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タイトル:Daily Drama Express (2003/01/17) 高校教師(2)  2003/01/25


===================================================== 発行部数   12 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/01/17 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 高校教師
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 湖賀郁己(藤木直人)
     町田雛(上戸彩)
     工藤虹子(ソニン)
     上谷悠次(成宮寛貴)
     藤村知樹(京本政樹)
 橘百合子(眞野あずさ)
脚  本 野島伸司

あらすじ  昼休みの日向女子高校。
 郁巳(藤木直人)の元へ沢山の女生徒からのお弁当の差し入れが届
く。
 幾分ウンザリ気味の郁巳。
 雛(上戸彩)も郁巳にお弁当を持ってくるが、結局渡せずに帰って
きてしまう。

 渡せなかったお弁当を紅子(ソニン)と屋上で食べる雛。
 そこへ郁巳がやってくる。
 気を利かせた紅子のおかげで雛は郁巳と一緒にお弁当を食べること
になる。

 一緒にお弁当を食べているその時、郁巳の携帯が鳴る。
 なかなか電話に出ない郁巳に対して、「イタ電?」と尋ねる雛。
 郁巳は「ううん。。。彼女。。。」と言って電話に出る。
 郁巳の「彼女」という言葉に敏感に反応した雛は、まだ見ぬ郁巳の
彼女に対して興味を持つ。

 数学の問題を提示し、ただ解かせるだけ。。。
 そんな郁巳の授業に対して、生徒から不満の声が挙がりだした。
 その事態を憂慮した学年主任の藤村(京本政樹)は郁巳を呼び出し
注意する。
 しかし、郁巳は藤村の注意に対して真っ向から反論する。
 「私たちは数学者を育ててるんじゃないんだ。」
 「でも、それでは。。。」
 「退屈かい? それなら教師を辞めた方がいい。」
 藤村のその言葉を聞いた郁巳は何故か思わず笑い出してしまう。

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 あの頃の僕は、とても自虐的だったと言える。
 真剣な事であればある程、ふざけて、
 そう、茶化してしまうような……
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 藤村との会談後、誰もいないプールで考えことをしている郁巳。
 そこへ水泳部の真美(蒼井優)が現れる。
 最近マンネリ気味の彼氏と別れるため、
 「新しい彼氏を作ってそれを理由にしたい」と平然とした顔で言う
真美。
 「残酷だね」と言う郁巳に対して、
 「いい人ぶる方が残酷ですよ。。。気持ち引っ張っちゃうから」と
答える真美。

 放課後、雛は昼に郁巳が携帯で話していた内容を盗み聞きした待ち
合わせ場所へ先に先回りする。
 少しして、その喫茶店へとやって来た郁巳は、先に来ていた恋人の
かおり(小島聖)と話をし始める。
 離れたテーブルからこっそりと様子を伺う雛。

 自分の前から突然姿を消した理由を執拗に尋ねるかおりに対して、
始終醒めた態度とおちゃらけた態度で接する郁巳。
 と、そこへ真美がやって来る。
 郁巳はかおりに対して、新しい彼女として真美を紹介し、かおりに
別れを告げる。
 かおりは席を立って喫茶店を出てゆく。。。

 翌日の登校中、郁巳の身に異変が起こる。
 物がダブって見える、つまり複視が徐々に発症する。

 一方、雛は自分と他のクラスメートが仲良くする姿を見て嫉妬し、
学校を休んでいる紅子の事が気になっていた。
 心配になった雛は紅子の家に見舞いに行く。
 想像以上の紅子の家の豪邸に驚く雛。

 紅子は見舞いに来た雛に対して少しずつ自分の境遇を話し出す。
 家が葬儀屋をやっていて、それが原因で虐められていたこと。
 被害妄想が強くて、友人を信じられないこと。
 愛情が濃いゆえに、すごい嫉妬深いこと。
 そんな紅子に雛は「ずっと親友でいようね。。。」と紅子に持って
きた花束を渡す。
 その花束を受け取り、泣き崩れる紅子。

 夜、郁巳は藤村ととあるバーにいた。
 郁巳が辞表を出していたことを知った藤村が郁巳を呼び出したのだ。
 理由を尋ねる藤村に対し、「自分が教師に向いていない」と語る郁
巳。
 そんな郁巳に「僕はむしろ君よりも教師に向いていない」と話す藤
村。
 訝しげな郁巳に対して、
 「鋼鉄の仮面を被っているからね。どれが本当の自分か忘れてしま
ったよ。。。諦めと怠惰の中でね。。。」と、自嘲気味に話す藤村。
 結局、藤村は郁巳の辞表を預かるということで、郁巳は納得する。

 その後、藤村は郁巳を、先日訪れた悠次(成宮寛貴)のホストクラ
ブへと誘う。
 入り口の前で、紅子が悠次の新しい標的になっているかも知れない
と郁巳に告げる藤村。
 入り口で待ち伏せする二人の前に、ホストクラブから出てきた紅子
が現れる。
 紅子の背後から雛が出てきたのを見て、驚いた郁巳は後を追いかけ
る。
 お酒を飲んでいたこともあって、雛はあっけなく郁巳に捕まってし
まう。

 「酔っぱらったままでは家に帰れない」と雛に泣きつかれた郁巳は
仕方なしに、雛をおぶって自分のマンションへと帰ってくる。
 入り口を開けて部屋に入ろうとしたその時、目の前にかおりが現れ
る。
 先日の喫茶店での出来事を郁巳と真美の演技と見抜いたかおりは、
郁巳に真実を尋ねに来たのだった。
 先日同様、つれない態度でかおりを突き放す郁巳。
 「もう愛していない。。。」という郁巳の言葉に、かおりは諦めて
郁巳の部屋を出てゆく。
 また、酔いがさめた雛に対しても「帰ってくれ。。。」と追い出し
てしまう。

 二人が出て行った後、郁巳の身に発作が起こる。
 慌てて洗面所に向かう郁巳。
 洗面所の引き出しから大量の薬を取り出し、一気に飲み込む郁巳。
 発作が落ち着いた郁巳は、洗面所の鏡を見ながら「さよなら。。。」
と複雑な表情で呟く。

 翌日。
 頭の中で昨日のかおりと郁巳の会話がリフレインしている雛は、体
育の時間に頭を強く打ってしまう。
 その時は気丈に振る舞っていた雛だったが、郁巳の担当授業である
数学の時間に倒れ、意識を失ってしまう。
 郁巳に連れられ、救急車で病院に向かう雛。
 幸い、診断は「軽い脳震盪」ということで、すぐに退院できること
になった。
 しかし、付き添いで来ていた郁巳の姿が見えない。
 病院中を捜し歩く雛。
 ついに雛は百合子(眞野あずさ)の部屋で郁巳を見つけるが、そこ
で衝撃の事実を立ち聞きしてしまう。
 「半年は持たないと思う。。。」
 雛は自分の事だと思い、大きなショックを受ける。
 しかし、百合子の話は郁巳に向けられたものであり、郁巳の現在の
病状を説明していたものだった。

 しかし、郁巳は落ち込む雛の誤解を解こうとせずに、雛に対して
「そうだ」と告げるのだった。。。

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 あの時、僕は研究や恋人を失い、失意と諦めのただ中にあった。
 しかし、その事が一体どんな言い訳になるのだろうか。
 それでも僕は偶然にも、生きる望みを手に入れたと言えるのだろう。
 誰でもよかった。そう、他の誰でも。
 この僕の悲しみや苦しみを完璧に理解しうる誰かを。。。
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寸  評  いよいよ、物語の鍵となる郁巳の「秘密」が明らかになりました。
 絶望の中で生きるはずだった残り半年を、人生最後の「実験」をし
て過ごすことになります。
 その「被験者」として選ばれてしまった雛。
 彼女はそんな郁巳の気持ちを変えてゆくことができるのでしょうか


執 筆 者 清水(reaty@smile.ocn.ne.jp)

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2. 編集後記
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 「高校教師」の女性メインキャストの上戸彩とソニン。
 二人ともTBSの秘蔵っ娘的ポジションなんですよね。
 金八先生でブレイクした上戸彩に(実際ドラマではTBS以外ではあまり見か
けません)、「うたばん」や「深夜の星」で上手にいじってもらっているソニ
ン。
 配役決定の際に何か政治的なものがあったのかと思わず勘ぐってしまいます。
 二人にはそんな声に負けないように頑張って欲しいものです。。。特にソニ
ンちゃん。(清水)

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