メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 147号  2003/11/11


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                ☆☆☆ 第147号 ☆☆☆         
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☆<目 次> 
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■<イッセーのエッセー> 第88回
                          「京都御所と清水寺漫遊記」part01
■「あとがき」
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■■■ ☆<イッセーのエッセー> 第88回
■■■              「京都御所と清水寺漫遊記」
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 時期的に「紅葉の京都」と、年に一度の「京都御所一般公開」、そして243
年ぶりにご開帳された「清水寺奥の院」、一生に一度見られるかのチャンス、
その神々しいご神体を実際にこの目で拝ませてもらえるという日帰り企画の
バスツアー、しかもしかもですよ、お値段がとってもリーズナブルなんです。
なんたってお一人様5800円というこの安さ、二人でも12000円て釣りがくる
という、ここにも惹かれて、長年連れ添ってきた妻と一緒に行くことにした。

私がいうのも何だが、妻は何時までも若くて綺麗で美人である。
そうだな、今の松嶋菜々子をもっと背を低くして横にぐぐっと太らせ、更に顔
をふっくらさせて、しかも年をあと20年ぐらい老けさせたら、きっとそっくり
だと思う。
たぶん……………………。
胸もまだツンと上向いていて大きいし、足が長いからスタイルもとても良い、
…………長男の嫁が羨ましいですわ、ほんま。(えらい違いや、あっ、いや)

この三重交通バスツアー「三交パルック」の5800円(昼食付)というのはホント
に安くて、近鉄で伊勢から京都まで片道でも3360円もかかります。
そこから京都御所に清水寺までのバス代、昼食代、そして土産なんかを買って
それをいちいち持って移動することを考えますと、このツアーが如何にお手頃
なものか良くご理解頂けると思います。
しかも見目麗しきガイドがついて、行く先々で急所明晰の、あっ、いや旧所名
跡の案内までしてくれるのですから、とてもありがたい話でございます。

さて出発当日はバス会社の駐車場にて集合、午前7時に家を出て5分ほどで到着。
この日は「秋の京都御所・清水寺」周遊ツアーとして三重県下で3台のバスが
出ている。
 北勢・中勢・南勢で各一台ずつということらしい。
私たちのバスは志摩方面の鵜方・磯部・鳥羽の人を乗せてきたバスに伊勢で乗
車し、総勢25名での出発と相成りました。
60名乗りのバスに25名ですからゆったり座れます。
座席が決まっているとのことで、ガイドさんをしばし待つことに。

密かに期待をしていたガイドさんがついにやって来ました。
♪ジャ、ジャ、ジャ、ジャアーン!
さきほど期待をして「見目麗しきガイド」というのはここに謹んで訂正させて
頂きます。(笑) 
実際はベテランのおばはんガイドでした。
でもシャキシャキしていて手際が良い、かなり仕事は出来ると見ました。
「はいはい、岡田さんご夫妻ね、この一番前の特等席に座って下さいね。
ああ、山本さんと竹内さん、2列目右側の5と6、そうそう、そこ。」
てきぱきと私たちに座る位置を指示して、外にいる配車担当のおじさん達に、
「では行ってきまーす!」
と明るく返事をして、いざ、出発進行!

朝の挨拶からこのガイドさん、昨日は長野から泊まりで夜遅く帰ってきて、今
日は朝早くから京都行きとのことで大変ですな、バスガイドさんの仕事という
のも。

さて伊勢から伊勢自動車道に入るとき、バスは偉そうにETCゲートに向かいます。
「うおおおっ、このバスはETCつけてるんですか?」
「ええ、これをつけて貰いましたので、料金所が渋滞しているときなんか大変
  助かってますよ。スイスイ行けますからね、とっても便利です。」
確かに料金所ではどうしても渋滞が激しくなり、ここでの時間ロスは大きい。
乗っている乗客もなにかしら優越感に浸れますもんね。

さてガイドさんの話によると行方不明が年に数回でるそうな。
団体旅行で一人でもいなくなるとそりゃ困った事には違いないのですが、東北
に行った時に見学が終わって集合時間になっても一人だけ帰ってこない。
このガイドさん、売店の人に自転車を借りて周囲を探してみたが見つからない。
仕方なくあちこちの売店や案内所の人に次の移動場所と宿泊先をメモした紙を
渡して帰ることにした。

しばらく道を走っていると胸に見覚えのある青いパルックのシールを貼ったお
客さんが歩道を一人でブラブラ歩いているのを偶然見つけ、その場で緊急停車。
「だから皆さん、ご面倒でもこの青いパルック坊やのシールを良く見えるとこ
  ろに貼っておいて下さい。これが皆さんと私との愛の架け橋ですからね。」
なんて説明されて、慌てて数人が胸にシールを貼り付けていました。
まぁ、一人での参加であれば仕方ありませんが、大抵は仲間同士で乗るわけで
すから、それぞれが連れの所在を注意していればこんな行方不明者はでないは
ずなのですが、年に10人程度はやはりあるそうです。

その最大の原因は「いると思ったらいなかった」という奴です。
何にしろ人数の確認は必ずすべきですな。
いやだもんね、自分一人だけ置いてかれた、なんて。

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■■■ ☆<あとがき>
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 ご無沙汰しております、あは天発行者の伊勢のイッセー岡田です。
前回のらいぜんバージョン148号で何かお気づきになった方はおられたで
しょうか?
実は発行者である私自身、この号を発行する段になってようやく気が付きま
した。
そうなんです、ホントは147号のこの号が先に発行しなければならなかった
訳なんですが時すでに遅し。後の号を公開したら、これぞ後悔先に立たず!
そんなわけで今号は147号でして、次号が149号と相成ります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

さて久しぶりにイッセーのエッセーが連載開始です。
お題の方は「京都御所と清水寺漫遊記」、例によって妻は私のドタバタ旅行
のありさまを克明に綴って参ります。
妻の知り合いの方は決して本人に言わないようにお願いします。
我が家がマジで血の海になりますから、いや、これホントですよ。

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
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