メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 239号  2006/12/25


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            はやく、来い来い盆休み!(笑)

                ☆☆☆ 第239号 ☆☆☆         
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☆<目 次>
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■ ご挨拶 
  
■<らいぜんのパチ物語> 大好評パチプロ探偵シリーズ2
                 『消えたカリスマ』最終話

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   ご挨拶 
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あは天発行者のイッセー岡田です。
皆さん、いよいよ年末が近づいて参りました。
いやぁ、家中の大掃除が待ってますね(-_-;)。
お風呂の壁面にこびりついた黒カビや、棚の上のホコリ、小さな虫がいっぱい
はいってる電灯の傘、今まで無視してきたものを全て数日の間にキレイキレイ
にしなければなりません。まして我が家の女房は私の休みは基本的に仕事にな
っているので全く当てにならないと来てますから、大変です。
正直掃除って億劫になりますよね。
 まぁ、私の稼ぎが悪いため女房には苦労を掛けているので、ここは気合いを
入れてばっちり掃除をしたいと思っているのですが、プランターの花が全部枯
れているのを見て、「お正月までにコレも綺麗にしといてね!」とにっこり微笑
んで宿題を課され、さてさて土が締まりきっているため、一旦放り出してから
ほぐしてまたプランターに戻さなければならない。
 これが結構キツイ仕事なんだよね。
出来るだけやるようにはしようと思ってはいるが、はてさてどうなるのか?

では皆様遂にらいぜんの『消えたカリスマ』が最終話を迎えます。
さてラストではどんな結末が訪れるのでしょうか?
事件としては一応の解決を見ていますので、あとはどんなシーンをラストに
持って来たのか、ってところが今回の見所、読み所ってところでしょうか?
それではじっくりとらいぜんワールドをお楽しみ下さい。
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■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■       パチプロ探偵2『消えたカリスマ』最終話
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1週間後。
安西の次回の番組の企画に決定したチームタイラーの追加取材に行くという安
西に、俺も同行することにした。すでに蜂谷美鈴も逮捕され、もう安西に身の
危険はないはずだが、どうやらカメラマンとの二人きりの取材は心細いらしい
のだ。
一方俺は、まだチームのメンバーに命を助けて貰ったお礼を正式にはしていな
かったので、安西の同行要請に二つ返事で承諾した。

「安西さん、彼らのマンションに行く前にちょっと寄りたいところがあるんで
 すが・・」
新幹線の中で俺は隣席の安西に切り出した。カメラマンはその隣で寝ている。
「太賀湾ですか?」
どうやら安西も同じ事を考えていたようだ。
「平良は、きっとあの海のどこかに・・」
「考えてみればすごい生き様ですね。いや死に様かな?・・平良を一言でカリ
 スマと呼ぶには、その存在が大きすぎる。題材的には最終回にしたいくらい
 です。しかし当の本人は行方不明・・う〜ん、番組構成に悩むところです。」
きっと安西のことだ、仕上がってみれば見事な出来の番組となるだろう。
新幹線を降り、全員でタクシーで太賀湾に向かう。

太賀湾はその青みがかった鉛色の水面を穏やかにたたえていた。
駅で買った白い花束を俺は抱えていた。どのポイントで手元の花を投げ入れる
べきか少し迷った。

俺の視界に二人の男女の姿が映った。港に花を投げ入れたようだ。
一瞬、健太と亜唯かと思ったが人違いだった。年齢的にはもう少し上の夫婦と
いった感じか。いちおう探偵稼業をしているので、その辺の人物鑑定はかなり
正確なはずだ。そして同業の臭いがした。いや探偵ではなく、パチプロの方だ。
花を投げ入れ終わった彼らが、俺のそばを通り過ぎるとき、きっと俺が持って
いる白い花が目に入ったのだろう、彼らは黙礼をしてきた。俺も自然な素振り
で黙礼を返す。

俺は確信した。彼らも、平良のいる海に花を手向けにきたのだ。
きっと平良と何らかの由縁のある夫婦なのだろう。
振り返って二人の姿を確認したが、逆光でよく見えなかった。
俺は無言のまま、その方向に頭をさげた。
なんとなく、男からは平良の香り、そして女の方からは桐子の香り感じたから
だ。もちろん別人物であることは分かっている。

「安西さん。彼らも、きっとカリスマと呼べる存在ですよ・・」
隣にいた安西がえっ?という顔をした。
「たぶん平良に縁のある人達です。平良の名前を出して、取材も申し入れをし
 たらいかがですか?」
俺のこの言葉聞き終わらないうちに、安西は二人の方に向かって走っていった。
さすがは大物プロデューサー。この辺の行動力はさすがだ。安西は俺のことを
忘れたかのように、その夫婦と一緒にどこかに行ってしまった。すぐに新しい
番組素材の取材開始というところだろう。もちろんカメラマンも安西と同行し
た。

俺は太賀湾に一人残された格好になった。だがこの方が気兼ねが要らなかった。
ゆっくりと平良のいる海と対面が出来る。
突然の取材を受けている夫婦には迷惑な話かも知れないが、安西は、顔出し出
来ないとかその辺の事情を良く理解しているから、彼らもきっと安西の交渉に
折れることだろう。これで一応は安西の役に立ったわけだ。
俺はあらためて太賀湾の水面の見つめた。さっきの夫婦がたむけた花が波間に
ゆっくりと浮いていた。俺はそのそばに自分の持っていた花を投げ入れた。

実のところ平良の顔は知らなかった。健太と亜唯も平良の写真は持っていなか
った。桐子には、2度目に助けられたときに会ったが、彼女もすぐに現場から
消えてしまった。
そのせいなのか、海面を見つめていたら桐子の顔が頭に浮かんできた。
透き通るような白い肌と、すこし寂しげな表情・・彼女を通して平良の存在を
感じることがすごく自然なことに思われた。
あの時、美鈴の手の刃先を自分からそらした存在・・男の影・・

俺はその場に座り込んだ。安西の取材はきっとしばらくかかるだろう。
その間、このまま太賀湾の心地よい海風に吹かれていよう・・

 目をつむると、男の影がうっすらと見えてきた。
 耳に心地よい、バリトンの響きが耳に届いてきた・・誰の声だろう・・

 勝負の世界で確率という化け物に運命を委ねる者の息吹
 それがたまらなく好きなんです・・
 だから僕が助けることが出来るのは、そういう人たちだけで
 決して皆が言うようなヒーローでもなければ正義漢でもない

 パチンコやパチスロを生活の糧にする術を知っていたとしても
 結局は、確率という正体不明の化け物に振り回されることになる・・
 そうやってもがきながら生きる者たちの息吹・・
 そのいとおしさ、守るに値すると思いませんか?

 そうだな・・俺は、何故か初めて素直な気持ちになれたような気がした
 自分の将来に対しては常に不安を持っている
 大ハマリを何度喰らっても決して折れない強い心が欲しい、
 といつも思っている。
 だが男の言葉を反芻していると、そんな強がりも何も必要なく
 何故か心が落ち着いてくるような気がした・・

突然携帯が鳴り、俺は現実の世界に引き戻された。右手のオメガを見ると、ど
うやら2時間ほどぼおっとしていたようだ。最近歳とったせいかこういうこと
がよくあるのだ。イカンイカンもっとしっかりしないと・・

「もしもし?」
「安西です。すいません、置いてけぼりにしてしてしまって・・今、彼らから
 一通り話を聞くことが出来ました。」
彼らとは、さっきの夫婦者のことを言っているのだろう。
「探偵さんのお陰で、すごい話が聞けました。ありがとうございます。これで
 また番組が一本作れます。」
安西は興奮しながら、彼ら夫婦者について、パチプロの憑依霊がどうのこうの
よく分からない話をしていたが、俺は適当に相槌を打っておいた。

安西によると、健太と亜唯に会いにゆくのは、どうやら夜にずれ込むそうだ。
そう言えば今日は平日だ。しかも給料日を控えて、ホールが甘くなる時期だ。
きっと彼らは、俺と違ってこういう日はきっちりと稼働をしているのだろう。

再び太賀湾の水面を見つめる俺・・
よく考えてみれば、今回の調査で俺は平良のことは何も分からなかった。
「どうして警察が太賀湾の事件の捜査を中座したのか?」
「週刊群衆に太賀湾事件を書いた加賀見という記者が今どうしているのか?」
その他、平良に関するあらゆることが謎のままだった。
でも、自分としては今のままで良いと思った。平良のこと、そして彼の残され
た仲間のこと・・これ以上調べることに何の意味もないと思った。

またすべてを引き裂くように自分の携帯が鳴った。まったく、もう・・
液晶に表示された番号は、見慣れない番号だった。
「おう、探偵さんかい?」
パチンコ攻略会社の香坂商事の山木だった。やくざ者である山木のドスの利い
ただみ声は、せっかくの良い雰囲気をぶち壊しにするのに充分な効果があった。
「どうやら、アブねぇ目に遭ったみてぇじゃねぇか・・はは」
恐らく安西に事件の詳細を聞いたのだろう。笑い事ではなかったのだぞ。

「ところで、平良の件で何か分かったのかい?」
「へ?」
俺は、一瞬頭が空白になった。
「平良の居所は分かったのか?って聞いてるんだよ・・」
山木本人はそのつもりはないのだろうが、やくざ者にこういう風に言われると
どうも恫喝されてるような気がしてくるから不思議だ。
「あ、いや・・その・・まったく・・」
俺のあたふたとした様子とは対照的に、電話口の山木が押し黙った。もしかし
たらムッとしているのかも知れない。

少ししてゆっくりと通話口の山木が話し出した。
「なぁ探偵さん。探していた安西がひょこって出てきたからって、話はそれで
 終わりじゃないんだ・・分かるだろ?なぁ?」
「は、はい・・」
「よし、じゃあしっかりと頼んだぜ・・じゃあな!」
そう言って一方的に電話は切れてしまった。

俺は、山木に初めて会ったときに、なんとか平良を見つけだして欲しいと頼ま
れたことを思い出した。あの時は平良を探すことが失踪した安西発見への近道
だと考えていたから、何となく安請け合いをした感じだったが、今となっては
不可能に近い話だ。
午後の太賀湾の水面を途方に暮れたまま見つめ、俺は思わずこう唸ってしまっ
た。

 うわぁ・・また助けて下さいよ、平良さん・・


              パチプロ探偵2〜消えたカリスマ〜 <完>
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※この物語はフィクションであり、登場する個人名・団体名はすべて架空のも
 のです。もし同じ名前や良く似たものが実在しても、やっぱり架空です(笑)。
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 ■後書き
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さてどういうわけか先月から、実は個人的なブログを始めました。
どうすればよいのかわからないままに、とにかく色々とあれこれやっていく
内に、その面白さに嵌ってしまい、今では毎日深夜までブログ友達のところ
に行ったり来たりで、初めての経験ですがこれってなかなか楽しいですもん
ねぇ。一応覆面で名前はココとは全く違う名前を使っておりますが、勘の良
い人なら、すぐに見つけられるでしょうね(^^;)。
 もし読者の皆さんの中でブログを持っていらっしゃる方がいたら、是非遊
びに来て下さいね。
 
 ではこれが今年最後の発行となります。
クリスマスの発行ですが、特に意味はありません。
本当は私の最新作「エンジェル・コイン」とらいぜんさんのパチプロ探偵最終
話をダブルヘッダーにしたかったのですが、何分にもブログに時間を取られす
ぎてしまって、私のものを掲載することが出来ませんでした。
 誠に申し訳ございませんでした。

では寒い時期ですのでお風邪など惹かないように、良いお年をお迎え下さい。
新年ウルトラスペシャル特大ダイナマイト号(笑)をどうかお楽しみに!

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
  ではでは、みなさん、新年までごっきげんよう、さようなら。

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