メルマガ:イッセー岡田のあはは天国劇場
タイトル:イッセー岡田のあはは天国劇場 特別3号  2003/01/10


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                ☆☆☆ mailux第3号 ☆☆☆         
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☆<目 次>
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■<イッセー岡田のパチ物語>  第五章と第六章
          
■「あとがき」
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■■■ ☆<パチバカ物語> 
■■■         「パチンコエキスプレス」第5章
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さて、今日は何をどの台で打つか?
夜パチの勝敗はこれによって決まると言っても過言ではない。

さてまず最初に「海」や「犬」をぐるっと見てきても良い台が見あたらなかっ
た。
この店には『海物語3』『海物語6』が12島づつ、『わんわんパラダイス』が1
島に新台の『プリティわんわん』も2島ある。
ずっと各島を歩いた玉三郎の目から見て、今日は全く出ていなかった。
しかし、客は仕事帰りのサラリーマンでほぼ満席だ。

一番出ている台でも15回程度、中には朝から0-1832回というハマリ台もある。
回収一辺倒みたいで、どうも今日は『海』を打つと溺れそうだ。

玉三郎は最近入った『CRピーマン』『CRむし虫ランド』『ミックス獣ッス』等
もずっと見てきたが、出そうな台はほとんど客が付いていた。
出そうな台の客が帰るまで、後ろで背後霊のように待っているのは性に合わない
ので、あっさりその次の島へ。
ここには『CRナナシー』『CRバカボン』『CRダチョウ倶楽部』がある。
この中に良さそうな台がなかったらスロットに行こうかと思っていたが、
「まぁ、この台ならまずまずかな?」
釘の状態も悪くはないはず、へそも良く開いて、両脇のジャンプ釘も程良く上向
き調整されている。
ここは27.5玉交換なので、この程度の良調整だったらボーダーの20〜21回転は
楽々クリア出来るだろう。
スルーは大丈夫だとおもうが、アタッカー周辺がやや不安が残る。
まぁ、何にしても他に良さそうな台が無い以上、これで今日は勝負だ。

よって玉三郎、今日はパチンコ『CRダチョウ倶楽部』の738番を打つことにした。

玉三郎の判断基準は、釘は当然のことながら、昔から良く吹く瞬発力のある台を
知っているからだ。
良く出ている台、癖の良い台というのは各島に必ずあるもの、つまり決まって
良く出ている台というのは絞られて来るものなのだ。
こういうところは、毎日のデータの積み重ねが出来る、常連の強みだ。

案の定、投資2kで単発、飲まれてからが玉三郎の本領発揮、投資に闘志をモリ
モリ漲らせて、粘りと頑張りで追加投資12kの500回転越えで確変を引いて6
連ちゃんを達成、
「うーん、大当たり台ずばり的中だぁ。うわははははは。」
玉三郎、いつになく機嫌がいい。
これで田中助役の言っていた『こだま救済策』の提出期限が無ければもっと機嫌
が良くなるのだが。こればかりは仕方ない。

ちなみに、筆者がこれをパチンコのバイブル『パチンコ必勝ガイド』風に描写致
しますと、以下のようになりますです、はい。

■【CRFダチョウ倶楽部SP】■

時 刻   回転数   絵柄   リーチ
17:50     58         2       わきあいあい+リーダーSPリーチ
20:16         520         5       わきあいあい+寺門リーチ
20:29          42         7       竜ちゃん+やーリーチ
20:43          70         3       わきあいあい+リーダーSPリーチ
20:59          88         7       ムッシュムラムラ+風船ロング
21:18          46         8       わきあいあい+全回転
21:38         118         4       ダチョウ4回+竜ちゃんSP
21:44           4                  閉店間近は即止めじゃぁぁぁ(笑)

■投資14k ■回収49.5k ■収支+35.5k

これこそ夜パチの神髄だ。
「これだからパチンコは止められないよなぁ、あははははははははは」
これで今月は4連勝だ。
「うわはははは、財布の中身がちっとも減らなくて、日に日に増えてくる。
もう、たまりませんなぁぁぁぁぁ」
全く今夜の玉三郎は上機嫌、あの期限さえなければなぁと。
この時、玉三郎ふと天啓の如くひらめいた。  
まるで『ハナハナ30』の両脇にあるハイビスカスの花が突然ピカピカッと点滅を
し始めたようなものだ(注1)。                             
「そうだ、そうだよ、『こだま』の車内にパチ台を設置したら……
旅の道中が滅茶苦茶楽しいじゃないか!
新幹線の中でパチンコをしながら、のんびりと目的地に行く。
勝てば旅費も浮くし、ちょっといいじゃない?

ん? ………………やっぱ、まずいかなぁ、まぁ、いっか」

半ば焼け糞で、どうせならと自分の大好きなパチンコ・スロットという娯楽を新
幹線の中に取り入れることを適当に、もっともらしく書いてやろう。

「中身があろうがなかろうが、提出したらいいんだからな…….
これで田中さんに文句言われなくて済むし、給料のカットもなくなる。
へへへへへへっ、名案じゃないの。」
玉三郎その夜はさすがにHビデオは止めて、レポート用紙に向かい合った。
母親がたまたまそれを見て腰を抜かす程驚いた。
「こりゃあ、たまげたよ。
明日の天気が心配だよ、あの玉三郎が机に向かってなにやら書いているよ。
嵐にでもならなきゃ良いけど、なんまんだぶ、なんまんだぶ、なんまんだぶ、
なんまんだぶ、なんまんだぶ、なんまんだぶ、なんまんだぶ、なんまんだぶ、
なんまんだぶ、なんまんだぶ、なんまんだぶ、なんまんだぶ」
まだパンティ一枚のあられもない格好で、母親は一心不乱に仏壇に向かって
念仏を唱えていた。

◇◇◇玉三郎ことパチに関しては燃えるのだ、さぁ調子に乗って次号へ◇◇◇


■注1.オリンピアから出ているスロットマシン『ハナハナ30』には箱体両脇上に
ハイビスカスの花があり、普段は点灯していないが、大当たりになると突
然ピカピカッと点滅をし始める。リーチ目や演出による大当たりフラグ察
知をしなくても素人にでもわかる完全告知マシンで人気が高い。
裏ものも多く、『状態』に入れば一撃万枚もあるというマシンだ。
筆者は1勝13敗で完全苦手マシンの部類だ(笑)。                             


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■■■ ☆<パチバカ物語> 
■■■         「パチンコエキスプレス」第6章
■■■          issay-AHAHA special version
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『新幹線こだま救済策』の提出期限が遂にやってきた。
玉三郎は冗談半分で、もう無茶苦茶デタラメな救済策を大まじめに書いて提出
したのだ。
「へへへへっ、どうだ、これで文句ないだろ? へんだ、ざまぁみろ。」
しかし、玉三郎のこの提案によって、事態は意外な展開を見せるのだった。

玉三郎の提出した『こだま起死回生策』は以下のようなものだった。

■ 『こだま乗車率向上策』
『本件のコンセプト』
「パチンコ・スロット好きなら、ゆっくり『こだま』で好きな台を
打っている間に目的地に到着できるし、これで新幹線こだま号も
大きな利益を上げられるはず。
もう、これで『こだま』は新幹線のお荷物と言われなくなる。」

・こだま全車両の内5両をパチトレインとして「イベント列車」とする。
 ・1両目から3両目までをCR機旧機種と新機種に割り振る。
 ・4両目の半分は現金機主体、そして残りと5両目はスロット。
・営業形態は等価交換無制限持玉移動自由とする。
・換金所の運営は東海物産商事が代行する。

 玉三郎はもっともらしく、
「私ならタダ単に慌ただしい「ひかり」や「のぞみ」より断然「こだま」に
乗りますよ。
日本のパチンコ愛好者を味方に付ければ、乗車率なんて一気に倍増します。」
と提案書の最後に4倍角の文字でデカデカと書いてやったのだ。

「へん、どうだ。参ったか?
出すもの出したら良いんでしょ。うわはははははははははははははははは。
これで文句は言わせないぞ。」
と玉三郎うそぶいていたが.......。

この無茶苦茶荒唐無稽な意見が、どこでどう間違ったのか企画室上層部にと
って、今までにない(そりゃそうだろ)奇抜で斬新なアイデアとして写った。

東海鉄道専務取締役、原企画室長がこの提案書に感心しながら
「おいっ、これは全く新しいコンセプトに基づいた画期的な提案じゃないか?
こういうものを俺は求めていたんだよ。
どれもこれもインパクトに欠けた、つまらん小手先の改良案ばかりで、正直
うんざりしていたんだ、こういうパンチの効いた提案をオマエ達も見習えよ。
よしっ、これをもっと掘り下げて考えて見ようじゃないか。」
と、周囲の者達が
「ええっ、マジですか?」
と驚くほど、非常に高く評価した。

「おいっ、ところでこの『大根玉三郎』という、変な名前の社員はどんな奴だ?」
「室長、それは『だいこん』ではなくて『おおがね』と読みます。」
「なに? 『だいこんたまさぶろう』じゃないのか?」
「違いますよ、『大根』じゃなくて『大銀』ですよ。
 よく見てくださいよ。
『大銀』と書いて『おおがね』って読むんですよ。
変わってるでしょ。」
「そうか、どっちにしても変な名前だな。
まぁいい。
 じゃあ、この『だいこん』社員を至急この企画室に転籍させろ。
 人事部長には俺から話を通しておく。」

しかし、そんな田舎の駄目社員のことなど、今まで誰も知らなかった。
人事部に転籍について訪ねたら、もう話は通っているらしく、
「企画室ももの好きだねぇ、よりによって内で一番の駄目社員だぜ。
まぁ、好きにしてくださいよ。
はい、これ一応身上書のコピーです。渡しときます。」

担当者は中身をのぞき見して、腰を抜かした。
「お、おいっ、こいつ、こ、高卒で、しかもこの年でこの給料かよ。
こいつは今まで何してたんだよ、一体? 
こんな奴を企画室に入れて、どうすんだよ、全く。
室長も全く何考えているんだか、もう?」
これなら在職している駅の助役に聞いてもろくな評判が帰ってこないはずだ。

しかし、原企画室長のたっての願いで、発案者の玉三郎は
「本件のより具体的な検討を行って貰うため」
という目的で、とうとう8/20付で『東海鉄道本社総合企画室勤務』となった。
いきなりどえらい出世である。

当の玉三郎もこの事態には
「おい、マジかよ。ほんの冗談、つうか、単なる洒落のつもりだったのにぃ」
と、なにより一番驚いたのは本人だった。

JR東海鉄道企画室は専務の原企画室長を初め、16名の人員で構成されている。
室長を除く15名の内訳は男子9名、女子6名だ。
いずれも一流大学卒の切れ者で、成績優秀者ばかりなのだ。
田中助役から、玉三郎もこの人員内容を知らされて、一瞬ビビるかと期待された
が、本人は至って大喜び。
それもそのはず。
「おおおおおっ、凄いですねぇ。
若い女の子が6名もいらっしゃるとは。
やっと僕にも青春時代が到来しましたよ。ひひひひひひひひひっ」
これを聞いた田中助役、
「おいっ、何を鼻の下伸ばしているんだ、馬鹿者。
これからはこっちのようなことをしていたら、即止めさせられるんだぞ。
二度と戻ってくるなよ。
わかったな!」
「はいはいはいはい、わっかりましたよ〜ん♪」
玉三郎、女子社員が大勢いると聞いて、もうそれだけで有頂天だった。

「ああ、俺にもやっと長かった冬が終わって春が来たって感じなのかな。
長年物心付いたときから、財布の中に密かに忍ばせていたこいつを、やっと
使えるチャンスがこれからやってくるかも知れない。
すくなくとも掃除のおばちゃんしかいないこの駅よりは好条件だしな。
思えば長い道のりだったなぁ。」

玉三郎が財布の小銭入れから出したものは、もう袋がすり切れて薄くなり、
メーカー名も何という名前さえ判別できない。
そもそも、それ自体も0.03mmの極薄タイプのものであったが、中学2年
の春から『いざ鎌倉!』のために用意周到準備していたものだけに、もう体の
一部に着ける前から、すでに体の一部になっていたような気がしていた。

玉三郎、中身を出してしげしげとそのものを見つめてつぶやいた。
「………………….しかしこれって、まだ使えるかなぁ? えへへっ(笑)」

★★★ それってもう使用期限が過ぎてるんじゃないの? と次号へ★★★

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素敵でとっても知的癒し系ホムペの代表格
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突如古代史の謎に魅せられた中年親父が一念発起して、その解読に挑む!!!
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■■■ ☆<あとがき>
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 新しく配信を開始しましたmailuxの読者の方にはこのメルマガの連載
 もののバックナンバーを読んでいただくことが出来ません。
 Mag2のバックナンバーを探して読んでいただいても良いのですが、そう
 いう訳にもいかないでしょう。

 そこで連載のものだけ、まとめて事前に発行しておこうと思います。
 固めて読めるから、かえって良いかもね。
 ただ全ては無理なので、最新作の「パチンコエキスプレス」と専属ライ
 ターらいぜんの「あいつと俺パート2」の紹介をしておこうと思います。

 では再編集出来次第発行していきますので、よろしくお付き合い下さい。
 
「笑う角には福来る」きっと皆さんに大きな福が授かりますように....
 ではでは、みなさん、次回までごっきげんよう、あ、さようなら。
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