メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 217号  2005/06/10


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                          祝:ワールドカップ出場決定!
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                   ☆☆☆ 第217号 ☆☆☆         
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☆<目 次>
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■ ご挨拶 
  
■<らいぜんのパチ物語> 大好評パチプロ探偵シリーズ2
                                       
                                『消えたカリスマ』第5話

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   ご挨拶 
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あは天発行者、天下の田舎町伊勢市在住のサラリーマン、イッセー岡田です。

最近デジカメ・デ・ムービーというソフトで素人の若くて可愛い女の子を
モデルにして様々なポーズを決めて撮影し、効果的なエフェクトにノリノリ
の音楽を挿入、とってもイカしたムービーに仕上がっています。
この際、このムービーをホムペ利用でネット販売でもしてはどうだろうか?
男なら誰しも「素人の若くて可愛い女の子」を嫌いなやつはいないだろう!
そしてDVDを次々に焼いて、私もネット長者になれるかもしれないぞ。
とはいうものの、たった一つだけ問題がある。
それはモデルが一人しかいないことだ。
さらに言えば現在1歳3ヶ月という、若いというより、若すぎるということ
だ、やっぱ孫で私腹を肥やすためにこんなことしてはダメなんですよね。
反省!

では皆様お待ちかねの『消えたカリスマ』第5話をお送りいたします。
なかなか今回は静かな滑り出しですから、ごゆっくりご堪能ください。

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■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■       パチプロ探偵2『消えたカリスマ』第5話
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「よし、君は優秀な助手になりそうだ。正式に採用することにするよ。」
結局今の時点では、この美鈴からは逃れられないだろし、きっとこんな自分に
嫌気がさして彼女の方から辞めたいと言ってくるだろう。そう思って、半分や
けくそで正式な採用表明を俺はした。
「あら?もう正式に雇ってくれてたんじゃなかったの?」

1時間後、週刊群衆の編集部があるビルの近くの喫茶店に、週刊群衆の広告担
当だという男はやって来た。
「すいません、わざわざお呼びだてして・・」
「まぁこの世界はいろんな義理で回ってますからね、もう羊蹄企画がなくなっ
 たと言っても、そうはないがしろにできませんから・・で、何か御用ですか?」
「こんな話失礼かと思いますが・・広告担当の方って、自誌の記事の内容って
 覚えてるものなんですか?」
「はぁ?どういう意味ですか?」
「いや、広告は広告、記事は記事と言う感じで、部内で完全に分離してるんじ
 ゃないかと思いまして・・」
「ははは、いくら広告担当と言っても自誌の記事はちゃんと把握していますよ。
 だってよく考えてみて下さい。もし、せっかく自分が広告をとってきても、
 その企業のスキャンダルが同じ号に載るなんてことがあったら、結果的には
 私がクライアントを騙したことになるんですよ。ですから、記事の内容には
 非常に気を使いますよ。」
「そういうものなんですか。で、半年前の太賀湾での事件の記事に関して、そ
 ういう苦情みたいなことってありませんでした?」
週刊群衆の社員は、二人しか会っていないが、みんあある意味正直だった。雑
誌としては2流以下だから、逆に変な気取りがないのだろう。だからこうやっ
てストレートな質問も躊躇なしにぶつけられる。

「あはは、あれは他でもない、羊蹄さんから後日クレーム受けましたよ。ご存
 じないんですか?」
「えっ?」
よりによってこんな場面で、パチンコ攻略会社である羊蹄企画の名前が出てく
るとは思いもよらなかった。
俺が受けた衝撃は並大抵のものではなかった。すでに消えてしまった法人の名
前が亡霊のようにつきまとう・・喫茶店の空調は快適な温度なはずなのに、少
し寒気がした。
「記事が載った翌日にね、羊蹄の黒崎さんという方から私に電話がありまして
 ね。これ以上あの記事を掘り下げるようならお宅の広告媒体は使わないぞ!
 ・・なんてかなり強硬に言われましてね・・」
「く、黒崎・・ですか?」
黒崎・・黒崎龍頭・・羊蹄企画の広告塔で、攻略集団『黒龍楼』のリーダー・・
前の事件で斉藤麗奈から復讐のターゲットになった男だ。今は改心して、妹の
相川マヤと長野で仲良く暮らしているはずだ。

次々といろんな線がつながってきた。黒崎ならすぐに連絡がつく。後は直接黒
崎に聞けばいい。
俺と美鈴は、週刊群衆の広告担当に礼を言って、喫茶店を出た。

「ねぇ・・黒崎さんと会うの?」
美鈴は、不安げな声で言った。俺はそうだと答えた。
「じゃあ、そのとき新人助手は席を外しても良いかしら・・」
俺は、この蜂谷美鈴がまだ羊蹄企画の受付嬢だったときに、社内で唯一黒崎だ
けを恐れていたことを思い出した。
「いいけど、彼も今じゃ改心して、昔みたいな人じゃないよ。恐がる必要もな
 いだろうに。」
「う、うん・・でも、やっぱり恐い。普段は紳士だけに、キレたときのことを
 思い出すと余計恐いの。だってあのキレ方は、演技でも何でもないわ。もし
 今は改心しているとしても、ああいう本音の部分って、そうは変わらないん
 じゃないかしら・・」
美鈴の心の中には、黒崎に対するよほどのトラウマが残っているようだ。
まぁ、これで長野までの出張経費が一人分浮くから、いいか・・

自分のマンション兼事務所に美鈴と戻り、すぐに長野の黒崎に電話をいれた。
電話口での黒崎は元気そうだった。
特に詳しい用件は言わずに、明日の午前中に長野で会う約束をして、俺は電話
を切った。

「ねぇ、私ここに住まわせてもらっていい?」
近所の旅行会社で長野までの新幹線の往復切符を買ってきてくれた美鈴は、い
きなりこう切り出した。
「今のアパートの家賃、もう来月から払えないの・・・」
自分のせいではないものの、彼女の勤め先であった羊蹄企画は消えたのだ。き
っと給料の未払いもあったのだろう。よく考えてみれば可哀相な身の上なのだ。
「俺は構わないけれど、こんなところで良いのか?」
「上等よ。いいのね?ありがとう・・恩に着るわ・・ところで・・」
彼女は、事務所兼自室をぐるっと見回して言った。
「今気がついたんだけど、どうしてこんなにパチンコの本がたくさんあるの?」
そうか、彼女には俺の正体は探偵だと分かっただけで、その探偵は副業みたい
なもので、実はパチンコで食いつないでいるということは何も言っていなかっ
た。

「ねぇ、もしかしてパチンコなんかするの?、駄目よ!絶対に!パチンコなん
 か勝てるわけないじゃないの!みんなパチンコに勝てなくて、だから羊蹄み
 たいな悪い会社に騙されるのよ。そうやって駄目になっていった人を、私た
 くさん見たわ。ねぇお願い、パチンコなんかやめて!」
おいおい、今度は女房きどりかよ・・しかも生活の糧であるパチンコを「やめ
ろ」なんて言い始める・・
彼女みたいなタイプに、ボーダーだの確率の収束だの説明しても聞き入れない
だろう。また憂鬱の種が一つ増えたようだ。

翌朝、俺は新幹線の中に一人で座っていた。窓の外の景色が飛ぶように流れて
行った。
昨夜はあれから大変だった。パチンコをやめろと迫る美鈴になんとかとぼけよ
うとしたが、とことん追究された。仕方なく、パチンコでは勝ってる、と言っ
ても全く信用されなかった。そうやって揉みあってるうちに、何だか徐々に怪
しい雰囲気になって、どういうわけだかまたベットインしてしまったのだ。美
鈴はかなり燃えやすいタイプのようだ。20歳にしては旺盛な性欲だった。

いくら若い娘が相手だとは言え、そうはこちらも体力が続かない。もし毎日何
度もせがまれたりしたら、たまったもんじゃない。お陰でこうやって新幹線の
車内に座っていても強烈に眠いのだ。だが迂闊に眠り込んだりすれば最後、目
的の下車駅を通過して終点まで連れて行かれてしまうだろう。
ここはなんとか耐えなければ・・

1時間にわたる眠気との格闘の末、何とか目的の駅で降りることができた。
そこから電車をいくつか乗り継ぎ、黒崎の住む長野県茅野市にたどり着いた。
「あ、探偵さん!」
駅では、黒崎とマヤがわざわざ迎えに来ていた。ひさしにぶりに会う兄妹は元
気そうだった。特に黒崎はトレードマークだった黒いサングラスも今はなく、
銀縁の大人しそうなものに変わっていて、以前とはかなりイメージが違ってい
た。マヤは、相変わらずいつアイドルでデビューしてもおかしくないような可
愛さだった。

駅から黒崎の運転するカローラで、彼らが住むマンションまで行った。
マンションにはテーブル一杯に食事が用意されていた。時計を見るともう昼飯
の時間だった。
「まぁ、お話は食事の後にしましょう、さぁどうぞ、全部マヤの手料理ですよ。
 食べてやって下さい。」
黒崎は、妹をねぎらうように彼女の方をぽんと叩いて、俺に食事を勧めた。
マヤの手料理は美味しかった。どこでこんな料理を覚えたのかと不思議に思う
くらい、見事な料理だった。

「実は、この料理、半分以上は兄が作ったのよ。」
「えっ?黒崎さんが?」
黒崎は、恥ずかしそうに頭を掻いている。俺は黒崎がエプロンして料理してる
姿を想像して、吹き出しそうになった。あまりにイメージが違いすぎる。
「二人とも、今のままのパチプロ生活では、やはり不安はあるんです。だから、
 近い将来喫茶店でも始めようって・・私が、料理学校に行きだしたら、何故
 か兄も・・ふふ」
この兄妹が長野の喫茶店で働いている姿を想像した。今度は何故か胸が熱くな
ってきた。

                          (つづくよ)
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※この物語はフィクションであり、登場する個人名・団体名はすべて架空のも
 のです。もし同じ名前や良く似たものが実在しても、やっぱり架空です(笑)。
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 ■後書き 祝:ワールドカップ出場決定!
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  サッカー日本代表、ワールドカップ世界一位……じゃなくて世界一番通過
おめでとう御座います。

いやぁ、前半戦はフラストレーションたまりまくりでしたが、大黒が入った後
半戦は全く別の見違えるようなチームになりましたね。
柳沢のビューティフルゴールに大黒のとどめのキーパー一対一まで見所がたく
さんあって、久しぶりに楽しく見せていただきました。
ホント大黒(おおぐろ)が大黒様(だいこくさま)のように見えましたよ。
ジーコも今までいろいろ言われていましたが、ほっとしたことでしょう。
さぁ、中田じゃありませんが、とりあえず予選通過が決まっただけですから、
ここからコンフェデレーションカップでベスト8ぐらいに入って、ワールドカップ
本戦でベスト4で大暴れなんてことになったら、私ドイツまで行きますよ絶対!
(ただチケットが手に入らないと意味ないのですが………)

しかし、まぁその後ニュースで何回も同じゴールシーンを見せられて、さすがに
もう食傷気味でしたね、10回以上は楽に見ましたから、ゲップものでした。
でも本戦だったら、さらに興奮するのでしょうなぁ。
最近あまり興奮することが無くなってきましたので、是非これからも良い試合を
してもらいたいと祈念して、私のご挨拶に代えさせていただきます。
ありがとあんした!(笑)

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、さようなら。
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