるか?他人が書いたものだと思ってもう一度読んでみろ。小
説家なんてなるんじゃない。物書きとして産まれて来なかったことを、
むしろ幸せに思うんだな。」


 ハチ(坂口憲二)は、央子(長谷川京子)にマフラーをプレゼントされ
る。「この間は楽しかったです。瑞穂さんにもよろしくお伝え下さい。
私のせいでマフラーダメにしちゃったから…」央子が去った後も、複
雑な表情のハチ。

 ハチは不破(西村雅彦)と打合せしていると、央子からの携帯が鳴る。
央子の好きな物を今度食べに行こう。と話をしているのを聞いてしま
ったハチは、「この後もスケジュール入ってたんですか?行ってあげ
なくていいんですか?央子さんでしょ?」と、電話が終わった不破に
言う。「彼女って、今までの子とタイプが違いますから…」と。不破
は、「恋は恋、家庭は家庭」と割り切っていることをハチに言う。不
破は「森永。おまえ央子に惚れたか?」図星だったが、ハチははっき
り違うと否定する。


 マンションに戻った瑞穂は、自分で書いた原稿を部屋で読む。

 マンションに帰って来たハチは、瑞穂が部屋から出て来ないのを、
孝平(瑛太)から聞く。ハチは「瑞穂は昔っから気に入らないことがあ
ると部屋に篭るから。」部屋の前で、ハチと孝平と孝平の彼女の知華
(平山 綾)の3人で、孝平が作った瑞穂の好物のオムライス、キムチ
チャーハンで、部屋から出るように誘う。
 しかし、夜になっても瑞穂は部屋から出ない。ハチに呼ばれた優子
(佐藤仁美)が尋ねて来る。「何で、ろう城してんのさぁ?心当たりな
いの?皆で楽しそうにしてると出て来るんじゃないの?」と瑞穂の部
屋の前で、楽しそうに4人でワインを乾杯する。
 しかし、瑞穂は部屋から出て来ない。優子が帰っても出て来ない。

 皆が寝静まった頃、瑞穂が部屋のドアを開けると部屋の前には、お
にぎり3つと水筒が置いてあった。瑞穂はそっと部屋の中へ持って行
く。


 2日連続で瑞穂が欠勤している楓書房に、瑞穂宛に電話がかかって
来る。変わりに社長が電話に出る。

 社長が村越書店へやって来る。社長は、店主の村越と目が合うとと
っさに本を立ち読みするふりをする。しかし、意を決して村越に声を
かけ「お聞きしたいことがあるんです」

 社長は、瑞穂の住所を元にハチのマンションを尋ねる。表札には
「森永?」出て来たハチは社長を近くのバーに誘う。

 社長は瑞穂の様子をハチに聞くと、なぜかハチは謝る。「なんで謝
るの?」ハチは瑞穂のろう城の原因がわからない。社長は村越に聞い
て来たことをハチに話す。「神の目って呼ばれる男がいてね。瑞穂ち
ゃんずっとその男のところに通い続けてたんだ。自分の小説を読んで
もらおうと思って。それで、期待した答えは、もらえなかったみたい。
」しかしハチは、「瑞穂はちょっとやそっとじゃへこたれるようなヤ
ツじゃないです。瑞穂はいつも前へ前へ進んでいくんです。それが瑞
穂です。」社長が「でも、誰かのささえが・・」と言おうとするが、
ハチは力強く「大丈夫です。瑞穂は大丈夫です。」と。

 マンションに戻ったハチは、「瑞穂…聞える?さっき、楓書房の社
長さん来てたよ。いつまでこうしているつもりなんだよ?神の目だか
なんだか知らないけど
気にすることないじゃん.たった一人に言われたくらいで、らしくな
いよ。」瑞穂は、「そうじゃないの。村越さんに言われたからじゃな
い。自分で気がついたの。才能がないってわかったの。無駄だったん
だよ。私が今までしてきたことは何もかも無駄だったの。小説家にな
るためにしてきたことは何もかも無駄だったの。」ハチは「小説家に
なれなかったとしても、瑞穂は瑞穂だろ」励ますハチに「もうほっと
いてー」と瑞穂は、布団をかぶってしまう。


 事務所近くの道でハチは偶然央子と出会う。首には央子からもらっ
たマフラーをしていた。歯科医院へ戻る央子と並んで歩いていると、
前に1台の車が止まる。
 「森永さん?」車から降りて来た不破の奥さんに声をかけられる。
「あらぁ、お二人さん仲良しね」娘の奈美恵もハチに挨拶をする。不
破が事務所から出て来て、ハチ達に「急いでるんだ。ピアノの発表会
なんだ。」と甘える娘と共に車に乗って行ってしまう。
 車が去った後、央子は歯科医院へ走って行ってしまう。
 建物の屋上に行ってしまった央子をハチは追い掛ける。央子は「私、
不破さん信じてます。奥さんとは、離婚するつもりだって…信じてい
いんですよね?信じていいって言って下さい。」しかし、不破の本当
の気持ちを知っているハチは、何も言えない。
 耐える央子を目にして、ハチは央子を抱き締める。ハチが何かを言
う前に央子は「ありがとう。似合ってますね。マフラー。もう大丈夫
ですから…」


 瑞穂は部屋にまだ閉じこもっている。ハチがマンションに帰って来
ると、玄関のチャイムが鳴る。出ると社長が尋ねて来た。今日も瑞穂
は無断欠勤したのだった。
 瑞穂の部屋を聞き、部屋に鍵がかかってないことを知ると、社長は
勝手に部屋に入って行き、「瑞穂ちゃん?おーい。起きないと襲っち
ゃうぞ。」とまずは冗談を言い、それでも起きない瑞穂の布団をめく
り「甘えてんじゃないの!」と一喝する。「病気じゃないのに、3日
も4日も休まれて困るよ。こっちは給料前借りしてるんだから。幸子
ちゃんから電話があった。小説家になるのを両親に反対されているか
らあきらめる。だからよろしくって。」だけど、明日会う約束をした
から編集担当の瑞穂に責任持って会ってもらう。と言いに来たのだっ
た。強引な物言いに「2度とくんな!」と怒鳴って枕を投げつける。
そんな瑞穂の様子に社長はニヤっと笑い帰って行く。

 翌日、ハチが起き、ソファで横になっていると、瑞穂がこっそり部
屋から出て外へ出て言った。

 瑞穂は、幸子の学校へやって来る。公園で幸子から小説家としてや
ってく自信がないと打ち明けられる。「手塚さんは小説が書きたいの
?書きたくないの?どっち?」「やっとやりたいことが見つけられた
…」幸子のその言葉を聞き、瑞穂は幸子と一緒に幸子の両親の元へ行
く。
 幸子の両親は、小説を書くのは大学へ入ってからや、会社へ入って
からでいい。と言う。瑞穂は、「世の中には、書きたくても書けない
人がたくさんいるんです。幸子さんは夢を叶えられる。彼女には才能
があります。私が保証します。」瑞穂に保証されても…としぶる両親
に「お願いします」と立ち上がって頭を下げる。そんな瑞穂の様子に
幸子も「書きたい。私、書きたい。小説が書きたいの。今書きたい。
今じゃなきゃダメなのよ。」と言い、瑞穂と一緒に頭を下げる。
 幸子に送られて、瑞穂が幸子の家を出て来ると、「谷町さん…谷町
さんがいなかったら、本当の気持ち言えなかったと思います。ありが
とうございました。」と幸子にお礼を言われる。


 「ハチ?この辺に公園ってある?付合ってくれない?」「何するの
?」「お葬式」
 瑞穂はハチとたくさんの紙袋を下げて、公園へやって来る。瑞穂は、
葉っぱを集めて!とハチに命令し、2人で落ち葉を集める。持って来
た瑞穂の原稿を燃やすことを知ったハチの顔を見た瑞穂は「そんな顔
しないでよ。前に進むための儀式だから。」そう言って、落ち葉に火
をつけて、原稿を1枚1枚燃やし始める。燃やし始めると、警察官が
やって来て「許可とってるの?許可?いけんなぁ…」と注意されてし
まう。2人は公園で燃やすのを断念する。

 瑞穂達は、学校へやって来る。にわとりを見付けて昔話をする。瑞
穂は校庭を走り、焼却炉を見付ける。焼却炉の中に、残った原稿を1
冊1冊入れて行く。ハチが火を入れ、原稿は焼却炉の中で燃えて行く

 「お父さんが死んじゃったときにね、私死ぬって言葉理解できなく
ってさぁ。明日からお父さんがいないのよ?って言われても全然泣け
ないかったんだよね。現実感っていうのかなぁ。そういうのが出て来
たときは、棺が焼かれて灰になったときかなぁ…今まで側にあったも
のがなくなるって……だから、燃やさないとダメなんだ……」瑞穂に
とって、燃やすという行為は前に進むための大切な儀式だったのだ。
 「さぁ。行こうか?」とハチに声をかけたとき、またしても警備員
に見つかってしまう。すごい勢いで走って2人は逃げて行く。

 ハチは「あー苦しい。こんなに走ったの何年ぶりだろ。やっぱ相当
体力落ちてるよな。ジムとか通った方がいいのかなぁ… 駅前にさぁ
…」と言い、瑞穂の方を振り向こうとすると、「こっち向かないで!」
瑞穂が叫ぶ。
 瑞穂は泣いていた・・
 「降り返ったらコロス」物騒なことを瑞穂は言うが、心配なハチは
振り向こうとする。ハチが降り返ろうとすると、瑞穂がハチの背中に
抱きついて来た。泣いている瑞穂を背にハチは「鼻水つけんなよ・・」
「うるさい・・」


寸  評  瑞穂は小説家になる夢を燃やしてしまいました。瑞穂の好きな小
説ベスト10が村越書店にあるのなら、瑞穂も村越と同じように、小
説を見る目があるんじゃないのかな?と思うんですけど。
 良い小説家が良い読者とは限らないと思いますし。社長の瑞穂の扱
い方も丁寧に作られてるなぁ。と感心します。でも、確か社長と瑞穂
は同じ歳のハズ?社長の方が年上に見えるのは、役者のせいでしょう
か??

執 筆 者 田村(tamura_d@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 最近、苺の商品が多く店に並んでいると思いませんか?どの店に行ってもコ
ーナーが設けてあり、目が止まります。でも、私はお菓子より、果物の苺の方
が好きですね。(田村)

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