メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 220号  2005/07/20


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                ☆☆☆ 第220号 ☆☆☆         
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☆<目 次>
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■ <ごあいさつ>

◇ <イッセー岡田のパチ物語> 
                               「パチンコエキスプレス」第51章
■ 「あとがき」

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☆<ごあいさつ> 
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 全日本女子バレーリベロの桜井がどう見ても青木さやかに見えてしまう、老眼
進行中のイッセー岡田でございます。
 
 いやぁ、それにしても鬼浜爆走愚連隊は面白いですねぇ。
 負けても負けても打ってしまいますわ。
 特に対決シーンの3ゲーム目のどっどっどっどっという重低音のサウンドが
 しびれます。それにBB中も雷神風神が出るのか出ないか、雷が鳴ってリュウジ
の顔が完成するのか否か、そしてもっとも気になるのがチェリー付ジャックイン
を出来るか否か等、最終獲得枚数が494枚か、いや508枚なのか、はたまた3回
成功で522枚なのか、そしてBB終了後に仁義なき抗争に発展するのか否か、もう
田舎者の私としてはわくわくどきどき最高のマシンなのですが、最近これで勝った
試しがないのは一体全体どういう訳なのでしょうか?

雑誌では前日高設定をボーナス2回まで打て、なんて書いてありますが、これが
どういうわけか前日25回以上の台に限って大はまりを食らわされてしまいます。
ホームの超人伊勢店では朝一前日10回未満の台から先に埋まっていくのは一体
どんな理由があるからなのでしょうか?(笑)
今日も今日とて朝一前日26回の台が空いていましたので、打つことしばし、352
回でRB、186回でRB、そして127回でRBとは一体誰の仕業なのか?
凹んで台移動を繰り返しているだけで、万札が飛んでいくんだよ、ごらぁ!
でも鬼浜は台好きです(笑)。

さて今日はイッセー岡田のパチ小説「パチンコエキスプレス」第51話です。
あまりにも長く書いているので、もう何が何だかわからなくなってます。
内容がおかしなところは気にしないで読み飛ばしてください。(おいおいっ!)
 なお今号からまたあらすじを入れるようにしました。
 勿論読者のためもありますが、特にぼけが始まった作者自身のために!(笑)

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■■■ ☆<パチバカ物語> 
■■■         「パチンコエキスプレス」第51章
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◇「前号までのあらすじ」
「38才独身、身長158cm体重76kg、この抜群に均整の取れた体型のためか、
彼女いない歴38年の大銀(おおがね)玉三郎は、うだつの上がらない田舎の鉄道
マンだ。JRにいる「恥しらず」「お荷物」「給料泥棒」と三悪の固まりのように
彼のことを言う人は多い。ふざけて書いた新幹線こだま救済策がひょんなこと
から採用と決まり、いきなりこのプロジェクトの室長に大抜擢された!
そしてこだま車内を大改造してパチンコ・スロット列車に仕立て上げたのだ。
評判は経営陣も驚くほどの大反響、赤字路線があっと言う間にドル箱路線へと
変身したのだった。おかげでついに玉三郎は取締役に大抜擢。
出世した途端に周囲の女性から持てだした玉三郎、はてさてこれからは…」

 のど元過ぎればなんとやら、あれほど懲りたはずの女性関係だったが、いくら
玉三郎が避けようとしても、いや避けようとすればするほど女性達の間で玉三
郎の噂が良くも悪しきも広がってきた。
曰く「難攻不落の玉三郎を落とした物こそ天下一の美女の印!」
曰く「女遊びの時期を過ぎ、いよいよ嫁探し本気モード突入か?」
曰く「いくら顔だけ良くても飽きちゃうわよね。やっぱ男はハートよねぇ?」
曰く「顔つき体型最悪だけど、でもこの有望株に乗るなら今よ!」
そんなわけで、またしてもアフター5のお誘いが激しくなっていたのである。

そんなある日、常務取締役執行役員の田添史郎から、社内電話が入ってきた。
今では取締役の玉三郎も、若くて有能な秘書を持つ身である。
「大銀室長、3番に田添常務からお電話です。」
「ん? あぁ、わかった。」
玉三郎も最近この境遇が板に付いてきた。

さて、この秘書は真知田恵子という名前の御年25歳、一流大学主席卒で秘書
検定1級の腕前(玉三郎はそもそも秘書になるのに「秘書検定」なるものがある
ことすらしらなかったのである)、とにかく仕事はむちゃくちゃ出来る女性だった。
正直仕事は玉三郎より、この真知田恵子の方がはるかに出来た。
彼女が打ち合わせの内容やスケジュール管理から、今何をしなければならない
のか、明日はこれこれの確認と会議が午前と午後にあれこれ等と、とにかく言
われるがままに動いているだけでいいのだ。
全てのポイントは彼女が指示してくれるのだから、超楽ちんなのである。

まぁそんなわけで楽は楽なのだが、自分のレベルと比較していつも感心してし
まう。
どうしてこの自分よりはるかに若く経験の少ない女性が、なぜここまで仕事が
よく見えるのだろうかと、ふと考えることがある。
自分とはえらい違いだった。
給料もたいして貰っていないだろうに、自分の仕事をほとんどこなしてもらい、
結果その成果は全て自分のものになるという、こんなことがあっていいのか?
彼女の査定はつねにA判定をつけている玉三郎だが、それだけでは申し訳ない
ような気がしていた。
なんてことをマジで考えることが多い今日このごろなのである。

さて、この田添常務からの突然の電話に出た玉三郎、
「もしもし、お待たせしました。大銀です。」
「おおっ、大銀君か、ちょうど良かった。今、渋谷にいるんだが、今晩飯食い
に行こう! いいなっ、時間は午後7時、場所は赤坂プリンスのロビーだ。
じゃ、頼むよ!」
と言うなり、ガチャンと切れた。
「あっ、はっ、はい!」
切れている電話にぺこぺこ返事をしても仕方が無いのだが、まぁいつもこんな
調子なのである。
「かぁー、毎回これだもんなぁ。」
この田添常務という人は言いたいことだけ言って切るという談話の仕方が常で
まず相手の都合なんて知ったことではないという、もう天上天下唯我独尊てな
タイプ、そんなだから下のものは堪ったものではないのである。

そんな苦手な常務と一緒に食事をするなんて、考えただけで気が重くなってき
た。だいたい元はといえばこの玉三郎、単なる地方駅の切符売りだった男である。
それがどこをどう間違ったか、わずか2年の間に取締役にまでなったのだ。
確かに不採算のこだま部門をパチンコ・パチスロ列車にしたことによって、高
収益を上げる、新幹線の新たなドル箱路線に作り替えてしまったのだから、あ
る意味その部分を非常に高く評価してもらったということになる。

かと言ってそんな上司にぺこぺこばかりするのもなんだか嫌になる。
行きたくない、と言えば済むことなのだが、これがなかなか口に出ない。
ぐうたら社員を絵に描いたようだった玉三郎とて、いまや歴とした取締役だ。
お気楽なサラリーマンとまでは言わないまでも、辛いところなのだ。
上から言われて即座に嫌だとは、言いたくても言えるものではない。

「えーと、たしか今晩は何も予定入ってなかったよね?」
秘書の恵子がディスプレイに一週間の予定を出して、確認の上返事した。
「そうです、ありません。」
「そうか、何もないんだ。残念だなぁ。
こんなこと言うと変だけど、無理して何か入れられないかな?」
「えっ? 常務のお誘いですけど、お嫌なんですか?」
「君だったらあの常務と一緒に晩飯食べに行きたいかい?」
「いえ、私ならはっきりとお断りします。
だいたい私を誘う理由がどうしても考えられませんから」
「あっ、そう。いいなぁ。
 俺もそう言えるといいんだけどさぁ。
しかし、考えれば考えるほど行きたくないよなぁ。
ねぇ、どうだろう、ここはひとつ君の力で何とかならない?」
「何とかしろって言われましても、予定のないものはないですから。
そんな無理を仰ってもらっては困ります。」
「そうか、そりゃ、そうだよな。」

玉三郎が予定を入れるとしたら、パチンコ屋にでも行ってハイエナするぐらい
しか思いつかない。
「もしもし、あの常務ですか?
  ええっ、大銀です、先ほどはお誘いいただきまして有りがとうございました。
  実はですね、うっかりしていたのですが神田のゴールドって言う店が今日
  キックザシックスというイベントをやっておりましてですね、これにどうし
  ても今夜行かなければならなかったのですよ。
  もう一月以上前から楽しみにしていた予定でしてね。
  大変申し訳ございませんが、今夜のお約束キャンセルさせてくれませんか?」
「なに、ゴールドといったらあの有名な神田駅前にあるスロット店かね。
  キックザシックスというと設定6の祭りなのか、そりゃ行きたいだろうな。
  よし、わかった。それじゃあしょうがないよ。
  じゃあ、今夜の約束はなかったことにしよう!」
………………….なんてことには絶対にならないよね?

そもそも北京原人のような、ごつい顔でしかもあの石頭の田添常務がそんな
ことをまかり間違っても言うわけがないのだ。
だいたい「キックザシックス」の意味すらわかんないだろう。
「何? 菊座セックスだと?
 きっ、君はこんな昼間っから、いっ、一体何を考えているんだ?
 ふっ、ふざけるのもいい加減にしろ!
  この大馬鹿もの!」
なぁんて言われるのが落ちだ。
「はぁぁぁぁぁぁ」
玉三郎、出てくるのはため息ばかりだった。

そんなことを考えていた矢先に、どういうわけか血相変えて当の田添常務が
室長室に走り込んできたのだ。
「おおっ、大銀君か、はぁはぁ、悪いな。
  うん、実に悪い。はぁはぁ、それで先ほどの約束のことなんだが….」
髪振り乱し目が血走った常務の顔が鬼のように見えた。

☆☆☆ひぇ、なんなんだ今度は? あわれ、心停止寸前の玉三郎☆☆☆

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■■■ ☆<あとがき>
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【鬼浜立ち回りについて】
超人伊勢店での立ち回りですが、やはり全体見ていると前日爆発台下げと
凹み台の上げが明白ですので、雑誌記事などに書いてあるような最初前日
高設定をボーナス2回まで頂戴して、そして前日低設定の台でボーナス2
回放出した台に乗り換えるという形が取れないことがわかりました。
だって誰も移動しないんだもん(笑)
つまり挙動を把握している頭の良い若者達は、最初から前日偶数設定で
しかも出ていなかった台の上げ狙い(つまり56狙い)で台取りをしていま
すね。
だから彼らは最初のボーナス2回分はじっと我慢の子です。
はまろうが、挙げ句の果てにそれがバケだろうが淡々と打つ込んでいます。
そしてそのまま撃沈されるのか、はたまたここから高設定のボーナス連打
が始まるのか、とにかく野球じゃありませんが9回裏スリーアウトゲーム
セットとなるまでは諦めてはいけない、なんて気概を感じましたね。
私なんか序盤3回表あたりで「今日は負けか」と諦めてしまいますから。
やっぱ設定6も毎日最低1台は入っているので、皆必死に打ってます。
おかげで私のようなボケッとしてるおっさんはこそこそ、ウロウロしちゃ
うからやられてしまうのですな。
 たいていの場合前日のやめG数が128から多くても200Gまでなので、解
除G数が1000Gを越える場合、翌日は800G以上はまってもおかしくあり
ませんから、ここを乗り越えていく粘り腰が必要だと思いました。
まぁ、わたしの場合腰よりも資金の方が続かないような(涙!)

すっかり梅雨も明けて、暑い日が続いています。
夏ばてしない程度にがっつり生ビールを飲みましょう!
(やっば暑いときが最高に旨いです!!)
つまみは枝豆を忘れずに!

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 「掴め! 設定6キャンペーン実施中!(笑)」
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
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