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タイトル:Daily Drama Express (2003/01/19) GOOD LUCK(1)  2003/01/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/01/19 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル GOOD LUCK
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 新海元(木村拓哉)
 香田一樹(堤真一)
 緒川歩実(柴咲コウ)
 深浦うらら(内山理名)
 朴美淑(ユンソナ)
 原田美和子(加藤貴子)
 阿部貴之(要潤)
 緒川香織(市川実和子)
 安住龍二郎(安住紳一郎)
 新海誠(中尾明慶)
 内藤ジェーン(竹中直人)
 新海良治(いかりや長介)
 太田健三郎(段田安則)
 富樫のり子(黒木瞳)
脚本  寺田敏雄

あらすじ  ハワイ・ホノルルの海岸で一人の男が気持ちよさそうに寝ていた。
男は頭上を旅客機が飛ぶ音で目を覚ます。ふと腕時計の時間を見て
「やっべぇ!」と叫び走り出した。

 ホテルの部屋で制服に着替えると、スーツケースと共にタクシーに
飛び乗った。向った先は空港。

 旅客機内。酔った男性客が自分が希望するワインが無いと断られて
新米CA(キャビンアテンダント)の深浦うらら(内山理名)にからん
でいる。怒った客はトイレで煙草を吸い始めた。ベテランCAの原田美
和子(加藤貴子)と共に機内が禁煙であることを男性客に告げるが、
さらに怒った客は「機長を出せ!」

 「遅れてすいません!」そこへ寝坊した男・新海元(木村拓哉)が
飛び込んできた。一同を見回して「誰?」

 機内では実は喫煙をした客への対応のCAの訓練を行っていたのだっ
た。酔った男性客はチーフパーサーの太田健三郎(段田安則)が演じ
ていた。

 事情を知った元がその場を去ろうとするが引き返し、「もし実際に
喫煙をする客がいたらびしっと行った方がいいですよ。」と提案。
「わかりました。」とチーフCAの富樫のり子(黒木瞳)がにこやかに
返した。「で、機長はどこでしょう?」

 今度は機長を捜しに空港内を走る元。タクシーでホテルに戻るとホ
テルの前で機長の水島公作(岩城滉一)が待ちぼうけを食らっていた。
謝る元。

 パイロット、チーフパーサー、CA全員が機内に揃い、出発前の最後
の打ち合わせが行われた。乗客の搭乗、離陸。

 日本。高速道路をバイクで飛ばす緒川歩実(柴咲コウ)。職場であ
る飛行機の整備工場に着いた途端、先輩整備士の阿部貴之(要潤)か
らのお呼びがかかる。

 ホノルルからの元の便。そろそろ着陸態勢に入ろうと、機長の水島
がシートベルトをしようと体をひねった途端動けなくなる。「腰が・
・・」

 水島の代わりをパイロットの実地経験一ヶ月の元が行うことになる。
その旨が機内乗務員にも告げられた。不安を覚える一同。

 水島の指示通りに最後の着陸の操縦桿操作を元が行うが、ドスンと
大きなバウンドをしてしまった。その様子を、滑走路の脇からは歩実
が、事務所からは機長であり運航監査官の香田一樹(堤真一)が見つ
めていた。

 無事に着陸したコックピット。一人になった元がホッと一息つくと、
無線で呼び出しが入る。元が出ると「もっと機体を大事にして下さい
!」との声が聞こえた。

 元が機体を下りて整備士阿部に無線の話を尋ねると、歩実が「わた
しです。”ヘタクソ!”ってことです。」と言い残して去っていった。
カチンと来る元。

 元が事務所へ戻ると、チェックルームから呼び出しがかかっている
ぞ、と同期の安住龍二郎(安住紳一郎)から声をかけられ、そのまま
運航監査室へ。香田による今回のフライトについての事情聴取だった。

 成り行きを説明して無事に下りられたからよかった、という元に対
し、香田は元のランディングは素人以下だ、と一蹴する。さらに「師
匠もクズなら弟子もクズだ」と言って弁解をする元をあしらった。

 のり子はうららがランディング時に悲鳴を上げたことを注意してい
た。そのうち度胸が嫌でも付くけどねとフォローするのり子に、自分
は腰掛けだから関係ない、とうららはさらっと言ってのけた。

 香田の言葉に熱くなっている元に、うららは誘いをかけるが相手に
もされず、それを美和子たちに見つかり連行される。

 元はのり子を食事に誘った。元のランディングに対する正直な感想
を聞きたかったからである。のり子は、「パイロットはいつでも完璧
でないと。ミスは許されない。」と香田と全く同じ感想を述べる。

 元がマンションに帰ると、隣の部屋の住人である朴美淑(ユンソナ)
が「しょうちゃん?」といって飛び出して抱きついてきた。元は否定
しつつも抱きつかれてにやつく。

 翌日、元は内藤ジェーン(竹中直人)が機長のフライト。俺はお前
が嫌いだ、お前は他の機長に評判が悪い、副機長は若くてかわいいCA
を食事に連れてくるのが仕事だ、かっこつけんなetcとにかく元はけ
ちょんけちょんに言われたい放題。

 飛行前の機体チェックを行っていた元がエンジン部に鳥の羽根が落
ちていることに気付いた。機体をチェックしたのは歩実で、元が再チ
ェックを依頼するが、さっきチェックしたからと言って一歩も引かな
い。しまいには「何様のつもりだよ・・・」と歩実がつぶやいた。

 元は「お客の命を預かって飛んでいる自分たちの気持ち、わかんね
えだろ?」と詰め寄るが、歩実は「こっちだって命駆けて整備やって
るんです!」と涙ぐみながら言い放って再チェックを始める。その後
ろ姿を見てちょっと言い過ぎたことを反省する元。

 フライト中。内藤は歩実を傷つけたことを気にして元を責める。事
故るよりいいだろう、と思いつつもやはり言い過ぎを後悔する元だっ
た。

 一方歩実は、パイロットにかみつくなんて、と上司から注意を受け
ていた。元同様に言い過ぎたことを後悔する歩実だった。

 歩実が家に帰ると、看護婦をしている姉の香織が食事の準備をして
待っていた。両親は既になくなって二人暮らしだった。

 水島と元が待ち合わせた。この間のお礼を言う水島。体のことを心
配する元に、自分はヘルニアであり明日の元とのフライトで引退する
と打ち明けた。

 切ない顔をする元に、水島は「(最後のフライトは)自分なりに空
とけじめを付けるためのフライトなんだ。」と話す。

 元は、明日のフライトについて考える内に歩実のことを思いだして、
思わず整備工場を覗きに行く。帰りに回転寿司に入ると、歩実が既に
食事をしていた。元はあえて歩実の隣に座る。

 元はこの間言い過ぎたことを素直に謝るが、歩実は相手にもせず無
視する。カチンときた元の言葉が元で二人はまた言い合いになる。

 話がとぎれたところで、ふっと一息ついた元が、何故整備士になっ
たのかを尋ねる。「ただ飛行機を安全に飛ばしたいから。」と歩実は
答えて逆に元がなぜパイロットになったのかを聞き返す。

 「小さい頃に乗った飛行機で、パイロットはかっこよくてスチュワ
ーデスはきれいで、しかもみんなが一つのチームのようになって飛行
機を飛ばしているのが良かったから、かなぁ・・・」というのが元の
理由だった。

 歩実がイクラを取ったことからサザエさん談義が始まり、なんとな
く二人の雰囲気が良くなってくる。

 バイクで帰る歩実を元は見送るが、帰りかけた歩実を呼び止め、空
を飛んでいるのは俺達だけではない(整備士などの裏方も一緒だ)と
感じたと付け加える。

 「やっぱナンパじゃん!そう言う手には乗らないから!」そう言い
残して歩実は走り去っていった。

 のり子が監査室の香田から呼び出された。その後の水島の体調につ
いての問い合わせだったが、のり子は何も知らなかった。新海元は知
っていないか?とも聞かれるがのり子は何も知らないと答える。

 水島に対するあまりに厳しい対応に、のり子がつい「そんなに自分
をいじめなくてもいいんじゃない?」と言って昔話を始めた。今の元
と昔の水島がそっくりだと。思わぬ話の展開に一瞬香田はたじろぐが、
すぐに話を打ち切る。

 元が釣り船屋に現れた。そこへ一艘の釣り船が戻ってきて客が帰っ
ていく。船には少年と男性がいる。「兄貴!」少年が元に手を振って
きた。少年は元の弟の誠(中尾明慶)であり、男性が父の良治(いか
りや長介)である。

 家を出ていった元と良治は冷戦状態であり、その二人の間を取り持
っているのが誠であった。元は自分の部屋へ行き、歩実に話した子供
の頃に出会ったパイロットとの写真を感慨深げに見つめた。

 翌日。事務所で水島と元が話をしていると香田が現れ、今日のフラ
イトにフライトチェックのために同行する、と告げる。

 飛行機の出発後、無事に自動操縦に切り替わり機内サービスが始ま
った頃、目的地であるロサンジェルスの空港で火事があり空港が閉鎖
された情報がコックピットに入る。

 水島はすぐに成田へ引き返すことを決断する。せっかくのラストフ
ライトなのに・・・と渋る元に、水島は引き返した後の乗客の手配を
指示するように、元に命令した。

 引き返す事を知った客室内は大騒ぎとなる。一人の男性客が明日中
にロスに着かないと会社がつぶれるんだ!機長を出せ!ロスに行け!
と言って暴れ出す。

 男性客とチーフパーサー太田とのやりとりがコックピットにも流れ
る。元は香田の制止を振り切って客室へ向かった。「シップを守るの
もパイロットの仕事ですから。」

 男性客は元に「ロスへ向かえ!」と言うが、元は「ロスに予定通り
着かなければ燃料が足りなくなるかも知れない。一か八かで人の命は
駆けられねぇんだよ!」と啖呵を切った。

 「俺達クルーはみんな、空を飛ぶ奴も地上を守る奴も、お客様を無
事に目的地に送り届けるためにぶっちゃけ必死で頑張ってます。どう
か俺達を信じて下さい。」その台詞を聞くと男性客は席に戻っていっ
た。

 無事に成田へ着陸。「ナイスランディング」と言う元に「当然。」
という水島の答え。

 成田ではサンフランシスコへの振り替え便が既に準備されており、
騒ぎを起こした男性客もそれに乗ればなんとか明日中にロスに到着で
きることになった。

 コックピットでは最後の記念に水島が操縦席で写真を撮っていた。
「お前はいいキャプテン(機長)になるよ。」水島はそういうと、元
に自分の肩に付けていたキャプテンの証である四本線の肩章を元に手
渡す。元は堅く握りしめた。

 飛行機を元が降りると歩実がまた軽口を叩いて話しかけてきた。二
人で言い合いをしていると、香田が現れて、一週間の謹慎を言い渡し
た。

 何故?と問う元に、操縦桿を守るという本来の仕事を投げ出すよう
なパイロットに操縦桿を握る資格はない、と言い放ち去っていった。

 ふと香田は振り返ると、水島が辞める件を聞き、不完全なパイロッ
トが一人減って安心した、と元に言い捨てる。カーッとなった元は、
香田に走り寄って胸ぐらを掴んだ・・・


寸  評  ついにこのドラマが始まりました。期待通りの出来と言ったとこ
ろでしょうか。この日曜九時のドラマ枠はほんとうに毎回手堅いドラ
マを作ってくれますね。

執筆者  井村(goodluck_sun9@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今回「GOOD LUCK」を担当させていただく井村です。なるべく短く、を今回
も心がけてはいるのですが、今回は初回で10分拡大だったし、人物紹介が多く
てやっぱり長くなってしまいました。これから気を付けますので、飽きずに読
んでいただけるとうれしいです。(井村)

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