メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 215号  2005/05/26


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                ☆☆☆ 第215号 ☆☆☆         
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☆<目 次>
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■ ご挨拶 
  
■<らいぜんのパチ物語> 大好評パチプロ探偵シリーズ2
                 『消えたカリスマ』第4話
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   ご挨拶 
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あは天発行者、伊勢市在住の万年サラリーマンのイッセー岡田です。
最近暑いのか涼しいのか良くわからない気候ですよね。
日中は「あ゛づいぃぃぃぃ」
朝晩は「ううっ、さぶぅぅ」
一日の間で温度差がかなりあるようですので、風邪など引かないようにご注意
ください。

さてまたしても久しぶりの発行となりました。
パチンコパチスロ専門小説家らいぜんのハードボイルド小説「パチプロ探偵2」
の『消えた唐揚げ君』第4話「鼻髭君との死闘」をお送りいたします。
ん?
……大変失礼いたしました。ってこれ前回も使ったな、ははは。

では皆様お待ちかねの『消えたカリスマ』第4話をお送りいたします。
では暖かいキムチ鍋でもつついて食べながら、ごゆっくりご堪能ください。
汗かくのって健康にいいらしいよ、是非どうぞ!(私は嫌ですけどね、ひひひ)

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■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■       パチプロ探偵2『消えたカリスマ』第4話
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「えっ?・・もったいなくないか?花行美代子が直々に言ってくれたんだろ?
 そんなチャンス滅多にないよ。」
俺は花行美代子の付き人の話を断ったという美鈴に、恐る恐るその理由を尋ね
た。
「じゃあ本音を言うわね。私、確かに芸能界には入りたいけれど、そのために
 下積みなんかしたくないの。いくら花行さんの下積みしたって、結局は仕事
 もらうために、したくもない男と寝たりするんでしょ?そんなの最低よ。」
「えっ?だって君は昨晩・・」
ぴしっ!
俺がこう言いかけた瞬間、美鈴の平手打ちが俺の頬に向かって飛んできた。あ
まりの突然の出来事に俺の頭はじーんと痺れていた。

「あなた・・そんな風に思ってたの?私が好きでもない人と寝るような女だと
 思ってたのね・・」
美鈴の目には、抗議の涙が溢れていた。
「ごめん・・でも、俺みたいな疲れた中年男に・・まさか・・」
「こんなところでぐずぐずしてたら花行さんに申し訳がないわ、さぁ調査を開
 始するわよ!」
そう言って、美鈴はどんどん局のゲートの方向に向かって歩き出した。俺は仕
方なく、美鈴を追いかけるような形で、後を追った。結局、これで美鈴を助手
として雇ったことになるのだろう。この若い美女に好意を持ってもらったこと
は、誠に光栄なのだが・・おかしいなぁ・・こんなはずじゃなかったのになぁ
・・

今回の調査のキーは『平良』という男の所在を掴むことにかかっている。安西
がこの男を追って失踪したことを考えると、かなり危険な臭いもするが、もう
乗りかかった船だ、今更後には引けない。

チームタイラー・・俺がその名前を知ったのは、ある三流週刊誌の記事だった。
その記事によると、半年くらい前に、太賀湾の港に停泊していた船籍不明の船
が爆発炎上した。この太賀湾というのは、今回安西が取材に行った都市にほど
近い位置にある。この爆発に関わったとされるのが、チームタイラーのリーダ
ーの男だと記事は書いていた。恐らくこれが『平良』なのだろう。爆発した船
に乗船していたのは、不法入国の中国人数十名。彼らは、いわゆる地元の暴力
団と結びつき、パチンコ店などでゴト行為などで荒稼ぎをしていたそうだ。そ
のアジトに『平良』は、単身乗り込み、船を爆発させた・・多分こんな感じの
記事だったと記憶している。
しかし記事の信憑性が低かったのかあるいは雑誌の評判が悪いせいなのか、ワ
イドショーも全くそのことは取り上げなかったし、もちろん警察が動いたとい
う話も聞いたことがない。その3流雑誌自体も、その事件に関しての続報は掲
載していない。
いったいどういう情報ソースでそんな記事が書かれたか、まずはそこを探る必
要があるだろう。
俺は美鈴を連れて、「週刊群衆」の編集部のあるビルへ向かった。

「半年前の太賀湾の事件の件で、記事を書かれた方とお会いしたいのですが。」
編集部の受付でそう言うと、警戒もされずにあっさりと奥へ通された。
「あの受付の娘は失格ね。こんなあいまいな用件の客をあっさり応接に通して
 いたら、忙しい社員はたまったもんじゃないわ。もうちょっと詳しく来訪の
 目的を聞き出して、会社のためにならないような来訪者だったら、上手く理
 由をつけて追い返すくらいの配慮は必要よ。」
美鈴が週刊群衆の受付嬢を論評した。
さすがは元受付嬢。しかも羊蹄企画のようなきな臭い会社の受付を担当してい
ただけのことはある。
「だけど、その駄目受付嬢のお陰で、今こうやってソファに座ってられる・・」
「それもそうね・・ふふ。」

数分後、我々の対応のために応接室に入ってきたのは、部内の渉外担当のよう
な立場の人間だった。俺たちが記事にクレームをつけに来社したと思ったのだ
ろう。
眼鏡をかけた顔色の悪い男で、冷房がばっちり効いたこの室内でも何故か汗を
かいていた。きっと内蔵のどっこかが悪いのだろう。
「ええ・・と・・今日は、何の御用ですか?」
お互いの名刺を交換した後、目の前の病人は、前置きもそこそこにいきなり用
件を尋ねてきた。
「お忙しいところすみません。半年前に起きた太賀湾の中国船爆破事件の貴誌
 の記事に関して、ちょっと伺いたいことがありまして・・」
「太賀湾?・・ああ、あの記事ですか。あいにくあの記事を書いた記者はもう
 退職しましてね・・」
「えっ、いつですか?」
「そうですね、3ヶ月くらい前ですかね。加賀見という優秀な記者だったんで
 すけどね・・」
加賀見・・おれはその記者の名前をメモに残した。
「すると、その記事の情報ソースなどは、その加賀見さんでないと分からない
 んですか?」
「基本的には記事の情報は、記者が個別に情報元を持っている場合と、編集部
 に直接情報が持ち込まれる場合と二通りあります。たしかあの記事は、加賀
 見が記事を仕上げてきて編集長に掲載を迫って、掲載になったのだと思いま
 すよ。」

「すごい記憶力ですね。あなたはそうやって全部のこと記憶されてるんですか?」
俺はちょっと疑いの気持ちを込めてこうたずねた。
「いや、うち記者には個人個人のスタイルがありましてね。加賀見の場合は、
 上から降りてきた記事は絶対に書かないんです。すべて自分が抜いてきたス
 クープだけでしたね。」
「そんな彼がどうして辞めたんですかね。何かの責任でもとったんですか?」
「いや・・あまり大きな声じゃ言えませんが、多分他の雑誌に引き抜かれたん
 でしょう。元はと言えば、彼がよその編集部いるときにうちが引き抜いた経
 緯がありましたからね。」
加賀見は、そうやって条件の良いところ良いところへ次々と渡り歩く「渡り鳥」
タイプの記者なのだろう。
「この記事に関して、何か編集部内で問題になったようなことはありませんか?
 思うに、この記事に出てくる特定の団体名は、この事件に関する他媒体のど
 の記事にも出てこない。しかしでっち上げにしては、かなり具体的な事柄も
 詳細に書かれている。今ではあの事件に関して、警察は事故だったというこ
 とで片づけている。かなり不自然な部分が多いんですけどね。」
「よくは覚えてませんけど、私に限って言えば、あの記事に関するクレームは
 処理した覚えはありません。」
「週刊群衆に関するクレームは、すべてあなたが処理するんですか?」
「そうですね・・ただ編集長より上の者にトップダウンでクレームが来た場合
 には、編集長が直接処理します。」
「つまり他から圧力がかかった場合ですね。」
「ご想像にお任せします。」

知りたいことは一通り聞き終えたので、俺たちは編集部を出た。
「次はどうするの?」
美鈴は、探偵の助手という仕事が楽しくてたまらないという顔をしている。さ
っきまでの不機嫌な表情が嘘のようだ。
「渉外担当の彼の話をまとめよう。
 まず、あの記事は、加賀見という記者が自分の情報ソースから得た情報を元
 に記事にした。しかし、その後その件に関する追跡取材は断念せざるを得な
 い状況になった。そして加賀見は週刊群衆を退職した。多分、加賀見は他の
 雑誌社に引き抜かれたんじゃない。もしそうなら、太賀湾の事件のスクープ
 を移動先で続報を記事にしているはずだ。」
「私ね、知り合いの知り合いで直接面識ないんだけれど、群衆の記者の人につ
 てがあるの・・」
「えっ?」
「以前、羊蹄企画は週刊群衆に広告を出していたのよ。その時の広告担当だけ
 どね。」
意外なところ意外な脈が残っていたものだ。
                          (つづくよ)
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※この物語はフィクションであり、登場する個人名・団体名はすべて架空のも
 のです。もし同じ名前や良く似たものが実在しても、やっぱり架空です(笑)。
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 ■後書き
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えーっ、毎度のことですがパチンコもスロットも最近ちっとも勝てません。
なんと言っても確変率80%のCR猪木で2連チャンで終わってしまう引き
の弱さは相変わらず。
20連チャンぐらいするのかと思いましたが、しないものですね。
でも猪木はスロでも結構好きだったので、パチでも良く打っています。
でも全く勝てる機がないし、やる気もない。
どうしてあいている席に座って当たらないのだろう? (おいおいっ!)

そういえばこの間コンコルドという店でイベントをやっておりまして、な
んとなかなかスタイルの良い女の子二人と一緒に写真を撮ってくれるサー
ビスが御座いました。
正直少し心が動き掛けていたのですが、その時こちとらは2万円負けに向
けて一直線の状態で御座いまして、頬はひくひくしているし、目も真っ赤
に充血して目尻は吊り上がり、とてもノーマルな状態では御座いませんで
した。
そこで丁重に「いるか、そんなもん!」とお断り申し上げたのですが何を
思ったのか、声を掛けてきたその男がしつこい、しつこい、失恋! 
(読み方違うし(笑))

「今度は数ヶ月先になってしまいますので、是非この機会にうちのキャン
ペーンガールとの思い出を作ってはいかがでしょうか? 
お客さん、こんなおいしい機会滅多にないですよ。」
 「どう考えてもおいしいのはあんた達でしょ、これだけ稼働率が上がったら」
 言いたい気持ちをぐぐっと抑える理性的なイッセー岡田で御座います。

そのガールたらを見ると一人は「いかがですか?」みたいな愛想良い笑顔を
作っておりましたが、もう一人の背の高い方は「はぁーあ、どこ見てもおっさ
んばっか」と、てんでやる気無し、天井なんか見てますもんね、この野郎!

しかし単に写真だけ取ってもらっても、一体全体どうすんのよ、その写真!
部下に見せて自慢するのもちょっと変だし、ましてや社長になんか見せたら
ドエライことになりますよ。
「おまえ出張に行って何してるんだ?」
「はい、パチンコしてました。」
「なんだ、そうか、そうだったのか? んで勝ったのか?」
「いいえ、負けました。社長は最近どうです?」
「この前ムムちゃん打ったらさ、なんと千円で大当たりの10連チャン!」
てな具合にはとても行きませんから。
それに女の子と写っていたりなんかしたら、
「なんだよこの野郎、おまえだけ持てやがって、なぜ黙っていくんだ!」
とあらぬ疑いをかけられ、もう嫉妬に狂って給与でも下げられたらたまらん
とです。

家に持ち帰っても同じこと、妻からは白い目で見られるだろうし、息子達
からもあまり良い目では見られないだろうなぁ。
アルバムに貼るわけにもいかないし、葬式の写真にするにしてはどうせニヤ
けて写ってるんだろうし、さんざん悩んだ末、やっぱ断りました。
二度目はあっさりと引き下がり、さらに端の方のお客さんに声を掛けている。
「ん?」
全員にじゃないのか?
ひょっとして俺はきわめて奇跡に近い「選ばれし民」だったのか?
うーん、断ったのはひょっとして、ほんのちょっと残念だったか!
しかし後悔してももう遅い!

ただ後で気がついたことは、声を掛けられている人は基本的に玉を持って
いない人、つまり負けが込んでいる人に限られていたという事実。

ちょっと落ち着いて考えるとね、なんかこう無性に腹がたつじゃない!

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、さようなら。
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