メルマガ:近現代史を考える
タイトル:近現代史を考える(17)  2003/01/27


17.ホワイトに関するFBI
   文書と当事者の証言
  


日米開戦の陰に、ソ連の謀略が有
った事は、実を言えば、既に19
91年の夏、アメリカのフリー・
ジャーナリスト、ハル・ゴールド
(Hal Gold)氏によって、
毎日新聞が発行して居た英字新聞
マイニチ・デイリー・ニュースと
文芸春秋社の月刊誌「諸君!」
(1991年8月号)において、
伝えられて居ました。これらは、
日本に永く住んだアメリカ人であ
るゴールド氏が、アメリカの元議
会指導者で、1941年当時、ア
メリカの欧州参戦に反対して居た、
ハミルトン・フィッシュ氏から、
1948年のFBIの文書を提供
されて執筆した記事ですが、これ
については後で述べる事にします。
私が、今、ここで御紹介するのは、
1995年11月21日(火)の
毎日新聞朝刊の一面に載った、同
紙の世界的スクープの記事の方で
す。この記事は、1995年、毎
日新聞が、当時まだ存命中だった
元KGB担当者から、ソ連が、日
米開戦の切っ掛けと成ったハル・
ノートの文面作成に、彼らの協力
者であったホワイトを介して深く
関与して居た事をはっきり認める
証言を得たのみならず、その経緯
を詳しく聞き出し、伝えた、まさ
しく歴史を書き換える大スクープ
だったのですが、何故か、十分に
注目されているとは言えません。


以下に、その記事の一部を引用し
て、御紹介します。


           (続く)






平成十五年一月二十七日(月)












          西岡昌紀

(「アウシュウィッツ『ガス室』
  の真実」(日新報道)著者)

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