メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 111号  2003/02/14


■■■◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆■■■
                                
           ☆彡【 バラエティーマガジン 】☆彡     

         _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

       _/_/   ★イッセーのあはは天国劇場★  _/_/
              【Ahaha Raizen-version】
          _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
           
                ☆☆☆ 第111号 ☆☆☆         
■■■◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆■■■
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
☆<目 次>
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
■ ご挨拶 
  
■<らいぜんのパチ物語>
           「あいつと俺Part2」   第5話『プランナー』          
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
=========================================================[issay PR]== 
 ■【ネットパチプロたいがー山本のパチンコ必勝メールマガジン】
   <じゃんじゃんバリバリ稼いでや!!>  
    毎月7日絶賛発行中!!! イッセー岡田も毎号登場してるよ(笑)
    登録は無料。解除も自由。登録は下記のフォームからどうぞ。
  http://www.mag2.com/m/0000037377.htm(配信提供『 まぐまぐ 』)
=========================================================[issay PR]===
■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
   ご挨拶 
■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
今スーパービンゴにハマっている、あは天発行者のイッセー岡田です。
収支はミリオンゴッド並と申しておけばお察し頂けると思います。

あんな危険な台がどうして保通協を通過したのでしょうか?
なんか最近ミリオンゴッドが可愛く見えてきましたよ。

これはビンゴチャンスという33ゲームのATがあるだけのcタイプなの
ですが、出玉は大したことなくて260〜280枚程度なのですが、これが
強烈な連ちゃんを噛ましてくれるので、もう一度この快感を味わいま
すと結構癖になります。
しかもですよ、このATが普通33ゲームなのですが、たまに驚くべき数
に変化します。私は隣の隣の台が、な、な、なんと1777という数字をた
たき出すのを目の当たりにしました。
打っていたのは結構可愛い女性だったのですが、彼氏がいたのでブスだ
ということにします(おいっ)

当然こんな機嫌の良い時ばかりではありません。
機嫌が悪いと1400〜1600くらいまで、超平気でハマります。
こんなのをまともにクライますと、もう打ってる人も暗いです。(笑)

しかしねぇ、こんな不景気な世の中だと言うのに、こんな激しいファ
イトが出来る、気性の荒い機種があるってことは、私のようなおじさ
んスロッターの心を妙に揺さぶるのですよねぇ。

だから、このビンゴに私から愛を込めて一言!
「お、俺の入れた金返せよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

さて今号はお待ちかねの『らいぜんVERSION』です。

 【前号までのあらすじ】
ある非常に霊感の強い女性に取り憑いた、浮遊霊の裕太はこの女性にパチ
ンコの希有な才能を見いだし、この世に思い残した、ある依頼をする。
それは「パチンコで1千万を稼ぎ、年老いた両親に渡して欲しい」という
事だった。なぜこんな浮遊霊になったのか、裕太はとつとつと話し出す。

(○読者「おいっ、この文章、前回と同じだぞ!」 
 ●筆者「だ、だ、だから続きなんですってば!」)

■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
■■■ ☆<らいぜんのパチ物語> 
■■■             【 あいつと俺Part2 】
■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■
 ▼ 第5話『プランナー』 ▼
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

私は、裕太がパチ屋の主人に「天才」と言われ、その日から努力をし始めたこ
とに純粋に感心した。

 あなた、偉いわね。ホント。
 普通は、ビギナーズラックで出てしまうとそれが自分の実力と勘違いして、
 結局は大怪我するもんだけど・・・

「玲子さんにそうやって褒められると、なんか照れくさいん・・・・・
 それで・・・まずオイラは釘の見方を覚えたん。でも本だけじゃなかなかわ
 からんから、ホールの実機を毎日のようにじっくり見てたんよ。
 そしたらオイラを『天才』って言った店のオヤジがオイラのところに来て、

 『兄ちゃん、うちの釘がわかるか?。ワシが毎日調整してるんだぞ。』
 って言ったんよ。オイラ正直に、わからんと言ったら・・・

 『じゃあ、この2台見てみぃ。命釘の広さは一緒じゃ。兄ちゃんは、どっ
  ちが良く回ると思うん?』
 そう言われて、オイラ真剣に見たさ。でもどっちも同じような気がして、全
 然わからんかった。しばらく考えていると、店のオヤジが・・・

 『そんな長い間考えとったら、他のヤツに台取られんぞ。いいかよく聞けや。
  この風車を上からのぞいてみぃ。明らかに風車の中心に刺さった釘の角度
  が違うじゃろ?。こいつが右に曲がっていたら、玉は左に行きやすくなる。
  逆に左に曲がっていたら、玉は右に行きやすくなるから、ヘソに近づいて
  入賞しやすくなるじゃ。だからヘソばっかり見とっても何もわからんよ。』

 こんなん、都会じゃありえない光景だろうけんど、店のオヤジは何故かオイ
 ラにはこうやっていろいろ教えてくれたんよ・・・」

私はその話を聞いて電撃のようにあることに気が付いた。
わかったわ。裕太の才能は、これなんだわ!

こうやって、自分が持ってるものを、何かを裕太に伝えたくなる才能。裕太は
それを見事に吸収してゆく。教える方としてはそんな嬉しいことはないだろう。
私も、気がつけば裕太にいろんなことを教えているような気がする。きっと、
「兄貴」も最初はそうだったんだわ。でも途中で裕太の本当の才能に気づいた。
そして本格的に自分のスタイルを裕太に継承したくなった・・・・

そういう意味では「兄貴」は、自分の落ち度ではないにしても、才能あふれる
裕太を死なしてしまったことに後悔の抱いただろうし、自分のやりたかったこ
とも中座してしまったわけだ。
じゃあ、死んだ「兄貴」は、死んだあとどう行動するだろう・・・

「兄貴」は、自分のスタイルを継承させるべき裕太を失ってしまった。もう裕
太に何も教えることはできない。だとすれば、残る道はひとつ。裕太に替わる
別の生きている人間を見出して、なんとか自分のスタイルを伝えようとするだ
ろう。対象はもしかしたらプロではないかもしれない。むしろスタイルの癖が
ついたプロよりアマチュアの方がいいのかもしれない。
きっとそうだ。それなりに資質のあるものを見つけ出して、憑依をしてるに違
いない・・・・

想像が確信に変わったとき、ふと自分がなぜこんなことを考えてるのか不思議
に思った。裕太を「兄貴」に会わせることは不可能だし、ましてや私にとって
はなんのメリットもない。どうしてかしら・・・・

「オイラ、一度教わったことは忘れないんよ。でも、人間の考え方は人それぞ
 れだから、時として吸収した知識同志がお互いに矛盾することもあるんよ。
 どちらか正しくないと思う方を捨てなきゃいけない。その判断基準はオイラ
 まったく持ってなかったん。パチンコに関する基本的なことなら大体常識の
 範囲で同じ事をみんなが言うから問題はないけんど、賛否両論分かれるよう
 な部分になるとオイラ混乱しっぱなしだったん。

 そいで、このままじゃイカン、と思ってた時に、兄貴に会ったんよ。
 オイラ、この人だ!って思ったん。この人の言うことを素直に聞いていれば
 間違いないと・・・。

 兄貴のパチンコスタイルはすごかった。基本は完全な平打ちだったけど、そ
 れだけで完結していなかったん。同じ釘調整の台でも、出る台出ない台を見
 極めるためにすごいいろいろなことを考えてん。
 最終的には、いい釘の台を長時間回すと言うことが兄貴の理論のベースだっ
 たけど『パチンコは完全確率じゃないから、ボーダーは勝つための方法論の
 一つにはなりえるけど、それがすべてじゃないはずだ。』というのが兄貴の
 口癖だったん。

 それと、前にも言ったけど、兄貴が打ち出す玉の軌跡はすごく綺麗だったん。
 どうしてこんなに押さえの効いた綺麗な玉が打てるのかいつも不思議だった。
 これだけはいろいろと兄貴の真似してみたけんど、できなかったん。
 兄貴に聞いても見ても『そうかぁ?裕ちゃんと同じのような気がするがな』
 としか答えてくれんかった・・・。
 だから、玲子さんの玉筋見て、オイラ本当にたまげたんよ。
 兄貴の玉筋とまったく一緒だったから・・・」

いつの間にか、私に対する呼び方が「アンタ」から「玲子さん」に変わってる。
あんまり名前で呼ばれたことがないからちょっと不思議な気分だ。

 う〜ん・・そうねぇ・・これはものの例えになるけど・・・

 あなた「ギターの神様」っていわれたギタリストでエリック・クラプトンと
 言う人を知ってる?。ギターを弾く人はほとんどあの人のスタイルに憧れる
 の。プロギタリストで一流と言われる人もみんなあの人の真似から入ってる
 人が多いのよ。でもね・・・

 でも、あの人のスタイルで誰も真似できない部分がひとつあるのよ。
 それは彼の「手の動き」なの。見たらビックリすると思うけど、出てる音数
 からは信じられないほどゆっくりと動いて見えるの。これはレコードで聴い
 てるだけじゃわからないわよね。
 これはたぶん自然とそうなったんであって、きっと本人も、どうやってやる
 かは他人には教えられないと思うの。

 そこまでレベルの高い話じゃないけれど、私や「兄貴」が打ち出す玉筋も、
 ある意味それと同じことだと思うの。
 私の場合、強いて言うならば、一発一発丁寧に弾いていることは確かね。握
 る強さも変えるわ。実際にはハンドルの内部のハンマーが玉を打ち出すんだ
 けど、イメージとしては自分の指先で玉を弾いてる感じね・・。
 でも、それ以上は説明はつかないわねぇ・・・

それから閉店までの間、私たちはいろんな話をした。男と女というより、友達
同志や仲の良い姉弟の感覚だった。裕太は生前友達がいなかったらしいが、考
えてみれば、私も人付き合いは少ない方だった。
行きつけのホールの常連も、いつも勝ってる私とは距離をおいていたし、パチ
ンコ以外の生活は、寝てるか食事してるかぐらいのものだから・・


なんとなくではあるが、裕太に出会って、毎日が楽しく思えてきた。
そして、裕太の親に渡すべき資金1000万円は、たった2週間で稼ぐことが
出来た。

 さぁ、やっとと言うか、もう?というか、とにかく、あなたのご両親のため
 のお金は準備出来たわね。問題はどうやってこのお金をご両親に渡すかだけ
 ど・・・私に名案があるの。任せてもらって良い?

「うん。玲子さん、何から何までありがとう・・・お願いします・・」

裕太の妙に神妙な言い方がおかしかった。

裕太の両親にこの金を渡す方法は、もう決めてある。普通に渡してもこんな意
味不明な金、まず受け取らないだろう・・・・。

実は、私がOLをしていた会社は生命保険会社だった。生命保険会社といって
も、私は、調査部に配属されたから内勤だった。そして、そこで「恋人」と同
僚になったのだ。仕事柄、いつも私の周りには「人の死」付きまとっていた。
その人の「死に方」が、私たちの仕事の対象なのだ。因果な商売だった。私は、
たいした仕事はしていなかったが、「恋人」は、いつも「人の死」を調べるた
めに日本中を飛び回っていた。

私は、純粋に「恋人」の役に立ちたいと思った。自分の特異能力をあまり悟ら
れないように、「恋人」が調査に旅立つ時には「これはたぶん自殺ね」とか、
「これは事故だわ」とか、現地に行って「恋人」が調査に困らないようにそっ
と示唆することをしていた。「恋人」も私の「勘」を全面的に信用してくれて、
旅立つ前には、私の分析に沿ってそれなりの準備をしてくれたから、出張が長
期になることは一度もなかった。

でも・・「恋人」の記憶の中には私はもういない・・・たぶん・・


最近悪いくせになりつつある、昔の思い出に浸りながら、もう使うことはない
と思っていた名刺入れを棚の奥から引っ張り出した。
当時のあの会社のOL仲間で、今もあの会社にいる者はいない。他の業界に転
職したり、専業主婦になったり、他の生命保険会社の外交員になっていた。
引っ張り出した名刺入れの中から1枚の名刺を抜き出した。
  ____________________

   〇〇生命株式会社 営業第2部 顧客係

      プランナー 有本 佳代

   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
佳代は、OL時代仲が良かった同僚だ。今はこの会社でセールスレディをして
いる。"佳代ごめん!アンタの名刺使わせて!"と小さな声でつぶやいて、その
名刺を、OL時代に愛用していたヴィトンのバッグの中に入れた。

そして、この2週間の稼動でためた1000万円もバッグに入れる。これだけ
の大金をキャッシュで渡すのは非常に問題あるが、電話で振込先を聞いて振り
込んだのでは、あまりに味気ない。裕太(と私)が一生懸命ためた金だ。ほん
の少し両親の喜ぶ顔を見てもバチはあたるまい・・・
 
=============================================== issay PR =============
素敵でとっても知的癒し系ホムペの代表格
【古代史獺祭(こだいしだっさい)】produced  by  Mr.K
http://www001.upp.so-net.ne.jp/dassai/index.htm
突如古代史の謎に魅せられた中年親父が一念発起して、その解読に挑む!!!
======================================================================
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
 らいぜんパチ小説絶好調の第5話は如何でしたでしょうか?

この小説にもあるように一気に稼ぐにはスロットは確かに良いと思います。
私レベルのへなちょこスロッターでも運が良ければ20万円以上の収支を
あっという間に上げることも可能です。
ただ、良いことばかりあるわけではなく、負けるときも半端ではありませ
んから、他人の勝った話だけ聞いて、打つことは自殺行為になりますので
十分に注意して下さいね。
 なんせ経験者語る、ですから(笑)。
 
「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
◎メールマガジン★イッセーのあはは天国劇場★ は以下の配信システム
を利用して発行しています。
 『まぐまぐ』  (マガジンID: 0000047327)  http://www.mag2.com/
 『pubzine』   (マガジンID: 010226)      http://www.pubzine.com/
 『E-magazine』(マガジンID: 333777)      http://www.emaga.com/
 『カプライト』(マガジンID: 1103)       http://kapu.cplaza.ne.jp/
  『メルマガ天国』(マガジンID: 3262)      http://melten.com/
 『POSBEE』(マガジンID:0000000306)  http://www.posbee.com/ 
 『Mailux』(ID: MM3E194C6CD54F5)        http://www.mailux.com/
-----------------------------------------------------------------
 責任編集/イッセー岡田 <じゃんバリ>レギュラーライターの信用と実績
            <専属ライター> らいぜん
      http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/6968/
                E-mail mailto:issayokada@mub.biglobe.ne.jp
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 =================================
  ★『 ★イッセーのあはは天国劇場★ 』の記事の一部、
    もしくは全部の無断転載・無断配布を禁じます。
  ☆掲載記事の著作権は筆者に有り、筆者の許可なく複製・再配信等を
      行うことはできません。したら、あかんよ。めっ。
 =================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。