メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 209号  2005/02/16


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                待望の新作「パチプロ探偵2」颯爽と登場
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                ☆☆☆ 第209号 ☆☆☆         
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☆<目 次>
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■ ご挨拶 
  
■  <らいぜんのパチ物語> 大好評パチプロ探偵シリーズ2
                                     『消えたカリスマ』第1話

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   ご挨拶 
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あは天発行者、キムタクと同じシャルレのボクサーパンツをはいている、イカ
した、ん?、いやイカれた中年男、イッセー岡田です。

さぁて、ついにこの日がやって参りましたよ。
常にパチンコ・スロット業界の裏側を芸能界や出版業界などの人間模様を織り
込みながら、推理小説風に活写する、クールで格好良い「らいぜん」のパチ物
語、前回終了したパチプロ探偵シリーズの第2弾が早くも登場です。
今回のタイトルは『消えたカリスマ』、その第1話をお送り致します。

しかしなんですね、らいぜん氏は作品タイトルの付け方が実に上手いですよね。
私のはどうもベタというか、基本的にお洒落じゃないですから。
さしずめ私だったら、きっと
「消えたカリマラ」とか
「消えたカリフラワー」いや、
「消えた仮免許」意味わかんね?  じゃ、こんなのはどうだ!
「消えたカリアゲくん」なんて言って笑いを取ろうとするか、または
「消えたおっさん」うーん、なんか私にぴったりじゃない!
「消えたカミさん」てなタイトルにするでしょうからね。それとも…
「消えたタンカー」「消えた乗組員」……これ京太郎の作品名じゃないの?
まぁ、オシャレじゃないその分、駄ジャレは作品内で多数ちりばめられてい
るのですが、そんなのちっとも自慢にもならないわけでして、はい。
ちょっぴり悔しい思いの今日この頃でございます。

では暖かいココアでも飲んで、チョコクッキーでも食べながら、ごゆっくり
『消えたカリスマ』第一話をご堪能ください。

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■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■       パチプロ探偵2『消えたカリスマ』第1話
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夜中に電話のベル音で叩き起こされた俺は、そばで寝ていた蜂谷美鈴の形の良
い裸の胸をぼおっと眺めながら、電話口から漏れてくる花行美代子の甲高い声
を、くわえタバコで聞いていた。
寝起きの頭に回り始めたニコチンが僅かな目眩をもたらした。そして徐々に頭
がはっきりしてくる。

「大変!大変なのよ!安西が・・」
「・・?・・安西さんがどうかしたんですか!」
「どうしよう・・行方不明なのよ!」
「ええ?!!」
眠気とニコチンで、少し痺れかけていた俺の頭は、強力な洗浄液でもぶっかけ
られたように一気に動き出したのだった。

前回の事件から3ヶ月が過ぎていた。
西京テレビの看板番組である、美代子の前夫の安西が手掛けていた「THE 
チャンピオン/道を極めし者たち」は、あの事件によって、番組打ち切りを余
儀なくされた。
あれは明らかに齋藤麗奈の個人的な犯行だったが、現役の女子アナから逮捕者
を出してしまったことには変わりない。今後番組を続けるにしても、その失地
を回復するにはかなりの時間を要する。話題性から一時的に番組の視聴率が高
騰することも考えられたが、世間一般の「良識」からもってすれば、そのこと
がさらに局の威信を傷つけかねない。だから局側は中止と判断したのだった。

プロデューサーの安西にしてみれば、これは災難だった。たしかに悪い噂の絶
えなかった羊蹄企画の口車に乗って番組を企画してしまったのは彼の明らかな
落ち度だったが、そこから先のことは責任外の出来事だろう。
だが、さすがは剛腕プロデューサーと呼ばれるだけあって、安西はそんなこと
ではめげなかった。
彼はすぐに、新たな番組を企画した。その名も「カリスマたち/その影を追う」。
パチンコやパチスロの世界で生きる者たちを、ドキュメンタリータッチで描く
という企画を新たに開始したのだ。これだけ聞くと、かなりマニアックなせい
ぜい深夜番組の枠が精一杯な内容だと思われるだろうが、剛腕プロデューサー
安西はこの企画で見事に、「THE チャンピオン」の後枠つまり月一度のゴ
ールデンタイムの時間枠を確保したのだった。

前回の事件の後、安西は俺にこんなことを言っていた。
「探偵さん。今回の事件は確かに自分にとっては痛手だけど、その変わりに得
 たものもたくさんあります。それは、パチンコの世界がこんなに奥深いもの
 だったか、ということです。今まで各方面の匠たちを呼んで番組を作りまし
 たけれど、どの世界の達人たちも何かこう画一的なんです。スタイルも何も
 かも、どこか似通っている。ところがパチプロの世界は違っている。パチプ
 ロそれぞれのスタイルも容貌もみんな個性的です。悪く言えばバラバラです
 よね。
 ここで僕は気がついたんです。これはイケル!ってね。つまりパチプロの世
 界は、この世界全体の縮図なんです。みな自分の世界を持ち、自分の価値観
 で行動をし、おのおの自分なりの利潤追求のノウハウを持っている。そして、
 それで稼げない人は、どんどんと消えてゆく。」
確かに安西が言うとおりだった。これだけ業界全体で統率の取れていない職業
もないだろう。しかしだからといって、無法地帯ではない。パチプロ同士お互
いのマナーはあるし、それなりの不文律もある。
「でね、次の企画はこれで行く!と決めたんですよ。つまりパチプロとして成
 功している人の生き様を追うんです。」
「えっ?でも、それだけだと退屈でしょう?」
それは俺の正直な感想だった。そもそもパチプロなんて地味な世界だ。釘を読
み台を選び、そしてその台を出ると信じて粘る・・そんな地味な人間たちのど
こが番組となり得るのだろう。
「地味なものでもちゃんとキラリと光る部分はあるんです。その辺は私の腕に
 かかっていると思っています。」
「でも、番組に出演したがらないプロが多いんじゃないですか?
 顔バレしたら商売がやりにくいですからね。」
自分もそうだった。前回の番組収録の時には、その辺の配慮もあって下手くそ
な変装もしたが、事件で番組自体がオンエアがされなかったため、ホームの常
連にも自分がプロだとはばれていない。
「そうなんです。そこが最大の問題なんです。でも、完全取材拒否のラーメン
 店でも、過去に何軒も口説き落とした自信がありますから、そんなに心配し
 ていませんよ。」
不可能を可能にする男・・安西はまさにそんな感じの自信たっぷりさだった。

「ところで、探偵さん・・
 記念すべきその番組の第1回の出演者なんですが・・是非お願いします!!」
「え・・ええっ???・・ちょ・・ちょっと待って下さい!
 無理です、そんなの!」
「そう言わず何とか、これも何かの縁だと思って!」
安西の口説きはやはり執拗だった。しかし自分もかなり強情な方である。何と
か固持し続け、その矛先を変えるべく、「浪花の生ける伝説」とまで呼ばれる
有名パチプロのマウンテン虎本を推薦して、その場は逃げ帰ってきた。虎本な
ら自分と違って喜んで出演するだろうと思ったのだ。彼はそれなりの実績も人
気もある。

話を現在に戻そう。深夜に掛かってきた花行美代子の電話では、その安西が失
踪したとのこと・・
「美代子さん!しっかりして下さい!
 もうちょっと詳しく経過を聞かせて下さい。」
ご承知の通り、電話の主のタレントの花行美代子と西京テレビの安西プロデュ
ーサーは、5年前までは夫婦だった。それが安西の浮気発覚によって5年前に
離婚。人気熟女タレントと敏腕プロデューサー、離婚後も仕事上の繋がりと友
達づきあいのようなものはあったが、安西が消えたことに対するこの美代子の
この想像以上の狼狽ぶりは、やはりまだ美代子には、安西に対する愛情のかけ
らが残っていたということなのだろうか。
彼女が、安西が行方不明であることを知った経緯は、次のようなものだった。

安西が新番組の「カリスマ/その影を追う」の記念すべき第1回「マウンテン
虎本編」の完成の目処がついた後、さっそく第2弾の企画を練るべく思案して
いたところ、ある情報が飛び込んできた。

「東北のある都市に、まさに『カリスマ』と呼べるスロッターがいる。」

急遽、取材のために安西はその都市に飛んだ。第1回の編集作業などが重なっ
て、番組のディレクターやADは誰もそれには同行しなかった。しかし、どう
してそんな不確かな情報の取材に、敏腕プロデューサーの安西が直々に現地に
ひとりで飛んだのか?
「安西はね、素材の選択はまずは自分の目でやらないと気が済まない人なのよ。
 外野の声を一切遮断してね・・」と、これは花行美代子の弁。
ところが実際に安西が取材を始めて見ると、あらゆるところでそのカリスマの
噂は聞くものの、当のカリスマ本人はどうやら行方不明らしかった。
そして取材に飛んでから、局の方には毎日のように安西からの取材進行の状況
が報告されていたが、3日前からぷっつりと連絡が取れなくなってしまったら
しい・・
父親の帰りを心配した明日香(この娘は美代子との子ではなく、安西の前々妻
との子である)が、元継母の美代子に連絡をし、美代子が局の知り合いに電話
をした。局の方では、今回の事態を重大とは受け止めていないようである。大
の大人が2,3日に音信不通になることなど、テレビ業界では日常茶飯事なの
だと取り合わなかったそうだ。しかし美代子はそうは思わなかった。安西の性
格を考えれば、命より大切な仕事を放り出して消息不明になることなどあり得
ない。きっと何か事件に巻き込まれたに違いない・・そう思い悩んだ挙げ句、
俺のところに電話をしてきたようだった。

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※この物語はフィクションであり、登場する個人名・団体名はすべて架空のも
 のです。もし同じ名前や良く似たものが実在しても、やっぱり架空です(笑)。
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 ■後書き 【そうね『壮年』愛のストーリーなんちゃって (笑)】
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いえね、もう『熟年』かと言われるとちょっと微妙な気分なんでございますよ。
『壮年』と言いたいところですがもうすでに孫もいるし、やっぱ環境的には熟
年の域か、いやいや仕事も夫婦共々現役バリバリなんで、やっぱ壮年でしょ!

さて、2/11我が夫婦もはや結婚28年目の記念日が来てしまいました。
いやぁ、二人が朝起きての開口一番が
「おめでとう!
ホントお互いよく辛抱したよね!
これからもよろしく!」
だったという、とても長年の愛を確かめ合うというよりは、よくぞあれこれ紆
余曲折という苦難の連続の中で夫婦関係が続いたモノだと、お互いが痛く感心
した次第なのであります。

さて昭和28年生まれの私にとって結婚28年というのはなかなか思い入れのあ
るものでございます。
何か心に残るイベントをしたいなと考えましてね。
とりあえず今回の結婚記念日は夫婦で劇団四季の「ライオンキング」という、
ミュージカルを観にいくことになりました。 
わかりやすく言うと「感激」するなら「観劇」でしょ、みたいな(笑)

開始直後のイントロから、いやぁ、もう素晴らしいの一言ですね。
妻も「うわぁ、凄い凄い凄い凄い!」と感動の嵐でした。
エネルギッシュで躍動感溢れる演技と、名古屋弁を交えたコミカルなシーンで
大いに笑って楽しませていただきました。
ライオンキングは日本語で書くと「蘭音王様」かどうかは知りませんが、これ
を観て、大阪開催の「マンマミーア」や京都開催の「美女と野獣」も見にいき
たいなと正直おもいましたね。
結構この劇団四季の演目を観るとハマリますね。
まぁ、普段からハマリには慣れている関係上、あっと言う間にハマリましたよ。
名古屋へのアクセスに問題の無い方は是非とも「蘭音王様」を観ていただきた
いと思います。
ミュージカル鑑賞費用はお一人様11,550円、これを高いと思うか、安いと思う
かは観ていただければご理解いただけます。
私は極めて安いと思いました。
だってね、スロならあっと言う間の時速2万円、それがなんと3時間も楽しま
せて貰って、たかだが1万ちょっとですからね、これで高いと思う人はやはり
パチンコやスロットをやったことがない人でしょ!(笑)
いやそういうものと比較すること自体が間違っていますけれど、結構有意義な
一時を過ごせる事が出来るのではないかな、と思い推薦いたしました。

おーい、劇団四季さん、広告料下さいネェ!(おいっ!)

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、さようなら。
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