メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 221号  2005/07/28


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                ☆☆☆ 第221号 ☆☆☆    
     
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☆<目 次>
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■ ご挨拶 
  
■<らいぜんのパチ物語> 大好評パチプロ探偵シリーズ2
                 『消えたカリスマ』第7話
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   ご挨拶 
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あは天発行者、天下の田舎町伊勢市在住のサラリーマン、イッセー岡田です。

この間久しぶりに汗をかきに行って参りました。
普段寒いぐらいにクーラーの効いている事務所にいて、そして休みにはスロット
打ちにまたまた肌寒いパチスロ屋にいて、さらに財布の中までスッカラカンの、
心冷え冷え状態ではさすがに健康にも悪いだろうと、意を決してトレーニング
センタに行って参りました。
県営のトレセンなので費用なんて大したことはありません。(1回210円)
10回分で11回行けるカードを持っていたのですが、なんと前回利用は昨年の11
月でございました。
うぉぉぉぉぉ、なんたることか?
あまりにもさぼりすぎです。
そのためか腹周りが一段と太くなってしまいました。
こっから一気に絞り込もうという、鋼のような堅い決意!
こうして私はその人生で数百万回目の誓いをたてた訳でございます。

さてしばらくぶりに来ましたら、まあ時期もあるのでしょうが、非常に大勢の方
々でいっぱいです。若いところでは高校生(残念ながら男です)から、結構若い奥
様連中も、そして私のようなおっさんから爺に至るまで、いるわいるわ、大変な
数です。その数ざっと20人。

・ウォーキングマシン5台に5人。(やれないじゃん!)
・自転車こぎ8台に6人。(ボロ自転車しか残ってないからパス!)
・バーベルエリアに5人。(これすると筋肉痛になるからやんない!)
・ストレッチエリアに3人。(行きたいけど変態に思われたくないからパス!)
・2台ある腹筋台に1人。(若い子だったので遠慮した!)
そこで空いている筋トレマシンを使うことにした。
一定の負荷を掛けて左右に体をひねるマシンに座り、とりあえず老人的体力である
ため負荷は15kgにして、すいすいと腰をひねる。
何気なく前を見たら、ある部分で目が釘付けになる。
それはいつの間に来たのか、若くて可愛い女性がウォーキングマシンで歩いて
いた。
「おおっ、絶景かな!」
ポニーテールにしたその子は両手をまっすぐに伸ばして、綺麗な歩行姿勢をし
ている。わたしのように猫背でヨタヨタ歩いてはいないのだ。
足の交差の頻度から、彼女の歩行スピードはおよそ6km/時ぐらいか。
目の前ですらりと伸びた足が交互に動き、それに連れて躍動する臀部を見ながら、
時折首筋を流れる汗の光を楽しみ、きっと豊満なバストが前面では大きく揺れて
いるであろう、とありとあらゆる角度から、その姿を想像する。
「いやあ、至福の時ですなぁ!」
まぁ、確かにみんな私服でやっていますがね。
運動もそこそこに、ただただその女性が歩いている後ろ姿をじっと見つめること
に恍惚としておりました。
変態とはこういう部類も入るのでしょうか?
体はちっともほぐれませんでしたが、視力はなぜか0.1ぐらい向上したような気
が致しました。
まぁ、これはこれでいいのかも。
ちゃんちゃん!

では皆様お待ちかねの『消えたカリスマ』第7話をお送りいたします。
なかなか今回は土用の丑の日ですから、鰻丼か鰻重でも食べながら、ごゆっくり
肝吸いで喉を潤しながら、佳境に入ってきた物語を存分にご堪能ください。

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■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■       パチプロ探偵2『消えたカリスマ』第7話
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俺は東京駅から有楽町へ出て、そのまま香坂企画のある事務所まで歩いた。新
橋にあった羊蹄企画の事務所からは歩いて10分ほどの場所にあった。
ドアチャイムを鳴らすと、さっきの電話の声の主が「おう」とドアの向こうか
ら応答したのが分かった。

まもなくドアが開く。山木を思われる男の顔がドアの隙間から覗く。明らかに
やくざ者の人相だった。
「アンタが探偵さんか・・」
「お忙しいところ申し訳ありません。」
「まぁ、とりあえず中に入れや。狭いけどな。」
応接と言うにはあまりにも狭い応接室だった。狭いテーブルの上を場違いな大
きな灰皿が占領していた。椅子の向こうには「任侠」と草書体で書かれた大き
な額が飾られていたが、しばらく掃除もしていないらしく、表面に埃がこびり
付いていた。
「アンタのことは前から知ってるよ・・」
椅子に座るなり、山木こう切り出した。
こうやって出鼻をくじいて優位に立とうとする、やくざ者の常道手段なのか?

「この世界は、情報が命だ。パチンコに携わる奴のデータは常に把握してる。
 確かアンタは、探偵やりながらパチプロしている変わり種だよな。そのパチ
 プロ探偵さんが、平良のことを直々に聞きに来るとは・・」
「残念ながら、私は平良という男の存在は、知りませんでした。
 ある人間の捜索依頼を受けたのです。その人物は、平良のことを調べている
 うちに、ある日突然失踪してしまった・・ですから、その人物の行方を突き
 止めるのには、平良なる人物の所在を調べるのが近道だと・・」
「安西さんだろ?」
俺は、絶句した。どうしてこの目の前の筋者が安西の名前を知っているのだ。
「あはは、ビックリしたかい?
 じつは、安西に番組のネタになりそうな情報を流していたのは俺なんだ。
 さらに言えば、アンタの存在を彼に知らせたのも俺さ。安西が誰か話題性の
 あるパチプロを捜していたから、俺がアンタを探偵兼業のパチプロとして紹
 介したのさ。」

俺は目から鱗がおちる思いだった。以前から安西が「ある筋」からの情報だと
言っていたのは、この山木だったのだ。恐らく前回の事件の時に、黒崎の独断
で羊蹄企画が番組の裏スポンサーに回ったのも、この山木が橋渡しをしたに違
いない。黒崎はそのことは何も言っていなかったが、それに関しては他意はな
いだろう。
「安西さんとは古いおつき合いなんですか?」
「そうさな・・3年くらいかな。うちはパチンコの攻略情報以外にも、芸能ス
 クープをマスコミに売る仕事もしてるんでな。要はギブアンドテイクってや
 つだな。」
パチンコの情報だけで商売するには、マジネタは少なすぎる。羊蹄のようにガ
セ情報を一般庶民に騙して売りつけなければ企業の存続は難しい。黒崎曰く、
香坂企画はホンモノしか扱わないそうだから、当然パチンコ攻略の情報以外に
何か副業が必要になるはずだ。それが芸能スクープの横流し、と言う訳か・・
「平良さんとは?」
「平良とは、俺とアイツが同じ右翼団体に所属して頃のからのつき合いさ。も
 う十年以上になるかな。と言っても、そう深いつき合いじゃなかった。とこ
 ろがある日、久しぶりに俺のところに来てな・・スロットの攻略情報を売り
 つけにきやがった。最初は相手にしなかったが、後からその情報がとんでも
 ない情報だって分かってな・・」
「ライジングサンVの攻略ですね。」
「そうだ、黒崎から聞いたんだな。今じゃもう稼げないけどな。そりゃ凄まじ
 い破壊力だったさ。俺もあれにはずいぶんと儲けさせてもらったよ。」
「ところで平良さんに関して、警察が動いたらしいのですが、何か心当たりは
 ありますか?」

「・・・」
警察という言葉に反応したのか、山木は急に押し黙った。俺を睨み付けている。
「私が警察に通じてると思いますか?」
俺は久々に筋者に睨み付けられ、少し緊張した。やはり気持ちの良いものじゃ
ない。
「今が初対面だしな・・」
「確かに、警察にある程度のコネはあります。でも平良さんの居所を突き止め
 て警察に突き出すメリットはないですよ。警察が報奨金くれるわけでもあり
 ませんしね。それで多少コネクションが強まったとしても、逆に失うものも
 大きいですから・・」
「実はな・・」
少し警戒心を解いたのか、ゆっくりと山木は話し出した。
「平良が行方不明になる直前に、俺のところに電話があった。そして『紅龍』
 のことを聞いてきた。
『紅龍』っていうのは、パチンコのゴトを専門にしてる大陸系の集団だが、か
 なり危険な集団だ。彼らに敵対する者たちを抹殺することも平気な奴らだ。
 俺は平良が奴らに何かを仕掛けようとしているのは分かったが・・まさか・・」
「えっ?・・何が『まさか』なんですか?」
「太賀湾で沈んだ船は、『紅龍』のアジトだったんだ。沈めたのは平良・・き
 っと間違いない。アイツならやりかねない・・だとすると、アイツも・・」
山木は筋者らしくなく、神妙に目を伏せた。平良が自分の命を犠牲に、紅龍の
乗ってる船ごと爆破させた・・そういうことなのか。

「殺しても死ななそうな骨のある男だったから、きっとどこかで生きていると
 思いたいがな。」
「平良が船を爆破した動機は何なんでしょうね?」
「さぁな・・でも自分の利益のためにそんなことする奴じゃないからな。アイ
 ツの知人が紅龍の奴らに危害を受けたんだろうな。それしか考えられん・・」
俺は、山木の「もう通じないけどな」と注釈付きで平良の携帯の電話番号を聞
き、山木の事務所を出た。
「平良は不思議な奴だ。俺の知ってる限り誰もアイツのことを悪く言う奴はい
 ない。でもアイツがやらかすことはいつも馬鹿げてるけどな・・平良を見つ
 けたいという気持ちから、安西に情報を流したんだが、あいにく安西も行方
 知れずになっちまった。
 なぁ、アンタをその道のプロと見込んでのことだが、是非、平良と安西を探
 し出してくれ・・やくざ者の俺が言うのも、ムシがいい話だろうが・・頼む。」
これは俺が山木の事務所を出るときに、山木が言った言葉だ。

俺は、美鈴の待つ事務所へ戻る電車の中で、頭の整理をした。
まず、安西は平良を探している過程で何かに巻き込まれて行方不明になったと
考えられる。その何かとは?
『紅龍』という危険な大陸系集団なのか?だが、紅龍は平良の手でアジトを壊
滅させられた。だからといって安西を拉致する理由があるだろうか?いや、も
しかしたら彼らの残党が、復讐のために平良を追っていて、そこに偶然に安西
が平良のことを嗅ぎ回ったから・・・

もし俺が、平良や安西のことを地元で嗅ぎ回ったら、同じ目に遭うのだろうか?
警察の動きも気になった。羊蹄の取り調べにまで県警が立ち会ったことを考え
ると、捜査は完全に手詰まりになっているとしか考えられない。これは現役敏
腕刑事の蓮さんに直接聞いてみるしかないだろう。
蓮本刑事は、知能犯捜査係のベテラン刑事で、もう長いつきあいになる。前回
の事件でも世話になった。

時計を見るとまだ夜の7時を過ぎたあたりだった。
蓮本刑事の携帯に連絡してみる。
「はい・・」
この電話の出方で彼がどこにいるのかが分かる。まだ署で勤務中なのだ。着信
したら俺の名前が出るだろうから、あえて名乗る必要もない。
「蓮さん、まだ仕事中ですね。一杯やりにいきませんか?」
「お前に教えることなんか何にもないぞ!」
これは蓮さんのいつもの口癖だ。こんなことを言っていてもいつもいろいろと
教えてくれる。
「平良っていうスロット打ちのことを聞きたいと思いまして・・」
「何?・・分かった・・じゃあ、30分後にいつものところで。」
そう言って、無愛想に電話は切れた。
だが蓮さんが何か情報を持っているときは、決まっていつもこういう対応だっ
た。今夜は何か重要なことが聞けそうだ。
                          (つづくよ)
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※この物語はフィクションであり、登場する個人名・団体名はすべて架空のも
 のです。もし同じ名前や良く似たものが実在しても、やっぱり架空です(笑)。
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 ■後書き
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 台風一過のさわやかな暑さ(笑)に参っているイッセー岡田です。
 しかし、またまた超人伊勢店がやってくれましたよ。
 なんとスロ216台中設定6が54台、今週の火曜日のお話です。
 そんな美味しいときがあるのなら、教せぇてよってか!
 店に行かないとわからない仕組みになっていて、若者達は教え合っている
  ようですが、残念ながらおっさんの情報網ではどうにもなりまへん。
  さてこの日の一番の出玉は、なっ、なんと「雷蔵伝」の14000枚!
  ひぇぇぇぇ、雷蔵伝ってそんなに出るの?
  おそらくボーナスがBBに偏り、しかも超にも偏った結果なのでしょう。
  打ってた人は、良かったですねぇ。
  実にうらやましいですな。
 最近「勝」という言葉に疎外感を感じている、今日この頃です。

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、さようなら。
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