メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 193号  2004/08/18


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                  『まぐまぐBooksアワード』特別編集版
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       _/_/   ★イッセーのあはは天国劇場★  _/_/
              【Ahaha Story-version】
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                ☆☆☆ 第193号 ☆☆☆ 
        
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(あは天はメルマガ界初のISO14000取得をしました(嘘)。
本メルマガは再生紙を利用して、この地球の環境保全に大きく貢献しています)
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 当『イッセー岡田のあはは天国劇場』は以下の3つの異なったversionで
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☆<目 次>
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■<イッセー岡田のパチ物語> 
「パチンコエキスプレス」第40章
          
 ■「あとがき」
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■■■ ☆<パチバカ物語> 
■■■         「パチンコエキスプレス」第40章
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◇「前号までのあらすじ」
「38才独身、身長158cm体重76kg、この抜群に均整の取れた体型のためか、
彼女いない歴38年の大銀(おおがね)玉三郎は、うだつの上がらない田舎の鉄道
マンだ。JRにいる「恥しらず」「お荷物」「給料泥棒」と三悪の固まりのように
彼のことを言う人は多い。ふざけて書いた新幹線こだま救済策がひょんなこと
から採用と決まり、いきなりこのプロジェクトの室長に大抜擢!
新幹線の中でパチンコやスロットを行うために色々と段取りをしていた。
そしてパチンコメーカーの三挙の山田専務と食事をして飲んだのだが…」

「ううっ、気持ちが悪い、水でも飲もうか。」
やはり昨夜のチャンポンで揺すられたのが効いているのか、頭が痛いしフラ
つくのだ。会社に無事着いたものの気分は最大級の絶不調!
「おいっ、誰か水を持ってきてくれ!」
と近くにいる女子社員に言おうものなら、
「室長! 
私はお茶くみに来ているのではありません。
セクハラで訴えますよ!」
などと何でもかんでも『セクハラ』という錦の御紋を唱えまくる女性達の冷
たい視線にさらされることがわかっている以上、自分で行くしかない。

ちょっと前なら仕事なんてドタキャンして、涼しいパチンコ屋に朝からずっ
ぽり入り込んで閉店まで気楽に遊んでいたのだが、さすがにこの新幹線こだ
まプロジェクトの室長になっていてはそうもいかない。
まだやらなければいけないことが山ほどあるのだ。
正直好きなことだからやっているが、そうでなかったらとっくの昔にギブア
ップしているだろう。

ノロノロと重い足取りで事務所の入り口の脇にある湯沸かし室まで歩いて行
く。深夜残業の時にはここでカップラーメンやインスタントのカレーを作っ
たり、普段はポットにお湯とコーヒーメーカーが置いてあるところだ。
「やれやれ、しんどいこっちゃな。」
文句言うでもなく、のそのそと歩いていくと東海鉄道車内販売企画部隊の女
性数人がお茶を飲みながら話しこんでいた。
「ええっ、そうなの? ノーブラだなんてちっとも知らなかったわ。」
「だってもったいないじゃない! だからノーブラで上等なの!」
湯沸かし室に近づくと、突然そんな言葉が玉三郎の耳に入ってきた。
すると今まで死んでいた脳細胞が果然活発に動き始めた。

……ノーブラ………もったいない………ノーブラで上等……?

『ノーブラ』という言葉が耳の奥でリフレインしている。
オォ、ノー、ノー、ノーブラ、ノーブラリン♪
……..こっ、これは誰かがノーブラでいるということなのか?
そんな自信満々の豊乳を持つ女性が身近にいたとは全然しらなかった。
これはなんという怠慢!
そしてなんという幸運!

途端に体力全開、注意力200%の玉三郎、股間に血液注入体制準備!
目はランラン、股間ギンギン、視力全開、拡大縮小、ズームアップ!
もう頭の中はおっぱいがあちこちでポヨンポヨン揺れている。
この段階で先ほどまでの頭痛吐き気めまいは霧散霧消した。
ある意味こうした玉三郎の体質は得意体質と言えるか?

「いよっ」と出来る限り機嫌良く、明るく元気に中に入っていったが、途端に
お喋りを止めた女性陣からは相変わらず冷たい視線を受けた。
「いやぁ、とにかく毎日暑いよねぇ、最近調子どうです?
ところで一体なんの話してんの?
ねぇ、俺も仲間に入れてよ。」
そういいながら女性達の胸元や背中に素早い視線を走らせた。

ジロジロと見る遠慮無い視線を見て年長の女性が言った。
「ちょっと今の話聞いていたでしょ?」
「ん? いや聞いてないよ、あはははは、い、嫌だなぁ。
誰かがノー….率が悪いのなんて聞いてないって、あはあはあはは!」
やはり昨夜の酔いが残っていたのか、ポロっとキーワードを言ってしまった。
「ちょっと何よ、しっかり聞いてるじゃない、もう。」
「いやぁ、なんたって東京は暑いからねぇ。
薄着はいいよ、実にいい、良いよねぇ。」
胸元に露骨な視線を走らせながら、玉三郎がこう言うと吉川という女性が、
「イヤらしい、どうせ違う意味にとってんのよ、この人! 
すけべ!」
「………………..?」
それを聞いた阿部と安田という女性達も同時にこういった。 
「えっ? あっ、そうか、男の人ってすぐそちらに考えちゃうから。
あはははは、馬っ鹿みたい! 
いや正真正銘の馬鹿ね。あははははは。」

玉三郎一人、鳩が豆鉄砲食らったような顔をしている。
まぁ、玉三郎のこのとぼけた顔を見れば「馬鹿みたい」と言われてもあなが
ち間違いではないだろう。
しかしこうストレートに「馬鹿」みたいに言われると自称フェミニストの
玉三郎としてもやはり面白くない。
「なっ、なんだよ、それ。
ちょっとその言い方はひどいじゃないの?」

阿部という女性がハンドバッグを目の前にぶら下げてこういった。
「どうせ室長は『ノーブラ』って言葉に胸ときめかせてたんでしょ?」
「いや、その、あはははは、やっぱ自信のある女性は違うんだなあ、なんて
思っちゃったりなんかしちゃってさぁ、えへへへへ!」

玉三郎、あまり女性との免疫がないために、こうして女性3人に狭い場所で
囲まれているだけで『幸せの予感』を感じてしまうのだ。
化粧や少しきつく臭うコロンの匂いに、やはり鼻の下は伸び、口は緩み、股
間は発憤する、さすればどうしても顔全体がにやけてしまうのは仕方が無い
だろう。

あきれたような顔をして吉川という女性が言った。
「残念でした。
ここにいる誰もノーブラではありませんからね。
もう、さっきからそんなに胸ばかり見ないで下さい。イヤらしい!」
「あれ、そうなの? なぁんだ、でもはっきりそう聞こえたんだけどね。」
さらに玉三郎の目の前にハンドバッグをブラブラさせてこういった。
「ノーブラっていうのはこれのことよ!」
「これのことって………………….どれのこと?」
目の前のハンドバッグとノーブラでお乳がぷるんぷるんしている光景とが
走馬燈のように、とまでは言わないが頭の中で交錯する。
「どう、わかった?」
3人の女性を見渡し、一瞬きりっとした顔をして天井を睨み、もう一度戻
って、玉三郎はこういった。
「なんのこっちゃ、さっぱりわからん!」

吉川の横でにやにやしていた阿部という女性がこういった。
「私たちが言った『ノーブラ』っていうのはね、『ノーブランド』ってこと
 つまりこのハンドバッグはブランド物ではない安物ってことよ。
 ちなみに私の持っているのはプラダ、吉川さんの持っているのはビトン。
 そしてこのバッグは安田さんのもの、結構しっかりしてる作りだけど値
段は1万5千円よ。ちなみに私のこのバッグは16万円、そして吉川さん
のはなんと23万円よ、どうわかった、お馬鹿さん?」
玉三郎正直に言って、わかったような、わからないような………………….

大体ハンドバッグに16万? に、にじゅうさんまん?
どう考えても信じられない思いだ。
こんなものを欲しがる女性は相手にしないでおこうと硬く股間に誓った玉三
郎だが、もとより女性の方から相手にされないのだから、この決意はあまり
意味が無かった。


………しかし、ある時から玉三郎にとって風向きが大きく変わってくるのだ。

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■■■ ☆<あとがき>
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あは天発行者のイッセー岡田です。
いやぁアテネ五輪も金銀銅メダル獲得でますます盛り上がっていますね。
何か書こうとも思いましたが、世間のメディアがこぞって書いているので止め。

さて、このお盆休みにオリンピックの年に毎回開催している中学校の同窓会に参
加しました。
早速旧友達に初孫が出来たことを自慢しても、あまり男子の中では孫のいる人が
少なく(調査の結果私を含めてたった3人、内一人は孫2人目、くそっ負けた!)
この話題についてのそれぞれの反応はいまいちでした。つまんないの。

その代わりにもっとも盛り上がったのがほとんどが自分たちの『健康』について。
私のように高血圧・高脂血症・コレステロール過多・不整脈・動悸・息切れ・
めまい・ふらつきなんて日々経験していますと、もうチョー人気者です。 
常日頃から不摂生していると、同窓会でこの手の話題の中心人物になれますよぉ。
「わぁ凄い! 岡田君って病気の総合デパートみたい!」
なんてな調子で往年の可愛かった女子達からも賞賛と羨望(?)の嵐です。
いやぁ、久しぶりにモテたなぁ。

さて皆さんにご協力いただきました『まぐまぐbooksアワード』ですが、なかな
か立派な成績を収めさせて頂いております。
私が8/18午後5時現在で130票獲得で116位、らいぜんさんはなんと161票集め
て100位につけています。約500誌の中で100位ってことは凄いことですよ。

1位のメルマガというのはやはり元々発行部数が多い物で、得票数も7500票近い
ものでした。ひぇぇぇぇぇぇぇぇ、凄いですわ。

そうそうこれを機会に普段あまり日の当たっていない良質なメルマガを探してみま
した。得票数ゼロから逆にたどって見ていきましたら、得票数は少ないのですがと
ても気に入ったメルマガを3誌見つけましたのでご紹介致しましょう。
(以下の紹介したメルマガはイッセー自身すべて現在購読しています。)

■癒し系メルマガ
『ブナの森通信』(ID:118834) 発行者 鈴木澄雄さん
ゆったりとした雰囲気で木々や草花の写真もふんだんにあって、落ち着いた
文章と共に結構癒されちゃいます。

うーん、若い女性の写真もどこかに入れて欲しかったな!(おいっ)

■健康系メルマガ
『Dr.黒木のがんばれ生活習慣病の予防』(ID:118416) 発行者 Dr.黒木さん
これだけタイトルがベタですから、もう説明の必要は無いでしょう。
同窓会で一躍スターダムにのし上がるためにはここに書いてあることの逆を
やればいいのですよ。へへへへ。
ただし早死にしてもあたしゃ知りまへんで。

■強烈お笑い暴露メルマガ
『馬鹿夫婦の会話を暴露せよ』(ID:128162) 発行者 マダム・コイズミ

最初の数行読んだだけで腹抱えて笑ってしまいました。
良い! 良い! これ最高!
若さといい、言葉のパワーといい、文句なしに推薦致します。
今のイラクに潜伏している反政府ゲリラに読ませてやりたいぐらいです。
とにかく毎回夫と妻と可愛い娘との普段のあけっぴろげな会話の中に深い
愛情と家庭の温もりを感じて思わず涙してしまうことなんて絶対にありま
せん。基本的に下北沢界隈、いや下ネタ猥褻のとっても明るく楽しいメル
マガです。
いやらしい意味ではなく、こういったメルマガが伸びて欲しいですね。
是非お勤めの会社でも社長、役員は言うに及ばず、直属の上司や女子社員
の方々にも後学のためと称してメルマガ登録をお薦め下さい。

メルマガ登録アドレスは↓ここです。
  http://www.nympha.net/magazine.html

題名は強烈ですが、登録してやってくるメルマガのタイトルは
『Nympha mail magazine』(まぁ、なんてお上品なんざましょ!)
とってもオシャレな都会的センス抜群のタイトルでメーラー開いていても
ちっとも気になりませんよ(笑)。
しかしどう考えても『美少女』って内容ではないんですけどね。
最新号はいきなり旦那のちんこの話でございます、はい。

ひょっとして発行者のコイズミさん(まさかあの日本国総理大臣の遠い親
戚のかたでは?)、この方にはいずれ本誌にゲストとして登場してもらおう
かなと考えています。
出演交渉出来次第、また「あとがき」にてご報告させて頂きますね。

さてこの『まぐまぐbooksアワード』の投票期間もあとわずかです。
良かったらまた投票してね。

■読者投票実施期間
 8月6日(金)〜8月20日(金)

■読者投票個別ページURL
 ☆【虚構師らいぜんのパチンコ百景】
  http://cgi.mag2.com/cgi-bin/mag2books/vote.cgi?id=0000108898

 ☆【イッセーのあはは天国劇場】
  http://cgi.mag2.com/cgi-bin/mag2books/vote.cgi?id=0000047327


「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
  ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
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