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タイトル:非公式情報 第161号  2005/05/29


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核攻撃で脅すネオコン

By StrangeLove

核兵器の使用をちらつかせ、ネオコンは世界を脅そうとしているようだ。昨年夏にはラムズフェルド米国防長官は「敵国」に対する攻撃準備を命令しているが、その際に使われる兵器には核爆弾も含まれていたと報道されている。先制核攻撃を容認していたということになるだろう。

この攻撃で中心的役割を演じることになるのは米国ネブラスカ州オマハの戦略司令部で、作戦の暗号名はCONPLAN 8022。使用予定の核兵器の破壊力は広島や長崎で投下された原爆の2/3だという。「敵国」にはイランと朝鮮が含まれていたようだ。

その一方、朝鮮の国内が混乱した時にアメリカ軍が「軍事行動」に出ることになっていたとも言われている。OPLAN 5029-05だ。朝鮮で金正日が暗殺されたり、核実験が実施された場合、核先制攻撃の理由になりかねないということだろう。

韓国政府が神経質になり、アメリカ政府との関係が微妙になるのは当然のことだ。中国政府だけでなく東南アジア諸国も警戒しているだろう。そうした中、日本だけは政治家や官僚だけでなく、マスコミも鈍感だ。

軍事強硬路線を突っ走るネオコンに対し、アメリカでは保守派の中からも懸念の声が以前にも増して高まっている。ボルトンの国連大使就任に強い抵抗があるのもそのためだ。

もっとも、アメリカの主流派エリートがネオコンを警戒し始めたのはジョージ・W・ブッシュが大統領に就任した直後のことだ。早い段階からイスラエル系のロビー団体AIPACのスパイ活動をFBIは調べ始めている。ウォルフォウイッチたちも捜査の対象だったとされている。

ブッシュ政権の抵抗で捜査は遅れたが、ここにきてペンタゴンの分析官がAIPACへ機密情報を流した疑いで逮捕された。それでも5月22日に開かれたAIPACの総会にはライス国務長官がイスラエルのシャロン首相とともに出席しているが。

そうしたネオコンとエリート主流派との戦いで日本政府はネオコン側に従っている。が、チェイニー国防長官(当時)の下、1992年にウォルフォウィッツたちネオコンが作成したガイドラインDPGでは日本も「潜在的ライバル」として制圧対象に含まれていたことを忘れてはならないだろう。
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