メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 129号  2003/06/16


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                ☆☆☆ 第129号 ☆☆☆         
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☆<目 次>
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■<イッセー岡田のパチ物語> 「パチンコエキスプレス」第27章
          
■「あとがき」

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■■■ ☆<パチバカ物語> 
■■■         「パチンコエキスプレス」第27章
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その多田真澄という女性は明るくて、素直で今まで出会ったことのある女性の
中でも超ピカイチレベルで、持てない玉三郎もうすっかり有頂天になってしま
った。とにかく話を切らさないようにしないと。

そして話がとぎれると決まって、また例の選考会の話題を蒸し返した。
とにかく共通の話題と言ったら、これしかないのだ。

「でも真澄さんはあの時成績ではベベタじゃなかったですよね?」
「はぁっ? ベ、ベベタってなんですか?」
「あれれれ? 
あなたは東京の方じゃないんですか?
『べベタ』っていうのは一番最下位、つまり『ドベ』ってことですよ。
こういう言い方で言いませんか?」
「ええっ、そうなんですか?
わたし埼玉なんですけど、普通『ビリッケツ』って言いますけどね。」
「はははははっ、嘘ですよ、『べベタ』って言うのは私の田舎の方言でしたね。
実は母親がいつも私の学生時代の成績を見ては『ベベタ』って言うんですよ。
まぁ、確かにいつも後ろからトップだったんでね、言われても仕方ないんで
すけど、子供心に結構傷ついていましたよ。」
「まぁ、可哀想に。
お母さんもそんなこと言わなくても良いのにね。
やはり母親からそんな風に言われたら、私だって傷つきますよ。」
「そ、そうですよねぇ、ホント私の母親は弟びいきでしたからね。
確かに出来が違っている、というかまるで種が違うのではと思うほど、はっき
りとした差がでていましたからね。もう、ぐれなかったのが不思議なぐらいで
すよ。僕はいまでも弟とは種違いかもしれないと疑っていますから。
へへへへへへへへへっ、ホントですよ。」
「あはははは、実はこんな私でもちょっとぐれていたときがあるんですよ。」
「ええっ、嘘でしょ?」
「ホントですよ、信じられないでしょ?」
玉三郎、どう見てもこの女性が若い頃、いや今でも十分に若いのだが、ぐれ
ていたなんて、とても信じられることではない。

「えへへへへへへへへへっ、だってこんな変なこともしたことあるんですよ。
たとえばね、こう言った、とってもおしゃれなホテルに友達と泊まって、そ
こで何したと思います? 」

?…………………..ひょっ、ひょっとして、ら、乱交パーティ?

いや、そんなはずはない!
こんなお淑やかそうな女性がそんなはしたない真似をするわけがない!

「えーと、じゃあね、真澄さんが十代の頃で飲み会をやっていたとか?」
「ピンポーン! でも少し違うわね。
実はね、ホテルの部屋で『焼き肉』パーティをやったのよ。
これってかなり凄いでしょ?」
「はぁ? や、焼き肉をホテルの部屋の中でしたんですか?」
「そうよ、それをしちゃったのよ!
ああ、あのころは私も若かったわ。
もうね、最初の内はよかったんだけど、次第に肉を焼くともうもうと煙が
でるじゃないですか? 」
「そりゃそうでしょ。肉を焼けば煙は出ますよね。」
女は当時を懐かしむように遠くを見ながら、楽しそうに話した。

「それでね、煙探知機が作動して天井にあるスプリンクラーから大量の水が、
ザザザッて感じで、もう私たち何が何だかわからなかったの。
もちろん、全員頭のてっぺんから、びしょ濡れになったの! 
それからフロントから大勢の人が押しかけてくるし、消防署の人はやってく
るし、とにかくもう、チョー大変だったんだから!」
「そりゃ大変だったでしょ、でもこっぴどく怒られたでしょ?」
「あはははは、そうそう、私たちシングルの部屋に女ばかり6人もいて、しかも
焼肉パーティして、酒飲んで、もう酔っぱらっちゃってさぁ、上からシャワー
が降ってきたときも訳もわからず、みんなでキャーキャー言いながら踊ってい
たわ!」
玉三郎、聞いてびっくりだ、全く人は見かけによらぬものと思った。
こりゃ、この子は学生時代にかなりやんちゃをやってきたのだろうか?
「それで全員親が呼び出されて、イヤになるぐらい説教されたわ。」
「そら、普通そうでしょ。
しかし、なかなか大胆なことをやってもんですね。
ホテルの部屋で友達同士で焼肉を焼こうなんて、ちょっと考えつかないです
よ。」
「私の親友の一人がちょっと族に入って変わってるのよね、今夜は女同士での
愚痴会を開こうってことになったのよ。それがもうこんなことになるなんて
びっくりよね、えへへへへっ!」
「えへへへっ、じゃないですよ、それで薬なんかやってたら大変なことになっ
てましたね。」
玉三郎、この時冗談で言ったつもりだったが、その時彼女の口から意外な返事
が帰ってきた。
「あらっ、どうして薬のこと知ってるの?」
「ええっ? マ、マジですか?」
「だって私のお父さん、やくざ……だもの!」
「はっ? えっ?」
玉三郎、この言葉を聞いてびっくりし、この後どう喋ったのか覚えていない。

頭の中には「やくざ」という言葉が常にリフレインしていた。
とにかく当初予定だった脳内Hスケジュールのステップ2のことなんか、どこか
にぶっ飛んでしまったのだ。

………….どうも最初からおかしいと思ったよ、彼女の父親は『やくざ』なんだ。

だから俺みたいな風采の上がらない男に声をかけてきて、なんか難癖を付けて俺
から金を強請ろうと考えているのかもしれない。
い、いかん!
これ以上こんな女に関わっていては大変なことになるぞ。
玉三郎の頭の中で、スロット島唄のようなパトライトがビカビカビカビカッ!と
激しく点滅しだした。

玉三郎、食事もそこそこに携帯が鳴ったふりをして適当な理由を付けて、この場
を早々に退散した。

…………………『君子危うきに近寄らず』
こうなりゃ『三十六計逃げるが勝ち』だ!

女は何がなんだか理解できず、一人しょんぼりとロビーにしばらく座っていた。

ちなみに彼女の名誉のためにここで言っておくが、彼女の父親の職業は「やくざ」
ではなく、「や、く、ざ…..…い、し」!!!
そう、ゆっくりというとややこしいが早く言えば「薬剤師」なんである。
だから当然「薬」を扱うってわけだ。

では彼女は一体何のために玉三郎に言い寄ってきたのか?
今となっては知る由もないが、少なくとも玉三郎を強請にきたわけではない。
本気で付き合うつもりだったのかもしれない。
ああ、勿体ないことをしたなぁ!
間違いなく、ステップ4までいけたと思ったのにね、玉三郎のばーか!

★■★初めての据え膳デートに大失敗、玉三郎股間萎えて、次号へと続く!


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■■■ ☆<あとがき>
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 あはは天国劇場のイッセー岡田です。

この間メールにこんなのが入ってきました。
「インターネットでネットサーフィンしてたらメールアドレスがあったので
いきなりだけどメールしてみました。
よかったらメル友になってくれませんか?
白○由美といいます。20歳でOLをしています。
最近親元から離れて独り暮らしを始めました。
インターネットも初めてでまだドキドキです!
外出が多いので携帯のアドレス送りますね。
直接携帯同士でメールのやり取りがしたいな!
あなたの携帯アドレスも教えてね。 Yumi****@jp***.ne.jp
メール待ってまーす。」

これを読んでいろいろと考えました。
この儂を50間近の親父と知ってのメールなのだろうか?
本当に20歳でOLなんだろうか?
べっぴんなんだろうか?
こんな儂でも本気で付き合ってくれるのだろうか?(おいおいっ!)

小説の玉三郎じゃないけれど、ついついあらぬ妄想が………………….。
もしこれに顔写真でも付いていたら、ひやかしでも返事してみようかと
思ったが、なんか危なそうな気がしたので削除しました。

ただ、すんなり削除するのはもったい無いような気がして、ついつい
会社の部長数人に私とわからないように転送してやった。
ひひひひひひひひひひひひひひひ!
返事書いてるやつがいたりしてな。
うーん、わくわくして、なんか楽しみだなぁ!

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
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