メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 145号  2003/10/18


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       _/_/   ★イッセーのあはは天国劇場★  _/_/
              【Ahaha Story-version】
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                ☆☆☆ 第14号 ☆☆☆         
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★★★あなたの心にほんのちょっぴり楽しい思い出を!★★★
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☆<目 次>
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■<イッセー岡田のパチ物語> 「パチンコエキスプレス」第30章
          
 ■「あとがき」
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■■■ ☆<パチバカ物語> 
■■■         「パチンコエキスプレス」第30章
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 山崎重工業の鵜飼本部長等一行は会議室から出て、隣の研究開発棟に入って
行った。
窓一つ無い、広大な工場の中に入ると、それはすぐに目に飛び込んできた。
真っ赤な車体に黒のアクセントラインが入った、斬新なデザインの新生こだま
号が、その堂々とした勇姿を見せていた。
この燃えるような赤は「パッショネイトレッド」という名前の赤で、その色を
見ただけで人は興奮し、パチンコやスロットに熱中してくれるだろう。

玉三郎はその中で忙しく達動くアシスタントレディ達の姿を思い描いた。
このパーラーアシスタント達の身につけるユニフォームだが、各デザイン会社
にコンペ形式で参加して貰い、20社以上のデザインの中から、「シックでエレガ
ント」という大多数の意見を玉三郎の「拒否権発動」で全て排除し、黒皮のミニ
のスカートに大きく胸の開いた、同じく黒のブラウスに、真っ赤な皮ベストとい
う、非常にエロチックなコスチュームに決定させた。
そう車体のカラーとコスチュームを完全にシンクロさせているのだ。

これなら「ひかり」や「のぞみ」なんか屁でもないと思った。
人々は先を争って、この列車に乗ろうとするだろう。
今まで乗車率50%を切るような状態が嘘のようになるのだ。
今まで脇役として、いや今では端役のような存在だった「こだま」が、これで
完全に「主役」として復活するだろう。

玉三郎は車体外観をみただけで、全身に鳥肌が立ち、熱いモノがこみ上げてきた。
確信を持って言える。
........これからはこの『新生こだま』の時代なのだ。

「いやぁ、とても素敵ですね。ちょっと感動しちゃいましたよ。」
玉三郎は外観を見ただけで、もうぞっこん惚れ込んでしまった。
彼にとってこの新幹線は憧れの恋人のような存在になっていたのだ。

しかし新幹線をこんなに目の前でじっくりと見たのは初めてだった。
近づいて車体を撫でてみる。
どっしりとして、冷たい感触だったが、赤い車体カラーがこれから起こる
熱い戦いを連想させ、玉三郎はもう早くこの車内でパチンコやスロットを
思う存分に打ってみたいと思った。

隣で設計担当のものが図面を広げながら、玉三郎に一生懸命に説明している。
「この新幹線『newこだま』新型車両の形式は「E3系2000番」です。
車両構成はですね、この図面のようになっております。」
図面に完成図と各車両の制作仕様が載っていた。
それによると.......

・E323-2000 略号T1c 定員54名
(運転室・洋式便所、小便所・洗面所・荷物置場)
・E326-2100    M2 定員100名
(公衆電話・荷物置場)
・E325-2000    M1 定員85名
(洋式便所、小便所・洗面所・荷物置場・自販機)
・E325-2400   M1k 定員75名
(洋式便所、小便所・洗面所・荷物置場・車販準備室)
・E325-2100      M1 定員85名
  (洋式便所、小便所・洗面所・荷物置場・自販機)
・E315-2000      M1s 定員51名(グリーン車)
(身障者用洋式便所、小便所・洗面所・乗務員室・多目的室・荷物置場)
・E324-2100      T2c 定員64名
(運転室・公衆電話)

この中でパチンコ・スロットを積載する車両はM1kタイプの車両の一部だ。
この車両を3両連結して、パチトレインの定員は225名とした。
輸送の核となる車両はM2タイプでこれとM1の様々なバリエ―ションで全体が
編成されているのである。

「なるほど、そうですか? 良くわかりました。」
玉三郎、こう言ったが実のところわかっているわけではない。
仮にわかっていたところで、どうなるというのだ。
もう、玉三郎として次のプロセスに頭が行っていた。
そう、パチンコとスロットのどの機種を採用するかだ。

パチンコのノウハウについては「三挙(株)」「(株)塀和」「(株)東陣」に。
スロットのノウハウについては「(株)河佐商事」「佐美井(株)」「(株)ラデオ」
に依頼している。
一応機種選定リストは玉三郎のところに届いているが、どうも個性的ではない。
当たりはずれのない機種を中心に入れているため、かえっておもしろみに欠ける
のだ。
「よし、明日はこのリストをもう一度練り直そう。
この車体に似合う、もっと熱くなれるような機種に入れ替えてやろう。」
玉三郎の目が一瞬光った。
「そう、そう、その前に渋谷ゴールドの新装開店だ。
『設定6を6台導入! 高設定台を30台導入!』
まずはこれを打ちに行くぞ!」
気持ちはもうスロットのレバーを叩くことに行っていた。

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■■■ ☆<あとがき>
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いやはや、もう鍋物が恋しくなるような季節になってしまいましたね。
あは天発行者のイッセー岡田でございます。

さてこの日曜日に長年使っていたPCを妻の職場のうら若き女性にあげました。
機種はPOWER MACの8500/120で内蔵メモリは48M(少くねぇ!)、その代わり
HDディスクがなんと2Gも付いてる(これも今じゃ少ないな!)。
6年前でしょうか? 知り合いの方に少額で譲って頂き、この原稿やらなにやらと
重宝しておりました。
でもここ数年は全てwindowsのノートを使っておりますので、そうなるともはや
無用の長物、OA机の上が狭くて仕方がありません。

さて差し上げるとなったら、内部のデータを全て削除しておかないと、
「このおっさん、何おかしなコト書いとんねん! アホちゃう!」
なんて、言われかねません。

この女性に知れるだけなら、まだどおってこともないのですが、それが妻の耳に
必然的に入るだけに、それを想像するだけで身のすくむ思いでございます。
そこでデータディスクを全て削除、つまりゴミ箱にポイっ!
「やれやれ、これで済んだな。」
ただ念のためにと思って、プログラムの中や他のバックアップファイルの中を
何気なく見ておりましたら、画像プログラムの中に、『photo』という名のホルダ
がありました。
私自身は画像処理は一切やってなかったので、一体誰が?
中を調べて見ますと、jpgファイルがどっちゃり。
windowsXPならファイルを選択するだけでどんな画像かが、ホルダの横に小さ
く出てくるのでわかりやすいのですが、これはファイル名しかわかりません。
でも雰囲気的にどうもアレの系統だろうと、その一つをクリックしてみますと、
「バーン!」
なんて音はしませんでしたが、ものの見事に大当たり!

なんとH画像のどアップが画面一杯に映し出されたではございませんか?
「ふんぎゃぁぁぁぁ」
慌てて全ファイル削除致しました。
「こんなもの若い女の子が見たら卒倒しちゃうぞ!」
と思いましたが、最近のことゆえ、そんなこともないか?
いや、でもそのまま置いておくことはやはりどう考えても不味い。
ゴミ箱も全て空っぽにしたときに、わたくしようやく思い出しました。
「ついでにためになる画像も入れときましたから、ごゆっくり! ひひひ」
と、このマシンを譲ってくれた方の言葉を。

そういえば、私はまだ全然見ていなかったのです。
完全削除してしまってから、こう思いました。
「全部見てから、処理すれば良かったよな。もったいないことした。」
なにかマシンより、その画像を見ずに処分してしまうことに非常に後悔をした
思いでございました。
「慌てるとろくなコトがない」
ということですな。

夕方その女性が引き取りに参りました。
とっても若くて22才、スレンダーな体型にお顔は矢田亜紀子のよう。
(うーん、ちょっと褒めすぎか?)
マックの使い方を即席伝授するときは至福のひとときでございました。
ああっ、あのころに戻りたい!................50才の秋!(笑)

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
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