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■■■◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆■■■ ☆彡【 バラエティーマガジン 】☆彡 ＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／ ＿／＿／ ★イッセーのあはは天国劇場★ ＿／＿／ 【Ahaha Raizen-version】 ＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／＿／ ☆☆☆ 第104号 ☆☆☆ ■■■◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆■■■ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ☆＜目 次＞ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ■ ご挨拶 ■＜らいぜんのパチ物語＞ 「あいつと俺Part2」 第3話『ジョイント』 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ =========================================================[issay PR]== ■【ネットパチプロたいがー山本のパチンコ必勝メールマガジン】 ＜じゃんじゃんバリバリ稼いでや！！＞ 毎月7日絶賛発行中!!! イッセー岡田も毎号登場してるよ(笑) 登録は無料。解除も自由。登録は下記のフォームからどうぞ。 http://www.mag2.com/m/0000037377.htm（配信提供『 まぐまぐ 』） =========================================================[issay PR]=== ■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■ ご挨拶 ■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■ 1月も散々な成績になりそうな、バカ天の、あっいや、あは天の発行者、パチ ンコ屋が人口の割にいやに多い天下の田舎町、伊勢のイッセー岡田です。 皆さん、どうもです。 お元気でしたか? なに? お風邪を引いているんですか? えっ、熱が39.8℃ですか? そりゃいかん。 一刻も早く酒を腹一杯飲んで、天井がぐるんぐるん回るぐらいで寝てく ださい。ムカムカ、オエオエしていると特に良いです。 そうすると思いっきりゲロを吐いて、熱が一気に下がります、はい。 (冗談です、本気にしないで下さい、ってするような人はいないですよね。) さて今号は皆さんお待ちかねの『らいぜんVERSION』です。 【前号までのあらすじ】 ある非常に霊感の強い女性に取り憑いた、浮遊霊の裕太はこの女性にパチ ンコの希有な才能を見いだし、この世に思い残した、ある依頼をする。 それは「パチンコで1千万を稼ぎ、年老いた両親に渡して欲しい」という 事だった。 そのためには一撃で万枚以上が期待出来るスロットのAT機を逆に女が裕ち ゃんに教えることになった。 そして……… ■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■ ■■■ ☆＜らいぜんのパチ物語＞ ■■■ 【 あいつと俺Part2 】 ■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■■ ▼ 第３話『ジョイント』 ▼ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 帰り道。翌日の稼動のために、私は裕太にＡＴ機の仕組みを教えていた。 さすがに今日は疲れたわ。明日からはＡＴ機を打つわよ。これなら一撃で何 千枚！も可能だから疲れは軽減するわ・・じゃあＡＴ機の仕組みを説明する わね。 え〜っと・・ ＡＴ機は、ＢＩＧとＲＥＧの両ボーナスのほかにＡＴと呼ばれるボーナスが あるの。これは一定条件で発動するんだけど、この発動の仕組みは機種ごと に違うの。最近は一般のボーナスよりＡＴの方の出玉が重視されてる機種が 多いわ。このＡＴ機なら、例え低設定で爆裂させても全然おかしくない。今 日やったような大量獲得機だと低設定で毎日爆裂させるのは明らかに不自然 な行為なのよ。だからそう何度も使えない。 さてＡＴの発動条件だけど、一般的に多いのは「ハズレ」を引いた時、とい うのが主流ね。どうして「ハズレ」？って思うわよね。ＡＴの基本的な仕組 みは、通常時は、絵柄の組み合わせや押し順などで全部とる事が出来ない小 役を、ＡＴ時はナビによってすべて奪取できるようにできるものなの。 これら小役はほぼ毎Ｇ立っていて、他のリプレイやチェリーなどとの合成確 率をあわせると、純粋なハズレの確率は極端に低くなるの。たいだい２００ 分の１ぐらいかしら。 じゃあこのハズレを引けば、即ＡＴ？、かと思えばそうじゃないの。そこで また抽選されるわけ。この抽選は設定差があって、もちろん高設定の方が当 選率は高いわ。 もう一つ別の要素があって、この抽選自体が受かりやすい状態と受かりにく い状態があるの。つまり高確率状態と低確率状態があるのね。この２つの状 態はある条件によって移行抽選がなされるわけだけれど、だいたい低確率状 態にいる方が多いわ。 だからたとえ高設定でも、うまく高確率状態で数少ないハズレを引いて、な おかつＡＴに当選しなければならないから、なかなか勝てないことが多いの よ。逆に低設定でも、運良く入ってしまえば高設定を凌駕するような爆裂も 当然あるわ。 機種によっては、一度長いＡＴに入ってしまえば一日中出っ放しなんてこと もあるから、私たちのような短期間で多くの資金を稼ぐにはもってこいなの よ。わかる？ 「う・・うん。わかる・・・なんとか。」 じゃあ、明日から、今日みたいにＢＩＧ・ＲＥＧの両ボーナスだけでなく、 ＡＴの発動条件になるハズレのフラグも見てね。それさえ出来ればあなたの ご両親に家を買うことなんて半月もあれば可能だわ。頼んだわよ。裕太くん。 「あ・・・あい・・・」 裕太は多少緊張しながら自信のなさそうな返事をした。その様が妙におかしく なって、私は笑い出しそうになったが、周囲の人間におかしな女と思われてし まうのでなんとかこらえた。 家に着いた。明日のターゲットはもう決まっている。今日とは別の店だが、同 じくボッタクリ店だ。今日の店と比べればもっと悪質で、存分に抜いてやろう と思ってる。 ところで、あなたの兄貴？・・その人の話を聞かせて欲しいわ。 いやその前に、あなた自身の話を聞かせて欲しいわ。これから毎日一緒に稼 動するんだから、予備知識としてね・・・ 「ん・・じゃあ、オイラの話をするよ。いきなり兄貴の話をしてまた泣くと困 るから。」 裕太は少し照れくさそうに笑った。 「オイラは、田舎に生まれたんだ。田舎といっても、自転車で３０分も走れば 温泉街があったから、欲しいものには意外と不自由しなかったけど。 高校時代は、温泉街のパチンコ屋で毎日のように打って小遣い稼ぎしてたん。」 友達とは遊ばなかったの？ 「オイラ、友達なんていなかったん。クラスの同級生はみんなオイラのことを 『嘘つき裕太』と呼んで相手にしてくれんかった・・。」 どうして？。あなたって『嘘つき』なの？・・裕太・・。 「オイラ、自分では嘘つきなんて自覚はないんだけど、自分の都合が悪いこと は自分の都合の良いように言い換えるクセがあるんよ。死んだら何故かその 悪いクセは治ったんだけど、もう遅いよね・・・・」 いいわ、そういう気持ちは誰でもあるものよ。何でも正直に話して・・・ 「オイラ、高校を卒業して都会に出てきたんよ。もちろん就職が決まって都会 に出てきたんだけど、勤務先の仕事がつまらなくて１週間で辞めたんよ。 生活は、故郷の温泉街のパチ屋で鍛えた腕で、最低限食うのには困らなかっ たん。でも自分じゃこのままパチプロになるつもりなんて全然なかったん。 そうは思っていても、毎日毎日パチ屋でしのいでいると段々普通に働くのが 嫌になってきたん。このまま大好きなパチンコを一生続けられたら、と、だ んだん思うようになったん。」 わかるわ。私も５年ほどＯＬやったけど、つまらない仕事ばかり。とかくパ チプロの仕事の方が、普通のＯＬより地位の低い職業のように言われるけど 私はぜったいそんなことはないと思うわ。自分の腕で自分の喰いぶちを稼ぎ 出す。その方がだんぜん充実感があるわよね。 「ありがとう。でも田舎に残してきた両親にはなかなかその事は言えんかった。 父ちゃんも母ちゃんも、オイラが普通のサラリーマンやってると思ってた。 贖罪のつもりで、稼ぎの良かった月に１回だけ親に仕送りしたことあるんよ。 そしたら『給料が少ないんだから無理すんな。こっちは大丈夫だ。』って父 ちゃんがその金を送り返してきたんよ。その気持ちがありがたくて、そして そんな優しい両親を欺いてる自分が嫌でイヤで、ホント涙が出たんよ。 そうしたら、自分が急に卑小な存在感じたんよ。急に寂しくなって、その金 もって、水商売の女のいる店に行ってしまったんよ。」 えっ？・・・ど・・どうしてそうなるわけ？ そのときの裕太の行動は絶対に理解できなかった。ここが男と女の違いなのか もしれないな、と漠然と思った。 「そんときの気持ちはよく説明できないん。なんかこう、自分はこの世界で一 人きりのような気がしたん・・・・。だから・・・寂しくて・・ その店に『麻子』という同世代の女がいたんよ。聞けば、田舎も近い。 オイラ彼女にぞっこんになって、毎日のようにその店に通うようになったん。 そいでオイラ、彼女に、なんで水商売なんかやってるのか、聞いてみたん。 そしたら彼女は、田舎の両親に家を買ってやるのが夢なんだ、って・・ でも普通に就職して稼いでいたんじゃ両親が生きてる間に買ってやれないか ら、手っ取り早く金になる水商売をしとるんだと・・ 彼女の話を聞いてるうちに、自分の未熟さがとことん分かってきて・・・ オイラ本当に彼女を幸せにしてやりたくなったんよ。 そして、いつしかオイラの夢も彼女の影響で『両親に家を買ってやる』にな ったんよ。それは死ぬまで変わらんかったん。 彼女の店での成績が上がるように・・・いや、本当のことを言えば、彼女に 他の客がつくことが許せなかったんかも・・。どっちにせよ、オイラ、毎日 彼女の元へ通ったんよ。 でも彼女のいる店は、地域ではどちらかと言えば高級店の方だったから、毎 日の勘定もそれなりだったんよ。パチプロの稼ぎだけじゃ到底通いきれるも んじゃなかったん・・。 でも彼女に会いたい・・・。とても彼女を個人的に誘う勇気もなかったから、 店で会う時間が至福の時だったんよ。そいで・・とうとう借金までするよう になったん・・・ 借金が借金を呼んでとうとうその負債が３００万になったとき、オイラがい つものように店に行くと、彼女は忽然といなくなっていたん・・・ オイラ目の前が真っ暗になって、店の経営者を問い詰めると、彼女にはやく ざまがいのヒモが付いていて、この店での彼女の稼ぎでは足りなくなってど っか地方に旅立ったって言うんよ。行き先に心当たりはないか聞いたんだけ ど、きっとどっかのソープかなんかで働かされるんだろうよ・・・って答え が返ってきただけなん・・・ 結局、オイラはまた一人ぼっちになったん・・・借金だけ残って・・」 どうして男はいつもこうなんだろう、と裕太の話を聞いていて思った。麻美が 裕太の純情さを利用していたことははっきりとわかる。同じ女としての勘だ。 人間の孤独感は人間を弱くしようとする、そしてそれに耐えたときに本当に強 くなれる。しかし裕太はそれができるほど大人じゃなかった、それだけの話な のか・・・。それにしては高すぎる代償だ。 「彼女を探すにも手がかりは何もなかった。なかったけれど、借金の取立てか ら逃げる意味もあって、オイラは別の町へ移ったんよ。 借金の催促から逃げてる身だったから、住民票も移せず、もちろんまっとう に就職することもできんし・・。だからやっぱりホール通いをはじめる。 でもどの店に行っても、ガキ扱いされて他のプロや常連にいろいろと嫌がら せされるんよ。オイラ気が強い方じゃなかったから、いつも良い台には座れ なくて本当に喰うのにも困ってきたんよ・・・。 そんなとき、兄貴に出会ったんよ。 兄貴は、こんなオイラを他の連中から守ってくれたし、飯も奢ってくれた。 野宿同然のオイラを自分のアパートに住まわせてくれた。本当に感謝しても しきれないくらい兄貴には世話になったんよ。 一回だけ、兄貴にどうしてそんな親切にしてくれるんか聞いたことあるんよ。 兄貴の表情が一瞬曇って、聞いちゃいけないこと聞いたような雰囲気だった けど・・。それでも兄貴は話してくれたんよ・・・。 兄貴の両親は、兄貴がまだ２０歳ぐらいの時に事故でいっぺんに亡くなった そうなんよ。兄貴には年が１０歳以上離れた弟がいて、当時まだ中学生だっ たん。兄貴はすぐに会社勤めを始めて、何とか弟の学費を稼ぎ出そうと苦労 したらしいんだけど、両親がやっていた事業の借金の返済もあって、なかな か生活はいつも大変だったらしいんよ。しだいにその弟は兄貴の意に反して グレ出して、そのことでいつも兄弟喧嘩が絶えんかったらしいん・・。 そして、ある日とうとう弟は家を飛び出してしまったん。そして弟は暴走族 に入ったん。兄貴は何度も暴走族を辞めさせようとしたが、弟は結局、兄貴 の言うことを聞かず、ある日"走り"の最中にバイクから転落して後続に次々 と轢かれて死んでしまったらしいんよ。 兄貴が言うには、オイラはその弟によく似てるらしいん。暴走族じゃなくて パチンコでもやらしとけば弟も死なずにすんだかな？って兄貴笑いながら言 ってた。」 私の場合は、「失踪し、私の記憶をも消してしまった恋人」、 裕太は、「やくざ者のヒモと忽然と姿を消した麻美」、 この兄貴と言う人は、「グレて暴走族になって死んだ弟」・・・ みんな大事なものを失って、それでも毎日パチンコ打っている。生活の糧のた めだと言いながら一発一発弾くその玉の重みで、自分の心の風穴をふさいでる のかも知れない。私は少し悲しい気分になった。 「だけど、兄貴にはすごい親切にしてもらったけど、借金のことはなかなか言 えなかったんよ。それに自分は居場所を変えてるからそう簡単に催促に来る とも思えんかったし・・・ ところが、兄貴に会って１年ほどしたとき、とうとうオイラの居場所が借金 取りに分かってしまったんよ。兄貴に迷惑かけまいとして、兄貴には必死に なって隠していたんだけど、もういい加減隠しきれなくなって、これ以上オ イラが兄貴のところにいると迷惑がかかるって、同居の解消を切り出したん よ。 でも・・ここでオイラの悪いクセが出ちまったん。 本当のことをすべて言ってしまえばよかったものの、なぜか嘘をついたん。 サラリーマン時代の同僚の借金の連帯保証人になって、同僚の返済が焦げ付 き、自分に取りたてが来てる。何とか利息は返してきたがとうとうそれも危 うくなってきた。債権はヤバいところに転売され、命の危険を感じていると ・・・よくこんな作り話を思いついたもんと自分でも呆れてるん。 でも兄貴は、オイラとの同居を解消するどころか、オイラの言うことを聞い て全面的に信用して助けようとしてくれたんよ・・・。 そして、二人で住んでいたアパートを引き払い、いろんな町を移動しながら 打つようになったん。稼ぎが出ないときや常連の嫌がらせは辛かったけど、 兄貴と一緒にいられて毎日本当に楽しかったん。」 男同士とは本当に羨ましい。こうやって恋愛感情や性的感情とは別の部分で同 性と愛し合える。女同士ではなかなかこうはいかない。愛する男が出来れば、 価値観を男に変えられ、通じ合ったはずの同性の友人でも、いつしか違う世界 に生きることになる。 =============================================== issay PR ============= 素敵でとっても知的癒し系ホムペの代表格 【古代史獺祭(こだいしだっさい)】produced by Mr.K http://www001.upp.so-net.ne.jp/dassai/index.htm 突如古代史の謎に魅せられた中年親父が一念発起して、その解読に挑む!!! ====================================================================== \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ らいぜんパチ小説絶好調の第3話は如何でしたか? 少しずつ空いていたところのピースが埋まっていくでしょ。 次第に全貌が明らかにされていきますので、どうかお楽しみに。 しかし誰かこの物語を映画化してくれないですかねぇ? 絶対にヒットすると思うけどなぁ、どうです? って言っても、皆さんはまだ全部読んでないもんね。 ひひひひひっ、これは発行者だけの特権ですもんね。 では巷では悪性の流感が流行っているようです。 風邪を引かないように、同じ引くならBIGかATを引いてください!(笑) 「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように.... ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ◎メールマガジン★イッセーのあはは天国劇場★ は以下の配信システム を利用して発行しています。 『まぐまぐ』 (マガジンID: 0000047327) http://www.mag2.com/ 『pubzine』 (マガジンID: 010226) http://www.pubzine.com/ 『E-magazine』(マガジンID: 333777) http://www.emaga.com/ 『カプライト』(マガジンID: 1103) http://kapu.cplaza.ne.jp/ 『メルマガ天国』(マガジンID: 3262) http://melten.com/ 『POSBEE』(マガジンID:0000000306) http://www.posbee.com/ 『Mailux』(ID: MM3E194C6CD54F5) http://www.mailux.com/ ----------------------------------------------------------------- 責任編集／イッセー岡田 ＜じゃんバリ＞レギュラーライターの信用と実績 <専属ライター> らいぜん http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/6968/ E-mail mailto:issayokada@mub.biglobe.ne.jp ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 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