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タイトル:非公式情報 第149号  2005/03/07


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アメリカ軍に銃撃されたイタリア人

By StrangeLove

イラクで武装グループに拘束されていたイタリア人ジャーナリストが4日に解放された。そのジャーナリストを乗せ、バグダッド国際空港へ向かっていた車列にアメリカ軍が銃弾を撃ち込み、解放交渉にあたっていたイタリア国防省情報軍事保安部のエージェントひとりが殺害され、解放されたジャーナリストと他の機関員2名も負傷した。

アメリカ側は、検問所へスピードを落とさずに接近したために撃ったとしているが、銃撃されたイタリア人ジャーナリストはこれを否定している。イタリア側に問題はなかったと主張しているのだ。

そのジャーナリストによると、解放される前にイラク人側からアメリカ側にジャーナリスト解放を快く思っていない人間がいるので注意しろと警告されていたという。人質解放の交渉自体を苦々しく思っているアメリカ人がいるということだった。

確かに、日本人3名が人質になった際の日本政府高官やマスコミの反応は人質に敵意むき出しだった。一部の人間から「左翼」というレッテルを貼られているマスコミも人質を擁護していたとは思えない。3人の人質を解放させようと日本政府は積極的に動いていないと指摘していたフリーランスのジャーナリストもいた。こうした日本人と同じ心理状態の人間がアメリカ軍にいても不思議ではない。

この戦争でアメリカ軍は最初からジャーナリストをターゲットにしてきた疑いが濃厚である。人質解放交渉を嫌い、ジャーナリストを嫌うアメリカ側が今回の女性ジャーナリストを嫌っていたのは間違いないだろう。しかも、彼女が所属しているマニフェスト紙は左翼系とされている媒体だ。彼女にとって悪い条件が重なっていた。

もっとも、日本のマスコミで働いているような人びとはアメリカに嫌われていないかもしれない。権力者に逆らうことのない従順な人びとだからである。

最近、西武鉄道株をめぐる問題で逮捕されたコクドの堤義明前会長が逮捕されたが、西武鉄道やそのグループの支配システムについては昔から噂されていた話で、少し気の利いた記者なら聞いていたはずだ。大企業に従順でいれば、甘い汁にもありつけるのだろうか?
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