メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 213号  2005/04/14


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                ☆☆☆ 第213号 ☆☆☆         
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(あは天はメルマガ界初のISO14000取得をしました(嘘)。
本メルマガは再生紙を利用して、この地球の環境保全に大きく貢献しています)
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☆<目 次>
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■ ご挨拶 
  
■ <らいぜんのパチ物語> 大好評パチプロ探偵シリーズ2
                     『消えたカリスマ』第3話

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   ご挨拶 
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今もっともちまたで話題になっている花粉症でお悩みの1億数千万人の日本
国民の皆様、マスクをしたままションベンしたことのあるイッセー岡田です。
……これは思いの外、簡単に出来ました、はい(笑)

さてお気に入りの鬼武者3でコテンパンにやられたのが先週の土曜日でござい
ます。ヒョウ柄タンクトップのミッシェルに逢いたくて打ち続けましたが、な
んと5万両使ってバケ2回という悲惨な結果を残してしまいました。
1700Gも回して百鬼モードが1/400てな状態でして、大きくへこんでしまいま
したが、私の隣はもっと凄かったですよ。BBが約1/3800の確率で、バケの嵐
という挙動を目の当たりにして、こういう場合もあるマシンなんだと、改めて
その恐ろしさを再認識いたしました。
この鬼武者を打っている方は老若男女を問わず、ドル箱3杯貯まると躊躇なく
台を捨てています。やっぱ万枚は無理なのでしょうかねぇ。
ほんのBBを15回ほど1G連チャンしてくれたら、さくっと貯まるのですがね。
なかなか世の中は上手く行かないものでございます。
ちなみに3月絶好調だった我が家の三男は今月に入って、ほんの1週間で30万
両の軍資金をスロ屋に貯蓄して参りました。
本人曰く「…………………………….むなしい!」
もう意識まで飛びかけておりました。
皆さん、ギャンブルはほどほどにしておきましょう!

さてまたしても久しぶりの発行となりました。
パチンコパチスロ専門小説家らいぜんのハードボイルド小説「パチプロ探偵2」
の『消えたかりあげ君』第3話「もみあげ君との死闘」をお送りいたします。
ん?
……大変失礼いたしました。
お笑い系ではございませんでした。
これはハードでクールな小説なのでございます。
では『消えたカリスマ』第3話をお送りいたします。

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■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■       パチプロ探偵2『消えたカリスマ』第3話
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制作室の前まで来てしまった。
美鈴は相変わらず俺のそばにピッタリと寄り添っている。
「美鈴さん・・って言ったわよね?ちょうど良いわ、あなたも良かったら中に
 入らない?
 今回の件は部外者だけど、明日香のお友達みたいだから、特別に許可するわ。」
こう言った美代子の美鈴に対する語気には、明らかに敵意が感じられた。
しかし美鈴はそうは思わなかったようだ。きっとベテラン芸能人の貫禄から来
る態度だと思ったのだろう。
「ありがとうございます!花行先生!」
おいおい、よりによって「先生」かよ・・

美鈴に先生と呼ばれてしまった花行美代子は、どんな表情をして良いか分から
ず、ちらっと俺の方を見た。さっきまであんな怒っていたのに、今はもう噴き
出しそうな笑いに耐えている。ここがチャンスとばかりに、俺は美代子に微笑
みかけた。蹴られた下半身がまだ疼くから、もちろん作り笑顔なのだが、美代
子の表情を見る限り、多少わだかまりは埋まったようだった。
「ねぇ探偵さん、ちょっといい?」
とうとう美鈴の前で美代子から「探偵さん」と呼ばれてしまった。
美鈴は「え?」っという表情をしたのが分かった。やばい。

俺は、美代子に制作室の奥の方に引っ張り込まれた。
「探偵さん・・別にあなたがどんな女と遊ぼうがあなたの勝手ですけど、今日
 は明日香がいるのよ。明日香はあなたが自分の父親を捜し出してくれるとい
 う期待感で一杯なの。それが何なの?彼女、明日香の高校の同級生というこ
 とは、まだ20歳になったばかりよ。お願いだから明日香の期待を裏切るよ
 うなことはしないで・・」
「すいません・・美鈴とは、前回の事件で親しくなったんですけど、彼女はま
 だ僕のことをあなたのマネージャーだと思ってるんです。彼女、芸能人にな
 りたいって夢があるんです。」
「ちょ、ちょっと!と言うことは、あなたはそんな彼女を・・しかも私の名前
 を利用して?・・」
「い、いや・・そんなつもりはなかったんです。」
「見損なったわ・・そんな人を信じた私が馬鹿だったわ・・」
美代子は急にしくしくと忍び泣きを始めた。一流の演技なのかも知れないが、
大物芸能人に突然泣かれ、俺は大いに狼狽した。
だが経験上、こういう状況では何を言ってもすべて空虚な言い訳になってしま
う。だから黙っているしかなかった。

「いいわ、彼女を私の見習いとして雇っても良いわ。厳しいけれど耐えられる
 かしら?あなたから話をしておいてね・・」
「美代子さん・・ありがとう・・彼女もきっと喜ぶよ・・ありがとう!」
本当に、美代子のような心の優しい芸能人はそうはいないだろう。俺は心から
美代子に感謝した。そしてぺこぺこと下僕のように頭を下げ続けた。
「ちょっと、あなたにそんなに感謝なんかされる覚えはないわよ!
 お礼はいいから、ちゃんと安西を捜し出してね!探偵さん。」

ん・・?待てよ?知らないうちに俺が正式に安西を捜すことになってしまって
はいないだろうか?
う〜む、なんとなく、結果的には上手く丸め込まれたような気がしないでもな
いのだが・・

まずは、安西の連絡係をしていたディレクターから事態の経緯を聞いた。この
会議室には彼と自分の二人だけで、美代子他全員外で待たせてある。自分が探
偵であることを美鈴に知られる危険があったが、経緯はどうあれ、安西捜索の
仕事は正式に始まったのだ。そんなことは気にしてはいられない。
「プロデューサーは、どこか秘密の情報窓口を持っているようです。今回の件
 も、ネタは自分で仕入れてきました。いつもそうですけどね。
 そして『ちょっと出張してくる』と散歩でも行くようにふらりと出かけまし
 た。その後は毎日数回、調査の報告を電話で入れてきました。これがそのメ
 モです。」
ディレクターは、会議室の打ち合わせ用のテーブルの上に、かなりの枚数の紙
切れを並べた。
「6/14 22:00 平良の仲間と会う」
「6/15 13:00 平良のいたマンション発見」・・
その紙のほとんどに「平良」という文字があった。

「この『平良』という人物が、今回の取材対象なんですね?」
「ええ、かなりのカリスマらしく、僕も知り合いのスロット打ちに聞いたら、
 彼の名前は知ってました。」
俺にとっては、この『平良』という名前は初耳だった。
「『チームタイラー』っていうスロット集団のヘッドでしてね、この集団、か
 なりの荒稼ぎ集団なんだそうです。」
待てよ・・チームタイラー・・この名前は聞いたことがある。タイラー・・平
良・・そうか!あの・・

1時間ほどの打ち合わせの後、俺が会議室を出たときには、外には美代子と明
日香しかいなかった。
「どうだった?安西は見つかりそう?」
美鈴がいないことへの不安感はあったが、美代子のこの問いに答えてやるのが
先決だろう。
「いくつか手がかりは掴めたよ・・さっそく動くことにするよ。」
美代子のそばにいる明日香は、訴えるような視線で俺を見ていた。
「あら、ごめんなさい。まだ正式に紹介していなかったわね・・
 明日香、この方が探偵さん・・名前は・・」
美代子が俺を、明日香に紹介した。明日香は黙ったまま俺を見つめ、頷いた。
憂いを含んだ瞳が魅力的だった。顔はまだ幼さが残るが、安西の娘とは思えな
かった。きっと安西の前々妻がかなりの美人だったのだろう。俺はそんな明日
香に黙礼を返した。

「蜂谷さんは?」
俺はわざと他人行儀に美鈴の名字を使い、美鈴の不在について美代子に尋ねた。
「あぁ、彼女ね・・『用が出来たから』って先に帰ったわ。」
美代子にしては、珍しくよそよそしさが伝わってきた。どうして彼女が帰った
のか大いに気になるところだが、今は考えても仕方がない。きっと何か急用で
も出来たのだろう。同級生だった明日香がそれを知っているのかどうかについ
ては、彼女の表情からは判断付かなかった。

「そうですか・・では、さっそく調査を開始します。」
「お願いします!父を・・見つけて下さい。」
ここで初めて明日香が自分に向かって言葉を発した。この瞬間、俺の頭の中は
何故か、明日香のために絶対安西を捜さなければいけないという義務感にとら
われたのだった。失踪者と血のつながった、しかも極上の美少女は、他の何よ
りも説得力があるものなのかも知れない。

美代子と明日香を局に残したまま、俺は局を出た。
まずは、心当たりを調査するとするか。
「探偵さん!」
俺の背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。帰ったはずの美鈴だった。
「探偵」と呼ばれたことに対して、俺は狼狽し何と答えて良いか分からず、突
然背後に現れた美鈴から目を伏せ、沈黙するしかなかった。
「とぼけなくても良いわよ。あなた探偵なんでしょ?・・でなければ美代子さ
 んがあなたに安西さんの捜索なんか依頼しないものね。そのくらい分かるわ
 よ。」
美鈴は怒っているのかそうでないのか・・この時点では全く判断付かなかった。
「あなたは芸能人のマネージャーなんかじゃなくって探偵・・それならそれで
 良いわ。ねぇ、探偵って仕事、凄く興味があるの。
 ねぇ、私を助手で雇ってくれない?」
「えっ?」
「助手で雇って!って言ってるのよ。」
「べ、別に助手なんか募集してないけど・・」

美鈴の瞳の中に一瞬、険しさが広がったように感じた。
「さっき、美代子さんから『私の見習い兼付き人にならない?』って言っても
 らったわ。」
「よ、良かったじゃないか。これで芸能界への一歩を踏み出せるだろ?」
美代子はちゃんと約束を果たしてくれたのだ。
「でも、お断りさせていただいたわ。」
美鈴の答えがあまりにも予想だにしなかった答えだったので、思わずその場か
ら飛び退いてしまった。

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※この物語はフィクションであり、登場する個人名・団体名はすべて架空のも
 のです。もし同じ名前や良く似たものが実在しても、やっぱり架空です(笑)。
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なんと仕事中に書き続けた、らいぜん渾身のパチンコ小説メルマガ!(笑)
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 ■後書き
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たまたま「ゆりかもめ」に乗っていてぼぉーっとドア付近を見ていたら、上
の方に【指をいれないで!】と書いてある注意書きを見て、ちょっとドキッと
したイッセーです。
ひょっとしたら変態かも…………………(笑)

メルマガを発行している関係からか、毎日大量の迷惑メールがやってきます。
その数およそ100通/日。迷惑メール対策をするようになって少し楽にはなり
ましたが、いやぁもうなんか全世界から嫌がらせされているようで参ってい
ます。国内のものが一番多いですが、最近は海外や韓国、台湾、中国あたり
からも入ってきているようです。
来ても読めねぇよ、ったく。
しかしあの手この手でよく考えますね、なんか最近感心しますわ。
国内ものは出会い系が大半ですね、しかも逆援助交際系、登録したら先払い
で10万両お支払いします、なんて万年負け組金欠症にとってはヨダレの出る
ような宣伝文句があったり、「ねぇ私を見てぇぇぇぇ!」という露出狂系、
「この間メールくれたよね」という会話系までなかなかレパートリーが豊富
でございます。

毎日ゴミ箱に入れる作業をしていますが、ついついうっかりと肝心のメール
まで削除してしまい、一日たつとゴミ箱の中身が完全削除になるため、泣き
っ面に蜂の時もあります。
「大変申し訳ございません。
先日頂いたメールなのですが、もう一度送っていただけないでしょうか?」
 これまでに3回ほどございますな、この手のメールをおくったことが…….
 
「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、さようなら。
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