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タイトル:Daily Drama Express (2003/01/15) 最後の弁護士(1)  2003/01/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/01/15 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 最後の弁護人
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 有働和明(阿部寛)
     神崎美智子(浅野ゆう子 )
     赤倉俊哉(今井翼)
     良子(須藤理彩)
脚  本 秦建日子

あらすじ  子供の頃弁護士を夢見ていた<よつば銀行>行員の石田(須藤 
理彩)は、今では夢のランクもどんどん下がり、退屈な銀行業務をこ
なしている。
 ある日、部長に呼ばれ「君の新しい担当先だ。全額回収するまでか
えってこなくていい!」と、回収の滞っている債権者のリストをドン
と渡される。

 「帰れ!」「2度と来るな!」と罵声を浴びせられ水をぶっかけら
れながら債権者の所を回っていくが一向に回収できない。「はぁー、
1円も回収できねぇーよ。」×ばかりのリストを見ながらため息がで
る。だが、次のリストに顔が変わる。「弁護士事務所・・」

 古びたビルの1室。ドアをノックする石田。部屋の中でソファーの
上のコートがゴソッと動いた。ドアには鍵がかかっていない。「どな
たかいらっしゃいませんかぁー?」と恐る恐る部屋の中に入っていく
と,「思った通りだ。」と声。驚く石田。いきなりソファぁーから有
動(阿部寛)が跳ね起きた。「思ったとおりのロバ面だ。それもただ
のロバじゃない。ムダに経験だけ積んだ置いたメスロバだ。」石田は
「ロバ」と言われヘコみ掛けたが、気を取り直して「あのぉ、失礼で
すが弁護士の有動和明さんで・・」「第一のヒントは、最初のノック。
自分に対する自信のなさの現れだ・・玄嬢を大きく打破する勇気もな
い・・頭も悪い・・実力もないくせに好奇心だけは旺盛だ。戦場じゃ
真っ先に死ぬタイプだ・・トラブルメーカー、不幸を呼ぶ女だ。だか
らあなたは、このドアを叩いた。つまり!あなたは依頼人だ!・・ど
うです?完璧な推理でしょ?」大きく動き、お茶を入れながら喋り捲
る有動に、石田は呆れながらも「ちがいます。」「あっはっはー。よ
うこそ有動弁護士事務所へ。」石田は口を挟むひまもない。「さあ、
お話しなさい。」石田は仕方なく「お金を返してもらえないんです。
500万。」有動「訴えましょう!お手ごろ価格です。弁護士を雇う
場合、今回の場合なら102万5000円!びた一文負かりませんよ。
あなた、お名前は?」「よつば銀行です。」「キュートな名前じゃな
いか借主は?」「有動和明」「私と同姓同名だ」「事務所の開設費用
としてお借りになった500万!1円も返して頂いてないんですけど。
」・・・

 石田は有動に追い出されそうになるが、「今月分だけでも!!」と
食い下がる「金はない!!」と有動。そこへ電話がかかってくる。石
田は有動を押しのけ電話に出てしまう。
 
 電話は日本弁護士会の、神崎みち子(朝野ゆう子)からだ。殺人事
件の依頼である。有動が電話を代わると、元暴走族で前科のある赤倉
俊哉(今井 翼)20歳が同僚の友沢よしおを殺した。川原に赤倉の
指紋のついた、血まみれのナイフが捨ててあり、目撃者もいる。職場
でのささいないざこざが原因だと、冷たい口調。有動が「あの、お姉
さん・・いや、神崎さん」と金の相談をしようとするが「仕事以外の
話は、又今度!」と無下に電話を切られてしまう。

 石田は、これでお金が返してもらえると大喜び。しかし、有動は
「この事件は金にはならない!」と、六法全書の国選弁護人の所を見
せる。

 有動と石田が、赤倉の面会に来ている。やっていないと言う赤倉に
対し、有動は「容疑を認め、反省すれば刑を軽くすることも可能だ。」
・・(君は何でここにいるんだ?!・・だって、お金)・・「だから、
やってねぇーっつってんだろう!!」赤倉の声に驚く二人。「人生や
り直すって約束してたんだよ、おやっさんとだよ。」赤倉は、身元引
受け人のおやっさんは、自分たちも差別しない、だからやり直すと約
束した、助けてくれと言う。その赤倉を真剣に見つめていた有動はや
がてニッコリ微笑んだ。

 第1回公判 起訴状読まれている。傍聴席には「おやっさん」山村
鉄工所の社長、山村(長門裕之)も来ていた。検察官(松重豊)の声
が響く。「罪状、及び罰状、殺人!」 裁判官が「では、弁護側」有
動は「無罪を主張します」検察官「ほぉ〜」 有動は、目撃者の証言
に信憑性がないこと、前日の口論はとるに足りない事実である事を、
まるでアメリカの弁護士の様に、歩き回りパフォーマンスを交えなが
ら訴えた。
 検察官「はっはっは、所詮国選は国選だな」と、弁護側のリストに
は入れていないが決定的な承認を予定しているといきまく。その証人
は、血まみれのナイフを握り締めた犯人をはっきりみている、と。
 赤倉は「俺は、ゼッタイにやっていない!」と暴れだし退廷させら
れる。それを傍聴席で見つめる、山村と石田。

 有動の事務所で石田が真剣に赤倉の事を話しているのに、有動は雑
誌を見て「だめだ、耐えられない!」と雑誌に載っている女の子達を
非難する。雑誌は娘の物だと言う有動に、石田は「サイテー」と言い、
弁護士は弱い者の見方なのにと非難する。「人殺しは人殺し、それで
も弁護しなけりゃならないのが弁護士なんだよっ」と、石田の頭に、
フンッと行きを吹き掛け「ところで、なんでここにいんだよっ」と有
動。「だから、お金」石田。「出てけっ!!」

 事務所を出る有働の後を突いてくる石田。有動はさっさと歩き出す
が、その後を足早に追い掛ける石田。 

 有動は山村鉄工所社長の山村に話を聞きに来た。山村は事件の第一
発見者だ。有動は山村の側でスゥーっと吸い込み「アラミスですね」
と全く関係のない事を聞く。石田が、なぜ夜中に工場を見に来たのか
と山村に聞くと、バイクの音が聞こえた気がしたという。有動は山村
に、ああ言う蓮超もああ言う蓮超に理解があるふりをしている大人も
大嫌いだと言い山村を怒らせる。山村は環境が悪いんだ彼らは悪くな
い、自分は赤倉を信じると言いきった。「じゃ、賭けますか?」と有
動。「私は信じない方に1000円!」  石田「サイテー」
 工場の外で有動に文句を言う石田、しかし有動は「その、サイテー
って言うのをやめろ!家の娘もすぐにハ゜ハ゜サイテーという。」と
文句を言う。石田は、「きっと、娘さんは先生の事がキライなんです
よ。」と言うと「そうかもしれない。それにしてもここは車ガ少ない。
」といきなり走り出す。追いかける石田。走りながら、これも捜査だ、
犯人も走ったはずだと川原まで二人で走る。
 拘置所で涙を流す赤倉。工場で一人機械を磨く山村。
 川原に着いてナイフを投げてみると、川の中へ。首をかしげる有動。
有動は赤倉のアパートの回りを調べ部屋に入る。そこへ刑事達が踏み
込んでくる。

 「今回だけは大目に見ます。」と刑事部長(金田明夫)に言われ、
廊下に出てくると、石田の上司が迎えに来ている。「まったく、おま
えってやつは。辞めちまえ!」と上司に怒鳴られ謝る石田。それを見
て「思った通りだ」と上司に向かって「ロバの上司は所詮ロバ」と上
司を怒らせてしまう。
 刑事部長に詰め寄る有動。今でも赤倉の部屋を張っていたのは証拠
が足りないのではないか?見詰め合う掲示部長と有動。

 外では石田が穣氏に土下座をして謝っている。黙ってタクシーに乗
りこむ上司。次の日、仕事をしていても初めて会った日に有動に言わ
れた言葉が気になる石田。

 有動は神崎に会っていた。「お姉さん、お願いしますよ。」「もう、
お姉さんなんかじゃない!証拠は自分の足でつかむもの、誰の言葉か
忘れたわけじゃないでしょう?」と言い捨てていく。

 石田は赤倉の面会に来ている。赤倉の部屋から持ってきた数学の問
題集を見せる。赤倉は、おやっさんに励まされてここまで来た。この
裁判に勝たないとと言う。

 山村鉄工所の表でよつば銀行の部長が金を受け取って帰った。ニコ
ニコ顔の山村に草陰から突然有動が声をかける。有動は犯人はなぜ確
率の低いこの道で目撃者に出くわしたか?「聞きたいですか?」「ぜ
ひ」「思った通りだ!」と犯人はわざと赤倉の帽子を被り姿を見せた。
だがこれは証拠にはならない。物的証拠がないので赤倉は有罪でしょ
うと言う。複雑な表情の山村。

 石田は川原を走り川に石を投げ込むと、川の中じゃだめだ、と有動
の声。夜まで二人で走り、川原で話していると石田は仕事をサボった
と言う。有動は、石田に財布を渡す。2000円しか入っていないが、
それが全財産だと。
 石田は「なぜ国選弁護士をやっているんですか?もっと賢い生き方
もできるのに。」と聞くと、「法律には賢く生きろとは書いてない。」
と答えm「頼みたい事がある。犯罪者になってくれ。」

 夜、山村鉄工所を訪ねる有動。お守りに髪の毛を一本くれと言う。
山村に、裁判の状況を聞かれ、八方ふさがりです、しかし、妙な事に
気がつきました。「聞きたいですか?」「ぜひ」「思った通りだ」と
微笑み、聞きたい顔の山村に、ナイフはわざと見つかる様に、血をべ
っとり塗り見える所に置いたのだ。

 有動の携帯のベルが鳴る。よつば銀行に忍び込んでいる石田からだ。
山村鉄工所は倒産寸前で、殺された友沢には山村が受取人で5000
万の保険がかけられていた。「それから、こんな時になんですが、娘
さんは先生の事、そんなにキライじゃないと思います。本当にキライ
な男は静かに無視しますから。」ちょっと嬉しい有動。電話を切ると、
山村にナイフの血は罪をなすりつける為の物だと言う。「しかし、事
実は違うんですよ。」と自信満々の山村。「あなたが検察側の証人だ
!」と有動も自信満々で言う。

 第2回公判 検察側の証人として出てきた山村は、私が見た犯人は
赤倉だと言いきった。赤倉は取り乱し退廷させられる。空を仰ぎ涙を
堪えるような姿を見せる山村。
 弁護側の尋問。有動は山村に赤倉の服装を聞く。赤い帽子と血まみ
れのナイフを手にしていたと聞くと、なぜ帽子だけが見つからないの
か?と言う。刑事部長も「そうなんだよ」とひとり言を言う。有動は
もう一度その帽子を見ればわかるか?と、山村は確認できる!と。有
動はおもむろに袋に入った赤い帽子を出してくる。検察側、刑事、一
同驚くが、一番驚いているのは山村だ。有動はこの帽子と山村からも
らった髪の毛を調べてくれと裁判官に差し出す。

 林の中を走る山村。友沢を殺した時のことを思い出しながら、足を
滑らせながら、一本の木の根元にうずくまる。枯葉を掻き分け掘り出
した新聞紙に包まれていた物は、血のついた赤い帽子だった。「あ、
あるじゃぁないかぁ」と、安堵したところに後ろから声がかかる。刑
事部長の声だ。「それを探していたんだよ。」検察側、弁護側、被告
の赤倉も一緒だ。逃げようとする山村を刑事たちが囲んだ。観念しへ
たり込む山村。
 赤倉に、罪を擦りつけようとしたのか!と言われ、「会社を守る為、
頑張ってきたんだ。おまえらを雇っていたのは補助金が出るからだ。
守られるべきは俺達みたいにコツコツと・・・」山村に詰め寄ろうと
していた赤倉を押し退け有動が山村を殴り飛ばした。「今ようやくこ
の言葉の正しい使い方がわかったよ、あんた、サイテーだっ!」
 「いつから気がついていたんですか?」と聞く山村に「最初の賭け
をしたときからです。」と有動。山村からバイクの音を聞いたと言わ
れ確かめた所、前日赤倉はバイクを売っていた。山村に偏見に負ける
な!力をつけろ!と言われたから、大検を受ける為の費用にしていた
のだ。信じられない山村に有動は「あなたは人を信じない人生なんて
無意味だと言った。私は信じない方に賭けた。二人を見れば、答えは
明白だ。賭けはあなたの勝ちです。醜い事実をありがとう。」

 連行される山村を、複雑な表情の有動と赤倉、そして有動を見つめ
微笑む石田が見送っていた。


寸  評  長く長くなりました。阿部寛さんは主役が初めてだそうで、待っ
てましたと言う感じですが、セリフが多く、全てのセリフが複線にな
っているので、削ることができませんでした。んーと、おもしろいで
す。

執 筆 者 ぶー()

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2. 編集後記
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 いきなりパソコンが壊れてしまい、復旧の予定がどんどん延びて、配信も遅
れてしまいました。次回からは大丈夫です。申し訳ありません。
 基本的に「阿部寛さん」は好きですので、今後も楽しみにしてみていきたい
と思います。(ぶー)

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