メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 198号  2004/10/15


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             『冠婚葬祭連打のため軍資金にまで真(笑)ねぇよ!』
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☆<目 次>
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■ ご挨拶 
  
■<らいぜんのパチ物語> 
                  『パチプロ探偵』第11話

 ■ 後書き
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   ご挨拶 
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あは天発行者、伊勢市在住の更年期障害(!)サラリーマン、動悸めまい息切れが
自慢のイッセー岡田@中年丸出しでございます。

今年に入って長男に子供(初孫)が出来たと思ったら、半年後次男の結納、結婚と
続き、更に追い打ちを掛けるように親戚の長男がある事情(笑)で急遽結納と披露
宴をすることになり、それもえいやっと一日で片づけ、ホッとしたのもつかの間、
妻と仲が良かった叔母がその翌日早朝天国に行ってしまったので大騒動、そして
私も諮問会委員をしている町の規約委員会の委員長だった偉いさんが急死するな
ど、まぁしかし公私共々大変目が回るような10月初旬から中旬でしたね。
冠婚葬祭の費用が集中すると、こんなにも恐ろしいものとは知りませんでしたわ。

なんだか急に外気がひんやりして参りまして、朝晩などは「うっ、さぶっ!」と思
うような日がめっきり増えてきました。
皆さん、今年一番の風邪などひかないようにお気をつけ遊ばせ!
爺になった私はもう厚手のブレザーを羽織って会社に出勤しております。
皆様はいかがお過ごしですか?

今日はらいぜんの『何が起こっても慌てないぞ、この野郎!』バージョンです(笑)。
めっきり涼しくなってきましたので、ホッと一息ホットウィスキーでも飲みながら
ごゆっくりご堪能ください。
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■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■                      『パチプロ探偵』第11話
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俺は、急いで安西のいる西京テレビに電話をした。

「はい、安西です。」
安西の何かを期待したような元気な声が電話口から聞こえてきた。
「安西さん。ちょっとお聞きしたいんですが、番組の企画予告のページにある
 出場者の写真って順番って入れ替えるんですか?」
「あ、ああ、あれね。あれは以前、他の企画で出場者から『どうしてアイツが
 一番左なんだ』って苦情が出ましてね。出場者も自分が一番だ!という自負
 が強い人が多いですからね。それ以来、定期的に順番を入れ替えるようにし
 たんです。まぁ細かいことなんですが、その方が不公平はないかと・・」

俺は絶句した。もし、メールが送られた時点での写真の順番が違っていたとし
たら、俺の推理はすべて崩れるのだ。
「・・安西さん。例のメールが来た当時の写真の順番は分かりますか?」
「えっ?・・そりゃ調べれば分かりますけど・・」
「お願いします。」
俺はそう言って電話を切った。

数分後、安西から電話が来た。
「わかりました。当時は左から、マウンテン虎本、相川マヤ、ボーダー石井、
 花行美代子、黒崎龍頭の順番でした。」
「そうですか・・分かりました・・また何か分かったら電話します。」
電話を切る手に力が入らなかった。

俺が今までやってきたことは何だったのだろう?・・
そう言う無力感が俺を包んだのだった。俺が今出来ることとは・・

手に持ったモバイルPCから、マウンテン虎本のページにアクセスした。
虎本は、ネット活動から有名になった関西のカリスマパチプロである。立ち回
りはあくまでも正統派で、黒龍楼や羊蹄企画との癒着は、地域的にも主義的に
もないと判断したから、率直にメールについての意見を聞きたかったのだ。

虎本のページから彼のアドレスを見つけ、メールを出した。
「初めまして。今度、西京テレビの『道を極めし者/THE チャンピオン』
 でご一緒させていただく予定の者です。突然のメールをお許し下さい。
 さて、番組に関しまして個人的にちょっとお話ししたいことがありますので、
 出来ればどこか電話でも構いませんのでお話をさせていただければ、と思い
 ます。ご都合をお聞かせ下さい。
 念のために私の携帯番号を申し上げます。090-・・・」

このメールを送ってすぐに虎本から電話がかかってきた。
「虎本です。探偵さんでっか?」
思ったより甲高い声だった。すでに俺の副業のことを予告サイトで読んで知っ
ているようだ。
「どうも初めまして、すいません一方的なメールで・・」
「ええんよ、ちょうど俺もアンタに話したいことがあってん」
「え?」
「今、ちょうど取材で東京にきとるんよ。よかったらこれからどう?」

聞けば虎本は、たまたま取材もかねて東京の上野のホールで打っているという。
30分後に会う約束をして電話を切った。写真でお互いに顔は知ってるから、
はぐれることも無かろう。
俺はそのまま、来た電車に飛び乗って上野に向かった。

俺が目的のホールに着くと、虎本はホールの一番目立つ角台で大量のドル箱に
囲まれていた。
「取材で打つとあらかじめ言っとったんやけど・・それにしても・・怪しいわ、
 このホール・・ははは・・」
虎本は、照れ隠しなのか、彼の身体を取り囲んだドル箱を顎で指しながら、挨
拶代わりにそう言った。
「すいません、お取り込み中なのに・・」
「『お取り込み中』言うてもなぁ・・もうこれ以上は出せんやろ・・もうやめ
 たろ」
そう言って、上皿の玉を下に落とし始めた。

「ちょっと待っててや。」
そう言い残し、店員を呼んで、ドル箱を運ばせ、大量の特殊景品を抱えた虎本
が戻ってきた。
「東京はええなぁ・・あの換金率であの釘やもんなぁ・・大坂じゃ、こうはい
 かんわ。さて・・これを金に換えたら、そこらの居酒屋で一杯やりまっか?」
「はい」

俺と虎本は、サラリーマンで一杯の近くの居酒屋におさまった。
席に着くやいなや、俺は、自分が番組に出ることになった経緯と、番組の影に
羊蹄企画の存在があることを説明した。
「羊蹄かぁ・・やっぱなぁ・・そんなことやろうと思っとったわ。
 ボーダー石井が出場を降りたのも頷けるわな・・」
「ちょっとこれを見て貰えますか?」
俺は、安西に送られてきたメールのコピーを虎本に見せた。
「サタンの生け贄の爪・・ねぇ・・・・ぷはぁ・・う〜ん」
メールを読み終わった虎本は、運ばれてきたビールを飲み干しながら、唸って
見せた。
俺は、考え込む虎本に、俺は自分の推理を聞かせた。

「サタンが・・左の端っこね・・だから左端・・生け贄の爪・・羊蹄・・ねぇ
 ・・それは違うと思うな」
「え?」
「探偵さんの推理・・惜しいけど違うわ」
「というと?」
「『サタンの生け贄』っていうのはな、ちょっと前にそう言う名前のパチンコ
 攻略があったんや。」
「ええっ!?」
いちおう俺もパチプロだから、パチンコに関してそれなりのネットワークがあ
ったが、そういう話は初耳だった。

「まぁ、探偵さんが知らんのも無理はない・・
 俺は、自分とこの団体の全国のメンバーとネットで情報交換してるんやが、
 その中に攻略プロがおるねん。そいつが確かそんな名前を言うとった。どん
 な攻略かというとな・・」
虎本が言うには、「サタンの生け贄の爪」とは、人気機種『CRルージュ』の
少し前にネット上でかなり有名になった攻略のことだった。

「だからな・・こうパチンコ台の盤面の左端に爪のような形をしたヤクモノみ
 たいなモンがあるやん?あそこをずっと狙い続けてると、たまに上手く玉が
 引っかかるん。そしたらしめたもんや。それを契機にどんどん玉が積み上が
 る。そしたら、千円で20回しか回らん台でも、ヘソまでの道が玉で出来て
 60回は軽く回る・・これをその攻略プロの地域では『サタンの生け贄』っ
 て言うらしいねん・・つまり左端に無駄玉を布石のために打つからこう言う
 んやろうな・・まぁ攻略って言ってもゴト行為みたいなもんやからね。
 俺はそんなものようせえへんけどな。」

確かに、言われてみれば、CRルージュでは、左端の玉が引っかかる部分はマ
ニキュアを塗った女性の爪をかたどっている。
だから『サタンの生け贄の爪』・・符号は見事に一致している。

「で、虎本さん・・その攻略プロの活動地域はどこですか?」
「長野県や。大阪あたりじゃ『サタンの生け贄』なんて気取った言い回し、よ
 うせえへんもんな。」
「え?長野県?」
「どうかしたん?」
「黒崎・・黒崎龍頭は長野県出身です!」
「あ、そう言えば・・番組出場者の相川マヤも長野県出身やぞ!実は俺、彼女
 のファンやねん。番組で会うたら、あの伝説のピンクの竜の刺青を見せてっ
 てお願いするんや・・」
「えっ?相川マヤも長野県?何市ですか?」
「ええと・・・茅野市やったかな?」

俺は、虎本と別れて自宅に帰ってきた。時間はすでに夜の11時を過ぎていた。
黒崎龍頭と相川マヤが、どちらも長野県茅野市の出身だということは、何かの
偶然なのだろうか?
虎本の話から推測すれば、メールの差出人は、長野県のパチンコ事情に詳しい
者だと判断できる。黒崎は30歳代半ば、いっぽうマヤはまだ25歳ぐらい。
同窓生とかそういう線はなさそうだ。
愛人関係は?・・・あり得ないことは無いが、出来ればそうでないことを願っ
た。実は俺も彼女のファンなのだ。それにあの横柄な黒崎と純情そうなマヤと
のカップリングはどう考えてもミスマッチだ。

しかし・・風の噂では、マヤの背中には巨大なピンクの昇り龍が彫ってあると
言われる。それだけ謎に満ちた暗い過去を背負っている、ということなのか?
とするとマヤが黒崎の愛人であるという線も捨てられなかった。

いろんなことが頭をよぎるうちに、疲れからなのだろうか、酔いのせいなのか、
俺は座卓に座ったまま、そのままの姿勢で眠り込んでしまった。

眠りこけていた俺は、携帯の着信メロディで目が覚めた。
寝ぼけ眼のまま電話に出ると、安西からだった。時計は午前9時。8時間以上
寝ていた計算になる。座ったままの姿勢だったためか、背中が痛かった。
「探偵さん!」
どうやら、安西も花行美代子も、俺のことを本名で呼ぶつもりはないらしい。
「大変です!
 例のメールの送り主と思われる者から、新たなメールが来ました!」
「!・・それ・・そこで読めますか?」
「い・・いや・・ちょっと・・ADとかいますのでね・・」
他のスタッフに聞かれるとまずいような内容なのだろう。安西は躊躇した。

「わかりました、じゃあ、私のアドレスに転送することは出来ますか?」
「それなら・・では、すぐに送ります。」
「読んだら、電話します。」
「お願いします!」
数分後、自分のパソコンを立ち上げてさっそくメールチェックをすると、安西
からの転送メールが入っていた。
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※この物語はフィクションであり、登場する個人名・団体名はすべて架空のも
 のです。もし同じ名前や良く似たものが実在しても、やっぱり架空です(笑)。
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なんと仕事中に書き続けた、らいぜん渾身のパチンコ小説メルマガ!(笑)
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 ■後書き
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私が密かに思いを寄せていた事務員が今秋結婚することになりました(嘘!)。
なんと私にも出て欲しいと招待状まで貰っちゃいましたよ。会社で各現場の
清掃業務を主としてやっている私のような者まで呼んで頂けるなんてまぁ、
なんて良い子なんでしょう?
この子はスタイル抜群で、しかもいつも涼しい顔立ちをしている別嬪さんでご
ざいます。(うーん、謎!)
真夏の炎天下でもまるで顔にクーラーの涼しい風が当たっているかのように涼
しげな眼差しをしています。
だから仕事でどんなに失敗を繰り返してもどこ吹く風と涼しいお顔(笑)
 長い間、我が社の【ミス○○】と呼ばれていました。
 もちろんこの【ミス】は【ミステイク】の【ミス】ですよ(笑)

そんな彼女がついに結婚します。
しかも驚いたことに嫁ぎ先はな、な、なんと三軒隣の家の息子さんらしい。
引っ越しするのに業者に頼む必要がありません。
だって歩いて10秒程度のため結婚してからでもぼつぼつ運べば良いわけで、い
やそのままだっていいじゃんか?
着替えや自分のものなんか置いてあってもすぐに取りに来れるわけだし、料理だ
ってスープの冷めない距離であることには間違いない!
いやぁ、近所に嫁ぐって滅多に聞かない話だと思っていましたが、こんなに近く
だなんて結構良いですよね。
と、聞いていたのですが、やはり隣じゃイヤだと、結局アパートに住むことに
なったそうな。
両親と一緒に住むと言ったり、離れて住むと言ったり、新婚旅行の間に荷物納め
をするという段取りの良さ(笑)、私には平気で会社を3週間休ませてくれとか、
もうやっぱりこの子は、
「あんたはミス○○ですから……残念! 
                             結婚しても変わらないいい加減さ斬り!」
 
「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、さようなら。
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