メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 176号  2004/04/28


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                ☆☆☆ 第176号 ☆☆☆   
      
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☆<目 次>
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■<イッセー岡田のパチ物語> やっと書けました、ネタ切れの影響(泣)
               「パチンコエキスプレス」第38章
              
 ■「あとがき」
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■■■ ☆<パチバカ物語> 
■■■         「パチンコエキスプレス」第38章
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グラスワインを一気に飲み干して、山田専務は手勺でワインを注ぐと、
「さて、そろそろ本題にはいりますか?」
「はい、それで例の循環システムの件ですが…………..私の考えでどうでしたか?

「室長の仰るシステムで行かないと、今回のケースではまずダメでしょうね。
走行する列車の中での玉の管理はどう考えても外に出してやるわけにはいかな
いでしょう。
私もドル箱に一杯詰まった玉やコインという概念は捨てるべきだと思います。
列車内で一般店舗のように天井に大量の玉を循環式で入れるわけにはいかない
でしょう。列車自体の走行性能にも関わってくるでしょうし。」

ワインを一口飲んで、玉三郎は続ける。
「その通りなんです。
山崎重工での新型列車はFRP製部品を大量に使用して、軽量化を図っていま
すが、大量の玉でせっかくの軽量化を相殺してしまうのも困りますからね。
私は1台に流れるのに必要な最低限の球数でいいと思いますよ。
千円で購入単位の250発は受け皿にあるとして、盤面に流れるのはその一部
そして大当たりしたときに出てくる玉の量は受け皿内だけで考えればせいぜ
い350〜500発でしょう。だから1台の台で必要な球数としてはその程度で
あとはそれを台の内部で上手く循環させる事が出来れば、店舗で採用してい
るような大量の玉は不要になりますよね。」
「そうですね、各台で最小限の球数で管理できれば絶対量は大幅に減少します。」
「問題は大当たりした時に得られる玉のボリューム感喪失をどうやって補うか?
カウンターの数字だけがアップするだけでは客の心理としてはパチンコの醍醐
味、面白さが半減してしまうでしょう?」

この部分についてはパチンコ、スロット共に最初から各社に宿題として投げかけ
ていた事項である。
これが上手く解決しないとこの企画は簡単に崩れてしまうのだ。
大当たりしたときの客の高揚感、一種ハイな状態をどれだけ持続できるのか?
また普段なら自分の座席の後ろに積まれるべきドル箱が何もない状態で、客の心
理を読んだ場合、やはり物足りなさを感じるだろう。

山田専務はようやく各社の意志を統一して解決したというような表情で続けた。
「はい、私どももその点をどうするかで今まで悩んできたのですが、実は今回そ
の問題を解決すべく小泉産業という中堅会社が『新サイバー管理システム』と
いうのを発表したいと言ってくれています。
各社担当者の意見もこのシステムですでに調整済みです。
どうでしょう、この機会に導入されては?」
「それは一体どんなシステムですか?」
専務はワインのボトルをもって玉三郎のグラスにほどよく注ぎながら、落ち着い
た口調で話し始めた。
「実はですね、サイバー管理の初期型は上野の『サイバーパーク』という店がか
なり以前から採用しています。
前にこのことはお話したと思いますが、室長はもう見られましたか?」
「見るも見ないも元々知っていますよ。
 専務、もうお聞きのことと思いますが私の唯一の趣味がパチンコなんですから。
あそこは確か玉数がデジタル表示されていて、左側のカウンタに出るんでした
よね。」
「そうです、あれは店の玉運びの労力をすべて無くした画期的なシステムです。」
「いや、そのことは私も実際に打って理解しています。
ただね、あれだと大当たりした時にただ数字が多くなるだけで、ちっともドル
箱を後ろに積んでいるというボリューム感といいますか、ほかの人に対する優
越感ってものが全くないんですよね。
あれがどうも面白くないって言うか、イマイチって感じがするのですよ。
私はどかっと後ろにドル箱を積んでいる状態が何と言っても最高ですからね。」
「はははは、やはりあなたがパチンコファンであるのは間違いないですな。
確かにあれは、これだけの玉を出したという物理的質量感が欠落するのです。
しかし今回の小泉産業の発表するシステムはボリューム感を出す工夫をしてい
ます。」
「ほほう、それはどんな風にですか?」
つい玉三郎は身を乗り出して聞いた。
「台の上部にドル箱ならぬ玉数カウンタバー表示機能を持たせています。
つまり台の上には大当たりカウンタが通常有りますが、それを全体にしたもの
と思って頂ければ結構です。
大当たり回数、回転数、大当たり確率等の通常情報の上にLEDの列が並んでい
ます。一つのLEDが500発、それが10個縦に並んだバーが1本5000発、そ
れが横に20本、つまり10万発分の表示が打ち手が上を見ただけで分かるよう
になっています。勿論周囲にいる人たちからもこの台の客が今どれだけの玉数
を持っているのかがLEDのバー表示で一目で分かるようになっています。
それも数量が多くなるに連れて色が変わるようになっていますし、5万発以上
になるとレインボー表示になりますから、周囲に自慢出来る事請け合いです。
さらに最上部に液晶表示があり、玉数を1000発単位で表示しますし、色々な
コメントをその状況に応じて表示していきます。」
「なるほど考えましたね。」
「たとえば、そうですね、
『大当たり爆裂中! 6連ちゃん目! 2万8先発オーバー!!!』
てな感じですかな。」
「なるほど、上のバーを見ただけで自分がどれだけの玉数を持っているのかが即
座にわかるわけですね、そりゃあ良いですね。
すると止めるときはどうするのですか?」
「サンドの中央部にある赤いPAYボタンを押すとその玉数を磁気記録したカード
が下から出てきます。それをもって景品カウンタに行くという形になります。」
「なるほど、よくわかりました。
 どれだけの派手さがあるかですね。
玉やコインの質量感をデジタルのバーでどれだけ補えるのかってことですね。
一度その機械のデモを見てみたいですね。」
「そう仰ると思いましてね、来週の月曜日午後から弊社で各社の導入予定である
新台と共にそのシステムをお見せしたいと考えております。
ご都合はよろしいですかな?」
「そうですか、都合が悪くても喜んで行かせて頂きます。
それで実際に打てるのですか?」
「勿論です。パチンコは打つためにあるのですから。
是非第一号のお客様として打ってみて下さい。
まだ各社共に極秘で開発している機種でして、私も自社以外の機種について
の情報は全く知りません。
雑誌社にもまだ発表していませんので、内容は当分の間ご内密にお願いします。」
玉三郎はそれを聞いて小躍りしながら喜んだ。
「これだ!」
『まだ人が打ったことのない台』というだけで客の興奮度は最高潮に達する。
要はパチ列車こだま号が各社新台発表のトップとし、設置台数に限りがあるので
常に新台のみで回転させる。そしてその評判を参考に全国のパチンコ店が上野あ
たりのデモ店の集客状況を実際に確認し、自店への導入を考えるという道筋も出
来る。

最後の最後に山田専務はこういった。
「一般仕様と一部違う仕様にするためにコストがかかりますので、その点は室長
の方で上手く予算を通して頂くようによろしくお願いいたします。」
各メーカーがこの「新生こだま号」に搭載する新鋭機のリストを見せて貰った。
玉三郎もそれらの名前を見て驚いた。
・  CRドラえもんFM
・  CR月光仮面MX
・  CRはじめの一歩PC
・  CRいちご100%RX
・  CRこち亀MV
・  スロット:モーニング娘という名のパチスロ機SW
・  スロット:アラビアンナイトは松浦あややでどないでっかSP
・  スロット:ドラゴンボールEX
・  スロット:正義の味方パーマンFW
このような、そうそうたるタイアップ機が登場らしい。
玉三郎、まず自分が打ってみたい衝動に駆られていた。
この男は心底、根っからのパチ馬鹿なのだ。

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■■■ ☆<あとがき>
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 すっかり春を通り過ぎて、初夏と思われるような暑い日があったかと思う
とまた冬に逆戻りのような寒い日がありますね。
皆さん、体調は如何でしょうか? あは天発行者のイッセー岡田です、

やらなくてもよいスロをしてしまうのは如何なモノか。
時間がないのにほんのちょっと覗いてしまう。
そこから少し打ってみて、結局数千円の損をする。
数千円のお座り一発的な幸運は年に何度もないことは判っているのについつい。
そんなことを繰り返していたら、わずかなお小遣いなど焼け石に水である。
とにかく必要とされる、いや勝てる可能性が高いと判断されたときにのみ打つ
事が鉄則であろう…..と頭の中では理解しているのだが。

さて前日3万からの大負けを喫し、元気なく夢遊病者のようにパチ店に入る。
このまま行けばトンデモナイ結末が目に見えているのが良くわかっている。
そう、こうゆうときはしばらくスロから足を洗うのが一番なのですよ。
負けたと言ってチンチンになるとそれこそ悲惨を油絵にかいたようになります。
わかってるんだって、もう何度も痛い目に遭っているんだから。

そんなわけでその日は「禁スロを心に堅く誓った」その足で、どうしたわけか
上野パサージュ(スロット専門館)に当然のように入る(おいっ!)

本日BB14RB8のサンダーバードで550-800まで9Kのストレート負け、
何なんだこの台は?(まぁ、初めての台を打つ方も打つ方であるが)
サンダーチャンスに一度は入ったがリプレイ3連続なんて到底無理無理。
結局その台は諦めて、さてはて何を打つか?
気持ちの行ったのがアントニオ猪木自身のコーナー。
大抵の場合火だるまになるマシン、嫌な予感がするのだが。

猪木のBB15、RB5回回転数281回の台が空いていたので即座に座る。
実はこの台はドル箱5箱持っていた台。
ひょっとしたらであるが、財布の中には先ほど崩した千円が1枚あるだけ。
むろん数万の資金は持ってはいるが、出張中の身であるからして、そんなに
使いまくるわけにはいかんですばい。
まあ、ここは「負けの形を整える」みたいなものである。(あほちゃう?)
「そや、すっきりマンシュウ負けたろやないか、ふん。」

さてここの店のデータ表示はTCを一切カウントしない。
だからここのAT機ではどの台が闘魂チャンスに数多く入っていたかを記憶
しておく必要がある。
さてこの台はTCが入っていたのは確実で、時刻8:40から裂帛の気合を込め
て最後の千円を投入。1G1Gに一枚入魂であるぞよ。
ん?
2G目に熱い中段にベ、ベ、スイカ、ぬをおおおおお、弱ハズレ目降臨。
とっても幸先の良い弱ハズレ出現で鮫3匹の演出登場。
猪木が「いくぞぉぉぉ」と叫んで鮫と空中戦、バックドロップ噛まして、何
とわずか3ゲームでBBゲットである。
こんなことが年にそう何度もあるわけがございませんが、このBBで多少なり
とも負債を減らす胸算用。

さて、そこから超幸運なことに「闘魂チャンス」が上手く入って、な、な、
何と7連続来たではありませんか?
「うわー、やったあ」と叫びたいところなのですが、しかし全て5Gで終了。
ガーン。
ありえ無いですよね。
せめて10G,20G,50Gを適度に絡めて欲しかったですわ。
「下皿、ちっとも増えてないじゃんか、なんやねんなこれは?
等価やからマンシュウ以上で逃げよっと。」
と、思ったここからTC50が入り、さらにBBが連打。
当然ここは「うひょうひょ」の場面なのですが、悪いことに途中でメダルエ
ンプテイエラーが発生。
さらに悪いことに中でメダルがこぼれ出ていてバラバラとフロアに落下。
するとくだんの店員は、実にのんびりとコインを拾い始める。
おいおい。
閉店時間まで願わくば抜けるだけ抜いてしまいたい私は店員に
「夕方から5万も突っ込んで、ようやく出てきた台がこれかいな、ったく。
また今日も大負けか、くそっ、こんな店!」
わざと聞こえるように言うと、途端にこの若いお兄ちゃん
「こんなカモネギのおっちゃんにたまには美味しい思いもさせたらなあかん」
と思ってくれたのか、急にテキパキやりよる。
ほんま現金なやっちゃ。

しかし扉開けたとたんにコインが大量に出てきたために、どうしてもしばし
待つことに。
うーん、イライラするぞ。
足元に来た2枚のコインをそれとなく拾って屁をかます。
またまたBB絡んでTC総数16回、さすがに時刻10時を回り閉店時間が気に
なり、あたしゃ落ち着いて打てないですわ。
とにかく200回まで一気に回して何も無いことを確認して終了。

最終枚数3825枚ゲット、ここはご承知のように等価交換でございますぞ。
うひひひひひひ。なんにしても良かったあ。
前日の負債をすっきりと一掃、今月もプラスに一気に浮上致しました。
いやぁ、スロットってとっても楽しいもんですね。
(こんな懲りない中年親父でございます!)

さぁて、たいがーさんのジャンバリ来月号の原稿を早く上げようっと。
もうちょっと待っててねぇ、これから展開考えるんでね(おいおいっ)

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
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