凄い少年公判傍聴記10　[02/10/17]02:52Thu 2002/10/17

メルマガ：凄い少年公判傍聴記
タイトル：凄い少年公判傍聴記10　[02/10/17]02:52Thu 2002/10/17

==================================================================== 凄い少年公判傍聴記10　[02/10/17]02:52Thu （登録はこちら） http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3DA46643C28C3 ==================================================================== 凄い少年第12回公判報告投稿者：山本英司 [non hostIP]　投稿日時：2002年3月4日(月)15時01分　削除：です。遅くなりました。友北さん、明智さん、早速に投稿していただきありがとうございます。特に明智さん、凄い少年の里友美香時代のホームページの見方を教えていただきありがとうございます。参考になります。 http://web.archive.org/web/19990220170821/http://www.cool.ne.jp/initiation/ ＞深刻な悩みどしどしして下さい。（役員一同）＞私の心理の救済が始まりました。＞少しずつ、慣れていけば良いんだよ。＞あなたの心はなに色なの? 心にゆとりはあるのかい？＞雑談から始めましょう。愛は生産的です。＞でも、時には未完成な愛は、重荷になります。＞辛くても一緒に頑張りましょう。前回に引き続き、今回の公判は、関西オフ会の一環ですので、表の掲示板 http://www.asuka.net/~d5656/aumerbbs/ と連動してお届けします。 2001年1月17日、1月31日、3月5日、4月25日、6月4日、6月25日、 8月20日、9月17日、10月22日、12月3日、2002年1月23日に続いて、大阪地方裁判所にて、凄い少年の第12回目の公判が開かれました。今回も幸い予定が重なっておらず、最初から最後まで傍聴できました。それではまずは恒例の概要から。日時：2002年3月1日（金曜日）13時20分～14時10分場所：大阪地方裁判所第14刑事部　1004号法廷担当：上垣、岩田、田辺裁判官内容： ◇1　検察側証拠申請　遺族の上申書と新聞広告が証拠採用される。 ◇2　弁護側証拠申請　被告人が書いた文書が証拠採用される。 ◇3　被告人質問　最後の被告人質問。 ◇4　精神鑑定申請　被告人が改めて精神鑑定を再申請。　検察官が反対の意見を述べ、裁判所も却下。　弁護人の異議申立ても棄却。 ◇5　検察側論告求刑　懲役17年・凶器没収を求刑 ◇6　弁護側最終弁論　心神喪失ないし心神耗弱ならびに情状酌量を主張 ◇7　被告人最終意見陳述　論告求刑の中の細かな点についてのコメントの他、特に無し。 ◇8　次回判決期日の確認　次回は4月10日（水曜日）10時からで、いよいよ判決。さて、感想ですが、凄い少年、相変わらずです。細かな事実関係や表現に非常にこだわりを見せる一方で、事件全体や裁判そのものについてはまるで無頓着に見えます。「被告人は最後まで真摯な反省の態度を見せなかった」と、まあ、言えるかとは思うのですが、私としてはむしろそこに彼の正直さを感じてしまいます。その点、明智さんの投稿に共感を覚えます。印象的だったのですが、検察官が被告人に「あなたは刑を軽くしてもらいたいのか」と尋ねて《被告人は何も答えることができなかった》という場面が見られたわけですが、こういう場合の「正解」は何なんでしょうね。「はい」と答えたら「反省していない」と受け取られるでしょうし、「いいえ」と答えたら「そうか」と。それにしても、今更ですが、刑罰とは何のためにあるのでしょう。求刑の懲役17年というのは、殺人と殺人予備の併合罪の場合、死刑と無期懲役を除く有期の懲役としては最長の期間にあたります。今回の事件は、凄い少年の社会への不適応が、原因と言えるかはともかく一つの要因ではあると思うのですが、長期間にわたって刑務所に閉じ込めることは、それだけ社会への適応能力を失わしめ、「再犯の恐れ」を増大させるような気もするのですが。私としては保護観察付きの執行猶予で社会への適応能力を身に付けさせる措置が講じられるのが本人にとっても社会にとっても一番だと思うのですが、いっそのこと供述調書の中で本人が希望していたと伝えられるように一生刑務所の中で暮らす方が楽なのかなという気もしないでもありません。ともあれ以下、詳報。例によって口調は必ずしも再現できておらず、また推測で補った箇所もあることをお断りしておきます。特に論告求刑と最終弁論は早口で紙が読み上げられたのでほとんどメモが追い付いておりません。 13時20分開廷のところ、5分ほど前に法廷前廊下に到着。関西オフ会参加者の姿を2名見かける。いずれも前回も参加。傍聴席に入ると、滝本弁護士の姿を見かける。もう1名、この日初対面の関西オフ会参加者もいたはず。この時点で傍聴人は35、6名といったところ。その後も数名が加わり、45席の傍聴席はほぼ満席となる。この時点で被告人は既に警備員に両脇をはさまれて着席しており、検察官、弁護人のうち1名もそれぞれ着席。もう1名の弁護人はどうしたのか。傍聴席から向かって左奥、「司法修習生」の札の席に3名が着席。ほぼ定刻の13時21分、裁判官3名入廷。起立、礼。裁判長、一人だけ来ている初老のイケダ弁護人に「もう一人の方は」と尋ねる。「もう来られると。ちょっと遅れてるようです」「そうですか」しばらく間。裁判官席の前の書記？が連絡を取ろうと電話を掛けようとする。 13時24分、もう一人の若い方のハシグチ弁護人がやって来る。「申し訳ありません」ハシグチ弁護人、何か紙を検察官に渡す。この後、一貫してハシグチ弁護人が弁護人として対応。裁判長「はい、それじゃ再開します。検察官、何かありますか」検察官「被害者の遺族の＊＊＊＊の上申書と新聞広告の写しを証拠申請します」裁判長「弁護人どうですか」弁護人「同意いたします。ただし新聞広告については内容の信用性を争う」裁判長「甲＊号証（聞き取れず）については？」検察官「追加します」裁判長「弁護人の意見は？」弁護人「同意いたします」裁判長「弁護人からは？」弁護人「前回提出の精神鑑定申請書を証拠申請します。他にもう一つ、『再考』という文書も」裁判長「検察官どうですか」検察官「同意いたします。ただし内容の信用性を争う」裁判長「書証は全て採用します」珍しく書記？が証拠の趣旨を裁判長に尋ねる。精神鑑定の申請が採用されたのではなく、「精神鑑定を求めていること」が証拠の趣旨であることが確認される。裁判長「（被告人に）それじゃ前に出てきてください。そこに座って」被告人、証言台に着席。無精髭を生やしており、灰色の服を着ている。裁判長「それじゃ聞いていただけますか」被告人質問は前回で終了したとばかり思っていたが、どうやら補充の被告人質問が行われることになったらしい。弁護人「弁護人のハシグチからお尋ねします。前回、前日（2000年3月13日）と当日を間違えて聞いたことがありましたね」被告人「はい」弁護人「当日も森小路公園に行ったが、捜査段階で言ってないと」被告人「忘れてました」弁護人「捜査段階で言うのを忘れていた？」被告人（沈黙）ここで裁判長、介入。裁判長「どうですか」被告人「（沈黙の後）言うのを忘れてたんじゃなくて、公園を目指していたのを忘れていた」このあたりのやりとりは前回公判の最後のやりとりの補足らしいが、具体的にどういうことであるのか傍聴席からは分からない。いずれにせよ、「忘れていた」対象が何であるかについての被告人の几帳面さと言うか言語感覚の融通の利かなさというのはいかにも凄い少年らしい。弁護人「供述調書の最後の部分を示します」弁護人が証言台の被告人に近付く。検察官も寄ってくる。弁護人「『小学生ではなくて複数の人間を狙うつもりでした』と供述調書にあるが、公園に何しに行ったの？（殺害の）相手を探しに？」被告人「そうです」弁護人「相手を探しに行った。公園に行ったところどうなんですか」被告人（沈黙）弁護人「（相手は）見付かりませんでした？」被告人「はい」弁護人「公園以外に当日行ったところは？」被告人「いえ」弁護人「公園に行ったときというのはどういう状態？」被告人（沈黙）弁護人「分からない？今回、『再考』、再び考えるという書証を採用していただいたんだけど、そこでもランナーズ・ハイ（を主張しているが）、どういう趣旨？」被告人（沈黙）弁護人「いいですか」被告人「自己分析です」弁護人「自己分析。極度のランナーズ・ハイというのはどういう自己分析？あなたの言葉で言えることがあったら言ってください」被告人（沈黙）弁護人「じゃあね、質問全く変えますね。弁護人とね、何かあなたが伝え切れてないことがあれば、法廷に伝えておきたいことは？　無ければ無いで」被告人「（沈黙の後）無い」弁護人「何か本件について付け加えることがありますか？」被告人（沈黙）弁護人「いいですか。終わります」裁判長「検察官、何かありますか」 13時35分、検察官による被告人質問開始。検察官「君は自分の刑を軽くしてほしいと思ってるの？」被告人（沈黙）検察官「答えられない？刑を軽くしてほしいと思う？」被告人（沈黙）検察官「終わります」前回、被告人自らが精神鑑定を再申請して却下されていたが、今回もまた、「再考」という文書で改めて精神鑑定を再申請したらしい。裁判長「精神鑑定の申請が出されていますが、検察官の意見は」検察官「必要ない」裁判長「弁護人は」弁護人「当初の主張のとおり」裁判長「裁判所としては却下する」弁護人「弁護人としては異議あり」裁判長「検察官は」検察官「（裁判所が却下したのは）まことに適切な判断」裁判長「弁護人は」弁護人「精神異常は明らか」裁判長「異議を棄却します。（被告人に）後ろに戻ってください」被告人、後ろの席に戻る。裁判長「それでは検察官の意見を聞きます」 13時38分、検察官による論告求刑が始まる。以下、文書が朗読される。なお、「だ・である」調の常体。何を急いでいるのか、かなり早口。検察官「被告人は一応事実を認めるものの、動機についてあいまいな答弁。弁護人も外形的事実を認めるものの、心神喪失ないし心神耗弱を主張。しかし、被告人に責任能力があるのは明らか。被告人はかねてより地下鉄サリン事件に興味を持っていたところ、てるくはのる事件に共感を覚え、孤独感を社会に訴えるとともに、刑務所に入って煩わしい人間関係から逃れようとして本件犯行に及んだ。確かに本件犯行の動機は奇異であるが、若干の飛躍はあるものの、孤独感を持つ者の心境として了解可能である。幻覚、幻聴等も認められない。被告人は検挙を免れ、あるいは遅延させようと種々工作。足がつきにくいようなナイフを犯行に使用、自宅から離れた場所まで自転車で出かけて行き、顔を隠すためにマスクを着用。犯行声明を用意するなど計画的。犯行をわざと謎めいたものにしようとした。支離滅裂さは無いどころか極めて論理的。犯行に逡巡。前日、小学生の殺害をためらった。自己嫌悪にも。当日、被害者を殺害したのも憎んでいた父親のような中年男性を狙って。以上より、理非善悪を弁別して犯行に及んだ。捜査段階での精神鑑定でも責任能力を認めている。担当者は解離性同一障害の専門家であり、11回もの面接。その他精密検査や両親に対する面接も行った。カチナカタ（門命半諮堂）について、法廷で別人格のごとき主張をしているが、別人格なら他方の人格について記憶が無いはず（なのにある）。被告人の精神形成過程で精神分裂病は無い。鑑定はまことに当を得ている。被告人は法廷において自己の罪責を軽減しようとしており、この点からも理非善悪の弁別能力が認められる。被告人の返答は極めて遅いが、自己の有利な質問にはすぐに反応しており、十分考えて応答。鑑定人にあまり話を聞いてもらえなかったとか、迎合したとか、ランナーズ・ハイについての主張は、鑑定の信用性を失わせるための虚偽の答弁。弁護人より精神鑑定書が差し入れられたが、それを参考にした上で、法廷において、いかに自己の罪責を軽減しようとしているかが見られる。よって完全責任能力。情状について。無差別に見ず知らずの通行人を殺害。小学生を殺そうともした。動機に全く酌量の余地なし。動機は短絡的ではなく自己中心的。姓名判断で犯行日を決めるなど計画的。犯行声明やマスクを用意するなど計画の内容も綿密。まさに鬼気迫るもの。犯行の発覚を遅らせるため極めて用意周到。翻意する機会が十分あったにもかかわらず犯行、強い非難に値する。殺害方法は極めて残忍。（以下、詳細な描写）被害者の心嚢にはほとんど血液が残存していなかった。利き腕の右手でナイフを逆手に持った。確定的な殺意。あまりにも冷酷、残忍。極めて悪質。遺族の処罰感情は極めて重い。被害者は経営していた会社でもやさしい人格であり、家庭においてもよき父であった。重度の障害者であった長男の面倒を見ていた。長男に「道はみんなのものだから真ん中を歩いてはいけない」と説くなど極めて高い道徳心。遺族は極刑を希望。本件犯行により、長男の介護が困難となり、会社の経営も困難に。謝罪と称する手紙にも姓名判断に基づく名前を記すなど、その謝罪は真摯なものと言えない。遺族の処罰感情は当然。再犯の恐れは高い。被告人は反省の態度のかけらも無い。残忍、冷酷、犯罪性向極めて根深く、再犯の可能性。本件の社会に対する影響は大きい。社会的にも、無差別殺人は後を絶たない。一般予防の見地からも厳重な処罰が必要。被告人に前科前歴は無いが、相当長期の刑に。よって懲役17年、押収してある包丁は没収が妥当である」私の前に座っていた傍聴人、「死刑じゃないの」とつぶやく。 13時55分、引き続き弁護人が最終弁論。なお、文書を朗読する形を取りながら「です・ます」調の敬体。口調はそれほど早くない。弁護人「本件は社会の耳目を集めた重大な事件。殺人予備と殺人の間は24時間であるが、その間に対象が小学生から中年男性に変わっており、不可解。検察官は『かねて孤独感に苛まれていたこと』を動機とするが疑問。それ自体はよくあることで、それが犯行に及んだことが説明できていない。動機はまだ解明されていない。責任能力について。大矢鑑定では、平成9年4月の休学が本件犯行の主要な要因と鑑定主文で結論。しかし休学から平成12年3月の本件犯行まで3年近くの時間が経過。その間、被告人は全く孤独であったわけではなく、『凄い少年』のハンドルネームでメールやチャット。それについての言及ほとんどない。よって大矢鑑定の信用性を肯定することが出来ない。再鑑定が必要。そもそも起訴前の鑑定では担当者が交代しており、他の判断の可能性も。エムディー（と発音していたが、MOのことか？）の内容も検討していない。 8月まで動機が分からなかったと述べていたのに面接終了。いわゆる『遺書』にも十分な検討なし。被告人の性についての考察が決定的に欠落。女性弁護士を求めたことについての考察も見られない。擬似姉妹、擬似恋人についても。精神鑑定についての判例の集積によると、信用性に疑問がある場合は再鑑定すべきと。大矢先生は正直にも、腑に落ちない点はあるが、責任能力なしで起訴されないのは逆差別と証言。よって責任能力ありの結論が先にありきだったのでは。カチナカタ（門命半諮堂）、裸で過ごす、幻覚・幻聴、ランナーズ・ハイ、義務感に駆られて犯行に及んだとの主張などを考慮していない。妄想は大矢鑑定の言うような単なる状態ではない。殺人が快楽であるという通常考えられないことを被告人が言っている。以上より、心神喪失ないし心神耗弱である。これで初めて動機の不明瞭さが解消される。情状について。仮に心神喪失ないし心神耗弱でなく人格障害に過ぎないとしても、それ自体、何らかの意味での情状として考慮していただきたい。被告人なりの表現で反省の気持ちを表している。被告人の両親は家を売って賠償に充てようとしたが果たせなかった。被告人のネット友達らが僅かながら見舞金を持ち寄り、捜査段階の滝本弁護士に預け、これを提供する意思。被告人は捜査段階から捜査に協力。被告人に前科前歴は無い。これらのことを考慮されるべきである」 14時5分、引き続き、被告人の最終意見陳述。裁判長「（被告人に）前に出てきて。これで審理を終わるわけですが、あなたとして最後に述べておきたいことがあれば」被告人「（沈黙の後）先ほど言ったことで、傷が深かったということですけど、そのときのことよく分からない」検察官の論告求刑の内容に対するコメントのようだが…… 裁判長「はい。それから？」被告人（沈黙）裁判長「一審としては終結した。この段階に述べておくことは？被害者に対してもいいし、裁判に対してもいいし」被告人「（沈黙の後）特にありません」以下、次回期日の打ち合わせ。 4月10日（水曜日）10時からということになる。 14時10分、終了。公判報告は以上ですが、公判傍聴がその一環であるところの関西オフ会については、表の掲示板 http://www.asuka.net/~d5656/aumerbbs/ をご覧ください。 ==================================================================== ☆於MailuX的編集後記☆ 前号の発行数は６９で、メイラックスの週間ランキング６位、１０１人の新規購読者とのことです。去る１０月１５日、北朝鮮による拉致被害者の一時帰国のニュースの影にすっかり隠れてしまいましたが、同日早朝、旧オウム真理教のヤソーダラー正大師こと松本知子さんが、懲役６年の刑期を満了して和歌山刑務所を出所しました。彼女は落田耕太郎さんリンチ殺害事件の共犯に問われたわけですが、落田さん事件と言えば、やはり保田英明さんのことが思い出されます。事件の概要は、オウムの施設から保田さんの母親を救出しようとしたところ保田さんと落田さんがオウムに捕らえられ、麻原彰晃尊師が保田さんに「落田を殺せばお前の命は助けてやる」と言ったので、他のオウム信者の助けを借りながら保田さんが落田さんをポアしてしまった、というものですが、普通だったらその後口封じに保田さんもポアされてしまうと思うのですが、約束通り命を助けてもらえて家にも帰してもらえたのはさすが尊師である、というのは悪質な冗談として、ここで問題としたいのは、保田さんは刑事責任を問われるべきかというものです。法律用語では緊急避難とか期待可能性とか言うらしいですが、要は「殺らなければ殺られる」という極限状況においては刑事責任を問われるべきではない、と弁護側は主張したのですが、裁判所は保田さんに対して懲役３年執行猶予５年の判決を下したのです（それに対して弁護側は控訴したものの、後、取下げ）。翻って今回の拉致被害者の一時帰国ですが、真相解明はまだこれからですので軽率なことは言うべきではないかも知れませんが、私の妄想かも知れませんが、なぜ彼らだけが生き残り他の被害者は死亡した（とされた）のか、なぜ他の被害者について問われた際に口を濁したのか。本当に私の妄想かも知れませんが、《最悪の事態》を想定した上で、それでもなお、「彼らは刑事責任を問われるべきではない」と、今の時点で言われても迷惑なだけでしょうが、私は主張したいと思います。さて、メルマガの内容への注記ですが、検察側が新たに証拠申請した「新聞広告」というのは、一緒に傍聴した滝本太郎弁護士によると、事件を伝える「新聞記事」の聞き間違いのようです。また、検察側の論告求刑の際に、被害者の「長男」が重度の障害者とありますが、他の傍聴記録と照合すると、どうやら「三男」の聞き間違いのようです。あるいは他の記録の方が間違っているのかも知れませんが、今となっては真相の確認のすべがありません。よって、そのあたり割り引いて読んでいただけたらと思います。この件に限りませんが。さて、「関西オフ会」についてですが、前号と同じく、「オウマーＢＢＳ」への投稿を以下に転載いたします。－－－転載開始－－－ 2002・3・1関西オフ会報告投稿者：山本英司 [squid2.marushin.media.kyoto-u.ac.jp]　投稿日時：2002年3月4日(月)14時58分　削除：です。奇しくも私の33回目の誕生日である2002年3月1日（金曜日）、関西オフ会が行われました。既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、実は1週間前から自宅にノートパソコンが導入され、プロバイダとの正式な契約はまだですが、パソコン付属の「インターネット5時間無料体験」とやらを使って電話回線からインターネットにアクセスも可能です。で、遅ればせながら日曜日に投稿しようとしたのですが、裏ともども、なぜか投稿を受け付けてくれなかったのです。さて、今回はさる1月23日に引き続いての関西オフ会なわけですが、前回参加の私を含めて4名が全員引き続き参加の上、新たな参加者も加え、最大時5＋3名、延べ7＋3名（「＋3」は自己の意思に基づく参加か疑わしいため）と、予想以上の大盛況でありました。これも凄い少年と友北氏の人徳でしょうか。以下、報告。１．大阪地方裁判所 13時20分より、大阪地方裁判所1004号法廷にて、凄い少年第12回公判の傍聴。詳しくは裏オウマーBBSにて。 http://www.asuka.net/~d5656/aumerbbs/ura/ この時点で参加者は私が認識した順で、・私こと山本英司・某宗教団体元研究生のミサさん・ジャーナリストのミスターＸ氏・浦田友北氏・明智三十郎氏の5名。このうち明智氏以外は前回に引き続いての参加。明智氏は私もこの日初めてお会いしたのですが、西村さんのホームページの伝言板を見て問い合わせてこられた方です。阿修羅♪関係の掲示板で凄い少年のファンだったとのことですが、インターネットから遠ざかっている間に事件が起きたのを知ったとのこと。お仕事でお忙しい中、夜行バスで駆けつけてくださいました。２．喫茶店傍聴後、14時20分に裁判所の1階でち～こ♪さんと3人のお子さんが合流。友北氏がユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きたいなどと言い出すも当然却下。裁判所付近の喫茶店に移動。場所を確認した上で、ミスターⅩ氏が所用で離れる。「吹田に『オウム』がやってきた」のち～こ♪さんが友北氏と初の直接対決。その脇でお子さんがアイスクリームを食べながらブロックで家を組み立てている。私は友北氏から3月2日（！）付の『カナリヤの詩II』の合本を4000円で売りつけられ、もとい、カンパさせていただく。索引は無いものの目次付き。 16時過ぎにち～こ♪さんと3人のお子さんが中座。も少しAむwayの話を聞きたかったですね。ミスターⅩ氏は15時にはすぐに戻ってくると言っていたのになかなか戻ってこない。友北氏が、泡の出る麦茶が飲みたいとしびれを切らす。 2時間半もねばった挙句、17時過ぎに喫茶店を出る。３．夕食私、ミサさん、友北氏、明智氏の4名が御堂筋を徒歩で北上、梅田を目指す。明智氏のハンドルネームの由来が明智光秀と椿三十郎であることが明かされる。阪神百貨店前でＡ氏が合流。ミスターⅩ氏と携帯電話でやりとりが可能で見晴らしのいい所ということで、阪急グランドビル（阪急32番街）の29階に上る。とある店に入ろうとするも、営業時間までもう少しと言われてしまう。普通、黙って客を席に案内して待たせておくものだが、あるいは良心的なのか？同じ階の多国籍料理の店に入る。ち～こ♪さんに引き続いて夢の対決が実現。幹事冥利に尽きると言うべきか。Ａ氏のノートパソコンからモバイルで裏オウマーBBSに凄い少年公判速報を投稿。ミスターⅩ氏の携帯電話は相変わらずつながらず。大阪港に浮かんでいるかもと噂。 5名で1万4637円。４．カラオケ 19時45分頃、阪急東通商店街沿いのカラオケボックスに入る。友北氏とミサさんが何とかの御堂筋という歌（題名忘れた）を熱唱。Ａ氏は軍歌を熱唱。明智氏は浜崎あゆみ処刑事件記念と称して浜崎あゆみ（題名知らない）を熱唱。私は相変わらず嘉門達夫の替え歌メドレーでお茶を濁す。私はオフ会以外でほとんどカラオケには行かないのでサンプル数が少ないのですが、東京のカラオケに嘉門達夫はあんまり置いてないのに大阪のカラオケには割と置いてあるように思うのですが、どうでしょうか。前回と同様、友北氏が新横浜方面の「のぞみ」最終に間に合うよう中座。また1万円を置いていただきありがとうございました。ようやくミスターⅩ氏から連絡。近くまで迎えに行き、合流。ミスターⅩ氏がビールで一息つき、軽食が届いたところでタイムアップ。延長を申し出たものの認められず。それなら何でオーダーを受けたんだとみんなで寄ってたかって店員を非難して軽食のキャンセルを認めさせる。確かに店にも不手際があったとは言え、よく考えたら幹事の私の責任ですね。以後、気を付けます。清算を行うと3000円台。そのまま帰ってしまえばよかったのですが、レシートを要求すると店員が計算間違いに気付き、結局1万円を少し超える。気が動転して改めてレシートを受け取るのを忘れてしまう。アンケートに答えると5％割引ということでＡ氏のノートパソコンにはモバイルで活躍していただきましたが、電話代、余計にかかってしまいましたね…… ５．喫茶店明智氏がJR大阪駅より22時に帰りの夜行バスというので、駅の近くの喫茶店に移動。ここでミスターⅩ氏が軽食を注文しようとするもこの時間帯はドリンクのみとのこと。すみません、幹事が店を全然知らなくて役立たずで。 21時40分頃、明智氏が席を立つことに。大阪の地理に不案内な明智氏を駅まで送るということでミサさんも席を立つ。それからしばらくして、携帯電話を置き忘れた明智氏が慌てて取りに戻ってくる。 22時の閉店で追い出される。以上をもって関西オフ会は解散。その後、ミスターⅩ氏とＡ氏とは天王寺のハッテンバ、もとい、サウナに行った模様。さて、オウム問題とは直接の関係は無いわけですが、 4月10日（水曜日）10時から凄い少年の判決公判であります。また関西オフ会、やりますかねえ。今度は別の方に幹事をやっていただくのもよろしいかと。って誰がいるのか。まあその、4月10日の10時に私は大阪地裁の1004号法廷におりますし、その後のことはその時にということで。って今回と同じか。企画募集中。判決はすぐに終わると思われますので午後は丸々使えることでしょう。だからと言って判決の後にユニバーサル・スタジオ・ジャパンというのは……いくら何でも…… 最後に、長期間にわたり、ご自身のホームページの伝言板において関西オフ会の宣伝をしていただいた西村新人類さんに感謝の意を表明させていただきます。－－－転載終了－－－この「2002・3・1関西オフ会報告」への注記ですが、自宅からは投稿を受け付けてくれなかったというのは、Norton Personal Firewallのせいであることが後に判明しました。設定を「無効」にすれば投稿できたのです。そのことが分からなかった当時は、自宅にパソコンを導入する以前と同様、リモートホストを見てもお分かりの通り、大学の端末から投稿した次第です。西村さんのホームページというのは、オウマー界の最高権威、 VAJRAYANA真理の探究 http://www.bekkoame.ne.jp/i/sinzinrui/ のことです。ここは本当にすごいです。かつてであれば間違いなくオウムにポアされていたことでしょう。ち～こ♪さんというのは、吹田に『オウム』がやってきた！ http://homepage2.nifty.com/chi_ko/ 議論しましょう！（吹田にオウムがやってきた） http://hpmboard2.nifty.com/cgi-bin/thread.cgi?user_id=YIW00765 というホームページと掲示板を運営されている方です。こんなところで宣伝されては迷惑かも知れませんが、来る１１月９日（土）に大阪でオフ会を主催なさいます。私も出席する予定です。詳しくは上記掲示板等にて。 ★お知らせ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★ ★２００２年１１月１２日１０時１５分　大阪高等裁判所１００３号法廷★ ★凄い少年控訴審第５回（判決）公判　　　　　　　　　　　　　　　　★ 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