メルマガ:非公式情報
タイトル:非公式情報 第227号  2006/11/13


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日本マスコミの未来

By StrangeLove

菅義偉総務大臣がNHKに対し、朝鮮による拉致事件を短波ラジオ国際放送で重点的に扱うよう命令したという。国家権力の命令に従って何らかのメッセージを伝えたならば、それはプロパガンダである。内容に関係はない。どのような理由、法的根拠があろうとも、この命令を拒否しなかった段階でNHKは名実共にプロパガンダ機関となった。

もっとも、日本のマスコミはこれまでも権力者と仲良くすることに熱心で、「大本営発表的」な「報道」を行ってきた。今回の命令に対して日本のマスコミ各社の反応が鈍いのは、こうした背景があるからだろう。が、「政府の命令」という事実の意味は重い。「プロパガンダ的」な報道が「プロパガンダ」そのものになってしまうからである。

今回の出来事は日本のマスコミの「自殺行為」でもある。現在、インターネットを利用すれば国外から情報を入手できる。日本のマスコミがいかに重要な情報を伝えていないかを多くの人はすでに知っている。権力者の宣伝道具だと人々が判断するようになれば、かつてのソ連のメディアと同じように、その内容を誰も信じなくなる。だからこそ、アメリカではプロパガンダのシステムが露見しないよう、それなりに注意してきた。権力者の言動ばかりを気にしている日本の既存メディアに未来はない。
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