メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 219号  2005/07/11


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☆<目 次>
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■ ご挨拶 
  
■<らいぜんのパチ物語> 大好評パチプロ探偵シリーズ2
                 『消えたカリスマ』第6話
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   ご挨拶 
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あは天発行者、天下の田舎町伊勢市在住のサラリーマン、イッセー岡田です。
あいかわらずバタバタばかりしていて、一向に落ち着いて原稿が書けない状態で
す………がスロやパチにはちょくちょく行っています、はい。
どうもいつも発行が遅れていまして、申し訳御座いません。

最近はパチンコもスロットもボーナス時期の回収期と相まって、なかなか厳しい
ものがありますが、それでも地元の超人伊勢店では木、金曜日には設定4,5,6が
各台にグサグサ突き刺さります。
(出ていない台ほど早めに刺さります。すると止めるに止められなくなりますよね
これって嬉しいような、悲しいような複雑な心理状態に突き落とされますな。)
そして大箱にコイン入れている人も何人か、そのため翌日の朝一では設定据置き
狙いの立ち回りとなるのですが、これがまた鬼浜では全てをいじってありますし、
雷蔵伝も出てる台は基本的に沈黙(この間は設定6の据え置きがありましたが)、
ということになると、鬼浜の前日設定5以外の高設定台を狙うのですが、これが
またBB2回分だけということで、Cテーブルに上手く乗っていけば大量コイン獲
得も出来るのですが、たいていがBB2発でチーンのパターン、ならば数日低設定
見え見えの台の上げ狙いでじっくりと行こうかと思ったら、これが300でBB1発、
その後は天井間近の1100台あたりまで持って行かれて見事撃沈と相成りました。
いやぁ、上手く店に翻弄されておりますわ、全く不甲斐ない状態です。
皆さん、近頃の戦績はいかがなのでございましょうか?
私はまだまだ考えが甘いらしく授業料を払うばかりです。
一体いつになったら、年間で100万ぐらい稼げるのでしょうか?
(今の状態では一生掛かっても無理っぽいですが(^^;))

さて皆様お待ちかねのらいぜん作『消えたカリスマ』第6話をお送りいたします。
今回はおいしい料理の話からです。きっと作者らいぜん氏もご自宅で料理はかなり
自慢の腕を振るっているのでしょうね。
では食前酒でも飲みながら、ごゆっくりご堪能ください。

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■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■       パチプロ探偵2『消えたカリスマ』第6話
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「妹は、昔から料理が得意だったんです。僕はご存じの通り、前は料理なんか
 まったく興味がない人間でしてね。食い物なんか腹が満たせればいい、なん
 て思ってました。でもいざやり始めたら、これが面白いんですよ。同じ材料
 を同じように調理しても、何故かそのたびに味が違う。最初はどうしてそう
 なるんだか、分からなかったんですけどね・・最近やっとその謎が解けまし
 た。」
料理の話をいきいきとする兄の姿を、妹のマヤは笑いをこらえて下を俯いて聞
いている。きっと何度も聞かされた話なのだろう。そんなことはお構いなしに、
黒崎の料理論は続く。
「それは、食べさせたい相手に対する気持ちの違いなのだ、というなんです。
 好きな人と嫌いな人、同じ料理を同じように作っても、出す相手によって味
 がきっと違うんです。今日は、探偵さんに食べさせるつもりで作りました。
 マヤも同じでしょう。味はいかがですか?」
「あははは、まさかそこまで言われて、美味しくないとは言えないでしょう。
 なぁんて・・ウソ・・はっはっは
 完璧ですよ。これだけでも新幹線に乗ってきた甲斐がある。」
お世辞ではなく本当に美味しかった。自分が食べる姿を見て、この仲の良い兄
妹は本当に嬉しそうだった。

食べ過ぎてしまった。急に眠気が襲ってくる。しかしここで寝るわけには行か
ない。用件をまだ済ましていないのだ。
「せっかく美味しい料理を食べさせて頂いた後でなんなんですが、さっそくい
 くつか用件を処理させて下さい。」
俺は、黒崎に言った。マヤは流しで洗い物をしている。
「はい、私でお役に立てることでしたら、ご遠慮なく聞いて下さい。」
黒崎は急に神妙な顔つきになった。

俺は、安西が行方不明になったこと、そして週刊群衆での出来事を説明した。
黒崎は話を聞きながら、何かを思い出すように目をつぶって俺の話を聞いてい
た。
「黒崎さん、その辺の経緯の話を聞かせて貰えませんか?
 僕は、今回の安西さんの失踪は、その平良なる人物を捜すことで手がかりが
 掴めてくると思っています。」
「分かりました。では私が知っていることをすべてお話ししましょう。
 太賀湾の事件記事に関して、私が週刊群衆にクレームを入れたのは、攻略情
 報の情報元の存在が大衆紙によって世間一般に広まることを恐れたのです。」
「攻略の情報元?それがチームタイラーだというのですか?」
「はい。当時私が扱っていた情報で、ライジングサンVというスロットの機種
 の攻略情報がありました。これは、羊蹄企画が会員に配布していたようなガ
 セ情報などとは比べものにならないほどの破壊力のある、まさにホンモノの
 情報でした。その情報元が、チームタイラーだったのです。当時黒龍楼はそ
 の情報を元に荒稼ぎをしてました。もしそんなときに、あんな記事が出て、
 それがもとで警察にチームへの捜査が入って攻略情報が外に漏れるようなこ
 とがあったら一大事です。なんせあの情報を買うのに、億に近い金が動いて
 ましたからね。」
「お、億ですか?・・で、黒龍楼はその情報を直接チームタイラーから買い付
 けたんですか?」
「違います。今だから言いますけれど、羊蹄企画の本社にほど近い銀座にある
 『香坂企画』の山木という男から買いました。」
「じゃあ、どうして黒崎さんは、チームタイラーの名前を知ってるんですか?」
「高額の攻略を買うときには、情報の出元は必ず確認します。あのケースでは、
 解析の途中でプログラムのバグに気がついた・・その解析をしたのがチーム
 タイラーだったと・・」
「山木という男に聞いたんですね。」
「最初はなかなか口を割りませんでしたよ。さんざん脅しをかけました。香坂
 企画の情報はガセがないのが取り柄でしてね。だから、こちらもあまり強硬
 なことは出来なかった。でもいくらガセ情報がないと言っても、一部の裏ロ
 ムにしか効果がなかったり、警察にすでにマークされてる情報だった、なん
 てオチもあり得るわけです。そのためにもどこのどういう奴らが攻略を見つ
 けたのかを調べ、その裏付けをとってから現金を払わなければリスクが大き
 すぎるのです。」
「その山木という男の連絡先、分かりますか?」
「分かりますけれど、やくざ者ですよ。探偵さんみたいな堅気の人は、あまり
 関わらない方が良いと思いますよ。」
「大丈夫です。これでもいちおう探偵ですから。」
俺は笑った。黒崎も笑った。洗い物をしながら話を聞いていたのだろう、マヤ
も笑っていた。

「話を聞き出しやすいように、自分から山木に一本電話入れておきます。まぁ
 今は私が、すっかり攻略の世界からは遠ざかってますから、影響力があるか
 どうか分かりませんけどね。」
「ありがとうございます。助かります。東京に着いた頃に山木に連絡入れてみ
 ます。」
「いいえ、お世話になりっぱなしですから、これくらいのことは・・」
黒崎は照れくさそうに笑った。
「喫茶店、早く出店出来ると良いですね。」
「今はまだ、夢の夢です。少しずつ金貯めて、二人ともすっかり年寄りになっ
 た後の話だと思いますよ。」
「夢を持っていれば何でも出来ます。僕も何か夢を見つけないと・・」
「立派な探偵事務所があるじゃないですか。僕らはあなたに影響されてパチン
 コ以外でも食っていこうと決心したんです。安西さん早く見つかると良いで
 すね。何かあったらいつでもお役に立ちますから連絡下さい。」
俺と、黒崎とマヤの兄妹は固い握手をして別れたのだった。

帰りの新幹線では、終点で降りればいいと言う安心感からか、すっかり眠りこ
けてしまった。
途中、事務所にいる美鈴からの着信履歴が何度も残っていた。
終点の東京駅のホームから、美鈴に電話を入れた。彼女には昨日の週刊群衆の
件に関しての調査内容を報告書にまとめるように言っておいた。
「もしもし」
「もう!どうして電話でないのよ!」
電話の向こうの美鈴は、何故か怒りまくっていた。
「何かあったのか?」
「羊蹄時代の同僚から、新しい情報を仕入れたのよ。」
「おい、俺に黙って調査を進めたのか?」
「私、あなたの助手なんでしょ?あなたの役に立ちたいのよ。」
「だからといって、勝手に調査を進めちゃ駄目だ。今回の件はかなり危険な臭
 いがするんだ。」
俺は、今まで彼女にはしたことがない強い口調で彼女のフライングをたしなめ
た。
「・・分かったわ。もう、勝手なことはしない・・」
美鈴は、俺の強い物言いに、急にしんみりとした口調に変わった。
「で、その新しい情報とは?」
「聞いてくれるの?」
「当たり前さ・・」
感情の起伏は少し激しすぎるが、美鈴の心遣いはいじらしかった。
「チームタイラーの件で警察が動いた形跡があるわ。」
「えっ?なんだって?」
「警察の取り調べを受けた同僚に話を聞いたの。取り調べの途中で、取調官が
 県警の人間に交代して、チームタイラーとの関係をしつこく聞かれたらしい
 わ。たまたまその同僚は何も知らなかったから、尋問には答えなかったんだ
 けど・・」
「そうか・・わかった。
 これから人と会うから、それが終わったらまた電話する。」
俺は、電話を切った。そしてすぐに黒崎から聞いた香坂企画の電話番号をダイ
アルした。
「はい、香坂企画。」
明らかにその世界の者と分かる男のぞんざいな口調が電話口から聞こえてきた。

俺は自分の身分を名乗った。
「ああ、さっき黒崎さんから連絡もらったよ。平良のことを調べてんだってな。」
「これからそちらに伺ってお話を聞きたいのですが・・」
「来るのはいっこうに構わないが、俺は平良の居所は知らないぜ。」
「はい、それでも結構です。何か手がかりになりそうな話なら何でも結構です。」
「そうかい・・無駄足にならないと良いけどな。」
「じゃあ、30分後・・」
「分かった。」

                          (つづくよ)
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※この物語はフィクションであり、登場する個人名・団体名はすべて架空のも
 のです。もし同じ名前や良く似たものが実在しても、やっぱり架空です(笑)。
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 ■後書き
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いつも発行が遅れ気味で大変申し訳御座いません。

実はですね、会社広報部のメールマガジンまで私が発行するようになって
しまったんですよ。すでに先月から管理職用の創刊号と従業員用の創刊号
と第二号を編集して発行いたしました。
ひー、正直言って、かなりしんどい作業です。
たった一人で社内の写真撮影して、文章書いてるんですから。
時間がいくらあっても足りません。

でも社員の人からは結構反応が早くて、皆さん口々にこう言ってました。
「写真入れすぎだって、ったくメール重くて洒落になんねぇよ!」
「内容が堅すぎてさぁ、ちっとも面白くないよ!」
「ええっ? こんなのに感想書けっての、まっ、マジで?」
「こんなの誰も読まねぇよなぁ、だいたい文字多すぎだって!」
とまぁ、こんな具合で、社内での評判もなかなか上々です(^^;)。

さて時節柄、皆さん、夏バテしないようにがんばりましょう!

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、さようなら。
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