メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 114号  2003/02/28


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           ☆彡【 バラエティーマガジン 】☆彡     

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       _/_/   ★イッセーのあはは天国劇場★  _/_/
              【Ahaha Story-version】
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                ☆☆☆ 第114号 ☆☆☆         
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☆<目 次>
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■<イッセー岡田のパチ物語> 「パチンコエキスプレス」第22章
          
■「あとがき」
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■■■ ☆<パチバカ物語> 
■■■         「パチンコエキスプレス」第22章
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玉三郎、3階事務所の中程にある人事部長室を尋ね、まず桜田部長に挨拶をした。
「おはようございます。JR東海鉄道の大銀です。
 その節はいろいろとご無理をお願いしまして、申し訳ございませんでした。
本日弊社社員を連れて参りましたので、どうかよろしくご指導のほどお願い申
し上げます。」
こう言って玉三郎は深々と頭を下げた。

部長の桜田とめはデスクに座って、じっと玉三郎を見つめ、しばらくは何も言わ
なかった。
玉三郎としては何か言って貰わないと、次ぎに何を言って良いのか分からない。
ひょっとして、また自分の服装や言葉遣いで何か気に障るような落ち度があった
のだろうか?
必死に脂汗を流しながら、考えたが分からない。
「あ、あ、あの、何かお気に障るようなことでも………………..?」

桜田部長はじっと玉三郎を見つめながら、少し厳しい顔つきをふっと緩めて、そ
してゆっくりと言葉を返してきた。
「どうも本日はご苦労様です。
今日から私が教育をさせていただく以上、私にあの子達を預けていただきます
ここにいる間は私の娘達になります。
身も心も預けていただくと言うことで理解してください。
よろしいですね?
モニターで見たところ、なかなか昔はならしていたような感じがしますが、い
かがですか?」
さすが天下の人事の神様、桜田とめの目は節穴ではない。

背後になっていて気が付かなかったが、実は玉三郎の立っている後ろに10台ほど
のモニターがあり、フロントやロビー、エントランスホールやレストラン、そし
てあの会議室の様子などがはっきりと映し出されていた。
この部長は従業員達の立ち居振る舞いもここで監視でもしているのだろうか?

「あ、あのぉ、そ、それは、一体どういう意味なのでしょうか?」
言っている意味がよく理解出来ず、玉三郎はおずおずと聞き返した。

「おほほほほほほほほほほっ、やはり殿方にはわからないようですね。
美人の子達ばかりだと、それが光り輝くものだから、見ているようでも陰の
部分が余計見えなくなるんでしょうねぇ。
私には彼女達がごく普通のお嬢さんにはとても見えませんけどねぇ。
強いて上げれば、ほら、あの子。
真っ赤なスーツを着て、ちょっと見た目派手な感じの子がいるでしょ。」

玉三郎がよく見るとその子には記憶があった。
ああ、そう言えば安積アナウンサーに色々話していた女の子で、かなりのお嬢
様だと言っていたような気がする。

「へぇ、するとあの、この子が若い頃一番ブイブイ言わせていた過去の持ち主
なのでしょうかね?」

すると、これを聞いた桜田部長はおかしそうに笑いながら、
「おほほほほほほ、
なんとまぁ、あなた方殿方は皆さん外見ばかりに惑わされるのですねぇ。
困ったものです。
いいですか?
私から見たら、この子だけですよ。
この意味がわかりますか?
あなた方が一生懸命に試験をして採用したこの15人の中で、一番まともな女性
は、実にこの子だけなのですよ。
その他の女子達はいろいろとあったようですよ。
待っている態度や、身振り手振り、そして彼女達の体の線を見てもね。
うーん、これはなかなか鍛え甲斐がありそうですね。
おほほほほほ、なんか久しぶりに楽しくなってきましたわ。
これだけのじゃじゃ馬さん達をよくぞ一同に集めてくれましたね。
久しぶりに腕が鳴ります。
何だか、私自身が若返ったような気分ですよ。
大銀室長さん、見ててください。
きっと良い子に育て上げて見せますからね。」

玉三郎も彼女達が良いのか悪いのか、そして自分たちの選考が褒められたのか
バカにされたのか、正直よく分からなかった。
とにかく、この桜田部長が彼女達を良いに付け悪いに付け、気に入って貰えた
のは間違いないようだと、とりあえず一安心だった。

玉三郎、頭を掻きながら、
「すみません、なんか大変な教育をお任せするようで、なにとぞよろしくご指
導のほどお願い申し上げます。
では私は今からどうしても行かなければならない所用がございますので、後
のことは弊社の飯田と言う者がおりますので、何かありましたら、その者に
なんなりとお申しつけ下さい。
では私はこれで失礼いたします。
どうもありがとうございました。」
「はいはい、ではまた時々いらっしゃい。
私はあなたのファンですからね、待ってますよ。」
にっこり笑って、部長自ら通路まで見送ってくれた。

「では、私はここで失礼いたします。」
玉三郎はホテル前に待っていたタクシーの乗り込み、近くの駅へと向かった。
次の目的地は横浜にある山崎重工業株式会社だ。
今日は午後から『パチンコトレイン』として改装を終えた新幹線「こだま」の
勇姿を見に行く予定がずっと前から入っていたのだった。

JR東海鉄道の東海道新幹線こだま車両は山崎重工業にて「爆裂列車」と名付け
られたE3系7700番の最新車両で遂にその外観部分がこのほど完成したのだ。
本件の発案責任者として玉三郎は完成状況を確認するためにいくことになって
いた。
「さて、どんな外観になっているのか、楽しみだな。」
玉三郎はこの列車が全国の注目を集め、大勢のお客さんに利用されている姿を
心に思い描き、大きな期待に胸を膨らませていた。
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■■■ ☆<あとがき>
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あは天発行者のイッセー岡田です。
花粉症で毎日ぐすぐすやってます。いやですねぇ、この時期は。
 
さて最近テレビで良く出ている人気スターって言ったら、誰でしょう?
私なら迷わず【ボブ・サップ】と言いますよ。

このボブ・サップ、ご承知のように元々は「K-1」のファイターです。
どちらかというと悪人面、これがなんのきっかけか知りませんが、バラ
エティ番組に出た途端大ブレイクしたようで。
ネプチューンと一緒に「ボブハゲ」やったり、あろうことかCDまで出
したり。
この間は私のフィアンセである水野美紀(笑)と一緒にとんねるずの人気
コーナー「くわず嫌い王決定戦」にまで出演していたぞ。
ここで、ボブのてっきり嫌いなものは「大福餅」だと思ったら、大外れ。
ボブの苦手なものはなんと「レバー」が駄目なんだって。
どうしてだよ。
普通食うだろ、あんなに筋肉もりもり男がさぁ。
「レバー」だって肉なんだからさぁ。
その嫌いな理由は「何度食っても不味いから」だってさ。
ちょっとそのままやん、まぁ、シンプル イズ ベスト!ですけどね。

そうそう、スロット「アウトロー」にもイメージキャラクターとして
大きな看板が島の入り口に立っているし、ジョージアの缶コーヒーの
宣伝に何故か吉本のメンバーと一緒に出演して、中川家の兄貴に絡む
役もやってるし。
しかし、この不景気な日本でボブはしっかり稼いでまんなぁ。
サップの両親はムスコは真面目に勉強していると思っているらしいよ。
うちの三人の息子達も誰かこんな風にならないもんだろうかねぇ。
まぁ、今では手遅れですけどね。

「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
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