メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 186号  2004/05/25


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       _/_/   ★イッセーのあはは天国劇場★  _/_/
              【Ahaha Raizen-version】
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                ☆☆☆ 第186号 ☆☆☆         
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☆<目 次>
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■ ご挨拶 
  
■<らいぜんのパチ物語> 新シリーズ堂々の登場!
                                                『パチプロ探偵』第5話
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   ご挨拶 
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あは天発行者、伊勢市在住の中高年サラリーマン、イッセー岡田です。

今まで休日に妻と共に昼飯でも食いにいこうかという時に、必ず妻が食べたい
というのが「100円寿司」、ここら当たりでは『カッパ寿司』という有名な店が
ある。
しかしその店の前まで行くと、決まって食事時の大勢の客が出口まで溢れており、
「今からですと最低でも1時間待ちです。」
なんてアッサリと店員に言われてしまう。
こういっては何ですが、たかが100円寿司で1時間も並ぶのはちょっとねぇ。
今まで行った3回とも1時間待ちなんで、結局夫婦揃っては未だに食べていな
い。おかげでトンカツ屋に行ったり、ラーメン屋に行ったり、いろいろです。
まぁ、それ以来私たち夫婦にとってある意味100円寿司はあこがれの的なんで
ございます。
「ああ、一度で良いから腹一杯カッパ寿司食いてぇなぁ。」

とまぁ、そんなことがあってから、しばらく時が経ってようやくその夢を実現
するときがやって参りました。
墓参りの帰り、今度は多少待っても食べようと、昼手前でカッパ寿司に入り、
相変わらず大勢の待ち客がいましたが、4、5人連れが多かったために、私たち
夫婦が少し早く席に着けることになりました。
みそ汁を頼んで見ると、150円! なんだ100円じゃないんだ。
それから来る寿司、来る寿司を、夫婦で食べまくりました。
サーモン、あなご、うなぎ、たこ、玉子、まぐろ、ネギトロ以下諸々。
結局妻が最後にこう言いました。
「こんなん次々食べてたら、太ってしゃあないわ。もうええわ。」だってさ。
私は締めて2,415円支払って、妻の体重を増やしただけでありました。
まぁ、庶民の夢なんて所詮こんなモノでございますなぁ。

今日はらいぜんバージョンです。
「パチプロ探偵」もますます話が入り組んで謎が深まってまいります。
ではアイスコーヒーでも飲みながら、ごゆっくりご堪能ください。

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■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■                      『パチプロ探偵』第5話
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陰気な口調のまま、ボーダー石井は話を続けた。
「そうさ、あいつらはゴトをしてでも勝ちに来るだろう。そして黒崎が勝てば
 『黒龍楼』および『羊蹄企画』の株は急上昇だ。そうしたら、さらに奴らの
 被害者は増えるだろうな・・それが初めから分かっているのに、俺がその片
 棒を担ぐわけにゃいかないんだ。」

ふと俺はあることが頭をよぎった。そしてすぐに胸ポケットから、安西プロデ
ューサー宛のメールがプリンとされた紙を取りだし、ボーダー石井に見せた。
「石井さん・・これ覚えありますか?」
ボーダー石井は、右手はハンドルに添えたまま、左手にその紙を持ち、熱心に
読んでいたが、顔を上げて俺の方を見ていった。
「これを送ったのは俺じゃないけどな・・でも、これを書いた奴の気持ちは何
 となくわかるさ。つまり、黒崎が勝つのが分かってるような番組はすぐに中
 止しろってことだろうな。」
「羊蹄企画の被害者ってことでしょうかね・・」
「たぶんね。そして死体とは黒崎・・そう願いたいな・・はは・・」
石井は少し笑うと、すぐに興味を失ったかのようにまた台に集中しだした。

「お仕事中、すいませんでした。ではこれで失礼します。」
「だから・・さっきも言っただろ?パチンコは食いぶちを確保するためにして
 るだけで、仕事じゃない。俺達はプータロー・・それでいいんだよ・・
 じゃあな・・アンタも何でそんなことかぎまわってるか知らないが、羊蹄と
 はあまり関わりあわない方がいいぜ。」
「ご忠告ありがとうございます。では失礼します。」
そう言って俺はその場を離れた。

ボーダー石井と話をしてみても、メールを送ったのが誰かは分からなかったが、
誰が狙われているのかは、何となく分かった。
そう殺されるのは・・『サタンの生け贄の爪』
やっとその意味が理解できた。
すぐにその場から、西京テレビの安西プロデューサーへ携帯から電話をかけた。

「もしもし・・安西です。」
1分ほど待たされてから、安西の声が携帯から聞こえてきた。
「先ほどはどうも・・実はちょっと分かったことがありまして、是非その辺の
 話を伺いたいのですが・・」
安西は夕方から企画会議があるので、けっきょく夕方から局の近所の喫茶店で
会うことになった。

俺は、安西と会うまでの数時間、もう少し調査を続けることにした。
その時、突然俺の携帯が鳴った。
「もしもし、探偵さん?あたしよ、アタシ」
花行美代子の声だった。
「今、ドラマの収録が終わったのよ。ちょっと話す時間ある?」
「夕方までなら・・」
「OK。じゃあ、待ち合わせは・・」
彼女は、新宿の有名な喫茶店の名前を言った。新宿なら今いる場所から比較的
近いし、夕方から局の近くの喫茶店に向かうのにも便利なので、好都合だった。

少し遅れて喫茶店に入ってきた花行美代子は、午前中に会ったときとは違う服
装をしていた。皮のズボンにスーツ・・黒づくめでピッタリとした服装から、
そのスタイルの良さが想像できた。
「ごめん、待ったぁ?」
「いや、そんなに・・」
やはり彼女のそばにはあの陰気なマネージャーの姿があった。
きっとこのマネージャーは、彼女が寝るときと風呂とトイレに入っているとき
以外は、ずっとそばにこうやって張り付いているのかも知れないな、と思った。
マネージャーは俺の顔を見ると、また朝と同じようにあからさまに顔を歪めた。
まったく失礼な奴だ・・と反射的に思ったが、もしかしたら、これが彼にとっ
ての最高の笑顔なのかも知れない、ということにふと気付いた。

「さっき紹介しなかったわね。私のマネージャーで満岡よ。」
陰気なマネージャーは、ぺこりと頭を下げた・・が表情は相変わらず陰気だっ
た。
「満岡は、ごらんのとおり愛想ないけどね、でも仕事はけっこう出来るのよ。
 イヤな仕事を断るときなんか便利よ。」
俺はここで笑って良いものかどうか悩んだ。目の前に思い詰めたような陰気な
満岡の顔があるからだ。
「ところで、ちょっと相談があるのよ・・」
「それは?探偵である僕に対して?それともパチプロとして?」
「う〜ん微妙ね。そうね、あえて言うならば、パチンコの世界に詳しい人に聞
 きたいことかな・・ごめんね・・それじゃ探偵料が発生しないわね・・」
「構いませんよ。探偵は趣味みたいなものですから。」
「ありがとう、あなたにそう言ってもらえると気が楽だわ。
 でね、聞きたいことっていうのはね・・」

花行美代子は、リラックスしていた姿勢から急に緊張したように姿勢を正した。
「実は、ある会社から対談の依頼が来ててね・・私がパチンコ好きだからかも
 知れないけど、その会社っていうのが、いわゆる攻略会社なのよ。羊蹄企画
 っていう・・」
「えっ!?」
俺は思わず大きな声を上げてしまった。
今日はつくづく羊蹄企画に縁がある日だ。
「やっぱり、知ってるのね?
 で、その羊蹄企画って・・評判はどうなの?
 アタシあんまりそう言うこと詳しくないから・・」
「対談って誰とするんですか?」
「黒崎龍頭っていう人・・」
「やっぱり・・今度の西京テレビの番組の出場者ですよね。」
「うん、そうなの・・」
「はっきり言って、その話は断った方が良いです。なんせあそこ・・羊蹄企画
 は悪い噂が絶えません。
 あなたのクリーンなイメージを損なうこと必至ですよ。」
「やっぱりねぇ・・そんなことだと思ったわ・・」

その時、彼女の隣にいた満岡マネージャーが初めて口を開いた。
「すいません、でもその会社の依頼はどうしても断れないんです・・」
「どういうことですか?」
「・・・・」
言いにくそうにしている満岡をフォローするように、美代子がその理由を言っ
た。
「実はね、その羊蹄企画の対談依頼は、安西経由で来た話なの・・」
「えっ!?安西プロデューサーが?」
「そうなの・・。わざわざ家まで来て、頼む受けてくれ!って直に頭下げられ
 ちゃったのよ・・」
さすがに相手が元旦那でも、大手局のプロデューサーに頭を下げられたら、タ
レントとしては断れないだろう。

「でも・・どうして?・・」
「その会社が、今度の番組『道を極めし者/THEチャンピオン』の裏スポン
 サーらしいの。表向きはコマーシャルは入れないけれど、黒崎龍頭を番組に
 出演させることを条件に、かなりの資金を番組に秘密裏に拠出するらしいの
 ・・」

俺は考え込んでしまった。
最初の調査の依頼主である安西プロデューサーが、羊蹄企画とつながっている
となると、自分がこれからすることは、社会的に見て正当性を欠くことになる。
公序良俗に反すると言い換えても良いだろう。
あのメールはただの脅しなのかも知れないが、もし本当だとしたら、命を狙わ
れるのは黒崎龍頭だろう。そもそもあの番組自体が、羊蹄企画の御用番組なの
だ。ボーダー石井が出演を辞めた理由がよく分かる。
「実は、夕方に安西プロデューサーと会うのですが、その辺のことを正直に言
 ってしまって構わないですか?」
「え?どうして、あの人と会うの?」
「すいません、それはちょっと・・」
「分かった!番組に関して、何か正式な調査依頼を受けたのね?」
「ご想像にお任せします・・」
「ごめんなさいね。探偵さんって、依頼主のことは絶対に明かしちゃいけないの
 ね・・」
「とにかく、可能であるならば美代子さんはその仕事を受けるべきではない。
 しかし、もしそれが無理ならば・・・とりあえず相手への返事は引き延ばすこ
 とです・・後は・・私が何とかします。」
俺は、はっきりそう言いきってしまった。

しかしはっきり言って勝算はなかった。相手は大手の攻略会社だ。しかも、彼女
のタレント生命が賭かっているのだ。重圧としては、最上級のものだった。
しかし、何とかしなければいけない・・・何とか・・・
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※この物語はフィクションであり、登場する個人名・団体名はすべて架空のも
 のです。もし同じ名前や良く似たものが実在しても、やっぱり架空です(笑)。
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 ■後書き
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 らいぜんの新シリーズ第5回は如何でしたでしょうか?
 大きく負けたり、小さく勝ったりの繰り返しで徐々に軍資金が減って
 きました。もうピンチです。
 ここらで一発大穴でも当てないとだめかも?
(この心理がそもそも駄目かもね(笑))

では次号はイッセー岡田のエッセーバァージョンとして
「ひたすらメタスラ回胴遊技実戦記」をお送り致します。
  (まだやってるのか、なんて言わないでね。)
  (お詫び:実はこの部分、前々号で少し早く出してしまいました。
うっかりしていて、ごめんなさいです。やっぱ年かなぁ。)

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、さようなら。
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