メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 191号  2004/07/20


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                ☆☆☆ 第191号 ☆☆☆         
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  ☆<目 次>
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  ■<イッセー岡田のパチ物語> 
                                「パチンコエキスプレス」第39章
          
 ■「あとがき」
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■■■ ☆<パチバカ物語> 
■■■         「パチンコエキスプレス」第39章
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◇「前号までのあらすじ」
「38才独身、身長158cm体重76kg、この抜群に均整の取れた体型のためか、
彼女いない歴38年の大銀(おおがね)玉三郎は、うだつの上がらない田舎の鉄道
マンだ。JRにいる「恥しらず」「お荷物」「給料泥棒」と三悪の固まりのように
彼のことを言う人は多い。ふざけて書いた新幹線こだま救済策がひょんなこと
から採用と決まり、いきなりこのプロジェクトの室長に大抜擢!
新幹線の中でパチンコやスロットを行うために色々と段取りをしていた。
そしてパチンコメーカーの三挙の山田専務と食事をして飲んだのだが…」

玉三郎、3回目の目覚まし時計の音でようやく起きた途端、頭がクラッと来た。
そのまま、またベッドに倒れ込む。
頭の芯やこめかみがズキズキする。
更に天井も未だほどよく回っている。
口の中がからからに乾いている。
「…………..ああっ、水が飲みたい!」
正真正銘の、典型的な二日酔いだ。
「うぅぅっ、気持ち悪い!
ちくしょう、飲み過ぎたなぁ、なんたってあの専務が強引だったから……..」

とにかく三挙の山田専務と二人して恵比寿から銀座、六本木とハシゴをしたのだ
が、驚いたことに、銀座からの移動は専務の車だったのだ。
専務は良く混む恵比寿までは電車で来たのだが、ここから銀座の行きつけのクラ
ブに行き、ここで会社が契約している近くの駐車場から六本木まで専務の車で行
ったのだ。そう、これは立派な道路交通法違反である。

玉三郎、さすがにこれには驚いた。
「せ、専務、どう考えても飲酒運転はやばいでしょ。
電車で行きましょうよ、電車で。」
しかし山田専務はけろっとした顔で、
「いやいや、ホント大丈夫ですよ。
あのね、そもそも『飲酒運転』というのは酔ってる人が運転するとダメだいう
ことなんですよ。そりゃあそうですよ、事故の確率が高くなりますからね。
でもどうです、今の私が酔っているように見えますか?」
そう言ってジロッと玉三郎を見据えた目は、物の見事にお行儀良く座っていた!
「あっ、いやっ、あの、そういうわけでは………………………………」
「いいですか、私はこの程度では決して酔いませんから大丈夫!
酔わないという確固たる自信があるんですよ、絶対に酔っていませんよ。
大丈夫です、安心して下さい。
そんな目で見ないで、だから酔ってないって言ったら、ないんだから!」
玉三郎、この会話のくどさはどう考えても酔っているように思えるのだが…。

「いや、専務さんが酔っているとかいないとかが問題じゃなくてですね、アルコ
ールを飲んでいるかいないかという点では、これはもう誰がどう考えても疑い
ないことなのですよね。やっぱりいけないことはいけないんじゃないかな?
それに万が一なんかあったら大変じゃないですか?」
専務の陽気に「はははははっ」と笑っている顔がちっとも笑っていなかった。
「大丈夫ですよ、大丈夫! 
 私が大丈夫と言ったら大丈夫なんですよ、そうでしょ?
ええっ、何か文句でもあるの?」
専務の目が更に座ってきて、玉三郎も思わず座席に座っていた。
困ったことに何やかや言いながら、すでに専務の車で六本木に向かっていたのだ。 

「いや、大丈夫だって言われてもね、やっぱ飲酒運転は不味いですよ。
 ビールコップ1杯で罰金30万って言うじゃないですか? 
 もしももしもですよ、検問なんかあったら、罰金が勿体ないでしょ!」
「はははははははは、実を言うとね、そこが良いんじゃないですか?
 今日は検問があるのか、無いのか?
捕まるのか、上手く行くのか?
今日の検問の確率は何%なのか?
更に事故する確率は何%なのか?
更に更に生きて帰れる確率は何%なのか? なんちゃってね。
飲むとね、このスリルが何とも堪らんですなぁ。うわははははは!」
玉三郎、さすがにこの言葉を聞いたときは引いてしまった。
「えっ、ちょっと勘弁してくださいよ。」
「うわははは、安心して下さい。
いやはや室長も結構気が小さいんだから。わははははは。」
六本木で飛び切り美人の女性に囲まれ、何やら強いウイスキーを飲んだような
記憶はあるが、どうやって帰ってきたのか、正直良く覚えていない。

結局何事もなく良かったのだが、急発進急ブレーキ、急な車線変更に強引な割
り込み、更に蛇行運転等、それまでに飲んだビールにワイン、ウイスキーが腹
の中でミキサーのようにかき混ぜられ、全身に酔いが大きく回っていた。

今朝の二日酔いも当然だろう。
「あの宵に酔いが回って、ああ好い酔い!!」 
アホなダジャレを言いながら気分転換をしてみたが、胃の中から苦い液が頻繁
に喉元に込み上げ、ゲツゲツ言いながらもとにかく会社に行く用意をし出した。

玉三郎、会社にようやく到着してコンピューターのディスプレイを見ながら、
愛用のラークに火を付けた。
今まで男ばかりの駅勤務の頃は「ハイライト」を吸っていたのだが、さすがに
この女性の多い職場では格好が悪いと思い、オシャレなラークに代えたのだ。
彼としては出来ればここで将来の伴侶を見つけたいと考えていた。
歳も38歳だから贅沢は言えない。
ちょっと顔が可愛くて、スタイルも良く、心優しい女性なら誰でも良かったが
相手の都合もあるのでなかなか思うに任せない。

それ以外に若き女性と接触出来る場はほとんど無いのだから仕方がない。
だから少しでも女性にもてるように、普段の行いも注意していた。

物憂げな顔でほんの少し目を細めて(元々細い目なのであまり変わらないが)
ゆっくりと天井に向かって紫煙を吐き出す。
「まぁ素敵、とってもクールでかっこいいわ!
室長とお付き合いできたら、どんなにいいかしら?」
という女性達の心の言葉を期待しているのだが、実際に帰ってきた言葉は、
「ちょっと室長! ここ禁煙ですよ。
 ちゃんと壁に貼ってあるじゃないですか? 禁煙って!
吸うのなら廊下の喫煙コーナーに行って下さいね。
もう、信じられないわ!」
とケンもホロロに言われているのだ。
玉三郎の女性の気を引くという意図に反して誰一人彼を見向きもしない現実
がここにはあった。

女性社員が抱く玉三郎への気持ちは以下の言葉に凝縮される。
「対象外」...
「問題外」...
「無視」.................孤独で悲しい熟語ばかりだ。

「抱かれたくない男」「結婚したくない男」いずれもダントツ一位をゲット!
男性としてかなり落ち込む状況ではあったが、こんな程度でくじけるような
男ではない。なんたって筋金入りの「持てない歴」の持ち主なのだ。
「ふん、今にみていろ。『玉ちゃんじゃなきゃいやぁん』てな具合にメロメロ
にしてやるからな、ひひひひひ、見てろよ、こんにゃろう。」

しかし玉三郎としても現実はよくわかっている。
胸の中でこうつぶやくのが精一杯なのである。
これが既に結婚適齢期を過ぎ、中年にさしかかった独身男性の現実なのだ。

★★★もてないのが普通だとあまり気にならない、というのは嘘である★★★

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■■■ ☆<あとがき>
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暑いですなぁ、あは天発行者のイッセー岡田です。
冷たい物の飲み過ぎで胃腸を壊したりしていませんでしょうか?
この時期体調にはくれぐれもご注意下さい。

さて久しぶりにこのあは天宛に女性からファンレターがやって参りました。
最初はめちゃくちゃ喜んだのですが、しかしどうも読み進む内おかしな気が
してなりません。
なんか気が変になりそうになります。
皆さん、ではそのファンレターを以下に掲載しますね。

『イッセー岡田さん、らいぜんさんこんにちは。
あっ、この手紙を読んでいるときは今晩は、かな?
それともアンニョンハセヨ?
私はまだおしりに蒙古斑が残っている17歳の高校生です。
どこもかしこもピチピチです、着ている服もピチピチです。
でもピーチは嫌いです。

私はイッセー岡田さんとらいぜんさんの大ファンです。
お二人のことがとっても好きです。
出川哲朗さんの次に好きです。

特にイッセー岡田さんはとても面白く、とても格好好くて、私の好みのタイプ
です。結婚するならイッセーさんのような人が良いです。
それに比べてらいぜんさんは目が細いですね。

私は良くお二人が出るテレビ番組を会社の友人と見ることが多いのですが、私
の友人はらいぜんさんの大ファンです。
その友人が言うのにはらいぜんさんのことを思いかけると夜も寝られないの
だそうです。だから毎日学校に遅刻しています。
特にらいぜんさんの笑顔がとてもキュートだと言っています。
キューティー鈴木だとも言っています。
パパイヤ鈴木だとも言っています。

ちなみにその友人のプロフィールを書いておきます。
身長は1m86cm、スリーサイズは89,63,91,112です。
血液型はクワガタです。
もしくは先行逃げ切り型です。
そして気になる星座は乙女座です。
普段はいつも正座してます。
それからお父さんはやくざです。
あっ、大事なことを言うのを忘れていました。
年は私と同じ二十歳で、名前は建二です。

話は変わりますが私は先日偶然スーパーで買いものをしているイッセー岡田さん
を見かけました。着ている服装から見ると仕事帰りだったのでしょうか?
ドロドロに汚れたニッカボッカがとても素敵でした。
ところどころ穴の空いたTシャツもワイルドな感じでとってもセクシーでした。
汗くさい男の人って、食欲そそりますよね、うふっ。

その時イッセーさんは夕食の食材を買っていたのだと思います。
たまねぎ、にんじん、じゃがいも、トマトそして網タイツを2つ、きっとその夜
はカレーだったのだろうと思ったのですが、網タイツがとても気になりました。
それ以外にもカップラーメンや金ちゃんヌードル、赤と緑のどん兵衛、そしてパ
ンティストッキングを買っていましたね。
あの薄いパンストを何に使うのかもとても気になりました。

あっ、そう言えば私の自己紹介をするのを忘れていましたね。
私は今年はたちになる17歳の高校生で、事務用品の会社に勤めています。
毎日のように課長からおしりを触られています。
仕事中いつもアヘアへしてます。
私はセクハラがとても好きです。

私の好きな男性のタイプはやさしくておとなしくて面白くて、ブラジル人にたと
えるとベッカムみたいな人が良いです。
それか田中君みたいな人です、クラスメートです、図書委員です。

イッセー岡田さんはどんな女性がタイプですか?
好きな料理は何が好きですか?
特技は何ですか?
時給850円でどうですか?

それにしてもなんだかんだ言いながら私もらいぜんさんのことが好きなのです。
80へぇも好きです。
本当です。
大好きです、愛してます。
目がたれてます。

これからもお二人の漫才を楽しみにしています。
アンジャッシュやドランクドラゴン、爆笑問題にあったらサイン貰って下さい。
とても楽しみにしています。
絶対にお返事下さいね。
くれないと家に放火しますよ、いひひひひ。
では本気なので、漫才に小説に適当に頑張って下さい。
またメール書きます。

追伸
ところでイッセーさん、あの網タイツとパンストはやはり頭に被るのですか?
そんなことして気持ち良いですか?
私も自分のはいてるパンティ頭から被ってみましたけど臭かっただけでした。
どうしたら気持ちが良くなるのか、そこがとても気になります。
また気が向いたら教えて下さい。
お礼に私ので良ければ生パン送ります。
大事にして下さい。
鼻毛の伸びたらいぜんさんにもよろしく言っといて下さい。』

な、な、なんですか、これは一体?
これってファンレターなんでしょうか?
それとも新手の嫌がらせなのでしょうか?
しかし世の中には実に不思議な方がいらっしゃるようですな?

とまぁ、よくよく文体やその発想の貧困さをみればどう考えても私が自分で
自分宛に書いたファンレターですから良いんですけどね(おいおいっ!)。
こんなのがホントに来たらファンレターならぬ「不安レター」だっての!(笑)

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
  ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
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