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タイトル:非公式情報 第164号  2005/06/19


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イラク戦争の目的

By StrangeLove

先月1日付けのサンデー・タイムズが暴露したイラク問題に関するダウニング街(イギリス政府)の秘密メモは、イラクを攻撃するためにアメリカ政府が情報操作をしていたことを示していた。その結果が「大量破壊兵器」に関する偽情報である。

アメリカの親リクード(イスラエルの軍事強硬派政党)派、つまりネオコンがイラクのサダム・フセイン体制打倒に向かい、動き始めたのは1992年頃のことである。ビル・クリントン政権はこの青写真を封印したが、彼らは「民間」の立場から積極的に活動していた。メモはこうした情報を補強するものと言えるだろう。

しかし、メモはアメリカの議会内部にも影響を及ぼしはじめ、アメリカ政府は何とか誤魔化そうと必死のようだ。内心では大量破壊兵器が理由でブッシュ政権がイラク攻撃に踏み切ったのではないと思っている人は少なくないはずだが、こうした内部文書が表面化してくると状況は違ってくる。

ところで、現在のイラクは内戦状態で、治安回復の見通しは立っていない。が、これもネオコンにとって「想定内」の出来事。1990年代半ば、彼らはイスラム諸国を混乱状態にすることでイスラエルの力を相対的に高めるべきだとしていたことが思い出される。

ナパーム弾を含むあらゆる兵器を使い、アメリカ軍は「皆殺し作戦」を展開している。民間人であろうとなかろうと、イラク人犠牲者はすべて「敵戦闘員」にするだけの話だ。その一方でベトナム戦争と同じような掃討作戦を行っている。

さて、ここに一つの疑惑が存在する。フセイン時代もイラクは決して平和な国とは言えなかった。スイス銀行の秘密口座を持っているような富豪は別だろうが、多くの人びとは預金などせず、貴金属や宝石などの形で財産を保有していのではないだろうか?

掃討作戦は「共同体」を破壊して抵抗運動を弱めることを目的にしているとされているのだが、その裏で貴金属や宝石を略奪しているのではないかという疑惑である。かつてヨーロッパ諸国はラテンアメリカの銀、エジプトやインドなどの財宝で富を築き、日本も朝鮮半島や中国、さらに東南アジアなどで財宝あさりをしている。

アメリカがイラク攻撃を始める頃、ヨーロッパの美術関係者はアメリカがイラクの美術品を国内に持ち込もうとする動きがあると批判していた。イラク占領軍の中に財宝を集めている集団が存在していても不思議ではない。
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