メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 207号  2005/02/03


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                ☆☆☆ 第207号 ☆☆☆         
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☆<目 次>
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■ ご挨拶 
  
■<らいぜんのパチ物語> 
                                      『パチプロ探偵』最終話

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   ご挨拶 
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あは天発行者、伊勢市在住の中年サラリーマン、イッセー岡田です。
いやぁ、無茶苦茶さむいですか? (ええっ、聞かれても(笑))
皆さん、風邪なんか引いてます! (ここは聞けよ!)
以上吉本新喜劇パクリネタでした!

ところで最近ヒロシやギター侍のパクリネタが多いですよね。
んで、今回は私もヒロシネタやってみようかな、と。

■イッセー岡田のヒロシパクリネタ劇場(タイトル長すぎ!)■
♪ちゃんちゃらりらりーん、賛美歌きらいだおめぇもかぁ♪
イッセーです。
事務所の女の子にお茶を入れて貰うと、いつも何か浮いているとです。

♪ちゃんちゃらりらりーん、賛美歌きらいだおめぇもかぁ♪
イッセーです。
家で御飯を食べていると、いつもオレだけ一品少ないとです。

♪ちゃんちゃらりらりーん、賛美歌きらいだおめぇもかぁ♪
イッセーです。
公衆便所で大をするとき、いつも決まって紙がありません!
(前編終了、後編は後書きに続く)

今日はらいぜん寒中パワーアップ遂にラストバージョンです。
「パチプロ探偵」も今回で最終回でございます。
全16話の力作がついに大団円を迎えます。
この物語はこれで最後、でもパチプロ探偵は終わりませんよ。
カビの生えたお持ちでも食べながら、ごゆっくりご堪能ください。

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■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■                      『パチプロ探偵』最終話
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以前、俺の自宅で番組参加者が全員揃ったとき、黒崎が打ち明けた内容とは・
・・

黒崎龍頭と相川マヤは、幼いときに両親を事故で失い、親戚の家を転々として
兄妹肩を寄せ合って子供時代をすごした。黒崎が夜間高校を卒業すると、まだ
小学生だったマヤを連れて、生まれ故郷である長野県の茅野市に舞い戻り、誰
に頼ることもなく、兄妹仲良く暮らし始めた。
ところが、黒崎は元来気が短い性格だったために、すぐに上司とトラブルにな
り仕事を辞めた。そうこうするうちに、黒崎は地元のパチンコ店に入り浸るこ
とになる。
そのパチンコ屋の経営者の一人娘が、今は西京テレビの売れっ子女子アナ斉藤
麗奈だったのだ。そして麗奈とマヤは同じ年齢・・運命の悪戯はここから始ま
ったのかも知れない。

小学校に転校してきたマヤは、どちらかというと引っ込み思案な性格だったた
めにすぐには仲の良い友達は出来なかった。
ある日、兄に連れられてパチンコに来たマヤは、そこで同級生の麗奈とばった
り出会う。そこから二人は仲良くなった。
一方、アルバイトばかりでなかなか定職につけなかった黒崎は、相変わらず暇
があるといつもパチンコばかりを打っていた。パチンコするって言っても狭い
町の話だから、行くのはいつも麗奈の両親が経営するパチンコ店だった。しか
し今の黒崎ならまだしも、当時はただの素人だったから当然のように負けるこ
とが多かった。
そしてこの負けが積み重なって、黒崎の僅かな貯金も底をつき、ついにはサラ
金から、生活費やマヤの学費までも借りるようになる。

マヤも麗奈ももう中学生になっていたが、二人はいつも双子の姉妹のように仲
が良かった。
そしてマヤが高校に進んだある日、黒崎はもうサラ金の債務で身動き取れなく
なっていたときに、地元のパチンコ仲間からある提案があった。

 ある組織が『打ち子』を探している。日当は一日5万円・・

もちろん黒崎はこの話に飛びついた。高校に入ったばかりのマヤの入学金もま
だ全額支払えていなかったのだ。黒崎はすぐに誘いに乗った。

町内のパチンコ店は、麗奈の両親が経営する店しかなった。他の店に行こうと
すれば、バスで1時間以上かかる。
黒崎は、事前に電波発信機のようなものを渡され、いつものように麗奈の両親
の店に行った。そして密かにその機械を使って信じられないような勝ちを納め
た。
黒崎の心の中には、
「今までかなりの金をこの店に寄付してきたんだ。たとえマヤの親友の家でも
 少しぐらいは罰は当たるまい・・」
と妹の親友の両親の店に対する罪悪感に対して、自分で自分に言い訳をした。
翌日もその翌日も同じように大勝した。そして・・
後は転がる石のように、とうとう店が潰れるまで黒崎は抜き続けたのだ。

黒崎は、当時を回想してこう言う。
「自分の心のどこかで、人としての感情が徐々に失われてゆくのが分かった。
 妹の親友の家・・それをこの手で潰す。最初は妹のためと思っていたが、す
 ぐにそうではなくなった。自分の暗い欲求を満たすため・・そうやって気が
 付いたら、長野県を出て、黒龍楼の会頭としての地位が自分にはあった。も
 う後には戻れない・・さんざんこの手を汚してしまったからには、二度と人
 間としてまっとうな人生を過ごすことができない。そう思いました。
 後に風の噂で、麗奈の両親が麗奈を残して自殺した、という話を聞いたとき
 も、もちろん良心は痛みましたが、もはや自分は人間ではなく悪魔と同じ存
 在なのだ・・そう自分に言い聞かせました。
 ただ、妹の自分に対する気持ちを思うと・・それだけが・・」
黒崎はそう言いながら、周囲もはばからず泣き続けたのだった。

俺が病院に見舞いに行くと、事件の状況を蓮本刑事が病床で教えてくれた。
「斉藤麗奈のターゲットはもちろん黒崎だった。彼女は、撮影スタッフの一人
 を色仕掛けで引き込んだ。そしてそのスタッフを使って、あらかじめ小型の
 暗視カメラを一台持ち出させておき、撮影中に電源を落とさせた。そして予
 定通り黒崎を襲撃した。ところが、ここで彼女にとって予想外の事態が生じ
 た。俺が阻止しようとしたからだ。暗闇だったが、何とか目測で駆けつけた
 ら、見事に刺されちまったよ。まぁ幸いキズは軽かったけどな。ははは・・
 いてて」
「蓮本さん・・無理しないで下さいよ。もう歳なんだから・・」
「うるせぇ、俺をジジイ扱いするな!・・あ、いててて・・」
「ほら、いわんこっちゃない・・ははは
 ところで、黒崎はどうなるんでしょうかね?」
「う〜む、なんとも微妙だな。羊蹄のガサ入れでは、羊蹄企画の幹部社員が全
 員詐欺容疑で連行されたが、黒龍楼はあくまでも外部組織だからな。それに
 黒龍楼自体が、何か怪しい攻略法を販売した訳でもないし、ただの羊蹄の宣
 伝部隊としての役割だけだからな。」
「そうですか・・今はなんとも複雑な心境です。黒龍楼のヘッドとしての黒崎
 には憤りを感じますが、相川マヤの兄としては逮捕だけは避けてあげたい。」
「おう、そうそう、相川マヤの容態の方はどうなんだ?」
「幸い傷も浅かったんで、あと1週間ほどで退院できるようですよ。蓮本さん
 より早いんじゃないかな?退院。
 やっぱり若い方が傷の治りも早いようですね。」
「こら!まだ言うか!」

2週間後、東京駅の新幹線のホームに、結局中止になった番組の出場者全員が
揃っていた。
「はい、これでいい?」
花行美代子が色紙にサインを終えて、俺に寄越した。見ると「勇敢なる蓮本刑
事へ・・LOVE」と書いてある。
「美代子さん、こんなこと書かなくて良いのに。蓮本のおっさん、嬉しさで天
 に昇っちまいますよ」
「あははは、そりゃ大変ね。」
「そや、俺もマヤちゃんのサインもらっとこかな・・」
マウンテン虎本が何か色紙代わりになるものを探し始めた。
「え?・・虎本さん、そんな・・サインなんてするほどのものじゃないですか
 ら・・」
すっかり元気になった相川マヤは、虎本が差し出すノートの裏表紙を手で押さ
えた。
「ええやん、背中のピンクの昇り龍見せろとは言わんから・・
 お願い!サインだけしてちょ」
「ふふふ・・あれはデマですよ。生まれたままの姿です。」
「おおおー!、みんな聞いたか?
 マヤちゃん、『生まれたままの姿』やて!・・おおおおおお!」

一人興奮している虎本を無視して俺は言った。
「では、黒崎さん。マヤさん。また昔のように故郷で仲良く暮らして下さい。」
「皆さん本当にありがとうございました。これから心を入れ替えて兄妹仲良く、
 まっとうに生きてゆくつもりです。それに許されることなら、麗奈さんのご
 両親の墓参りもしたい・・まぁ、まだ無理でしょうけどね・・ゆっくりその
 時を待ちますよ・・」
長野行きの新幹線の発車音がホームに鳴り響いた。
「なぁ黒崎・・何なら兄妹揃って、大阪で修行してもええんやぞ」
「ありがとうございます、虎本さん。いろいろ良くしていただいて・・でも、
 とりあえずは長野に帰ってゆっくり考えます。」
「そうか・・まぁ気が変わったら連絡してや。」
プシューと、新幹線のドアが閉まり発車した。
俺と花行美代子、そしてマウンテン虎本の3人は、彼ら兄妹を乗せた新幹線が
見えなくなるまで静かに見送った。

「さて、私は次の仕事があるからもう行くわ。」
花行美代子が言った。
「ええぇ?これから大阪に帰る俺への見送りは?」
その言葉に抗議するように、虎本が大げさな身振りで言った。
「だって、また東京にすぐ来るんでしょ?」
「そんなぁ、殺生な・・あ、なあ探偵さんは、見送りしてくれるやろ?」
「あはは、どうしようかな・・」
「おいおい・・」
「あはは、分かりましたよ。こんなムサイ男で良かったら、見送りますって!」
「おおきに、おおきに。ほな行こか。」
俺と虎本は、花行美代子と別れて、新大阪行きの新幹線のホームに向かった。

「なぁ探偵さん。」
「はい?」
「アンタ、噂によると小説書くそうやないか?しかもパチンコ小説ばかり」
「え?どうしてそれを?」
「俺のネットワークを見くびったらアカンで。しかも、あのたいがー・・の軍
 団に所属してるらしいな。アカンアカン!やめとけやめとけ!
 あそこには『イッセー岡田』っちゅう立派な文士がもうおるんや。
 アンタは、ただの二番煎じやないか?」
「・・・」
「なぁ?悪いことは言わん・・俺と一緒に大阪に来ぃや。
 やっぱパチンコは『回ってナンボ』の世界じゃ、それを体感するには大阪で
 打つのが一番や。なぁ?なぁ?」

新幹線のドアの中から俺を引っ張り込もうとする虎本を、何とか制止している
うちに、周囲の景色がだんだんとぼやけてきた。虎本の顔もぐにゃぐにゃにゆ
がんできた・・

 あれ?いったいどうしたんだ?これは・・これは・・・?
 ・・・いったい・・・


「夢か・・?・・全部夢だったのか?」
起きあがり、時計を見るとまだ午前3時だった。携帯電話が鳴っている・・
「もしもし」
「あっ・・探偵さん?寝てた?」
花行美代子の声だった。
「あれ?おかしいな?・・全部夢の中の出来事だったんじゃ・・」
「もう!・・何、寝ぼけてるのよ!事件よ!事件!」
美代子の甲高い声から逃れるように、携帯電話から顔を背けると、自分のそば
に羊蹄企画の受付嬢である蜂谷美鈴が、裸で寝ていることに気が付いた。

 んっ?いったいどうしたんだ?これはどういうことだ・・

俺はいったん頭の中を整理するために、ベッドの上でタバコをくわえて火をつ
けた・・

                       (パチプロ探偵 完)
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※この物語はフィクションであり、登場する個人名・団体名はすべて架空のも
 のです。もし同じ名前や良く似たものが実在しても、やっぱり架空です(笑)。
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なんと仕事中に書き続けた、らいぜん渾身のパチンコ小説メルマガ!(笑)
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 ■後書き
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 ヒロシパクリバージョンの後半戦だぁぁぁぁ!

♪ちゃんちゃらりらりーん、賛美歌きらいだおめぇもかぁ♪
 イッセーです。
スロのハイエナをしに行って、いつも捨てた台で速攻出されるとです。

♪ちゃんちゃらりらりーん、賛美歌きらいだおめぇもかぁ♪
イッセーです。
店で隣席の可愛い女性をふと見ると、急に引きつった顔で逃げ出すとです。

♪ちゃんちゃらりらりーん、賛美歌きらいだおめぇもかぁ♪
イッセーです。
私が捨てた台をふと見ると、店員が気の狂ったように拭いています!

♪ちゃんちゃらりらりーん、賛美歌きらいだおめぇもかぁ♪
イッセーです。
家に幾ら預金があるのか気になって調べたら、全て妻の名義だったとです。

♪ちゃんちゃらりらりーん、賛美歌きらいだおめぇもかぁ♪
イッセーです。
パートに行ったと思っていた妻が、若い男と街を腕組んで歩いていたとです。

♪ちゃんちゃらりらりーん、賛美歌きらいだおめぇもかぁ♪
イッセーです。
ヒロシのネタはこんな風に、結構素人でも作り安かとです(笑)

 くはぁぁ、疲れた!
 こんなネタ考えてたら、午前2時ですわ。
  あかん、もう寝ます。
 ほんじゃ、また次号あは天ストーリーverでお会いしましょう。

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、さようなら。
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