メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 202号  2004/12/16


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                ☆☆☆ 第202号 ☆☆☆   
      
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★★★あなたの心にほんのちょっぴり楽しい思い出を!★★★
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☆<目 次>
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  ■<スロ雑記帳> 「初打ちのカイジは怪事? 快事? いい感じ?」

  ■<イッセー岡田のパチ物語> 
                           「パチンコエキスプレス」第43章
 ■「あとがき」

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☆<スロット雑記帳> 「初打ちのカイジは怪事? 快事? いい感じ?」
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鳴り物入りで登場したロデオの「カイジ」。
全面液晶でリールの動き何でもあり、と言うことでとりあえず空いていたBB3
-253回転の台に座る。
打っていてストップとリールの停止にズレがあり、これが結構気になります。
この台ザワザワタイムに500回転越えても一切入らず、さっきから隣の台は100
回転ぐらいで定期的にざわに入っている。
うーん。
継続は力なりと言うがどうしよう?
回転数は520回を越えたところ。
続けるか、止めるか?
んでこれの天井っていくつだっけ?
そんなことを考えていると、すると隣が2箱を1箱に減らした段階で、心が折れ
たのかすごすごと帰った。
「よっしゃあ!」勢いよく即その台をゲット!
回転数は189。なんだよ、もう少し回しとけよ。
またここから回し始める。
隣に若い人が座る。
「まさか速攻ビッグはないだろ?」
んが、そのまさかで576回転でドドーンとBBじゃないですか?
アホくさ!
私の方はざわざわに入る割にはンともスンとも言いません。
そしてついに初当たりとなったのが何と896回転。
ふんぎぁぁぁぁぁ、BIGでしたがかなり凹みました。
ここまでの投資金額35本。
おえっ。
しかしここから「ざわざわ」が結構入り、連ちゃんする。
37G-BB,9G-RB,32G-RB,まぁなんと言うことでしょう、バケバケバケバケとちっと
もコインが増えません。
飲まれ掛けの223でようようBBをひいて、これが子役中に「ざわざわ」と出て、
7GでまたBB、あと50G以内にうまくガンガン放出してくれて、ドル箱は一気
に2箱に。
2545枚になりました。200迄回さなかったらもっとあったのに、なんてことは考え
ないようにしましょう。
結果41kで勝つことが出来、おかげさまでありがとうございました。

んで打った感想ですが、目押し下手な私が言うのも何ですが子役全てがフリー打ちと
いうのは、スロットとしてどういうものかと。
狙う楽しみと申しますか、何もございません。
ただただ打つのみ。
ボーナスの時だけ申し訳程度の目押しがありますが、正直スロット好きな方はいやで
しょうね。こんな台は。
私のようなものでさえ、ちょっと物足りなさを感じましたので。
しかしバニー演出の玉を取り出す時の後ろ姿と、玉乗り演出でバニーがこけた時のシ
ーンはなかなかそそるものがございました。
これが無かったらこんなに長くは打てなかったと思います。
あと許し難いことにリプレイ外しが出来ません。
よってBB30Gでリプレイ3連続てなこともございます。
全ては神のみぞ知るというもの。
獲得枚数は350枚から420枚までと色々ですが、
「お願いだから早めのリプレイは来ないでくれ」
と本気で念じつつ打ったのはこれが最初です

そして後ですが、このような台はプログラムだけのものですから、液晶演出ガン
ガン増やして、大当たりを無くすという、イヤな裏ものが出やすいのではないか
な、と心配になりました。
まぁ、もう打たないと思いますので、私には関係無いと思いますが。
ちなみに天井は1280+32Gでしたか、ふーんてな感じですね。
わずかでも勝ったから良いようなものの、負けてたら「なんやねん、これ」という
台でございました。
まだの方は是非一度お試しあれ!
凄く面白くないぞう!(笑)

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■■■ ☆<パチバカ物語> 
■■■         「パチンコエキスプレス」第43章
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そんなこととは露知らず、玉三郎は都内のCM製作会社と打合せを行っていた。
大手町にオフィスを構えたその大手広告会社のビルは10階と11階の2フロアを
借りており、プレゼンルームはその11階のエレベーターを降りた場所にあった。
普通なら10階入り口にある受付をいったん通さないと11階に入っては行けない
規則らしいが、何と言っても玉三郎は今は時の人となっており、相手担当者もそ
こらへんは気を使ってくれたのか、直接11階に降りるやいなや、清楚な秘書然と
した女性が出迎えてくれて、丁重に部屋まで案内してくれたのだ。
だんだん周囲の空気が変わってくるのが、いくら鈍い玉三郎でもわかってくる。
「ひょっとして、俺ってビッグ?」

プレゼンルームは10坪程の部屋で中央に楕円形の大きなテーブルがあり、端には
120インチのモニタ用スクリーンがすでに用意されている。
初めて玉三郎がここに来たときはいきなり天井からスクリーンが降りてきたので
驚いたことがあるが、今となっては懐かしい思い出だ。
なにしろプロジェクターなる代物を見たのも、またパワーポイントで作られた資
料を見たのもこれが最初の場所だったからだ。

玉三郎が時代に乗り遅れていたのだろうか?
いや、そうではないだろう。
だいいち、今までの駅構内の業務でそんなものは全く必要がなかったのだから。
最初に見たとき、これを家に設置すればAVビデオも迫力のある画面で鑑賞できる
ぞ、などと考えてみたが、スペクタクル作品ならいざしらず、そもそも大画面で
アレはないだろう。
……………いや、あるか?
若かりし頃日活ロマンポルノや洋ものの18禁を映画館でよく見たモノだ。
だったら、それも「あり」なんじゃないか?
いや、でもよくよく考えてみたら自宅でそれはないだろう?
プロジェクターひとつでああでもない、こうでもないと考えていたら、打ち合わ
せがとっくに始まっていた。

CM制作担当の池田という30代のいかにも女性に持てそうな長髪の男が、今回の
CMのコンセプトや概要を説明していた。
「……….と言う形ですね、我が社の提案と致しましてはですね、ここに3本ご用
意させて頂きましたのでですね…………ですね………..ですね。」
この男一見持てそうに見えたのだが、この「ですね調」の耳障りな言葉使いはな
んとかならんのか?
もう、そんな言葉使いは止めて欲しいですね、って移っちゃったよ!

じっとその男を見ていたら、男と視線があってしまった。
「はい、長々とした講釈はいらないとですね、大銀様も目でおっしゃってますの
でですね、早速プレゼン作品を見て頂いてですね、ご評価頂きたいと、かよう
に考えておりますですね、はい。
これらはいずれもですね、社内でですね、十分にもんだものですからですね、
もしご希望の絵やキャッチ等に追加がございましたらですね、ご遠慮なくで
すね、後で私の方に申し出てですね、下さい、はい。」
玉三郎はこの「ですね調」に心の中で鬱陶しい思いをしていたたため、男の話を
制してこういった。
「では初めて頂けますか?」
「はい、わかりました。
当社と致しましてもですね、出来る限りですね、御社のご希望にですね、添う
形でですね、制作をさせて頂きたいとですね、思っておりますのでですね。」
まだしつこくしゃべろうとする相手に玉三郎、大きな声で、
「すみません、説明はもう十分ですから始めて下さい。」

玉三郎が怒ったように言ったため、男は「はい、ただいま」と慌ててエンターキ
ーを叩いた。
画面に荒削りなCGではあるが、プレゼンCMが次々と映し出された。

プレゼンテーションされたCG3作の内、玉三郎は以下の構成のものに決定した。

日本全景の衛星写真の映像で「今、こだまが進化する!」というロゴが入り、そこ
から東海道新幹線が走っている映像まで、つまりカメラは宇宙空間から走行中の
列車までを一気にズームアップする、そしてカメラは窓から社内に入り込む。
すると様々な機種のパチンコやスロット全台に大勢の乗客が微笑み、喜び、感動
し、その間をミニスカートのパーラーアシスタントと呼ばれる華麗な女性達が愛
嬌を振りまきながら動いている。そういうシーンにかぶってナレーションが入る。
「今秋新幹線こだま号は全く新しいエンタテイメント列車として生まれ変わりま
す! 移動する時間にごゆっくりパチンコやスロットでお遊びになるのはいかが
でしょうか?
ご遊技中は素敵なパーラーアシスタントが皆様のお世話を致します!」
最後は飛びっ切りの美女3人がにっこり微笑むシーンをバックに、横から新幹線
をイメージしたロゴで「東海鉄道株式会社」という文字が走り込んでくる。
わかりやすいと言えばわかりやすい、そしてベタといえばベタな広告だった。

玉三郎は他のプレゼンもみたが、やはり一番泥臭い、このCMを押した。
他にはオシャレなイメージを強調したものが中心で、一体何をやっているのかが
よくわからなかったからだ。
「こりゃ楽しいぞ!」
「一度乗ってみたい!」
「わぁお、可愛いおねぇちゃんがいるじゃないか?」
という雰囲気が一番出ている、視聴者に理解しやすいものにしたのだ。
…………というのは表向きの理由で、実はこの作品が一番アシスタントの場面を
多く使っているし、全身から上半身、ミニスカートから伸びた脚線美や顔のアッ
プまで、女性の魅力をトコトン強調しているものだったからだ。
玉三郎は思う。
「なんやかんや理屈つけても、今必要なことは『是が非でも乗りたい!』という気
を起こさせる起爆剤のようなCMや。
幾ら格好良く、上品でハイソなCMでも客が利用してくれなければ糞の役にも
立たへんやないか?
パチンコやスロットも同様だが、この企画も当たってナンボ。
スケベ心だろうがなんだろうが、その気になれるならそれでいい!」

新幹線こだま号の車内にパチンコやスロットを導入すると言うことは、ここに客
として座って頂くだけではダメなわけで、金を使って遊んで貰わなければならな
い。それにはどこのパチ屋でもそうであるように客が大勢来て貰わないと事業と
して成り立たないのである。
客を勧誘するのに気取ったことなどしてはいられない。
玉三郎としても何が何でもこのプロジェクトは成功させなければならないからだ。

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■■■ ☆<あとがき>
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子供から、それも23歳にもなった息子からいきなり
「盗まれた馬が見つからない。どうしたら良い?」
と聞かれたら、あなたならどうしますか?
普通なら「はあ? なんのこっちゃ?」ですよね。
実際私の妻がそうでした。
「風邪で熱でもあるんじゃないの? ちょっとお父さん、この子、変よ!」
まぁ、変なのは生まれつきなのでどうと言うことはないのですが。

しかし、ある程度理解ある父親であるわたしの反応は違った。
窃盗事件を調べる刑事コロンボのように….ん、ありゃ殺人課だったっけ。
「盗まれた当時の状況を話して見たまえ」
「町に入って行ったら、だれに聞いても何もヒントがないんだ」
「もっと回りをよく見ろ、全員に話をしてみたか?」
「何度聞いても同じ答えなんや」
「いや、絶対にどこかにヒントがあるはずや、マップを書いて端から順番に
もう一度ひとりひとりに当たってみろ!」

私のアドバイスはこれだけですが、結局馬は盗賊に盗まれていたらしいのです。
えっ何の話って?
実は今流行の「ドラクエ8」の話です。
三男がええ年こいてハマってます。
スロで大きく負けたので、行かなくてもいいようにどうもゲームを買ってきた
みたいですね、それもプレステ2の新しい奴も一緒に。
RPGは私も好きでファイナルファンタジーは7迄やりました。
ええ年こいてどころではありませんな、私の場合48歳ぐらいだったからね。
実に懐かしいです。

 さてもうすぐクリスマスですね。
皆さんにとってハッピーなクリスマスでありますように。
私はこのときに1歳年を取ります。
うーん、アンハッピー?

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
  ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
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